JPH0747329A - 親水処理を施した金属基材 - Google Patents
親水処理を施した金属基材Info
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- JPH0747329A JPH0747329A JP19349293A JP19349293A JPH0747329A JP H0747329 A JPH0747329 A JP H0747329A JP 19349293 A JP19349293 A JP 19349293A JP 19349293 A JP19349293 A JP 19349293A JP H0747329 A JPH0747329 A JP H0747329A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、親水性、防食性を付与した金属基材
の提供を目的とする。 【構成】金属基材の上に耐食塗料層を設け該耐食塗料層
の上に親水塗料層を設けてなる親水処理を施した金属基
材において、親水塗料層が、水膨潤率が50重量%以下で
微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒子(a) と水
溶性樹脂または水分散性樹脂(b) とを含むことを特徴と
する親水処理を施した金属基材。 【効果】本発明の親水処理を施した金属基材を空調機用
熱交換機のアルミニウムフィンとして用いた場合には、
防食性の効果が長期間低下せず、かつ初期の親水性が十
分であり、使用経時での親水性の低下を防ぐことができ
る。
の提供を目的とする。 【構成】金属基材の上に耐食塗料層を設け該耐食塗料層
の上に親水塗料層を設けてなる親水処理を施した金属基
材において、親水塗料層が、水膨潤率が50重量%以下で
微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒子(a) と水
溶性樹脂または水分散性樹脂(b) とを含むことを特徴と
する親水処理を施した金属基材。 【効果】本発明の親水処理を施した金属基材を空調機用
熱交換機のアルミニウムフィンとして用いた場合には、
防食性の効果が長期間低下せず、かつ初期の親水性が十
分であり、使用経時での親水性の低下を防ぐことができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親水処理を施した金属
基材に関する。より詳細には、空調機用熱交換機のアル
ミニウムフィンに好適な、親水性、防食性を付与した金
属基材に関する。
基材に関する。より詳細には、空調機用熱交換機のアル
ミニウムフィンに好適な、親水性、防食性を付与した金
属基材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空調機用熱交換機のアルミニウム
フィンは、その表面をベーマイト処理や、アクリル系塗
液もしくは水ガラスで処理されている。このような処理
の目的は、アルミニウムの腐食を防止することと、空調
機の運転中に発生する凝縮水の水滴がフィン表面をすみ
やかに流れフィン表面で水滴にならないようにすること
である。最近の熱交換機は小さくなり、アルミニウムフ
ィンの間隔は 1.5〜3mmと狭くなっているため、親水処
理をしないと運転中に凝縮水の水滴でフィンの間に橋が
架かってしまい、通風が悪くなり熱交換効率が低下す
る。
フィンは、その表面をベーマイト処理や、アクリル系塗
液もしくは水ガラスで処理されている。このような処理
の目的は、アルミニウムの腐食を防止することと、空調
機の運転中に発生する凝縮水の水滴がフィン表面をすみ
やかに流れフィン表面で水滴にならないようにすること
である。最近の熱交換機は小さくなり、アルミニウムフ
ィンの間隔は 1.5〜3mmと狭くなっているため、親水処
理をしないと運転中に凝縮水の水滴でフィンの間に橋が
架かってしまい、通風が悪くなり熱交換効率が低下す
る。
【0003】しかし、ベーマイト処理は、一般的にフィ
ン加工された後に施されるため、親水処理という点では
十分であるが、生産性に劣ることが指摘されている。こ
の問題を解決するため、フィン加工前にアクリル系塗液
や水ガラスを塗装して大量にアルミニウム表面を処理す
る方式が考えだされた。例えば、特開昭55−164264号公
報には、水性樹脂、界面活性剤、合成シリカを配合した
塗料が開示されている。しかし、このような塗料で親水
処理したフィンは親水性や防食性は十分に優れている
が、フィンの穴空け加工をする際に加工工具の磨耗が激
しく工具の寿命が短くなるという問題がでてきた。この
問題は水ガラス処理でも同様に発生した。また、水ガラ
ス処理されたフィンは、酸性雨による傷みが激しいとい
う問題も分かってきた。
ン加工された後に施されるため、親水処理という点では
十分であるが、生産性に劣ることが指摘されている。こ
の問題を解決するため、フィン加工前にアクリル系塗液
や水ガラスを塗装して大量にアルミニウム表面を処理す
る方式が考えだされた。例えば、特開昭55−164264号公
報には、水性樹脂、界面活性剤、合成シリカを配合した
塗料が開示されている。しかし、このような塗料で親水
処理したフィンは親水性や防食性は十分に優れている
が、フィンの穴空け加工をする際に加工工具の磨耗が激
しく工具の寿命が短くなるという問題がでてきた。この
問題は水ガラス処理でも同様に発生した。また、水ガラ
ス処理されたフィンは、酸性雨による傷みが激しいとい
う問題も分かってきた。
【0004】そこで、親水性や防食性を付与し、かつ加
工工具を磨耗せず、酸性雨にも強い塗料が開発された。
例えば、特開昭63−258966号公報に開示されるような、
水、水溶性樹脂、吸水性マイクロゲル、炭酸ジルコニウ
ムアルカリ金属塩もしくはアンモニア塩、および必要に
応じて界面活性剤からなる高親水性塗料である。この塗
料は、上記の問題点をほぼ解決でき、親水性、防食性、
そして加工適性を満足するものの、吸水性マイクロゲル
の吸水性が良すぎるため吸水性マイクロゲルが熱交換機
の運転中に結露する水を吸って膨れあがり、塗膜強度が
弱くなるという問題があった。
工工具を磨耗せず、酸性雨にも強い塗料が開発された。
例えば、特開昭63−258966号公報に開示されるような、
水、水溶性樹脂、吸水性マイクロゲル、炭酸ジルコニウ
ムアルカリ金属塩もしくはアンモニア塩、および必要に
応じて界面活性剤からなる高親水性塗料である。この塗
料は、上記の問題点をほぼ解決でき、親水性、防食性、
そして加工適性を満足するものの、吸水性マイクロゲル
の吸水性が良すぎるため吸水性マイクロゲルが熱交換機
の運転中に結露する水を吸って膨れあがり、塗膜強度が
弱くなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記問題
点を解決すべく鋭意検討した結果、金属基材の上に耐食
塗料層を設け、該耐食塗料層の上に、水膨潤率が50重量
%以下で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒子
