JPH0747311B2 - インク粘度検出装置 - Google Patents
インク粘度検出装置Info
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- JPH0747311B2 JPH0747311B2 JP61289982A JP28998286A JPH0747311B2 JP H0747311 B2 JPH0747311 B2 JP H0747311B2 JP 61289982 A JP61289982 A JP 61289982A JP 28998286 A JP28998286 A JP 28998286A JP H0747311 B2 JPH0747311 B2 JP H0747311B2
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- Japan
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- ink
- pressure
- viscosity
- detecting device
- ink viscosity
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/195—Ink jet characterised by ink handling for monitoring ink quality
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Ink Jet (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はインク粘度検出装置に関するものであり、特
に、インクの粘度もしくは動粘度を、インク加圧力の変
動にかかわらず正確に検出することのできるインク粘度
検出装置に関するものである。
に、インクの粘度もしくは動粘度を、インク加圧力の変
動にかかわらず正確に検出することのできるインク粘度
検出装置に関するものである。
(従来の技術) インクジェットプリンタにおいては、印字が安定して行
えるように、インクの粘度が常に一定となるように制御
される。
えるように、インクの粘度が常に一定となるように制御
される。
このために、従来からインク粘度検出装置の開発が勧め
られている。このインク粘度検出装置は、例えば特開昭
58−201661号公報、特開昭60−82354号公報、特開昭60
−58864号公報等に記載されている。
られている。このインク粘度検出装置は、例えば特開昭
58−201661号公報、特開昭60−82354号公報、特開昭60
−58864号公報等に記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の技術は、次のような問題点を有してい
た。
た。
(1)前記特開昭58−201661号公報には、インクをろ過
するためのフィルタ部材の前後の圧力差を検出し、該圧
力差よりインクの粘度を検出する技術が記載されてい
る。
するためのフィルタ部材の前後の圧力差を検出し、該圧
力差よりインクの粘度を検出する技術が記載されてい
る。
この技術においては、前記フィルタ部材にごみが付着し
て目詰まりをおこすと、該フィルタ部材の前後の圧力差
が変化するので、インク粘度が変化しないにもかかわら
ず、変化したものとして検出されてしまう。
て目詰まりをおこすと、該フィルタ部材の前後の圧力差
が変化するので、インク粘度が変化しないにもかかわら
ず、変化したものとして検出されてしまう。
またこの技術に示されるように、インクの圧縮/供給用
のポンプと、当該インク粘度検出装置と、ヘッドとを直
列に接続すると、0.01[cSt]程度の動粘度を検出する
ためには、数[kgw/cm2]の圧力を0.02%前後(0.001
[kgw/cm2])の高精度で測定しなければならないとい
う欠点もある。
のポンプと、当該インク粘度検出装置と、ヘッドとを直
