JPH0746881Y2 - 光減衰器 - Google Patents

光減衰器

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Publication number
JPH0746881Y2
JPH0746881Y2 JP7848892U JP7848892U JPH0746881Y2 JP H0746881 Y2 JPH0746881 Y2 JP H0746881Y2 JP 7848892 U JP7848892 U JP 7848892U JP 7848892 U JP7848892 U JP 7848892U JP H0746881 Y2 JPH0746881 Y2 JP H0746881Y2
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JP
Japan
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capillary
attenuator
optical fiber
cut end
film
Prior art date
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Application number
JP7848892U
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JPH0637803U (ja
Inventor
清治 菊永
Original Assignee
新和化成株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は光回路における光の強
さを調節するために用いられる光減衰器に関するもので
あり、詳しくは光に一定の減衰量を与える光固定減衰器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光回路において透過する光の強さを変え
るには、入射する光の一部を反射させるか散乱させるか
吸収してしまえば良い。その手段としては、キャピラリ
の中間部に回転カッターによりスリ割り溝を設けたり、
又はキャピラリを切断しその切断端面に減衰膜を蒸着さ
せるか切断端面の間に減衰膜のフィルムを介在させた光
減衰器を作ることにより行われている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】光減衰器は減衰率に高
精度が要求されるものであり、具体的には減衰率公差は
10%以下が要求される。そのため、この公差を満足さ
せるには製作寸法精度を高く保つ必要があるとともに、
減衰膜を使用する場合その膜の厚さ精度、均一性及び耐
久性に厳しい規格で作らなければならない。
【0004】しかし、スリ割り溝を設けるスリ割り加工
方法においては、スリ割り溝を設けるのに現在回転カッ
ターのみに頼るしかなく、回転カッターを使用した場合
のスリ割り溝巾の仕上がり公差は10%以下にすべて押
さえることが困難なため、減衰率誤差は10%前後とな
り精度が悪いとともにバラツキがあるものである。
【0005】また、減衰膜を使用する場合は、前述のよ
うに膜厚に高精度が要求されるため蒸着させる際0.1
μm厚さに対して厚さ公差0.01μm以下であるこ
と、フィルムの際10μmの厚さに対して厚さ公差1μ
m以下であることが要求されることとなり、その結果と
して非常に手間がかかり製作歩留が低く、コスト高を避
けることはできなくなっている。本願考案はこれらの課
題に対処しようとするものであり、以下の記載の考案の
完成によりその目的を達成することができたものであ
る。
【0006】
【課題を解決する手段】本願考案を図面に基づいて説明
すると、光ファイバ(2)の周囲をセラミックや合成樹
脂等で被覆したキャピラリを光ファイバ(2)に対して
垂直方向又は斜めに切断し、二分したキャピラリ(1
a,1b)の一方又は両方の切断端面(3)を通常の平
面研摩加工により段差(5)を設けるように処理した
後、該二分したキャピラリ(1a,1b)の切断端面
(3,3)同士を光ファイバ(2)のコアに軸ずれが生
じないように接合して元の一体型のキャピラリとし、光
ファイバに空隙部(6)を設けるようにした減衰部
(A)を有してなる光減衰器(B)である。
【0007】段差加工は、切断端面の大部分を処理して
しまうと接合しずらくなってしまうので、光ファイバの
部分に空隙が設けられる程度に切断端面を処理するよう
にする。
【0008】二分したキャピラリの接合については切断
端面に接着剤を塗布することにより一体型としてもよい
し、図3に示すような接続環(8)を用いて接合し、必
要に応じてキャピラリと接続環の境介部に接着剤を塗布
するようにしてもよい。また、本願考案は段差加工を施
すことにより設けた空隙部に減衰膜(27)を介在させ
るようにしたものである。減衰膜はフィルムを介在させ
てもよいし、蒸着させるようにしてもよい。
【0009】
〔実施例1〕
直径2.5mm、長さ10.5mmのジルコニア製のキ
ャピラリを切断し、一方のキャピラリの切断端面に幅2
0μmの段差を設けるように平面研摩段差加工を施した
後、厚さ20μmの減衰膜のフィルムを組み込んだ減衰
部を用いて減衰器を組立て、その減衰率を測定したとこ
ろ、減衰率は5dB±4%以下の公差内にすべて収まっ
た。又、段差加工時間も従来のスリ割り加工に比して5
〜10倍の加工能率となった。
【0010】〔実施例2〕 直径2.5mm、長さ10.5mmのジルコニア製のキ
ャピラリを切断し、一方のキャピラリの切断端面に幅5
μmの段差を設けるように平面研摩段差加工を施した
後、その段差加工面に厚さ0.1μmのクロムを真空蒸
着させた減衰部を用いて減衰器を組立て、その減衰率を
測定したところ10dBの減衰率に比してすべて5%以
下の公差内に入り、従来の誤差の半分程度となった。
【0011】
【効果】以上のように、キャピラリを切断して段差加工
を施し空隙部を設ける減衰部とすることにより、スリ割
り加工による減衰部よりもすぐれた精度の減衰部を有す
る光減衰器とすることができた。しかも、段差加工は通
常の平面研摩加工であることからきわめて容易に、かつ
安価に行うことができる。
【0012】また、平面研摩加工であるので自由に空隙
幅を調整することができ、わずかな減衰量の減衰器でも
作ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願考案の減衰部の作り方を示す説明図。
【図2】 本願考案の減衰部の他の実施例を示す断面
図。
【図3】 本願考案の減衰部の他の実施例を示す断面
図。
【図4】 本願考案の減衰部の他の実施例を示す断面
図。
【図5】 本願考案の減衰部を有する減衰器を示す断面
図。
【図6】 従来の減衰部を示す断面図。
【図7】 従来の減衰部を示す断面図。
【符号の説明】
A,A′,A″・・・・・減衰部 B・・・・・・・・・光減衰器 1a,1b・・・・・・・キャピラリ 2・・・・・・・・・光ファイバ 5・・・・・・・・・段差 6・・・・・・・・・空隙部 8・・・・・・・・・接続環 10・・・・・・・・・プラグフレーム 20・・・・・・・・・スリーブ 27・・・・・・・・・減衰膜 30・・・・・・・・・フック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバの周囲をセラミック等で被覆
    したキャピラリを光ファイバに対して垂直方向又は斜め
    に切断し二分したキャピラリの一方又は両方の切断端面
    に段差加工を施した後、該二分したキャピラリの切断端
    面同士を接合してキャピラリの光ファイバに空隙を設け
    るにようにした減衰部を有することを特徴とする光減衰
    器。
  2. 【請求項2】 キャピラリを切断し段差加工を施すこと
    により設けた空隙部に減衰膜を介在させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光減衰器。
JP7848892U 1992-10-16 1992-10-16 光減衰器 Expired - Lifetime JPH0746881Y2 (ja)

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JP7848892U JPH0746881Y2 (ja) 1992-10-16 1992-10-16 光減衰器

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JPH0637803U JPH0637803U (ja) 1994-05-20
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JPH0637803U (ja) 1994-05-20

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