を含有する親水塗料層を設けてなる金属基材が、防食
性、耐酸性雨性、加工性に優れていることを見出し、本
発明に至った。
点を解決すべく鋭意検討した結果、金属基材の上に耐食
塗料層を設け、該耐食塗料層の上に、水膨潤率が50重量
%以下で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒子
を含有する親水塗料層を設けてなる金属基材が、防食
性、耐酸性雨性、加工性に優れていることを見出し、本
発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属基材の上
に耐食塗料層を設け該耐食塗料層の上に親水塗料層を設
けてなる親水処理を施した金属基材において、親水塗料
層が、水膨潤率が50重量%以下で微粒子表面に親水性官
能基を有する樹脂微粒子(a) と水溶性樹脂または水分散
性樹脂(b) とを含むことを特徴とする親水処理を施した
金属基材を提供する。
に耐食塗料層を設け該耐食塗料層の上に親水塗料層を設
けてなる親水処理を施した金属基材において、親水塗料
層が、水膨潤率が50重量%以下で微粒子表面に親水性官
能基を有する樹脂微粒子(a) と水溶性樹脂または水分散
性樹脂(b) とを含むことを特徴とする親水処理を施した
金属基材を提供する。
【0007】本発明においては、耐食塗料層には金属表
面を保護する耐食機能を、親水塗料層には塗膜表面を水
に濡れ易くして結露水を速やかに流す機能を分担させる
ことにより、耐食性と親水性という相反する性質を満足
させる。耐食塗料としては、一般の水溶性樹脂または水
分散樹脂を使用することができるが、水による腐食を防
ぐためには、架橋剤を使用する方がより好ましい。水溶
性樹脂としては、ポリビニルアルコール系樹脂、水溶性
セルロース系樹脂、水溶性アクリル樹脂、水溶性ポリエ
ステル樹脂、水溶性アミノ樹脂、水溶性エポキシ樹脂等
が挙げられ、1種または2種以上の混合物が用いられ
る。
面を保護する耐食機能を、親水塗料層には塗膜表面を水
に濡れ易くして結露水を速やかに流す機能を分担させる
ことにより、耐食性と親水性という相反する性質を満足
させる。耐食塗料としては、一般の水溶性樹脂または水
分散樹脂を使用することができるが、水による腐食を防
ぐためには、架橋剤を使用する方がより好ましい。水溶
性樹脂としては、ポリビニルアルコール系樹脂、水溶性
セルロース系樹脂、水溶性アクリル樹脂、水溶性ポリエ
ステル樹脂、水溶性アミノ樹脂、水溶性エポキシ樹脂等
が挙げられ、1種または2種以上の混合物が用いられ
る。
【0008】また、水分散樹脂としては、α,β−エチ
レン性不飽和二重結合とカルボキシル基を合わせ持つ化
合物を必須成分とし、他のα,β−エチレン性不飽和二
重結合を有する化合物と水中で乳化重合、または懸濁重
合して得られるアクリル系樹脂が例示できる。α,β−
エチレン性不飽和二重結合とカルボキシル基を合わせ持
つモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、イタコン酸等が例示できる。
レン性不飽和二重結合とカルボキシル基を合わせ持つ化
合物を必須成分とし、他のα,β−エチレン性不飽和二
重結合を有する化合物と水中で乳化重合、または懸濁重
合して得られるアクリル系樹脂が例示できる。α,β−
エチレン性不飽和二重結合とカルボキシル基を合わせ持
つモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、イタコン酸等が例示できる。
【0009】また、他のα,β−エチレン性不飽和二重
結合を有する化合物としては、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリ
ル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル等の(メ
タ)アクリル酸のC1 〜C18アルキルエステル、グリシ
ジル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレー
ト等の(メタ)アクリル酸のC2 〜C20アルケニルエス
テル、ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシルプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)ア
クリル酸のC2 〜C20ヒドロキシルアルキルエステル、
アリルオキシルエチル(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリル酸のC3 〜C19アルケニルオキシルアルキ
ルエステル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、p−クロロスチレン、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、メチルイソプロぺニルケトン、酢酸ビ
ニル、ビニルプロピオネート等が例示できる。
結合を有する化合物としては、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリ
ル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル等の(メ
タ)アクリル酸のC1 〜C18アルキルエステル、グリシ
ジル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレー
ト等の(メタ)アクリル酸のC2 〜C20アルケニルエス
テル、ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレート、ヒド
ロキシルプロピル(メタ)アクリレート等の(メタ)ア
クリル酸のC2 〜C20ヒドロキシルアルキルエステル、
アリルオキシルエチル(メタ)アクリレート等の(メ
タ)アクリル酸のC3 〜C19アルケニルオキシルアルキ
ルエステル、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン、p−クロロスチレン、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、メチルイソプロぺニルケトン、酢酸ビ
ニル、ビニルプロピオネート等が例示できる。
【0010】耐食塗料には、水溶性樹脂または水分散性
樹脂のヒドロキシルキ基やカルボキシル基を架橋させ強
固な塗膜を得るために、架橋剤が用いられる。架橋剤と
しては、ブロックイソシアネート、エポキシ化合物、ア
ジリジン化合物、カルボジイミド類、アミノ樹脂、キレ
ート架橋剤等が挙げられる。
樹脂のヒドロキシルキ基やカルボキシル基を架橋させ強
固な塗膜を得るために、架橋剤が用いられる。架橋剤と
しては、ブロックイソシアネート、エポキシ化合物、ア
ジリジン化合物、カルボジイミド類、アミノ樹脂、キレ
ート架橋剤等が挙げられる。
【0011】ブロックイソシアネートとしては、通常の
イソシアネート化合物の末端イソシアネート基をメチル