列に接続すると、0.01[cSt]程度の動粘度を検出する
ためには、数[kgw/cm2]の圧力を0.02%前後(0.001
[kgw/cm2])の高精度で測定しなければならないとい
う欠点もある。
(2)前記特開昭60−82354号公報には、インクの圧縮
/供給用ポンプのインク排出口側に接続された圧力セン
サと、該圧力センサの後に接続された毛細管と、該毛細
管に接続された温度センサとを用い、前記圧力センサお
よび温度センサの出力より、インクの粘度を検出する技
術が記載されている。
/供給用ポンプのインク排出口側に接続された圧力セン
サと、該圧力センサの後に接続された毛細管と、該毛細
管に接続された温度センサとを用い、前記圧力センサお
よび温度センサの出力より、インクの粘度を検出する技
術が記載されている。
インクの圧縮/供給用ポンプには、一般に、0.01[kgw/
cm2]程度の圧力変動があるが、前記技術においては、
前記圧力センサの出力値は、前記ポンプの圧力変動の影
響を受けやすく、0.01[cSt]程度のわずかな動粘度を
検出することができない。
cm2]程度の圧力変動があるが、前記技術においては、
前記圧力センサの出力値は、前記ポンプの圧力変動の影
響を受けやすく、0.01[cSt]程度のわずかな動粘度を
検出することができない。
前記特開昭60−58864号公報に記載された技術にも、同
様の欠点がある。
様の欠点がある。
本発明は、前述の問題点を解決するためになされたもの
である。
である。
(問題点を解決するための手段および作用) 前記の問題点を解決するために、本発明は、圧力センサ
が配置された圧力検出室の両端部に毛細管を配置すると
共に、各毛細管の長さを、前記インク供給ポンプのイン
ク加圧力の変動による前記圧力検出室内の圧力の変動
が、インクの粘度もしくは動粘度の必要最小単位の変化
に対応する前記圧力検出室内の圧力の変動よりも小さく
なるように設定するという手段を講じ、これにより、前
記インク供給ポンプのインク加圧力の変動に影響されず
に、正確にインクの粘度もしくは動粘度を検出できるよ
うにした点に特徴がある。
が配置された圧力検出室の両端部に毛細管を配置すると
共に、各毛細管の長さを、前記インク供給ポンプのイン
ク加圧力の変動による前記圧力検出室内の圧力の変動
が、インクの粘度もしくは動粘度の必要最小単位の変化
に対応する前記圧力検出室内の圧力の変動よりも小さく
なるように設定するという手段を講じ、これにより、前
記インク供給ポンプのインク加圧力の変動に影響されず
に、正確にインクの粘度もしくは動粘度を検出できるよ
うにした点に特徴がある。
(実施例) 以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
第3図は本発明の第1の実施例を適用したインクジェッ
トプリンタのシステム図である。
トプリンタのシステム図である。
第3図において、インクタンク1より引き出された管路
には、供給ポンプ2が接続されている。前記供給ポンプ
2には、メインフィルタ3を介して、3方電磁弁4の接
続口4Aに接続されている。前記3方電磁弁4の接続口4B
は、ファイナルフィルタ5を介してヘッド6に、また、
前記3方電磁弁4の接続口4Cは、直接インクタンク1に
接続されている。前記3方電磁弁4は、その動作によ
り、接続口4Bを接続口4Aあるいは接続口4Cに連通させ
る。
には、供給ポンプ2が接続されている。前記供給ポンプ
2には、メインフィルタ3を介して、3方電磁弁4の接
続口4Aに接続されている。前記3方電磁弁4の接続口4B
は、ファイナルフィルタ5を介してヘッド6に、また、
前記3方電磁弁4の接続口4Cは、直接インクタンク1に
接続されている。前記3方電磁弁4は、その動作によ
り、接続口4Bを接続口4Aあるいは接続口4Cに連通させ
る。
前記ヘッド6は、さらに2方電磁弁9を介して前記イン
クタンク1に接続されている。
クタンク1に接続されている。
インクを回収するガター7は、回収ポンプ8を介して前
記インクタンク1に接続されている。
