JPH074677U

JPH074677U - 落とし込み具

Info

Publication number: JPH074677U
Application number: JP4311693U
Authority: JP
Inventors: 博文森
Original assignee: 博文森
Priority date: 1993-06-22
Filing date: 1993-06-22
Publication date: 1995-01-24

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】落とし込み作業を簡易に手早くおこなえるよ
う、落とし込み具上面端部にカッターナイフ案内溝を設
け、落とし込み対象に応じてスライド鈎を用いることに
より、落とし込み作業が簡易に手早く、行なえるもので
ある。【構成】上面板端部にカッターナイフ案内溝２を設
け、広幅の下向きのスライド鈎６を設ける。又、別体と
して目的に合った案内鈎を持つ板を、組み替えられるよ
う構成したものである。【効果】板にカッターナイフ案内溝を設けてあるの
で、けがきと切断が同時に行なえる為、手早く落とし込
み作業が行なえる。又、目的に合ったスライド鈎を付け
替えらえる為、便利である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

各種建築物における床面の保護と化粧の為に、用途に応じた色彩を有するビニル長尺シートを張着するものであるが、継目の処理に関して、隙間なく落とし込むものと、ビニル溶接を行なう為の目透かしの方法とがあるが、本案は、この場合における落とし込み具である。

【０００２】

【従来の技術】

従来よりの落とし込み具は、針を用いて行なわれていた為、ビニル長尺シートを張着する際継目の処理は、落とし込み具を用いてけがき線を引き、その線に沿ってカッターナイフ等を用い切断張着していた。

【０００３】然しこの方法によると、けがき線を引き、それに沿ってもう一度切るという２動作が必要であった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ビニル長尺シートを張着する際の継目の処理に関して、手早く安定した落とし込み作業を行なう為に、本案器具を用いれば１動作にて、簡易に手早く落とし込み作業が完了できるように、構成したものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

落とし込み具板１上に、カッタ−ナイフの厚みにあわせたカッターナイフ案内溝を成すように２枚の板２を設けて、この位置にカッターナイフをはめこむことにより、けがき線を引くことなく１動作にて、落とし込むことができる。又、安定した落とし込みができるように、案内溝板２、の幅と同じ下向きの案内鈎６を設けたものである。

【０００６】

【作用】落とし込み具板５の案内鈎６を、重なり合ったビニル長尺シート下面の端部に引っ掛け、落とし込み位置迄、板１を摺動し止螺子４にて固定して、カッターナイフを手持ちのまま溝に差し込み、下面ビニル長尺シート端に沿って、スライドさせることにより、１動作にて落とし込み作業がおこなえるものである。

【０００７】

【実施例】

適当な幅と厚みのある金属板を用い、板１前端部より僅かの位置に、鈎板６と等幅な板２を２枚用いて、カッターナイフの刃幅にあわせた間隙を持たせて、上向きに取り付け、その位置の板１、にカッターナイフを差し込める溝穴を設け、摺動部と固定部を構成する板３に、適当な幅の案内鈎６を、板５に取り付け、板１．３．５．を一体と成すよう構成した、落とし込み具。又、曲面部の落とし込みの場合に、別体として形成した異形鈎６’を持つ板５’と、取り替えられるよう構成したものである。

【０００８】

【考案の効果】

カッターナイフ案内溝を設けることにより、１動作にて落とし込み作業が行なえる。又、スライド鈎６が広幅の為、安定したけがきが行なえるものである。又、カッターナイフを差し替えるだけで、端から端まで落とし込めるものである。又、落とし込み対象により、曲面用鈎６’が必要な場合もあるので、別体として構成した板５’と組替えることにより、用途に適した落とし込み作業が行なえるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案実施例における組み立て時の側面図であ
る。

【図２】本案実施例における板３の側面図である。

【図３】本案実施例における板１の側面図である。

【図４】本案実施例における板５の側面図である。

【図５】本案実施例における組み立て時の平面図であ
る。

【図６】本案実施例における組み立て時の正面図であ
る。

【図７】本案実施例における板３の正面図である。

【図８】本案実施例における板１の正面図である。

【図９】本案実施例における板５の正面図である。

【図１０】本案実施例における板１の平面図である。

【図１１】本案実施例における板５’の平面図である。

【図１２】本案実施例における板５’の側面図である。

【符号の説明】

１落とし込み位置止め板２ナイフ案内溝形成板３摺動固定板４固定螺子５スライド案内鈎付板５’別体板６スライド案内鈎６’異形スライド案内鈎

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

適当な幅と厚みのある金属板を用い、板１前端部より僅
かの位置に、鈎板６と等幅な板２を２枚用いて、カッタ
ーナイフの刃幅にあわせた間隙を持たせて、上向きに取
り付け、その位置の板１に、カッターナイフを差し込め
る溝穴を設け、摺動部と固定部を構成する板３と、適当
な幅の案内鈎６を、板５に取り付け、板１．３．５．を
一体と成すよう構成した、落とし込み具。