エチルケトオキシムのようなオキシム類で反応させた化
合物が挙げられる。イソシアネートとしては、2,4-トル
エンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等
のイソシアネート類、およびこれらのイソシアネートを
グリコールで鎖延長したイソシアネート基を有するポリ
イソシアネート類、トリメチロールプロパンに3モルの
2,4-トルエンジイソシアネートを付加したポリイソシア
ネートやグリセリンに3モルのイソホロンジイソシアネ
ートを付加したポリイソシアネート等を例示できる。
イソシアネート化合物の末端イソシアネート基をメチル
エチルケトオキシムのようなオキシム類で反応させた化
合物が挙げられる。イソシアネートとしては、2,4-トル
エンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等
のイソシアネート類、およびこれらのイソシアネートを
グリコールで鎖延長したイソシアネート基を有するポリ
イソシアネート類、トリメチロールプロパンに3モルの
2,4-トルエンジイソシアネートを付加したポリイソシア
ネートやグリセリンに3モルのイソホロンジイソシアネ
ートを付加したポリイソシアネート等を例示できる。
【0012】エポキシ化合物としては、ビスフェノール
A、およびビスフェノールAのエピクロルヒドリンとの
縮合多核体、ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ等を例示できる。
アジリジン化合物としては、トリメチロールプロパン−
β−アジリジニルプロピオネート、テトラメチロールメ
タン−β−アジリジニルプロピオネート等が例示でき
る。
A、およびビスフェノールAのエピクロルヒドリンとの
縮合多核体、ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルF型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ等を例示できる。
アジリジン化合物としては、トリメチロールプロパン−
β−アジリジニルプロピオネート、テトラメチロールメ
タン−β−アジリジニルプロピオネート等が例示でき
る。
【0013】カルボジイミド類としては、1,3,6-トリ(N
- イソプロピル-N'-メチレンカルボジイミド)ヘキサ
ン、ポリテトラメチルキシレンカルボジイミド等が例示
できる。アミノ樹脂としては、メラミン、ベンゾグアナ
ミン、ベンゾグアナミンメチルエーテル、ベンゾグアナ
ミンブチルエーテル等が例示できる。キレート架橋剤と
しては、塩化第2銅、硫酸銅、塩化コバルト、硝酸コバ
ルト、硫酸亜鉛、塩化第2鉄、硫酸ニッケル、硝酸ニッ
ケル、炭酸ジルコニウムナトリウム塩等が例示できる。
- イソプロピル-N'-メチレンカルボジイミド)ヘキサ
ン、ポリテトラメチルキシレンカルボジイミド等が例示
できる。アミノ樹脂としては、メラミン、ベンゾグアナ
ミン、ベンゾグアナミンメチルエーテル、ベンゾグアナ
ミンブチルエーテル等が例示できる。キレート架橋剤と
しては、塩化第2銅、硫酸銅、塩化コバルト、硝酸コバ
ルト、硫酸亜鉛、塩化第2鉄、硫酸ニッケル、硝酸ニッ
ケル、炭酸ジルコニウムナトリウム塩等が例示できる。
【0014】親水塗料層に含まれる微粒子表面に親水性
官能基を有する樹脂微粒子(a) は、微粒子内部が親油性
であるため微粒子内部には全くあるいはほとんど吸水し
ないが、微粒子表面に親水性官能基を有するため、微粒
子表面の親水性を低下することがない。樹脂微粒子(a)
の水膨潤率は50重量%以下であるが、塗膜強度の観点か
らは20重量%以下の方が好ましい。水膨潤率が50重量%
を越える場合は、長期に使用すると結露水を吸って塗膜
が弱くなるため、長期使用に耐えられない。
官能基を有する樹脂微粒子(a) は、微粒子内部が親油性
であるため微粒子内部には全くあるいはほとんど吸水し
ないが、微粒子表面に親水性官能基を有するため、微粒
子表面の親水性を低下することがない。樹脂微粒子(a)
の水膨潤率は50重量%以下であるが、塗膜強度の観点か
らは20重量%以下の方が好ましい。水膨潤率が50重量%
を越える場合は、長期に使用すると結露水を吸って塗膜
が弱くなるため、長期使用に耐えられない。
【0015】樹脂微粒子(a) は、例えば、次のような方
法で製造される。 (1) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物と、親水性でα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物とを水中で乳化重合する。 (2) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を溶剤中で溶液重合しておき、次いで親水性の
α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する化合物を同
じ溶液でシード重合する。 (3) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を溶剤中で溶液重合しておき、このポリマー存
在下で、親水性のα,β−エチレン性不飽和二重結合を
有する化合物をグラフト重合する。
法で製造される。 (1) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物と、親水性でα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物とを水中で乳化重合する。 (2) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を溶剤中で溶液重合しておき、次いで親水性の
α,β−エチレン性不飽和二重結合を有する化合物を同
じ溶液でシード重合する。 (3) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を溶剤中で溶液重合しておき、このポリマー存
在下で、親水性のα,β−エチレン性不飽和二重結合を
有する化合物をグラフト重合する。
【0016】(4) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二
重結合を有する化合物を、第3級アンモニウム塩含有化
合物を乳化剤として乳化重合する(特開平2-263805号公
報)。この方法により、カチオン性樹脂微粒子が得られ
る。さらに、得られた樹脂微粒子の第3級アンモニウム
塩と、エポキシ基および他の反応性官能基を有する化合
物とを反応させて微粒子表面に反応性官能基を導入して
もよい。 (5) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を、カルボン酸塩含有化合物を乳化剤として乳
化重合する。この方法により、アニオン性樹脂微粒子が
得られる。さらに、得られた樹脂微粒子のカルボン酸
と、エポキシ基および他の反応性官能基を有する化合物