記インクタンク1に接続されている。
前記メインフィルタ3と3方電磁弁4とを接続する管路
は、図示されるように分岐されていて、該分岐部は、第
1図に関して後述するインク粘度検出装置50に接続され
ている。前記インク粘度検出装置50のインク排出口側に
設けられた2方電磁弁53は、前記インクタンク1に直接
接続されている。
は、図示されるように分岐されていて、該分岐部は、第
1図に関して後述するインク粘度検出装置50に接続され
ている。前記インク粘度検出装置50のインク排出口側に
設けられた2方電磁弁53は、前記インクタンク1に直接
接続されている。
前記インク粘度検出装置50内に設けられた圧力センサ51
Aより出力される信号は、圧力制御回路100に供給され
る。前記圧力制御回路100は、前記信号に応じて、イン
ク加圧力が一定となるように供給ポンプ2を制御する。
Aより出力される信号は、圧力制御回路100に供給され
る。前記圧力制御回路100は、前記信号に応じて、イン
ク加圧力が一定となるように供給ポンプ2を制御する。
前記インク粘度検出装置50内に設けられた圧力センサ51
Bより出力される信号は、粘度制御回路101に供給され
る。前記粘度制御回路101は、前記信号に応じて、イン
ク粘度が一定となるように、希釈液タンク10内の希釈液
をインクタンク1に供給する。
Bより出力される信号は、粘度制御回路101に供給され
る。前記粘度制御回路101は、前記信号に応じて、イン
ク粘度が一定となるように、希釈液タンク10内の希釈液
をインクタンク1に供給する。
当該インクジェットプリンタにより、印字を行うには、
まず2方電磁弁9を開くと共に、3方電磁弁4を動作さ
せて接続口4Aおよび接続口4Bを連通させる。そして、供
給ポンプ2を付勢して、比較的弱い圧力でインクを吐出
させる。インクがメインフィルタ3、3方電磁弁4、フ
ァイナルフィルタ5、ヘッド6、および2方電磁弁9を
含む流体経路内に充填され、かつ該管路内のごみがイン
クタンク1に排出されたならば、2方電磁弁9を閉じる
と共に、3方電磁弁4を動作させて接続口4Bおよび接続
口4Cを連通させる。
まず2方電磁弁9を開くと共に、3方電磁弁4を動作さ
せて接続口4Aおよび接続口4Bを連通させる。そして、供
給ポンプ2を付勢して、比較的弱い圧力でインクを吐出
させる。インクがメインフィルタ3、3方電磁弁4、フ
ァイナルフィルタ5、ヘッド6、および2方電磁弁9を
含む流体経路内に充填され、かつ該管路内のごみがイン
クタンク1に排出されたならば、2方電磁弁9を閉じる
と共に、3方電磁弁4を動作させて接続口4Bおよび接続
口4Cを連通させる。
つぎに供給ポンプ2の圧力を上げ、前記3方電磁弁4を
動作させて接続口4Aおよび接続口4Bを連通させる。これ
により、ヘッド6よりインクが飛翔し、印字が行われ
る。
動作させて接続口4Aおよび接続口4Bを連通させる。これ
により、ヘッド6よりインクが飛翔し、印字が行われ
る。
当該インク粘度検出装置50は、図示されるように、前述
したヘッド6を含む流体経路とは別の流体経路に配置さ
れている。前記インク粘度検出装置50を用いたインク粘
度の検出は、2方電磁弁53を開いて該検出装置50内にイ
ンクを導入し、インク温度およびインク加圧力をほぼ一
定に保ち、そのときのインクの圧力損失を検出すること
により行われる。
したヘッド6を含む流体経路とは別の流体経路に配置さ
れている。前記インク粘度検出装置50を用いたインク粘
度の検出は、2方電磁弁53を開いて該検出装置50内にイ
ンクを導入し、インク温度およびインク加圧力をほぼ一
定に保ち、そのときのインクの圧力損失を検出すること
により行われる。
第1図は本発明の第1の実施例の概略断面図である。第
1図において、第3図と同一の符号は、同一または同等
部分をあらわしている。
1図において、第3図と同一の符号は、同一または同等
部分をあらわしている。
第1図において、インク粘度検出装置50のボディ56は、
プラスチック、金属等により成型されていて、その中央
