JPH0747434A - パンチ組立体 - Google Patents

パンチ組立体

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JPH0747434A
JPH0747434A JP7463394A JP7463394A JPH0747434A JP H0747434 A JPH0747434 A JP H0747434A JP 7463394 A JP7463394 A JP 7463394A JP 7463394 A JP7463394 A JP 7463394A JP H0747434 A JPH0747434 A JP H0747434A
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JP
Japan
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punch
key
guide
head
assembly
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JP7463394A
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English (en)
Inventor
Shigeru Endo
茂 遠藤
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Amada Co Ltd
Amada Metrecs Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Metrecs Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パンチガイド5の下面にワーククランプの先
端部の入り込みが可能なパンチ組立体を提供する。 【構成】 パンチプレスにおける金型装着孔に合うよう
に厚肉に形成したパンチガイド(5)内に、下端部にパ
ンチ部(9)を備えた小径のパンチボディ(3)を摺動
自在に嵌入してなり、前記パンチガイド(5)の下端面
に、前記パンチ部(9)を囲繞した小径の突出部(7
0)を設けてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、互に直交するX,Y
軸方向へ移動自在のワーククランプを備えた一般的なタ
レットパンチプレスのタレットの金型装着孔に嵌込んで
使用される打撃式パンチ組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】NCタレットパンチプレスのようなタレ
ットパンチプレスでは一般にパンチボディをパンチガイ
ド内に嵌込み、パンチボディの上端のパンチヘッドとパ
ンチガイドの上端部に設けられたストリッパリングとの
間に強力なストリッパスプリングを介装して組立てられ
るパンチ組立体をタレットの金型装着孔に装着して使用
している。そしてこの金型装着孔内でパンチ組立体が回
転してしまわないようにパンチボディに打込んだキーを
パンチガイドのキー溝と金型装着孔のキー溝とに係合し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来はこの
キーの打込みは、予め所定の形状や寸法に加工されてい
るキーを用い、パンチボディにあけられている孔に単に
そのキーを打込むだけの手順によっていた。しかしなが
ら、この手順によると、パンチボディの孔の位置が加工
上微妙にずれているだけでもそこに打込んだキーがパン
チガイドと金型装着孔との各キー溝にぴったりと係合す
ることができなくなる事態が生じる問題があった。
【0004】この発明は、このような従来の問題に鑑み
てなされたものであり、キーの頭部の両側の接触面がキ
ーの打込みの位置ずれを補正された面であり、かつキー
溝と面接触するよう形成されているパンチ組立体を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、下部にパンチチップを備えたパンチボデ
ィを、パンチガイド内に上下摺動自在に嵌挿し、このパ
ンチガイドの上部にリティナカラーを取付けてパンチボ
ディの上方抜め止めとし、このリティナカラーと前記パ
ンチボディの上端部に設けたパンチヘッドとの間にパン
チボディを上方に引き上げる力を付与するためのストリ
ッパスプリングを介装して成るパンチ組立体にして、パ
ンチボディがパンチガイド内で回転しないようにパンチ
ボディに打込んでパンチガイドの上下方向のキー溝に係
合させるキーとして、その頭部が膨出したものであっ