とを反応させて微粒子表面に反応性官能基を導入しても
よい。
重結合を有する化合物を、第3級アンモニウム塩含有化
合物を乳化剤として乳化重合する(特開平2-263805号公
報)。この方法により、カチオン性樹脂微粒子が得られ
る。さらに、得られた樹脂微粒子の第3級アンモニウム
塩と、エポキシ基および他の反応性官能基を有する化合
物とを反応させて微粒子表面に反応性官能基を導入して
もよい。 (5) 親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物を、カルボン酸塩含有化合物を乳化剤として乳
化重合する。この方法により、アニオン性樹脂微粒子が
得られる。さらに、得られた樹脂微粒子のカルボン酸
と、エポキシ基および他の反応性官能基を有する化合物
とを反応させて微粒子表面に反応性官能基を導入しても
よい。
【0017】親油性でα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物としては、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブ
チル等の(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、グリ
シジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸の
アルケニルエステル、ヒドロキシ(メタ)アクリレー
ト、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル等の一官
能モノマー、エチレングリコールのアクリル酸エステル
等の二官能モノマー、ポリエチレングリコールをイソシ
アネートで延長して末端にヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートを反応させてなる二官能オリゴマーもしくは
多官能プレポリマーが挙げられ、これらは1種または2
種以上を組み合わせて使用できる。
合を有する化合物としては、(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブ
チル等の(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、グリ
シジル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸の
アルケニルエステル、ヒドロキシ(メタ)アクリレー
ト、スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル等の一官
能モノマー、エチレングリコールのアクリル酸エステル
等の二官能モノマー、ポリエチレングリコールをイソシ
アネートで延長して末端にヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートを反応させてなる二官能オリゴマーもしくは
多官能プレポリマーが挙げられ、これらは1種または2
種以上を組み合わせて使用できる。
【0018】親水性でα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物としては、アクリル酸、タクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸等のアニオン性モノマーや、2,
2-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート等のカチオン性モ
ノマーから選ばれる1種類以上のモノマーを使用でき
る。アニオン性モノマーを使用する場合には、アニオン
性樹脂微粒子が得られるが、重合前にこれらのアニオン
性モノマーをアルカリ金属、アンモニア水、もしくはア
ミン類等で中和してもよいし、重合後に中和しても良
い。また、カチオン性モノマーを使用する場合には、カ
チオン性樹脂微粒子が得られるが、重合前にこれらのカ
チオン性モノマーを酸、カルボン酸等で中和してもよい
し、重合後に中和しても良い。
合を有する化合物としては、アクリル酸、タクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸等のアニオン性モノマーや、2,
2-ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート等のカチオン性モ
ノマーから選ばれる1種類以上のモノマーを使用でき
る。アニオン性モノマーを使用する場合には、アニオン
性樹脂微粒子が得られるが、重合前にこれらのアニオン
性モノマーをアルカリ金属、アンモニア水、もしくはア
ミン類等で中和してもよいし、重合後に中和しても良
い。また、カチオン性モノマーを使用する場合には、カ
チオン性樹脂微粒子が得られるが、重合前にこれらのカ
チオン性モノマーを酸、カルボン酸等で中和してもよい
し、重合後に中和しても良い。
【0019】樹脂微粒子(a) を重合する際には、乳化を
助ける目的で、アニオン性、ノニオン瀬の低分子界面活
性剤を耐水性等の物性を損なわない範囲で使用しても良
い。これらの乳化剤はα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物に対して0.1 〜50重量%、望ましくは
0.1 〜20重量%の割合で用いられ、樹脂微粒子を重合す
る時の温度は50〜95℃、望ましくは65〜80℃である。
助ける目的で、アニオン性、ノニオン瀬の低分子界面活
性剤を耐水性等の物性を損なわない範囲で使用しても良
い。これらの乳化剤はα,β−エチレン性不飽和二重結
合を有する化合物に対して0.1 〜50重量%、望ましくは
0.1 〜20重量%の割合で用いられ、樹脂微粒子を重合す
る時の温度は50〜95℃、望ましくは65〜80℃である。
【0020】種々の方法によって製造した樹脂微粒子
(a) の粒径は、通常光散乱法による測定で0.003 〜10μ
mであるが、本発明の親水塗料層に用いるのに好適な範
囲は、0.03〜5 μmである。平均粒径が 5μmを越える
場合は、塗膜が0.01〜2 μmと薄いために十分な親水性
効果を得るのに必要な量では塗膜強度が弱くなる。
(a) の粒径は、通常光散乱法による測定で0.003 〜10μ
mであるが、本発明の親水塗料層に用いるのに好適な範
囲は、0.03〜5 μmである。平均粒径が 5μmを越える
場合は、塗膜が0.01〜2 μmと薄いために十分な親水性
効果を得るのに必要な量では塗膜強度が弱くなる。
【0021】水溶性樹脂または水分散性樹脂(b) は、本
質的に親水性の塗膜を形成し、水膨潤率が50重量%以下
で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒子(a) を
この塗膜中に固定するために配合する。樹脂微粒子(a)
は、水溶性樹脂または水分散性樹脂(b) の固形分 100重
量部に対して、固形分で 1〜200 重量部配合されるのが
好ましい。 200重量部を越えると十分な耐水性が得られ