部には、第1の毛細管52Aが穿設されている。
プラスチック、金属等により成型されていて、その中央
部には、第1の毛細管52Aが穿設されている。
前記第1の毛細管52Aの両端部には、圧力検出室59Aおよ
び59Bが形成されていて、該圧力検出室59Aおよび59B内
には、それぞれ供給ポンプ2のポンプ圧を検出するため
の圧力センサ51A、およびインク粘度を検出するための
圧力センサ51Bが配置されている。
び59Bが形成されていて、該圧力検出室59Aおよび59B内
には、それぞれ供給ポンプ2のポンプ圧を検出するため
の圧力センサ51A、およびインク粘度を検出するための
圧力センサ51Bが配置されている。
前記圧力検出室59Aには、メインフィルタ3(第3図)
から3方電磁弁4へ至る管路より分岐された管路に固着
された継手57を螺合するためのめねじが形成されてい
る。
から3方電磁弁4へ至る管路より分岐された管路に固着
された継手57を螺合するためのめねじが形成されてい
る。
前記圧力検出室59Bには、さらに第2の毛細管52Bが穿設
されている。前記第2の毛細管52Bは、2方電磁弁53の
プランジャ53Aが摺動する弁室59C内に開口している。ま
た、前記第2の毛細管52Bの開口部には、前記プランジ
ャ53Aの先端部が水密に当接できるように弁座56Aが形成
されている。
されている。前記第2の毛細管52Bは、2方電磁弁53の
プランジャ53Aが摺動する弁室59C内に開口している。ま
た、前記第2の毛細管52Bの開口部には、前記プランジ
ャ53Aの先端部が水密に当接できるように弁座56Aが形成
されている。
前記弁室59Cには、インクタンク1より直接引き出され
た管路に固着された継手58を螺合するためのめねじが形
成されている。
た管路に固着された継手58を螺合するためのめねじが形
成されている。
前記ボディ56の外周部には、前記圧力検出室59A、第1
の毛細管52A、圧力検出室59B、および第2の毛細管52B
内を通過するインクを所定の温度に保つように、ヒータ
55が配置されている。また、前記ボディ56内には、該ボ
ディ56の温度、換言すれば該ボディ56内を通過するイン
クの温度を検出するための温度センサ54が配置されてい
る。
の毛細管52A、圧力検出室59B、および第2の毛細管52B
内を通過するインクを所定の温度に保つように、ヒータ
55が配置されている。また、前記ボディ56内には、該ボ
ディ56の温度、換言すれば該ボディ56内を通過するイン
クの温度を検出するための温度センサ54が配置されてい
る。
本発明者は、インクの加圧力(すなわちポンプ圧力)が
3.5[kgw/cm2]である場合において、圧力センサ51Bに
より検出される圧力(以下、検出圧力という)が数十
[gw/cm2]に落ちれば、インク加圧力の変動に対する検
出圧力の変動が小さくなり、また、当該インク粘度検出
装置50内を流れるインクの流量が1[CC/min]程度であ
れば、ヘッドへの影響はほとんどなくなるであろうと予
想し、前記各条件を満たすように、かつ毛細管の内径が
メインフィルタ3(第3図)のポアサイズ(通常直径は
1.5[μm]程度)よりも十分大きくなるように、イン
ク粘度検出装置50を設計した。
3.5[kgw/cm2]である場合において、圧力センサ51Bに
より検出される圧力(以下、検出圧力という)が数十
[gw/cm2]に落ちれば、インク加圧力の変動に対する検
出圧力の変動が小さくなり、また、当該インク粘度検出
装置50内を流れるインクの流量が1[CC/min]程度であ
れば、ヘッドへの影響はほとんどなくなるであろうと予
想し、前記各条件を満たすように、かつ毛細管の内径が
メインフィルタ3(第3図)のポアサイズ(通常直径は
1.5[μm]程度)よりも十分大きくなるように、イン
ク粘度検出装置50を設計した。
前記設計は、第1式に示されたハーゲン・ポアズイユの
法則、および第2式に示されたベルヌーイの式を用い
て、コンピュータシミュレーションにより行われた。