て、上記頭部の膨出部の両側に形成された面は前記キー
溝と面接触するよう形成されているものである。
【0006】
【作用】上記パンチ組立体は、組立てにあたってまずキ
ーをパンチボディのキー打込み孔に打込んでおいて、そ
のキー頭部の両側をキー溝の幅に合わせて平面に削る手
順をとることにより、打込み孔に多少の位置ずれがあっ
てもキーの頭部の切削時にそれを補正できるので容易に
得ることができるものである。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を以下に詳説する。図1に
示すようにパンチ組立体1は、一般的な通常のパンチ組
立体と同様に、パンチボディ3、パンチガイド5及びス
トリッパスプリング7等より構成されている。パンチボ
ディ3の下部には、通常のパンチ組立体と同様にパンチ
チップ9が備えられており、上記パンチボディ3がパン
チガイド5内に上下摺動自在に嵌込まれている。このパ
ンチボディ9にはキー打込み孔11が水平にあけられて
おり、そこにキー13が打込まれている。このキー13
は頭部に膨出部15が形成されており、この膨出部15
がキー13の打込み後パンチガイド5のキー溝17と図
に示していないタレットの金型装着孔のキー溝との溝幅
にほぼ合致すべく側面を縦に切削されている。
【0008】すなわち、前記キー13の頭部の膨出部1
5の両側にはキー溝と面接触する面が形成されるもので
あり、この両側の接触面は、例えば前記キー13の打込
み位置がずれている場合の位置ずれを補正された面であ
る。
【0009】上述のごとき位置ずれの補正は、例えばパ
ンチボディ13の軸心を基準として中心振り分け的に、
上記軸心を通る平面から等しい距離に前記両側の接触面
を形成すること、或いは、パンチボディ3の外径を基準
として、外径に接する互いに平行な平面から前記両側の
接触面までの寸法が等しくなるように、両側の接触面を
加工すれば良いものである。
【0010】パンチボディ3の上部には雄ねじ部19が
形成されていて、ここにパンチヘッド21が螺合され、
緊締リング23によって緊締されている。図2に詳しい
ようにこのパンチヘッド21はフランジ部25とその内
周の雌ねじ部27と外周のテーパ部29とを有し、テー
パ部29に複数条の溝31が刻まれている。また緊締リ
ング23は内周をテーパ部33に形成され、外周にスプ
リング受け用フランジ35を備えていて、パンチヘッド
21のテーパ部29と常時係合している。
【0011】図1に戻って、パンチガイド5はパンチボ
ディ3をガイドすると共にパンチング加工時に板材を押
える役目をする。このパンチガイド5の上端に形成され
ている大径筒部37内にリティナカラー39が嵌込まれ
ており、リング部材41により結合されている。つまり
大径筒部37の内周に刻まれている溝43とリティナカ
ラー39の外周に刻まれている溝45との間にリング部
材41を介在させることによりこのリティナカラー39
が大径筒部37内に係止されているのであり、振動があ
っても螺合手段によるもののように弛むことはない。
【0012】リティナカラー39はその内にパンチボデ
ィ3を摺動自在とし、上下両側に筒状突起部47,49
を有している。この両筒条突起部47,49の突出長さ
にはパンチチップ9の切刃部の最大摩耗量に相当する長
さだけの差が設けられている。これは次の理由による。
パンチチップ9が摩耗してゆくのを研摩により再生する
とき、摩耗により減小した長さ分だけパンチヘッド21
を上方に移動させてから緊締リング23を係合させる
と、パンチ全体の長さが変わらずに済むが、幾度もこの
ような調整を行なうと、ストリッパスプリング7の取付
長さが長くなってその取付荷重が減小する。そこで、ス
プリング7の取付荷重が減小してきたときには、リティ
ナカラー39の上下を逆にして取付けることによりスプ
リング7に再び初期の取付荷重を与えることができるの
である。
【0013】ストリッパスプリング7は緊締リング23
のフランジ35とリティナカラー39との間に介装され
ている。このスプリング7は強力なものであり、パンチ
ヘッド21のテーパ部29を緊締リング23のテーパ部
33により堅く締めつけ、その結果雌ねじ部27により
雄ねじ部19を強く締めつける。このとき、パンチヘッ
ド21の溝31は雌ねじ部27の締つけを容易にする。
こうして、このパンチ組立体1を使用する時パンチヘッ
ド21が振動のために弛むことがないようにしてある。
【0014】なお、上記のパンチガイド5においては、
下端面が平面であるので、パンチガイド5の下側へワー
クを移動するためのワーククランプの先端部が入り込む
ことは不可能である。