ず、十分な塗膜強度が得られない。
質的に親水性の塗膜を形成し、水膨潤率が50重量%以下
で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒子(a) を
この塗膜中に固定するために配合する。樹脂微粒子(a)
は、水溶性樹脂または水分散性樹脂(b) の固形分 100重
量部に対して、固形分で 1〜200 重量部配合されるのが
好ましい。 200重量部を越えると十分な耐水性が得られ
ず、十分な塗膜強度が得られない。
【0022】水溶性樹脂としては、ポリビニルアルコー
ル系、メチルセルロース系、カルボキシジメチルセルロ
ース系、ヒドロキシエチルセルロース系、ポリアクリル
酸、アクリル酸−ビニルアルコール共重合体、ポリアク
リル酸ソーダ系、アクリル酸−ソーダ−アクリル酸アミ
ド共重合体等が挙げられ、1種または2種以上の混合物
として用いられる。水分散性樹脂としては、耐食塗料層
で例示したアクリル系樹脂が用いられる。
ル系、メチルセルロース系、カルボキシジメチルセルロ
ース系、ヒドロキシエチルセルロース系、ポリアクリル
酸、アクリル酸−ビニルアルコール共重合体、ポリアク
リル酸ソーダ系、アクリル酸−ソーダ−アクリル酸アミ
ド共重合体等が挙げられ、1種または2種以上の混合物
として用いられる。水分散性樹脂としては、耐食塗料層
で例示したアクリル系樹脂が用いられる。
【0023】親水塗料層には、樹脂微粒子(a) の 0〜50
重量%の範囲で、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、コロイダルシリカのうちから選ばれる少なくとも1
種の無機微粒子を併用することができる。無機微粒子の
粒径は、樹脂微粒子(a) の粒径とほぼ同じ範囲、すなわ
ち0.05〜5 μmの範囲のものが好ましい。また、樹脂微
粒子(a) を塗膜中により強固に結びつける目的で、耐食
塗料層で例示したのと同様の架橋剤を用いることができ
る。
重量%の範囲で、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、コロイダルシリカのうちから選ばれる少なくとも1
種の無機微粒子を併用することができる。無機微粒子の
粒径は、樹脂微粒子(a) の粒径とほぼ同じ範囲、すなわ
ち0.05〜5 μmの範囲のものが好ましい。また、樹脂微
粒子(a) を塗膜中により強固に結びつける目的で、耐食
塗料層で例示したのと同様の架橋剤を用いることができ
る。
【0024】親水塗料層には、塗膜の親水性をより大き
くする目的で、必要に応じて界面活性剤が使用される。
水溶性樹脂または水分散性樹脂(b) がアニオン系または
ノニオン系で、かつ樹脂微粒子(a) がアニオン系の場合
には、ノニオン系またはアニオン系界面活性剤が使用で
きる。また、水溶性樹脂または水分散性樹脂(b) がカチ
オン系またはノニオン系で、かつ樹脂微粒子(a) がカチ
オン系の場合には、ノニオン系またはカチオン系界面活
性剤が使用できる。
くする目的で、必要に応じて界面活性剤が使用される。
水溶性樹脂または水分散性樹脂(b) がアニオン系または
ノニオン系で、かつ樹脂微粒子(a) がアニオン系の場合
には、ノニオン系またはアニオン系界面活性剤が使用で
きる。また、水溶性樹脂または水分散性樹脂(b) がカチ
オン系またはノニオン系で、かつ樹脂微粒子(a) がカチ
オン系の場合には、ノニオン系またはカチオン系界面活
性剤が使用できる。
【0025】ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステ
アリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル等
のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、
オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコポリマ
ー、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステア
レート、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル等が挙げられる。
シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステ
アリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル等
のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、
オキシエチレン・オキシプロピレンブロックコポリマ
ー、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステア
レート、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0026】アニオン系界面活性剤としては、ステアリ
ン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム等の脂肪酸塩、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールア
ミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エス
テル類、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナ
フタレンスルフォン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、
アルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸塩、アルキ
ルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル
塩等が挙げられる。
ン酸ナトリウム、オレイン酸カリウム等の脂肪酸塩、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールア
ミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エス
テル類、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナ
フタレンスルフォン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、
アルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸塩、アルキ
ルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル
塩等が挙げられる。
【0027】カチオン系界面活性剤としては、ステアリ
ルアミンアセテート、ステアリルアミン塩酸塩等のアル
