JPH0746980Y2 - 圧電振動子 - Google Patents

圧電振動子

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JPH0746980Y2
JPH0746980Y2 JP2863190U JP2863190U JPH0746980Y2 JP H0746980 Y2 JPH0746980 Y2 JP H0746980Y2 JP 2863190 U JP2863190 U JP 2863190U JP 2863190 U JP2863190 U JP 2863190U JP H0746980 Y2 JPH0746980 Y2 JP H0746980Y2
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JP
Japan
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piezoelectric
piezoelectric vibrator
piece
vibrator
capacitor
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JP2863190U
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JPH03120121U (ja
Inventor
弘明 開田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、圧電振動子の構造に係り、詳しくは、コンデ
ンサ内蔵型の圧電音叉型振動子と呼ばれる共振子の改良
に関するものである。
[従来技術] 従来のこの種の圧電振動子の一例を第4図(a),
(b),(c)に、その等価回路を第5図に、それぞれ
示す。
上記圧電振動子では、平面略直角四角形状の圧電基板
(磁器板)1の一端部側に複数のスリット2a,2b,2cが刻
設されており、該スリット2a,2b,2cにより音叉部2が形
成されている。上記圧電基板1の両面には、電極a乃至
e及びf乃至jからなる所定の電極パターンが形成さ
れ、該電極の内、上記圧電基板1の無振動領域に対応し
て設けられた電極a,f及びe,iにより、それぞれコンデン
サ部が形成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来の圧電振動子において、小型化を図ろ
うとする場合、上記圧電基板1の面積を小さくすること
が考えられるが、このようにすれば、必然的に当該圧電
振動子に内蔵されるコンデンサ部における静電容量も小
さくなって好ましくない。
上記のような不具合を改善することを目的として、上記
圧電基板1の厚みを薄くして静電容量の増加を図ること
が考えられるが、この場合、当該圧電振動子自体の機械
的強度が低下して好ましくない結果に至る。
そこで、本考案の目的とするところは、例えば機械的強
度を低下させることなく、コンデンサ部における静電容
量を増加させ得る構造の圧電振動子、換言すれば、同じ
静電容量を確保しつつ小型化を図り得る構造の圧電振動
子を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案が採用する主たる手
段は、その要旨とするところが、コンデンサ内蔵型の圧
電振動子において、平面略直角四角形状で薄肉の圧電片
の一端部側に複数のスリットを刻設することにより音叉
部を形成すると共に、該圧電片と、所定の電極パターン
の電極膜とを交互に層状に配置し、複数の上記圧電片の
内、所定の圧電片を挟んで所望の静電容量を得るように
した点に係る圧電振動子である。
〔作用〕
本考案に係る圧電振動子においては、コンデンサ部を形
成する圧電片の肉厚を薄くして、小さい電極面積で大き
な静電容量を確保することができる。そして、当該圧電
振動子においては、圧電片が複数枚重ね合わせられて用
いられることから、機械的強度が低下することはない。
従って、例えば同じ静電容量を得る場合には、圧電振動
子全体の小型化が可能となる。
〔実施例〕
以下添付図面を参照して、本考案を具体化した実施例に
つき説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施例
は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的
範囲を限定する性格のものではない。
ここに、第1図は本考案の一実施例に係る圧電振動子の
斜視図、第2図は上記圧電振動子の分解斜視図、第3図
は上記圧電振動子の等価回路図である。
この実施例に係る圧電振動子では、第1図,第2図及び
第3図に示す如く、平面略直角四角形状で薄肉の例えば
3枚の圧電片(磁器板)3a,3b,3c(この内、圧電片3bが
最も薄肉に形成されている)の一端部側に、それぞれ複
数のスリット4a,4b,4cが刻設されており、これらのスリ
ット4a,4b,4cにより音叉部4が構成される。
そして、上記圧電片3a,3b,3cと、所定の電極パターンを
有する複数の電極膜5a乃至5dとが交互に層状に配置され
一体焼成されている。
本実施例構造において、上記電極膜5a乃至5dは第2図に
示すような電極パターンを有している。即ち、電極膜5a
は電極a,b,c,dを有し、電極膜5bは電極e,f,gを有してい
る。又、電極膜5cは電極h,i,jを有し、前極膜5dは電極
k,l,m,nを有している。
そして、上記電極膜5aは上記圧電片3aに、上記電極膜5b
及び5cは上記圧電片3bに、上記電極膜5dは上記圧電片3c
に、それぞれ予め印刷形成されており、上記電極の内、
電極b,e,k、c,f,i,l及びd,j,mは、それぞれスパッタリ
ング等により導通されて端面電極を形成している。
更に、本実施例構造では、上記電極の内、最も薄肉の圧
電片3bを挟んで対向する電極g,j及びe,hによりそれぞれ
コンデンサ部が構成されている。
本実施例に係る圧電振動子は上記したように構成されて
いる。
従って、上記のようなコンデンサ部を形成する上記圧電
片3bの肉厚を薄くして、小さい電極面積で大きな静電容
量を確保することができる。そして、当該圧電振動子に
おいては、上記のように複数の圧電片3a乃至3cが重ね合
わせられて構成されていることから、機械的強度が低下
することはない。
従って、例えば同じ静電容量を得る場合には、圧電振動
子全体の小型化が可能となる。
因に、上記圧電片3bの肉厚を従来の圧電基板1の肉厚の
1/10にし、コンデンサ部を形成する電極面積も1/10にす
ることにより、従来品と同容量で且つ小型化を成し得
る。
〔考案の効果〕
本考案は、上記したように、コンデンサ内蔵型の圧電振
動子において、平面略直角四角形状で薄肉の圧電片の一
端部側に複数のスリットを刻設することにより音叉部を
形成すると共に、該圧電片と、所定の電極パターンの電
極膜とを交互に層状に配置し、複数の上記圧電片の内、
所定の圧電片を挟んで所望の静電容量を得るようにした
ことを特徴とする圧電振動子であるから、機械的強度を
低下させることなく、コンデンサ部における静電容量を
増加させることができる。換言すれば、同じ静電容量を
確保しつつ振動子の小型化を図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る圧電振動子の斜視図、
第2図は上記圧電振動子の分解斜視図、第3図は上記圧
電振動子の等価回路図、第4図は従来の圧電振動子の構
造を示すものであって、同図(a)は斜視図,同図
(b)は同図(a)における平面図,同図(c)は同図
(a)における裏面図、第5図は上記従来の圧電振動子
の等価回路図である。 〔符号の説明〕 3a,3b,3c……圧電片 4……音叉部 4a,4b,4c……スリット 5a,5b,5c,5d……電極膜 a乃至j……電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサ内蔵型の圧電振動子において、
    平面略直角四角形状で薄肉の圧電片の一端部側に複数の
    スリットを刻設することにより音叉部を形成すると共
    に、該圧電片と、所定の電極パターンの電極膜とを交互
    に層状に配置し、複数の上記圧電片の内、所定の圧電片
    を挟んで所望の静電容量を得るようにしたことを特徴と
    する圧電振動子。
JP2863190U 1990-03-20 1990-03-20 圧電振動子 Expired - Lifetime JPH0746980Y2 (ja)

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JPH03120121U JPH03120121U (ja) 1991-12-10
JPH0746980Y2 true JPH0746980Y2 (ja) 1995-10-25

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