【0015】図3はパンチ組立体1の他の例を示してい
る。この実施例は、パンチボディ3が例えば1/2イン
チ径と小さく、しかもタレットの金型装着孔の最小径は
1.1/4インチというようにパンチボディ3に対して
かなり大径である場合に用いるパンチ組立体1を示して
いる。この場合にはパンチガイド5を厚肉して金型装着
孔に合うようにしている。この実施例にあってもパンチ
ガイド5のキー溝17及びタレットの金型装着孔の対応
するキー溝に係合するキー13の頭部に膨出部15を設
け、キー打込み孔11にキー13の先端を打込んだ後に
膨出部15をキー溝の幅に合せて両側を切削し、両キー
溝に係合するようにして、前記キー13の打込みの位置
ずれを補正された接触面に形成してある。
【0016】またこのパンチ組立体1にあっては、パン
チガイド5の上端フランジ部51にリティナカラー53
のフランジ部55を載置し、パンチガイド5のフランジ
部51の内周に刻んだ溝57とパンチチップ9との間に
リング部材59を介在させると共に、リティナカラー5
3の筒形突出部61の内周とパンチチップ9に刻んだ溝
63との間にもリング部材65を介在させている。そし
てパンチヘッド21を緊締している緊締リング23とこ
のリティナカラー53との間にストリッパスプリング7
を介装して組立てられている。ここでパンチヘッド21
とこのリティナカラー53との間のストリッパスプリン
グ7の取付荷重を強める必要が生じた時には、上側のリ
ング部材65とリティナカラー53の筒形突出部61の
上底部との間に必要な厚みのスペサーを挿入してパンチ
ボディ3をパンチガイド5に対して若干下方に移動させ
るようにする。
【0017】またパンチガイド5の下端部にはストリッ
パプレート67がパンチガイド5と別体にして嵌込まれ
ていてクリップ69により固定されている。つまり、パ
ンチガイド5の下側にパンチプレスにおけるワーククラ
ンプの先端部が入り込むことができるように段差部を形
成した残りの部分としての小径の突出部70に切欠き7
1を形成し、この切欠き71及びストリッパプレート6
7の両方をクリップ69により一度に固定できるよう、
それぞれに溝73,75を刻んでいる。そしてクリップ
69には図4に示すように一部が開放されたバネ性リン
グを使用し、そのつまみ部77をもって輪を縮めてスト
リッパプレート67の溝73に入れ、この状態でプレー
ト67をパンチガイド5内に挿入し、つまみ部77を切
欠き71の所定位置にセットした後、つまみ部77を離
す。この操作によりクリップ69は溝73,75の両方
にわたって止まることなる。この構成にすると、打抜き
形状が変わったときにはパンチボディ3とストリッパプ
レート67だけを交換し、他の部品は全て共用できるの
で安上りとなる。
【0018】尚、このストリッパプレート67はパンチ
チップ9の切刃部をガイドすると共にパンチ加工時に、
互にX,Y方向へ移動自在のワーククランプに保持され
ている板材を動かないように押える役目をなすものであ
る。また、小径の突出部70が形成してあることによ
り、ワーククランプがパンチチップ9に可能な限り接近
でき、デッドゾーンが少なくなるものである。
【0019】
【発明の効果】この発明は、キーの頭部に膨出部を設
け、パンチボディに打ち込んだ上記キーの頭部の膨出部
を切削してパンチガイドの金型装着孔のキー溝の幅に合
うようにしたので、パンチボディに設けたキー打込み孔
が若干ずれていてもキーの膨出部の両側に形成された接
触面は上記ずれを補正して寸法誤差を吸収した態様であ
る。よって、その分キー打込み孔の孔あけ加工を仕易く
する利点がある。さらにキーの膨出部の切削によりキー
溝とキーとが面接触するようになり、従来のようにキー
として丸ピンを使用するのに比してキーの摩耗が少なく
なる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のパンチ組立体の断面図で
ある。
【図2】同上のパンチ組立体に使用されているパンチヘ
ッドと緊締リングとを示す分解正面図である。
【図3】他の実施例の断面図である。
【図4】同上のパンチ組立体に使用されているクリップ
の平面図である。
【符号の説明】
1 パンチ組立体 3 パンチボディ 5 パンチガイド 7 ストリッパスプリング 9 パンチチップ 11 キー打込み孔 13 キー 15 膨出部 17 キー溝 21 パンチヘッド
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 パンチ組立体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、互に直交す