キルアミン塩、ラウリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、
ジステアリルジメチルアンモニウム等の第4級アンモニ
ウム塩、ラウリルベタイン、ステアリルベタイン等のア
ルキルベタイン、アミンオキサイド等が挙げられる。
ルアミンアセテート、ステアリルアミン塩酸塩等のアル
キルアミン塩、ラウリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、
ジステアリルジメチルアンモニウム等の第4級アンモニ
ウム塩、ラウリルベタイン、ステアリルベタイン等のア
ルキルベタイン、アミンオキサイド等が挙げられる。
【0028】さらに、本発明の親水塗料層には、必要に
応じて顔料や染料等の着色剤、充填材、滑剤、消泡剤、
レベリング剤等を添加することができる。
応じて顔料や染料等の着色剤、充填材、滑剤、消泡剤、
レベリング剤等を添加することができる。
【0029】耐食塗料層と親水塗料層を合計した親水処
理層の厚みは、コストと耐食効果を勘案して通常1〜3
μmの範囲の厚さで処理されることが多い。耐食性塗料
層の厚みは1〜2.99μmの範囲が好ましい。1μm未満
の厚さでは十分な防食性が得られないし、2.99μmを越
える厚さでは十分な防食性は得られるもののコストが高
くなるという欠点がある。金属基材の親水処理層が上記
範囲であるという前提で、親水塗料層の厚みは0.01〜2
μmが好ましい。0.01μm未満の厚さにするのは塗工の
実用上ほとんど困難であり、2μmを越えると上記した
ように防食塗料層の厚さが1μm未満になって十分な防
食性が得られない。
理層の厚みは、コストと耐食効果を勘案して通常1〜3
μmの範囲の厚さで処理されることが多い。耐食性塗料
層の厚みは1〜2.99μmの範囲が好ましい。1μm未満
の厚さでは十分な防食性が得られないし、2.99μmを越
える厚さでは十分な防食性は得られるもののコストが高
くなるという欠点がある。金属基材の親水処理層が上記
範囲であるという前提で、親水塗料層の厚みは0.01〜2
μmが好ましい。0.01μm未満の厚さにするのは塗工の
実用上ほとんど困難であり、2μmを越えると上記した
ように防食塗料層の厚さが1μm未満になって十分な防
食性が得られない。
【0030】耐食塗料層や親水塗料層は、塗液の固形分
を調整してロールコーター、リバースコーター、グラビ
アコーター等で塗工して得られる。塗工された耐食塗料
層と親水塗料層は、別々または同時に 150〜300 ℃の温
度で 5〜60秒間加熱されて十分に硬化する。なお、耐食
塗料層および親水塗料層は、金属基材を加工する前にプ
レコート塗装して設けても良く、加工した金属基材にポ
ストコート塗装して設けても良い。
を調整してロールコーター、リバースコーター、グラビ
アコーター等で塗工して得られる。塗工された耐食塗料
層と親水塗料層は、別々または同時に 150〜300 ℃の温
度で 5〜60秒間加熱されて十分に硬化する。なお、耐食
塗料層および親水塗料層は、金属基材を加工する前にプ
レコート塗装して設けても良く、加工した金属基材にポ
ストコート塗装して設けても良い。
【0031】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。なお、実施例中「部」および「%」とあるの
は、それぞれ「重量部」、「重量%」を示す。 (実施例1) (a)反応性高分子乳化剤の合成 アクリル酸70部、2-エチルヘキシルアクリレート70部お
よび2-プロパノール140部を1リットル反応容器で攪拌
下、窒素雰囲気中で80℃に加温した。重合開始剤として
アゾビスイソブチロニトリル(以下AIBNと略記す
る)を 1.1部添加して80℃で2時間保持して重合を完結
した。その後、10%水酸化ナトリウム水溶液272.2 部と
水 200部の混合物を加え、加熱して共沸蒸留により2-プ
ロパノール及び一部の水を除去し、高分子乳化剤を得
た。一晩放置した後、グリシジルメタクリレート13.3部
を加え空気雰囲気下で80℃に加熱し4時間保持すること
により反応性高分子乳化剤を得た。その後、反応性高分
子乳化剤の固形分が25%となるように調整した。
明する。なお、実施例中「部」および「%」とあるの
は、それぞれ「重量部」、「重量%」を示す。 (実施例1) (a)反応性高分子乳化剤の合成 アクリル酸70部、2-エチルヘキシルアクリレート70部お
よび2-プロパノール140部を1リットル反応容器で攪拌
下、窒素雰囲気中で80℃に加温した。重合開始剤として
アゾビスイソブチロニトリル(以下AIBNと略記す
る)を 1.1部添加して80℃で2時間保持して重合を完結
した。その後、10%水酸化ナトリウム水溶液272.2 部と
水 200部の混合物を加え、加熱して共沸蒸留により2-プ
ロパノール及び一部の水を除去し、高分子乳化剤を得
た。一晩放置した後、グリシジルメタクリレート13.3部
を加え空気雰囲気下で80℃に加熱し4時間保持すること
により反応性高分子乳化剤を得た。その後、反応性高分
子乳化剤の固形分が25%となるように調整した。
【0032】(b)カチオン系樹脂微粒子の合成 スチレン40部、エチルメタクリレート50部、ジビニルベ
ンゼン10部、(a) で合成した反応性高分子乳化剤80部
(固形分20部)および脱イオン水 200部を1リットル反
応容器中で攪拌下、窒素雰囲気中で80℃に加温した。5
%アゾビスアミジノプロパン二塩酸(以下AAPDと略
記する)水溶液を4部添加し2時間保持し、ついで5%
AAPD水溶液を4部添加し、添加終了後反応混合液を
80℃に4時間保持して重合を完結した。得られた樹脂微
粒子の水分散体を、最終的にイオン交換水で固形分25%
に調整した。水分散体中の樹脂微粒子の粒径は、光散乱
法により測定した結果、約 0.3μmであった。また、水
分散体を乾燥させ粉末にした樹脂微粒子を25℃で 1日水
に浸漬した結果、水膨潤率は10%であった。
ンゼン10部、(a) で合成した反応性高分子乳化剤80部
(固形分20部)および脱イオン水 200部を1リットル反
応容器中で攪拌下、窒素雰囲気中で80℃に加温した。5
%アゾビスアミジノプロパン二塩酸(以下AAPDと略
記する)水溶液を4部添加し2時間保持し、ついで5%
AAPD水溶液を4部添加し、添加終了後反応混合液を
80℃に4時間保持して重合を完結した。得られた樹脂微
粒子の水分散体を、最終的にイオン交換水で固形分25%
に調整した。水分散体中の樹脂微粒子の粒径は、光散乱
法により測定した結果、約 0.3μmであった。また、水
分散体を乾燥させ粉末にした樹脂微粒子を25℃で 1日水
に浸漬した結果、水膨潤率は10%であった。
【0033】(c)親水塗料の作製 アクリル酸ビニルアルコール共重合体(住友化学社製
「スミカゲルL-5H」)50部、ヒドロキシエチルセルロー
ス樹脂50部、(b) で合成した樹脂微粒子の水分散体 400
部(固形分で 100部)、界面活性剤(第1工業製薬社製
「ニューフロンティア250Z」)50部および炭酸ジルコニ
ウムアンモニウム塩50部を混合したのちイオン交換水で