法則、および第2式に示されたベルヌーイの式を用い
て、コンピュータシミュレーションにより行われた。
ΔP=32μLV/D2 ……(1) P=ρV2/2 ……(2) ここで、P:インク加圧力 ρ:インク密度 V:第1および第2の毛細管52A,52B内での平均インク流
速 ΔP:インク粘性による圧力損失 μ:インクの粘性係数 L:第1および第2の毛細管52A,52Bの長さ D:第1および第2の毛細管52A,52Bの内径 本発明者は、前記シミュレーションにより、第1および
第2の毛細管52A,52Bの内径を100[μm]、第1の毛細
管52Aの長さを40[mm]、ならびに第2の毛細管52Bの長
さを1[mm]に設定してインク粘度検出装置50を製作
し、各種実験を行った。
速 ΔP:インク粘性による圧力損失 μ:インクの粘性係数 L:第1および第2の毛細管52A,52Bの長さ D:第1および第2の毛細管52A,52Bの内径 本発明者は、前記シミュレーションにより、第1および
第2の毛細管52A,52Bの内径を100[μm]、第1の毛細
管52Aの長さを40[mm]、ならびに第2の毛細管52Bの長
さを1[mm]に設定してインク粘度検出装置50を製作
し、各種実験を行った。
第1および第2の毛細管52A,52B以外のインク通路の内
径は数[mm]であり、該毛細管52A,52B以外のインク通
路での圧力損失は無視できる程度に小さく、10-6[kgw/
cm2]のオーダーである。
径は数[mm]であり、該毛細管52A,52B以外のインク通
路での圧力損失は無視できる程度に小さく、10-6[kgw/
cm2]のオーダーである。
インク加圧力を3.50[kgw/cm2]とし、当該インク粘度
検出装置50内を流れるインク温度をヒータ55により40
[℃]に保ちながら実験を行った結果、インクの動粘度
が1.20[cSt]から0.01[cSt]上昇したときにおいて
は、圧力センサ51Bにより検出された圧力値は、36.9[g
w/cm2]から0.4[gw/cm2]だけ減少した。
検出装置50内を流れるインク温度をヒータ55により40
[℃]に保ちながら実験を行った結果、インクの動粘度
が1.20[cSt]から0.01[cSt]上昇したときにおいて
は、圧力センサ51Bにより検出された圧力値は、36.9[g
w/cm2]から0.4[gw/cm2]だけ減少した。
これに対して、インク加圧力が供給ポンプ2の変動によ
り3.50[kgw/cm2]から0.01[kgw/cm2]上昇したとき
は、圧力センサ51Bにより検出された圧力値は、0.1〜0.
2[gw/cm2]変化した。
り3.50[kgw/cm2]から0.01[kgw/cm2]上昇したとき
は、圧力センサ51Bにより検出された圧力値は、0.1〜0.
2[gw/cm2]変化した。
インク加圧力は、通常その変動が0.01[kgw/cm2]以下
となるように制御されることが可能であり、また前述し
たように、インク動粘度が0.01[cSt]変化したときの
圧力センサ51Bの検出値変動が0.4[gw/cm2]であるのに
対して、インク加圧力が0.01[kgw/cm2]変化したとき
の前記検出値変動が0.2[gw/cm2]程度であるから、当
該インク粘度検出装置50を用いることにより、インク加
圧力の変動の影響を受けることなく、0.01[cSt]の動
粘度変化を正確に検出することができる。
となるように制御されることが可能であり、また前述し
たように、インク動粘度が0.01[cSt]変化したときの
圧力センサ51Bの検出値変動が0.4[gw/cm2]であるのに
対して、インク加圧力が0.01[kgw/cm2]変化したとき
の前記検出値変動が0.2[gw/cm2]程度であるから、当
該インク粘度検出装置50を用いることにより、インク加
圧力の変動の影響を受けることなく、0.01[cSt]の動
粘度変化を正確に検出することができる。
また前述の説明より明らかなように、圧力センサ51Aと
しては、定格数[kgw/cm2]、精度0.01[kgw/cm2](0.