るX,Y軸方向へ移動自在のワーククランプを備えた一
般的なタレットパンチプレスのタレット等のパンチホル
ダの金型装着孔に嵌込んで使用されるパンチ組立体に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、NCタレットパンチプレスのよ
うなパンチプレスでは、一般に、パンチボディをパンチ
ガイド内に嵌入し、パンチボディの上端のパンチヘッド
とパンチガイドの上端部に設けられたストリッパリング
との間に強力なストリッパスプリングを介装して組立て
られるパンチ組立体をタレット等のパンチホルダの金型
装着孔に装着して使用している。そしてこの金型装着孔
内でパンチ組立体が回転してしまわないようにパンチボ
ディに打込んだキーをパンチガイドのキー溝と金型装着
孔のキー溝とに係合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のパン
チ組立体においては、パンチガイドの下面は平面状であ
るのが一般的であるから、パンチプレスにおいてワーク
を把持してX,Y軸方向へ移動自在のワーククランプが
下方に位置すると、上記パンチガイドの下面でもって上
記ワーククランプを踏み付けることがある。
【0004】したがって、パンチガイドの径に比較して
パンチボディに備えたパンチ部の径が極めて小さい場合
には、上記パンチガイドの径とパンチ部の径との差に相
当する部分の比較的大きなデッドゾーンを生じている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、パンチプレスにおける金型装着孔
に合うように厚肉に形成したパンチガイド内に、下端部
にパンチ部を備えた小径のパンチボディを摺動自在に嵌
入してなり、前記パンチガイドの下端面に、前記パンチ
部を囲繞した小径の突出部を設けてなるものである。
【0006】
【作用】前記構成により、パンチガイドの下面には、小
径の突出部を設けたことによる段差部が生じ、パンチプ
レスにおいてワークをクランプするワーククランプの先
端部は上記パンチガイドの下に入り込むことができ、前
記小径の突出部に近接することができる。
【0007】したがって、その分だけデッドゾーンが小
さくなるものである。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を以下に詳説する。図1に
示すようにパンチ組立体1は、一般的な通常のパンチ組
立体と同様に、パンチボディ3、パンチガイド5及びス
トリッパスプリング7等より構成されている。パンチボ
ディ3の下部には、通常のパンチ組立体と同様に、パン
チボディ3の径より小さなパンチ部9が備えられてお
り、上記パンチボディ3がパンチガイド5内に上下摺動
自在に嵌入されている。このパンチボディ3にはキー打
込み孔11が水平にあけられており、そこにキー13が
打込まれている。このキー13は頭部に膨出部15が形
成されており、この膨出部15がキー13の打込み後パ
ンチガイド5のキー溝17と図に示していないタレット
等のパンチホルダの金型装着孔のキー溝との溝幅にほぼ
合致すべく側面を縦に切削されている。
【0009】すなわち、前記キー13の頭部の膨出部1
5の両側にはキー溝と面接触する面が形成されるもので
あり、この両側の接触面は、例えば前記キー13の打込
み位置がずれている場合の位置ずれを補正された面であ
る。
【0010】上述のごとき位置ずれの補正は、例えばパ
ンチボディ13の軸心を基準として中心振り分け的に、
上記軸心を通る平面から等しい距離に前記両側の接触面
を形成すること、或いは、パンチボディ3の外径を基準
として、外径に接する互いに平行な平面から前記両側の
接触面までの寸法が等しくなるように、両側の接触面を
加工すれば良いものである。
【0011】パンチボディ3の上部には雄ねじ部19が
形成されていて、ここにパンチヘッド21が螺合され、
緊締リング23によって緊締されている。図2に詳しい
ように、このパンチヘッド21はフランジ部25とその
内周の雌ねじ部27と外周のテーパ部29とを有し、テ
ーパ部29に複数条の溝31が刻まれている。また緊締
リング23は内周をテーパ部33に形成され、外周にス
プリング受け用フランジ35を備えていて、パンチヘッ
ド21のテーパ部29と常時係合している。
【0012】図1に戻って、パンチガイド5は嵌入した
パンチボディ3をガイドすると共にパンチング加工時に
下面で板材を押える役目をする。このパンチガイド5の
上端に形成されている大径筒部37内にリティナカラー
39が嵌込まれており、リング部材41により結合され
ている。つまり大径筒部37の内周に刻まれている溝4