固形分3%に調整し、親水塗料を作製した。 (d)耐食塗料の作製 アクリル酸ビニルアルコール共重合体「スミカゲルL-5
H」50部、ヒドロキシエチルセルロース樹脂50部および
炭酸ジルコニウムアンモニウム塩 100部を混合したのち
イオン交換水で固形分6%に調整し、耐食塗料の作製し
た。
「スミカゲルL-5H」)50部、ヒドロキシエチルセルロー
ス樹脂50部、(b) で合成した樹脂微粒子の水分散体 400
部(固形分で 100部)、界面活性剤(第1工業製薬社製
「ニューフロンティア250Z」)50部および炭酸ジルコニ
ウムアンモニウム塩50部を混合したのちイオン交換水で
固形分3%に調整し、親水塗料を作製した。 (d)耐食塗料の作製 アクリル酸ビニルアルコール共重合体「スミカゲルL-5
H」50部、ヒドロキシエチルセルロース樹脂50部および
炭酸ジルコニウムアンモニウム塩 100部を混合したのち
イオン交換水で固形分6%に調整し、耐食塗料の作製し
た。
【0034】(e)金属基材の親水処理 厚み 0.1mmのリン酸クロメート処理したアルミニウム板
に、(d) で得られた耐食塗料をバーコーターNO.10 によ
り塗装し 100℃の熱風オーブンで30秒間焼き付けて水を
揮発させた。耐食塗料層の厚みは約 2μmであった。次
いで、耐食塗料層の上に、(c) で得られた親水塗料をバ
ーコーターNO.6により塗装し 250℃の電気炉で60秒間焼
き付けて塗料層全体の厚みが約 2.5μmの親水処理され
たアルミニウム板を得た。
に、(d) で得られた耐食塗料をバーコーターNO.10 によ
り塗装し 100℃の熱風オーブンで30秒間焼き付けて水を
揮発させた。耐食塗料層の厚みは約 2μmであった。次
いで、耐食塗料層の上に、(c) で得られた親水塗料をバ
ーコーターNO.6により塗装し 250℃の電気炉で60秒間焼
き付けて塗料層全体の厚みが約 2.5μmの親水処理され
たアルミニウム板を得た。
【0035】(実施例2) (e) 金属基材の親水処理において、リン酸クロメート処
理したアルミニウム板の代わりに未処理のアルミニウム
板を用いた以外は実施例1と同様にして、親水処理され
たアルミニウム板を得た。 (実施例3) (c) 親水塗料の作製において、炭酸ジルコニウムアンモ
ニウム塩50部の代わりに1,3,6-トリ(N-イソプロピル−
N'- メチレンカルボジイミド)ヘキサン10部を用いた以
外は実施例1と同様にして、親水処理されたアルミニウ
ム板を得た。 (実施例4) (c) 親水塗料の作製において、界面活性剤を除いた以外
は実施例1と同様にして、親水処理されたアルミニウム
板を得た。
理したアルミニウム板の代わりに未処理のアルミニウム
板を用いた以外は実施例1と同様にして、親水処理され
たアルミニウム板を得た。 (実施例3) (c) 親水塗料の作製において、炭酸ジルコニウムアンモ
ニウム塩50部の代わりに1,3,6-トリ(N-イソプロピル−
N'- メチレンカルボジイミド)ヘキサン10部を用いた以
外は実施例1と同様にして、親水処理されたアルミニウ
ム板を得た。 (実施例4) (c) 親水塗料の作製において、界面活性剤を除いた以外
は実施例1と同様にして、親水処理されたアルミニウム
板を得た。
【0036】(実施例5) (a)アニオン系樹脂微粒子の合成 メタクリル酸と水酸化ナトリウムの中和物25部、スチレ
ン50部および2-エチルヘキシルアクリレート25部を1リ
ットル反応容器に仕込み、十分に混合した。脱イオン水
200部を添加しながら温度を80℃に昇温した。AIBN
0.5部をメチルエチルケトン10部に溶解し反応容器に滴
下し、4時間保持して重合を終了して樹脂微粒子の水系
分散体を得た。その後、水を追加して固形分を25%に調
整した。得られた樹脂微粒子の粒径は約 0.5μmであ
り、乾燥して得られた樹脂微粒子の水膨潤率は20%であ
った。
ン50部および2-エチルヘキシルアクリレート25部を1リ
ットル反応容器に仕込み、十分に混合した。脱イオン水
200部を添加しながら温度を80℃に昇温した。AIBN
0.5部をメチルエチルケトン10部に溶解し反応容器に滴
下し、4時間保持して重合を終了して樹脂微粒子の水系
分散体を得た。その後、水を追加して固形分を25%に調
整した。得られた樹脂微粒子の粒径は約 0.5μmであ
り、乾燥して得られた樹脂微粒子の水膨潤率は20%であ
った。
【0037】(b)親水塗料の作製 実施例1(b) で得られた樹脂微粒子の水分散体の代わり
に、(a) で合成した樹脂微粒子の水系分散体を使用した
以外は実施例1(c) と同様にして、固形分3%の親水塗
料を作成した。 (c)金属基材の親水処理 実施例1(c) で得られた親水塗料の代わりに、(b) で得
られた親水塗料を使用した以外は実施例1(e) と同様に
して、親水処理されたアルミニウム板を得た。
に、(a) で合成した樹脂微粒子の水系分散体を使用した
以外は実施例1(c) と同様にして、固形分3%の親水塗
料を作成した。 (c)金属基材の親水処理 実施例1(c) で得られた親水塗料の代わりに、(b) で得
られた親水塗料を使用した以外は実施例1(e) と同様に
して、親水処理されたアルミニウム板を得た。
【0038】(実施例6)実施例1(e) において、耐食
塗料をバーコーターNO.8により塗装し100 ℃の熱風オー
ブンで30秒間焼き付けて水を揮発させた。耐食塗料層の
厚みは約1.5 μmであった。次いで、親水塗料をバーコ
ーターNO.12 により塗装し 250℃の電気炉で60秒間焼き
付けて塗料層全体の厚みが約 3.0μmの親水処理された
アルミニウム板を得た。
塗料をバーコーターNO.8により塗装し100 ℃の熱風オー
ブンで30秒間焼き付けて水を揮発させた。耐食塗料層の
厚みは約1.5 μmであった。次いで、親水塗料をバーコ
ーターNO.12 により塗装し 250℃の電気炉で60秒間焼き
付けて塗料層全体の厚みが約 3.0μmの親水処理された
アルミニウム板を得た。
【0039】(実施例7)実施例1(c) において、樹脂
微粒子の水分散体の半量(200部)を酸化アルミニウム水
溶液(日産化学社製「アルミナゾル 200」、粒子の大き
さ0.01×0.1 μm)500部(固形分で50部)に代えた以外
は実施例1と同様にして、親水処理されたアルミニウム
板を得た。
微粒子の水分散体の半量(200部)を酸化アルミニウム水
溶液(日産化学社製「アルミナゾル 200」、粒子の大き
さ0.01×0.1 μm)500部(固形分で50部)に代えた以外
は実施例1と同様にして、親水処理されたアルミニウム
板を得た。
【0040】(実施例8)実施例1(c) において、樹脂
微粒子の水分散体の半量(200部)をコロイダルシリカ水
溶液(日産化学社製「スノーテックス 20L」、粒子径0.
05μm) 250部(固形分で50部)に代えた以外は実施例
1と同様にして、親水処理されたアルミニウム板を得
た。
微粒子の水分散体の半量(200部)をコロイダルシリカ水
溶液(日産化学社製「スノーテックス 20L」、粒子径0.