3%)程度のものを、圧力センサ51Bとしては、定格数十
[gw/cm2]、精度0.1[gw/cm2](0.3%)程度のものを
使用すればよい。
しては、定格数[kgw/cm2]、精度0.01[kgw/cm2](0.
3%)程度のものを、圧力センサ51Bとしては、定格数十
[gw/cm2]、精度0.1[gw/cm2](0.3%)程度のものを
使用すればよい。
この実施例においては、圧力検出室59A、圧力検出室59
B、および弁室59C、ならびに第1および第2の毛細管52
A,52Bがボディ56に一体的に設けられているが、これに
より、当該インク粘度検出装置50を比較的コンパクトに
構成することができる。前記ボディ56として金属を用い
る場合には、該金属は、耐腐蝕性の観点からステンレス
が好適である。なお、前記各毛細管は、放電加工、押出
成型等により加工されることができる。
B、および弁室59C、ならびに第1および第2の毛細管52
A,52Bがボディ56に一体的に設けられているが、これに
より、当該インク粘度検出装置50を比較的コンパクトに
構成することができる。前記ボディ56として金属を用い
る場合には、該金属は、耐腐蝕性の観点からステンレス
が好適である。なお、前記各毛細管は、放電加工、押出
成型等により加工されることができる。
実際に当該インク粘度検出装置50を用いてインク粘度を
制御する場合は、あらかじめインクの動粘度もしくは粘
度と圧力センサ51Bが示す圧力値との関係を求めてお
き、検出圧力が所定の動粘度範囲もしくは粘度範囲に対
応する圧力範囲内をはずれているときに、インクタンク
1内に希釈液を供給するようにすればよい。また、検出
された動粘度を密度で割って粘度を算出するようにして
もよい。
制御する場合は、あらかじめインクの動粘度もしくは粘
度と圧力センサ51Bが示す圧力値との関係を求めてお
き、検出圧力が所定の動粘度範囲もしくは粘度範囲に対
応する圧力範囲内をはずれているときに、インクタンク
1内に希釈液を供給するようにすればよい。また、検出
された動粘度を密度で割って粘度を算出するようにして
もよい。
第2図は、本発明の第2の実施例の概略断面図である。
第2図において、第1図と同一の符号は、同一または同
等部分をあらわしているので、その説明は省略する。
第2図において、第1図と同一の符号は、同一または同
等部分をあらわしているので、その説明は省略する。
インク粘度検出装置150は、第1図との対比から明らか
なように、第1の毛細管として所定径の毛細管81を有す
るチューブ80を用いたものである。前記チューブ80とし
ては、例えばテフロン製のものを用いることができる。
なように、第1の毛細管として所定径の毛細管81を有す
るチューブ80を用いたものである。前記チューブ80とし
ては、例えばテフロン製のものを用いることができる。
前記チューブ80は、コイル状に数回巻回され、その両端
部は、圧力検出室59Aおよび59Bに接続されている。ま
た、前記チューブ80および圧力検出室59Aおよび59Bは恒
温箱90内に配置されている。前記恒温箱90内には、温度
センサ(図示せず)が配置されている。
部は、圧力検出室59Aおよび59Bに接続されている。ま
た、前記チューブ80および圧力検出室59Aおよび59Bは恒
温箱90内に配置されている。前記恒温箱90内には、温度
センサ(図示せず)が配置されている。
この例においては、第1の毛細管を構成するチューブ80
をまるめて配置したので、当該インク粘度検出装置150
をコンパクトに構成することができる。
をまるめて配置したので、当該インク粘度検出装置150
をコンパクトに構成することができる。
さて、前述の説明においては、第1のおよび第2の毛細
管の長さはそれぞれ40[mm]、1[mm]であり、またそ
の内径は100[μm]であるものとして説明したが、本
発明は特にこれのみに限定されることはなく、その内径
を太くすると共に、長さを増すようにしてもよい。前記
毛細管を長くする場合であっても、第2図に関して前述
したように、該毛細管をチューブで構成し、該チューブ
をまるめるようにすれば、当該インク粘度検出装置が大
型化するおそれがない。
管の長さはそれぞれ40[mm]、1[mm]であり、またそ
の内径は100[μm]であるものとして説明したが、本
発明は特にこれのみに限定されることはなく、その内径
を太くすると共に、長さを増すようにしてもよい。前記
毛細管を長くする場合であっても、第2図に関して前述
したように、該毛細管をチューブで構成し、該チューブ
をまるめるようにすれば、当該インク粘度検出装置が大
型化するおそれがない。
さらに、インク加圧力を測定するための圧力センサ51A