3とリティナカラー39の外周に刻まれている溝45と
の間にリング部材41を介在させることによりこのリテ
ィナカラー39が大径筒部37内に係止されているので
あり、振動があっても螺合手段によるもののように弛む
ことはない。
【0013】リティナカラー39はその内にパンチボデ
ィ3を摺動自在とし、上下両側に筒状突起部47,49
を有している。この両筒条突起部47,49の突出長さ
にはパンチ部9の切刃部の最大摩耗量に相当する長さだ
けの差が設けられている。これは次の理由による。パン
チ部9が摩耗してゆくのを研摩により再生するとき、摩
耗により減小した長さ分だけパンチヘッド21を上方に
移動させてから緊締リング23を係合させると、パンチ
全体の長さが変わらずに済むが、幾度もこのような調整
を行なうと、ストリッパスプリング7の取付長さが長く
なってその取付荷重が減小する。そこで、スプリング7
の取付荷重が減小してきたときには、リティナカラー3
9の上下を逆にして取付けることによりスプリング7に
再び初期の取付荷重を与えることができるのである。
【0014】ストリッパスプリング7は緊締リング23
のフランジ35とリティナカラー39との間に介装され
ている。このスプリング7は強力なものであり、パンチ
ヘッド21のテーパ部29を緊締リング23のテーパ部
33により堅く締めつけ、その結果雌ねじ部27により
雄ねじ部19を強く締めつける。このとき、パンチヘッ
ド21の溝31は雌ねじ部27の締つけを容易にする。
こうして、このパンチ組立体1を使用する時パンチヘッ
ド21が振動のために弛むことがないようにしてある。
【0015】なお、上記のパンチガイド5においては、
下端面が平面であるので、パンチガイド5の下側へワー
クを移動するためのワーククランプの先端部が入り込む
ことは不可能である。
【0016】図3はパンチ組立体1の他の例を示してい
る。この実施例は、パンチボディ3が例えば1/2イン
チ径と小さく、しかもタレット等のパンチホルダの金型
装着孔の最小径は1.1/4インチというようにパンチ
ボディ3に対してかなり大径である場合に用いるパンチ
組立体1を示している。この場合にはパンチガイド5を
厚肉して金型装着孔に合うようにしている。この実施例
にあってもパンチガイド5のキー溝17及びタレットの
金型装着孔の対応するキー溝に係合するキー13の頭部
に膨出部15を設け、キー打込み孔11にキー13の先
端を打込んだ後に膨出部15をキー溝の幅に合せて両側
を切削し、両キー溝に係合するようにして、前記キー1
3の打込みの位置ずれを補正された接触面に形成してあ
る。
【0017】またこのパンチ組立体1にあっては、パン
チガイド5の上端フランジ部51にリティナカラー53
のフランジ部55を載置し、パンチガイド5のフランジ
部51の内周に刻んだ溝57とパンチボディ3との間に
リング部材59を介在させると共に、リティナカラー5
3の筒形突出部61の内周とパンチボディ3に刻んだ溝
63との間にもリング部材65を介在させている。そし
てパンチヘッド21を緊締している緊締リング23とこ
のリティナカラー53との間にストリッパスプリング7
を介装して組立てられている。ここでパンチヘッド21
とこのリティナカラー53との間のストリッパスプリン
グ7の取付荷重を強める必要が生じた時には、上側のリ
ング部材65とリティナカラー53の筒形突出部61の
上底部との間に必要な厚みのスペサーを挿入してパンチ
ボディ3をパンチガイド5に対して若干下方に移動させ
るようにする。
【0018】またパンチガイド5の下端部にはストリッ
パプレート67がパンチガイド5と別体にして嵌込まれ
ていてクリップ69により固定されている。つまり、パ
ンチガイド5の下側にパンチプレスにおけるワーククラ
ンプの先端部が入り込むことができるように段差部を形
成した残りの部分としての小径の突出部70に切欠き7
1を形成し、この切欠き71及びストリッパプレート6
7の両方をクリップ69により一度に固定できるよう、
それぞれに外周溝73,内周溝75を刻んでいる。そし
てクリップ69には図4に示すように一部が開放された
バネ性リングを使用し、そのつまみ部77をもって輪を
縮めてストリッパプレート67の周溝73に入れ、この
状態でプレート67をパンチガイド5内に挿入し、つま
み部77を切欠き71の所定位置にセットした後、つま
み部77を離す。この操作によりクリップ69は周溝7
3,75の両方にわたって止まることなる。この構成に
すると、打抜き形状が変わったときにはパンチボディ3
とストリッパプレート67だけを交換し、他の部品は全
て共用できるので安上りとなる。
【0019】尚、このストリッパプレート67はパンチ