05μm) 250部(固形分で50部)に代えた以外は実施例
1と同様にして、親水処理されたアルミニウム板を得
た。
【0041】(実施例9) (a)アニオン系樹脂微粒子の作製 脱イオン水 200部、アクリル酸と水酸化ナトリウムの中
和物25部、スチレン50部、2-エチルヘキシルアクリレー
ト25部を1リットル反応容器に仕込み十分に混合した。
温度を80℃に昇温し、AAPD 0.2部を水20部に溶解し
て反応容器に滴下し、4時間保持して重合を終了して樹
脂微粒子の水系分散体を得た。その後水を追加して固形
分を25%に調整した。得られた樹脂微粒子の粒径は約12
μmであり、乾燥して得られた樹脂微粒子の水膨潤率は
40%であった。
和物25部、スチレン50部、2-エチルヘキシルアクリレー
ト25部を1リットル反応容器に仕込み十分に混合した。
温度を80℃に昇温し、AAPD 0.2部を水20部に溶解し
て反応容器に滴下し、4時間保持して重合を終了して樹
脂微粒子の水系分散体を得た。その後水を追加して固形
分を25%に調整した。得られた樹脂微粒子の粒径は約12
μmであり、乾燥して得られた樹脂微粒子の水膨潤率は
40%であった。
【0042】(b)親水塗料の作製 実施例1(b) で得られた樹脂微粒子の水分散体の代わり
に、(a) で合成した樹脂微粒子の水系分散体を使用した
以外は実施例1(c) と同様にして、固形分3%の親水塗
料を作成した。 (c)金属基材の親水処理 実施例1(c) で得られた親水塗料の代わりに、(b) で得
られた親水塗料を使用した以外は実施例1(e) と同様に
して、親水処理されたアルミニウム板を得た。
に、(a) で合成した樹脂微粒子の水系分散体を使用した
以外は実施例1(c) と同様にして、固形分3%の親水塗
料を作成した。 (c)金属基材の親水処理 実施例1(c) で得られた親水塗料の代わりに、(b) で得
られた親水塗料を使用した以外は実施例1(e) と同様に
して、親水処理されたアルミニウム板を得た。
【0043】(比較例1)親水塗料層を除いた以外は実
施例1と同様にして、耐食処理されたアルミニウム板を
得た。 (比較例2)実施例1(c) において、樹脂微粒子の水分
散体を除いた以外は実施例1と同様にして、親水処理さ
れたアルミニウム板を得た。
施例1と同様にして、耐食処理されたアルミニウム板を
得た。 (比較例2)実施例1(c) において、樹脂微粒子の水分
散体を除いた以外は実施例1と同様にして、親水処理さ
れたアルミニウム板を得た。
【0044】実施例および比較例で得られた塗装処理さ
れたアルミニウム板について、親水性試験、耐食性試
験、成形性試験、金型磨耗試験を行った。その評価結果
を表1に示す。なお、評価としては、◎および○が実用
上の使用可能な範囲である。
れたアルミニウム板について、親水性試験、耐食性試
験、成形性試験、金型磨耗試験を行った。その評価結果
を表1に示す。なお、評価としては、◎および○が実用
上の使用可能な範囲である。
【0045】親水性試験:アルミニウム板の親水処理面
に水滴を落とし、その広がり具合を目視観察して4段階
で評価した。 親水性持続:水道水に8時間流水浸漬後、80℃の電気乾
燥炉で16時間乾燥させることを1サイクルとして、1、
3、5、7および10サイクル後の水濡れ性を目視観察
し、4段階で評価した。 耐食性試験:アルミニウム板に塩水を雰霧し、10日後の
アルミニウム板の表面状態を目視観察し、4段階で評価
した。 成形性試験:アルミニウム板にバーニング加工を施し、
その屈曲部にクラックを生じたか否かを4段階で目視評
価した。 金型磨耗性:アルミニウム板を金型を用いて一定の形状
に成形したときの金型の磨耗状態を目視観察し、4段階
で評価した。 (評価、◎・・非常に良い、○・・良い、△・・やや良
い、×・・悪い)
に水滴を落とし、その広がり具合を目視観察して4段階
で評価した。 親水性持続:水道水に8時間流水浸漬後、80℃の電気乾
燥炉で16時間乾燥させることを1サイクルとして、1、
3、5、7および10サイクル後の水濡れ性を目視観察
し、4段階で評価した。 耐食性試験:アルミニウム板に塩水を雰霧し、10日後の
アルミニウム板の表面状態を目視観察し、4段階で評価
した。 成形性試験:アルミニウム板にバーニング加工を施し、
その屈曲部にクラックを生じたか否かを4段階で目視評
価した。 金型磨耗性:アルミニウム板を金型を用いて一定の形状
に成形したときの金型の磨耗状態を目視観察し、4段階
で評価した。 (評価、◎・・非常に良い、○・・良い、△・・やや良
い、×・・悪い)
【0046】
【表1】 *1:折り曲げ加工時に樹脂微粒子が脱落した。 *2:金型に樹脂微粒子が付着した。
【0047】
【発明の効果】本発明の親水処理を施した金属基材を空
調機用熱交換機のアルミニウムフィンとして用いた場合
には、防食性の効果が長期間低下せず、かつ初期の親水
性が十分であり、使用経時での親水性の低下を防ぐこと
ができる。
調機用熱交換機のアルミニウムフィンとして用いた場合
には、防食性の効果が長期間低下せず、かつ初期の親水
性が十分であり、使用経時での親水性の低下を防ぐこと
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 201/02 PDM C23C 22/00 Z F28F 1/12 G
Claims (4)
- 【請求項1】金属基材の上に耐食塗料層を設け該耐食塗
料層の上に親水塗料層を設けてなる親水処理を施した金
属基材において、親水塗料層が、水膨潤率が50重量%以
下で微粒子表面に親水性官能基を有する樹脂微粒子(a)
と水溶性樹脂または水分散性樹脂(b) とを含むことを特
徴とする親水処理を施した金属基材。 - 【請求項2】金属基材が、未処理のアルムニウムまたは
リン酸クロメート処理されたアルミニウムであることを
特徴とする請求項1記載の親水処理を施した金属基材。 - 【請求項3】親水塗料層の厚みが、0.01〜2.00μmであ
ることを特徴とする請求項1または2記載の親水処理を
施した金属基材。 - 【請求項4】樹脂微粒子(a) の粒径が、0.05〜5 μmで
あることを特徴とする請求項1ないし3記載の親水処理
を施した金属基材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19349293A JPH0747329A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 親水処理を施した金属基材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19349293A JPH0747329A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 親水処理を施した金属基材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0747329A true JPH0747329A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16308946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19349293A Pending JPH0747329A (ja) | 1993-08-04 | 1993-08-04 | 親水処理を施した金属基材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747329A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1993-08-04 JP JP19349293A patent/JPH0747329A/ja active Pending
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