を、例えば供給ポンプ2とメインフィルタ3(第3図)
との間に独立して配置するように当該インクジェットプ
リンタを構成する場合は、当該インク粘度検出装置50、
150に圧力検出室59Aおよび圧力センサ51Aを設ける必要
はないことは当然である。
を、例えば供給ポンプ2とメインフィルタ3(第3図)
との間に独立して配置するように当該インクジェットプ
リンタを構成する場合は、当該インク粘度検出装置50、
150に圧力検出室59Aおよび圧力センサ51Aを設ける必要
はないことは当然である。
また、当該インク粘度検出装置50,150の、インク排出側
には、粘度の非検出時に第2の毛細管52Bを閉塞するた
めの2方電磁弁53が設けられるものとして説明したが、
粘度の非検出時にインクが乾燥して当該インク粘度検出
装置50,150内の管路が詰まるおそれがない場合には、前
記2方電磁弁53は設けられる必要がない。
には、粘度の非検出時に第2の毛細管52Bを閉塞するた
めの2方電磁弁53が設けられるものとして説明したが、
粘度の非検出時にインクが乾燥して当該インク粘度検出
装置50,150内の管路が詰まるおそれがない場合には、前
記2方電磁弁53は設けられる必要がない。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次の
ような効果が達成される。
ような効果が達成される。
(1)前記第1および第2の毛細管の長さを、インク供
給ポンプのインク加圧力の変動による前記圧力検出室59
B内の圧力の変動が、インクの粘度もしくは動粘度の必
要最小単位の変化に対応する前記圧力検出室59B内の圧
力の変動よりも小さくなるように設定したので、インク
加圧力に変動が生じてもインク粘度もしくは動粘度を正
確に検出することができる。また、第2の毛細管のイン
ク流出側の端部に弁が設けられているので、インク粘度
検出装置の信頼性を向上することができる。
給ポンプのインク加圧力の変動による前記圧力検出室59
B内の圧力の変動が、インクの粘度もしくは動粘度の必
要最小単位の変化に対応する前記圧力検出室59B内の圧
力の変動よりも小さくなるように設定したので、インク
加圧力に変動が生じてもインク粘度もしくは動粘度を正
確に検出することができる。また、第2の毛細管のイン
ク流出側の端部に弁が設けられているので、インク粘度
検出装置の信頼性を向上することができる。
(2)前記圧力検出室59B内に配置される圧力センサ51B
は、定格数十[gw/cm2]、精度0.3%程度の比較的精度
の粗いものでよいので、当該インク粘度検出装置を安価
に製作することができる。
は、定格数十[gw/cm2]、精度0.3%程度の比較的精度
の粗いものでよいので、当該インク粘度検出装置を安価
に製作することができる。
(3)毛細管の内径を、フィルタのポアサイズよりも小
さくすれば、該毛細管にごみが詰まることがなく、常に
安定した粘度検出を行うことができる。
さくすれば、該毛細管にごみが詰まることがなく、常に
安定した粘度検出を行うことができる。
第1図は本発明の第1の実施例の概略断面図、第2図は
本発明の第2の実施例の概略断面図、第3図は本発明が
適用されるインクジェットプリンタのシステム図であ
る。 1……インクタンク、2……供給ポンプ、3……メイン
フィルタ、5……ファイナルフィルタ、6……ヘッド、
7……ガター、10……希釈液タンク、50,150……インク
粘度検出装置、51A,51B……圧力センサ、52A……第1の
毛細管、52B……第2の毛細管、53……2方電磁弁、54
……温度センサ、55……ヒータ、56……ボディ、59A,59
B……圧力検出室、80……チューブ、81……毛細管、90
……恒温箱、100……圧力制御回路、101……粘度制御回
路
本発明の第2の実施例の概略断面図、第3図は本発明が
適用されるインクジェットプリンタのシステム図であ
る。 1……インクタンク、2……供給ポンプ、3……メイン
フィルタ、5……ファイナルフィルタ、6……ヘッド、
7……ガター、10……希釈液タンク、50,150……インク
粘度検出装置、51A,51B……圧力センサ、52A……第1の
毛細管、52B……第2の毛細管、53……2方電磁弁、54
……温度センサ、55……ヒータ、56……ボディ、59A,59
B……圧力検出室、80……チューブ、81……毛細管、90
……恒温箱、100……圧力制御回路、101……粘度制御回
路
Claims (5)
- 【請求項1】インク供給ポンプ、ヘッド、およびその流
体経路にフィルタを有するインクジェットプリンタのイ
ンク粘度検出装置であって、 インク流入側に配置される第1の毛細管と、 インク流出側に配置される第2の毛細管と、 該第2の毛細管のインク流出側の端部に設けられた弁