部9の切刃部をガイドすると共にパンチ加工時に、互に
直交するX,Y方向へ移動自在のワーククランプに保持
されている板材を動かないように押える役目をなすもの
である。また、小径の突出部70が形成してあることに
より、ワーククランプがパンチガイド5の下側に入り込
むことができ、パンチ部9に可能な限り接近でき、デッ
ドゾーンが少なくなるものである。
【0020】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、パンチプレスにおける金
型装着孔に合うように厚肉に形成したパンチガイド5内
に、下端部にパンチ部9を備えた小径のパンチボディ3
を摺動自在に嵌入してなり、前記パンチガイド5の下端
面に、前記パンチ部9を囲繞した小径の突出部70を設
けてなるものであるから、パンチガイド5の下側へワー
ククランプの先端部が入り込むことができ、デッドゾー
ンがより小さくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のパンチ組立体の断面図で
ある。
【図2】同上のパンチ組立体に使用されているパンチヘ
ッドと緊締リングとを示す分解正面図である。
【図3】他の実施例の断面図である。
【図4】同上のパンチ組立体に使用されているクリップ
の平面図である。
【符号の説明】 1 パンチ組立体 3 パンチボディ 5 パンチガイド 7 ストリッパスプリング 9 パンチ部 21 パンチヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部にパンチチップ(9)を備えたパン
    チボディ(3)を、パンチガイド(5)内に上下摺動自
    在に嵌挿し、このパンチガイド(5)の上部にリティナ
    カラー(39)を取付けてパンチボディ(3)の上方抜
    め止めとし、このリティナカラー(39)と前記パンチ
    ボディ(3)の上端部に設けたパンチヘッド(21)と
    の間にパンチボディ(3)を上方に引き上げる力を付与
    するためのストリッパスプリング(7)を介装して成る
    パンチ組立体(1)にして、パンチボディ(3)がパン
    チガイド(5)内で回転しないようにパンチボディ
    (3)に打込んでパンチガイド(5)の上下方向のキー
    溝(17)に係合させるキー(13)として、その頭部
    が膨出したものであって、上記頭部の膨出部(15)の
    両側に形成された面は前記キー溝と面接触するよう形成
    されていることを特徴とするパンチ組立体。
JP7463394A 1994-04-13 1994-04-13 パンチ組立体 Pending JPH0747434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7463394A JPH0747434A (ja) 1994-04-13 1994-04-13 パンチ組立体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7463394A JPH0747434A (ja) 1994-04-13 1994-04-13 パンチ組立体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0747434A true JPH0747434A (ja) 1995-02-21

Family

ID=13552814

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JP7463394A Pending JPH0747434A (ja) 1994-04-13 1994-04-13 パンチ組立体

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JP (1) JPH0747434A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434079Y1 (ja) * 1964-07-18 1968-02-21
JPS5545291A (en) * 1978-09-26 1980-03-29 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd Pulse multiplying circuit
JPS5750103U (ja) * 1980-09-09 1982-03-20

Patent Citations (3)

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