と、 前記第1および第2の毛細管の間に形成された圧力検出
室と、 前記圧力検出室内に配置された圧力センサとを具備し、 前記第1および第2の毛細管の長さは、前記インク供給
ポンプのインク加圧力の変動による前記圧力検出室内の
圧力の変動が、インクの粘度もしくは動粘度の必要最小
単位の変化に対応する前記圧力検出室内の圧力の変動よ
りも小さくなるように設定されたことを特徴とするイン
ク粘度検出装置。 - 【請求項2】前記第1および第2の毛細管の内径は、前
記フィルタのポアサイズよりも大きく設定されたことを
特徴とする前記特許請求の範囲第1項記載のインク粘度
検出装置。 - 【請求項3】前記第1および第2の毛細管、ならびに前
記圧力検出室は、一体成型されたことを特徴とする前記
特許請求の範囲第1項あるいは第2項記載のインク粘度
検出装置。 - 【請求項4】前記第1の毛細管は、チューブであること
を特徴とする前記特許請求の範囲第1項あるいは第2項
記載のインク粘度検出装置。 - 【請求項5】当該インク粘度検出装置は、当該インクジ
ェットプリンタの、ヘッドおよびフィルタを含む流体経
路とは別の流体経路に配置されたことを特徴とする前記
特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の
インク粘度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61289982A JPH0747311B2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | インク粘度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61289982A JPH0747311B2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | インク粘度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63144050A JPS63144050A (ja) | 1988-06-16 |
JPH0747311B2 true JPH0747311B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=17750246
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61289982A Expired - Lifetime JPH0747311B2 (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | インク粘度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747311B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8803642D0 (en) * | 1988-02-17 | 1988-03-16 | Willett Int Ltd | Method & device |
JP2017164964A (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 株式会社日立産機システム | インクジェット記録装置およびインクジェット記録装置の制御方法 |
JP6395961B1 (ja) * | 2018-01-29 | 2018-09-26 | 紀州技研工業株式会社 | インクジェットプリンタ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5319104U (ja) * | 1976-07-29 | 1978-02-18 | ||
JPS5838838A (ja) * | 1981-08-31 | 1983-03-07 | Toray Ind Inc | 細管式粘度計 |
JPS59198342A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-10 | Kobe Steel Ltd | 高温高圧粘度計 |
-
1986
- 1986-12-05 JP JP61289982A patent/JPH0747311B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63144050A (ja) | 1988-06-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |