JPH0746770A - 充電制御回路 - Google Patents

充電制御回路

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JPH0746770A
JPH0746770A JP5184888A JP18488893A JPH0746770A JP H0746770 A JPH0746770 A JP H0746770A JP 5184888 A JP5184888 A JP 5184888A JP 18488893 A JP18488893 A JP 18488893A JP H0746770 A JPH0746770 A JP H0746770A
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JP
Japan
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battery
temperature
charging
storage battery
value
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JP5184888A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Ohashi
敏治 大橋
Kazutaka Suzuki
一敬 鈴木
Kazufumi Ichi
和文 井地
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発生ガス吸収反応のみによる温度上昇を検出
することにより、蓄電池の満充電を正確に検出する。 【構成】 マイコン8は、温度検知回路11を介して入
力される温度センサ22の信号により、電池21の温度
を検出し、T1=T(t)−T2=T(t)−kI2
tの演算を行う。ここで、電池21の内部抵抗による温
度上昇をT2、単位時間当りの電池21の内部抵抗によ
る損失の温度上昇値をk、実際の温度上昇をT(t)、
充電電流をI、電池21の内部抵抗をR、充電時間を
t、発生ガス吸収による温度上昇をT1とする。そし
て、マイコン8は、算出されたT1が、内蔵記憶部に記
憶されている予め設定された値に達すると、充電電流の
供給を停止する等の満充電制御を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充電して満充電制御を
行う充電制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、充電される蓄電池の満充電の検出
は、電池電圧、充電時間、電池温度等に基づいて行われ
ている。一般に、蓄電池が満充電に近づくと、電池内部
でガスが発生するが、これによる内圧の上昇を防止する
ために、極板内に付加された触媒により、この発生ガス
が吸収されるようになっている。ところで、この発生ガ
ス吸収反応が、発熱反応であるので、電池が満充電に近
づくと、電池温度が上昇する。従って、電池の満充電を
示すための間接的な変数である電池電圧や充電時間に対
して、ガス吸収反応による温度上昇は直接的な変数であ
り、満充電を検出するためには非常に有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充電時
における電池の温度上昇には、充電電流により電池の内
部抵抗で生じる発熱や、電池温度と周囲温度との温度差
による温度上昇等が含まれるために、発生ガス吸収反応
のみによる温度上昇を正確に検出することが困難であっ
た。
【0004】本発明は、上記問題を解決するもので、発
生ガス吸収反応のみによる温度上昇を検出することによ
り、蓄電池の満充電を確実に検出する充電制御回路を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、充電可能な蓄電池の温度を検出する電池
温度検出手段と、検出された電池温度に基づき、充電開
始からの電池温度上昇値を算出する第1演算手段と、上
記蓄電池の内部抵抗による抵抗温度上昇値を算出する第
2演算手段と、上記電池温度上昇値から上記抵抗温度上
昇値を減算する第3演算手段と、この第3演算手段の算
出結果が予め設定された値になると上記蓄電池の満充電
制御を行う制御手段とを備えた構成である(請求項
1)。
【0006】また、請求項1記載の充電制御回路におい
て、上記蓄電池の種類に対応した内部抵抗値を記憶する
記憶手段と、上記蓄電池の種類を判別する判別手段と、
判別された上記蓄電池の種類に応じて上記記憶手段から
対応する内部抵抗値を選択する選択手段とを備えた構成
である(請求項2)。
【0007】また、請求項1記載の充電制御回路におい
て、上記蓄電池を第1,第2充電電流で充電する充電手
段と、上記蓄電池の電池電圧を検出する電圧検出手段
と、上記第1,第2充電電流で充電したときの上記電池
電圧と該第1,第2充電電流とから上記蓄電池の内部抵
抗値を算出する内部抵抗演算手段とを備えた構成である
(請求項3)。
【0008】また、充電可能な蓄電池の温度を検出する
電池温度検出手段と、検出された電池温度に基づき、充
電開始からの電池温度上昇値を算出する第1演算手段
と、充電開始時の上記蓄電池の周囲温度を検出する周囲
温度検出手段と、上記周囲温度による上記電池の温度上
昇値を算出する第2演算手段と、上記電池温度上昇値か
ら上記周囲温度による上記電池の温度上昇値を減算する
第3演算手段と、この第3演算手段の算出結果が予め設
定された値になると上記蓄電池の満充電制御を行う制御
手段とを備えた構成である(請求項4)。
【0009】また、充電可能な蓄電池の温度を検出する
温度検出手段と、検出された電池温度に基づき、単位時
間当りの温度変化量を逐次算出する第1演算手段と、算
出された連続する上記温度変化量の差を積算した値を算
出する第2演算手段と、上記積算値が予め設定された値
になると上記蓄電池の満充電制御を行う制御手段とを備
えた構成である(請求項5)。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によれば、充電される蓄電
池の温度が検出され、検出された電池温度に基づき、充
電開始からの電池温度上昇値が算出される。一方、蓄電
池の内部抵抗による抵抗温度上昇値が算出され、電池温
度上昇値から抵抗温度上昇値が減算される。この減算結
果が予め設定された値になると蓄電池の満充電制御が行
われる。
【0011】また、請求項2記載の発明によれば、記憶
されている蓄電池の種類に対応した内部抵抗値から、判
別された蓄電池の種類に応じて対応する内部抵抗値が選
択され、蓄電池の内部抵抗による抵抗温度上昇値が算出
される。
【0012】また、請求項3記載の発明によれば、第
1,第2充電電流で充電したときの各電池電圧と第1,
第2充電電流とから蓄電池の内部抵抗値が算出されて、
蓄電池の内部抵抗による抵抗温度上昇値が算出される。
【0013】また、請求項4記載の発明によれば、充電
される蓄電池の温度が検出され、検出された電池温度に
基づき、充電開始からの電池温度上昇値が算出される。
一方、充電開始時の蓄電池の周囲温度から周囲温度によ
る電池の温度上昇値が算出され、電池温度上昇値から周
囲温度による電池の温度上昇値が減算される。この減算
結果が予め設定された値になると蓄電池の満充電制御が
行われる。
【0014】また、請求項5記載の発明によれば、充電
される蓄電池の温度が検出され、検出された電池温度に
基づき単位時間当りの温度変化量が逐次算出され、連続
するこの温度変化量の差が積算される。そして、この積
算値が予め設定された値になると蓄電池の満充電制御が
行われる。
【0015】
【実施例】本発明に係る充電制御回路が適用される充電
装置の第1実施例について図1,図2に基づき説明す
る。図1は第1実施例の充電装置の構成を示すブロック
図である。
【0016】この充電装置は、充電器1及び電池パック
2からなり、AC入力に接続された充電器1に電池パッ
ク2を装着して充電を行うようになっている。電池パッ
ク2は、電池21及び電池21の温度を検出する温度セ
ンサ22を内蔵している。充電器1は、電池21に充電
電流を供給する機能と、電池21の温度に基づき満充電
を検出する機能を有するものである。
【0017】まず、充電電流の供給について説明する。
AC入力が整流回路3により整流、平滑され、スイッチ
ング回路4によりスイッチングされて、トランス5の1
次巻線に入力される。そして、トランス5の2次巻線に
誘起された電力が整流回路6により整流され、電流検出
回路7を介して電池21に充電電流が供給される。一
方、マイコン8は、電流検出回路7から入力される信号
に基づき充電電流レベルを検出し、これが所定レベルに
維持されるように電流フィードバック回路9、制御回路
10を介してスイッチング回路4のスイッチングパルス
のデューティ等を制御するようになっている。
【0018】次に、電池温度による満充電の検出につい
て説明する。電池21の温度は、図2(a)に示すよう
に、充電開始から徐々に上昇している。これは、充電電
流により電池21の内部抵抗が発熱するためである。そ
して、電池21が満充電に近づくと、極板の発生ガス吸
収反応により、さらに電池21の温度が上昇する。
【0019】ここで、電池21の内部抵抗による温度上
昇をT2、単位時間当りの電池21の内部抵抗による損
失の温度上昇値をk、実際の温度上昇をT(t)、充電
電流をI、電池21の内部抵抗をR、充電時間をtとす
ると、発生ガス吸収による温度上昇T1は、数1で表さ
れる。
【0020】
【数1】T1=T(t)−T2=T(t)−kI2Rt そこで、マイコン8は、温度検知回路11を介して入力
される温度センサ22の信号により、充電開始時の電池
21の温度を検出する。さらに逐次電池21の温度を検
出して温度上昇を算出し、その都度数1の演算を行う。
【0021】そして、マイコン8は、算出されたT1
が、内蔵記憶部に記憶されている予め設定された値に達
すると、充電電流の供給を停止する等の満充電制御を開
始するようになっている。
【0022】なお、電池21の内部抵抗Rは、予めマイ
コン8の内蔵記憶部に記憶しておけばよい。充電電流I
も記憶しておいてもよく、また電流検出回路7でその都
度検出してもよい。また、温度上昇T1に代えて、図2
(b)に示すような単位時間毎に算出された単位時間当
りのT1の変化量ΔT1が所定値に達すると満充電制御
を開始するようにしてもよい。
【0023】次に、本発明に係る充電制御回路が適用さ
れる充電装置の第2実施例について、図3,図4に基づ
き説明する。図3は第2実施例の充電装置の構成を示す
ブロック図である。なお、第1実施例と同一物は同一符
号を付し、説明を省略する。
【0024】第2実施例は、電池の種類によって異なる
内部抵抗を、電池の種類を判別して対応する内部抵抗を
選択するようにしたものである。
【0025】電池パック2は、図4(a)に示すよう
に、その種類を判別するためのパック種類判別端子23
が、充電器1への装着時に充電器1側の検出端子に接触
可能となる表面適所に設けられている。マイコン8は、
第1実施例の機能に加えて、パック種類判別端子23か
ら入力される信号に基づき電池21の種類を判別するも
のである。また、マイコン8は、内蔵記憶部に、電池2
1の種類に対応して予め設定された内部抵抗値のテーブ
ルを記憶している。
【0026】例えば、マイコン8は、図4(b)に示す
ように、パック種類判別端子23の検出端子A,Bの両
方からローレベル信号が入力されると1600mAHの
電池であると判別し、検出端子Aからローレベル信号、
検出端子Bからハイレベル信号が入力されると1200
mAHの電池であると判別する。
【0027】そして、電池21が1600mAHの電池
であれば、R=4mΩ/セル、1200mAHの電池で
あれば、R=5mΩ/セルとし、数1に基づき発生ガス
吸収反応のみによる温度上昇T1を算出する。
【0028】このように、異なる種類の電池21に対し
ても、発生ガス吸収反応のみによる温度上昇を算出し、
満充電を確実に検出することができる。
【0029】なお、パック種類判別端子23の個数は、
必要とする内部抵抗値の数に応じて決定すればよい。例
えば、1個であれば、内部抵抗値が2種類設定可能とな
り、この実施例のように2個であれば、4種類まで設定
可能となる。
【0030】次に、本発明に係る充電制御回路が適用さ
れる充電装置の第3実施例について、図5に基づき説明
する。なお、第3実施例の充電装置の構成は、第1実施
例に電池電圧検出回路を備えてなるものである。
【0031】第3実施例は、電池の種類によって異なる
内部抵抗を、充電電流レベルを切り換えて検出した電池
電圧から算出するようにしたものである。
【0032】マイコン8は、第1実施例の機能に加え
て、電池電圧検出回路からの検出信号から電池21の電
圧を求めるようになっている。また、マイコン8は、好
ましくは充電初期に、通常の充電電流レベルを切り換え
て一時的に電流レベルを低下させ、この切換の前後に検
出した電池電圧から電池21の内部抵抗を算出するもの
である。
【0033】例えば、図5に示すように、充電電流をI
1からI2に切り換えると電池電圧がV1からV2に変
化したとすると、数2により電池21の内部抵抗Rを算
出することができる。
【0034】
【数2】R=(V1−V2)/(I1−I2) なお、内部抵抗Rを算出した後で、図5に示すように、
充電電流をI2からI1に戻し、充電時間の短縮を図る
ようにしている。
【0035】このように、電池21の内部抵抗Rを算出
することにより、第1実施例の数1に基づいて発生ガス
吸収反応のみによる温度上昇T1を算出し、電池21の
満充電を確実に検出することができる。
【0036】次に、本発明に係る充電制御回路が適用さ
れる充電装置の第4実施例について、図6〜図8に基づ
き説明する。図6は第4実施例の充電装置の構成を示す
ブロック図、図7は電池パック2の構成を示す斜視図で
ある。なお、第1実施例と同一物は同一符号を付し、説
明を省略する。
【0037】蓄電池を充電する時、電池の温度より周囲
温度の方が高い場合には、電池は周囲温度の影響を受け
て温度上昇する。第4実施例は、この周囲温度による温
度上昇分を除去するようにしたものである。
【0038】電池パック2は、図7に示すように、電池
21の温度を検出すべく、電池21に接触ないしは近接
して配設されたダイオード等で構成された温度センサ2
2と、周囲温度センサ24を有している。周囲温度セン
サ24は、ポジスタまたはサーミスタ等からなり、ハウ
ジング25内部の適所に設けられた電池21の温度上昇
の影響を受けない別室29内に配設され、電池パック2
の周囲温度を検出するものである。
【0039】そして、温度センサ22及び周囲温度セン
サ24の検出信号は、充電器1に装着されることによ
り、充電器1側の検出端子と接触するように電池パック
2の表面適所に設けられた端子26,28及び端子2
7,28から出力されるようになっている。
【0040】ここで、電池21の温度上昇について図8
(a)を参照しながら説明する。電池21の温度は、充
電開始から周囲温度に向けて徐々に上昇する。そして、
電池21が満充電に近づくと、極板での発生ガス吸収反
応により、さらに電池21の温度が上昇する。
【0041】周囲温度による温度上昇をσ(t)、実際
の温度上昇をT(t)、充電時間をtとすると、発生ガ
ス吸収による温度上昇T1は、数3で表される。なお、
σ(t)は、周囲温度による温度上昇の算出式で、公知
のものである。
【0042】
【数3】T1=T(t)−σ(t) そこで、マイコン8は、第1実施例の機能に加えて、周
囲温度検知回路12を介して入力される周囲温度センサ
24の信号から周囲温度を充電開始時、または充電初期
の適当な時点で検出し、σ(t)を算出し、数3の演算
を行って、発生ガス吸収反応のみによる温度上昇値を検
出するものである。
【0043】なお、第1実施例の最後に説明したよう
に、温度上昇T1に代えて、図8(b)に示すような単
位時間毎に算出された単位時間当りのT1の変化量ΔT
1が所定値に達すると満充電制御を開始するようにして
もよい。
【0044】また、マイコン8は、内蔵記憶部に、周囲
温度と電池温度との種々の温度差に対応する温度上昇関
数を記憶しておいてもよい。そして、充電開始時点での
温度差に応じて関数σ(t)を選択し、充電中は所定時
間毎に電池温度を検出し、数3の演算を行って、この演
算結果が所定値になると、満充電と判断するようにすれ
ばよい。
【0045】次に、本発明に係る充電制御回路が適用さ
れる充電装置の第5実施例について、図9に基づき説明
する。なお、第5実施例の充電装置の構成は、第1実施
例と略同一である。
【0046】図2(a)に示したように、実際の電池温
度は充電開始から徐々に上昇している。ここで、図9に
示すように、充電当初、すなわち温度上昇が電池の内部
抵抗や周囲温度によるときは、単位時間当りの温度変化
量ΔTはほぼ一定となる。そして、発生ガス吸収反応が
開始すると、温度変化量ΔTは増大していく。
【0047】この単位時間当りの温度変化量ΔTの増大
量Siは、数4で表される。但し、tは単位時間であ
る。
【0048】
【数4】Si=(ΔTi+1−ΔTi)×t 従って、温度上昇が電池の内部抵抗や周囲温度によると
きは、
【0049】
【数5】ΔTi+1−ΔTi=0 であるので、
【0050】
【数6】Si=0 となる。
【0051】従って、数7で表される充電初期からの温
度上昇Sは、発生ガス吸収反応のみによる温度上昇とな
る。
【0052】
【数7】
【0053】そこで、マイコン8は、単位時間毎に電池
21の温度を検出し、単位時間当りの温度変化量ΔTを
算出し、この算出値に基づき数7の演算を行う。そし
て、この演算結果Sが予め設定された値になると、満充
電制御を開始するようになっている。
【0054】次に、本発明に係る充電制御回路が適用さ
れる充電装置の第6実施例について、図10,図11に
基づき説明する。図10は第6実施例の充電装置の構成
を示すブロック図である。なお、第2,第5実施例と同
一物は同一符号を付し、説明を省略する。
【0055】マイコン8は、第2,第5実施例の機能に
加えて、内蔵記憶部に、電池21の種類と周囲温度とに
対応して予め設定された表1に示すような温度上昇値の
テーブルを記憶している。
【0056】
【表1】
【0057】また、マイコン8は、電池21の充電を開
始した時に、電池21の種類を判別するとともに、周囲
温度を検出する。そして、図11に示すように、充電に
より温度が上昇していき、この温度上昇が内蔵記憶部か
ら得られる対応する温度上昇値になると、充電電流をト
リクル充電電流に切り換える等の満充電制御を行う。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、充電される蓄電池の温度を検出し、検出された
電池温度に基づき充電開始からの電池温度上昇値を算出
し、一方、蓄電池の内部抵抗による抵抗温度上昇値を算
出し、電池温度上昇値から抵抗温度上昇値を減算して、
この減算結果が予め設定された値になると蓄電池の満充
電制御を行うようにしたので、蓄電池の内部抵抗による
温度上昇が除去された発生ガス吸収反応のみによる温度
上昇を検出することができ、蓄電池の満充電を正確に検
出することができる。
【0059】また、請求項4の発明によれば、充電され
る蓄電池の温度を検出し、検出された電池温度に基づき
充電開始からの電池温度上昇値を算出し、一方、充電開
始時の蓄電池の周囲温度から周囲温度による電池の温度
上昇値を算出し、電池温度上昇値から周囲温度による電
池の温度上昇値を減算して、この減算結果が予め設定さ
れた値になると蓄電池の満充電制御を行うようにしたの
で、蓄電池の周囲温度による温度上昇が除去された発生
ガス吸収反応のみによる温度上昇を検出することがで
き、蓄電池の満充電を正確に検出することができる。
【0060】また、請求項5の発明によれば、充電され
る蓄電池の温度を検出し、検出された電池温度に基づき
単位時間当りの温度変化量を逐次算出し、連続するこの
温度変化量の差を積算し、この積算値が予め設定された
値になると蓄電池の満充電制御を行うようにしたので、
発生ガス吸収反応のみによる温度上昇を検出することが
でき、蓄電池の満充電を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る充電制御回路が適用される充電装
置の第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は内部抵抗及び発生ガス吸収反応による
電池の温度上昇を示す説明図、(b)は発生ガス吸収反
応のみによる温度上昇を示す説明図である。
【図3】本発明に係る充電制御回路が適用される充電装
置の第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図4】(a)は1600,1200mAHの電池パッ
クの検出端子を示す図、(b)は電池パックの種類に対
する検出端子の信号と内部抵抗を示す図である。
【図5】充電電流を切り換えたときの電池電圧の変化を
示す図である。
【図6】本発明に係る充電制御回路が適用される充電装
置の第4実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】電池パックの構成を示す斜視図である。
【図8】(a)は周囲温度及び発生ガス吸収反応による
電池の温度上昇を示す説明図、(b)は発生ガス吸収反
応のみによる温度上昇を示す説明図である。
【図9】電池の温度上昇、温度変化量及び温度変化量の
増加分を示す説明図である。
【図10】本発明に係る充電制御回路が適用される充電
装置の第6実施例の構成を示すブロック図である。
【図11】内部抵抗、周囲温度及び発生ガス吸収反応に
よる電池の温度上昇を示す説明図である。
【符号の説明】
1 充電器 2 電池パック 3,6 整流回路 4 スイッチング回路 5 トランス 7 電流検出回路 8 マイコン 9 電流フィードバック回路 10 制御回路 11 温度検知回路 12 周囲温度検知回路 21 電池(蓄電池) 22 温度センサ 23 パック種類判別端子 24 周囲温度センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充電可能な蓄電池の温度を検出する電池
    温度検出手段と、検出された電池温度に基づき、充電開
    始からの電池温度上昇値を算出する第1演算手段と、上
    記蓄電池の内部抵抗による抵抗温度上昇値を算出する第
    2演算手段と、上記電池温度上昇値から上記抵抗温度上
    昇値を減算する第3演算手段と、この第3演算手段の算
    出結果が予め設定された値になると上記蓄電池の満充電
    制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする充電制
    御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の充電制御回路において、
    上記蓄電池の種類に対応した内部抵抗値を記憶する記憶
    手段と、上記蓄電池の種類を判別する判別手段と、判別
    された上記蓄電池の種類に応じて上記記憶手段から対応
    する内部抵抗値を選択する選択手段とを備えたことを特
    徴とする充電制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の充電制御回路において、
    上記蓄電池を第1,第2充電電流で充電する充電手段
    と、上記蓄電池の電池電圧を検出する電圧検出手段と、
    上記第1,第2充電電流で充電したときの上記電池電圧
    と該第1,第2充電電流とから上記蓄電池の内部抵抗値
    を算出する内部抵抗演算手段とを備えたことを特徴とす
    る充電制御回路。
  4. 【請求項4】 充電可能な蓄電池の温度を検出する電池
    温度検出手段と、検出された電池温度に基づき、充電開
    始からの電池温度上昇値を算出する第1演算手段と、充
    電開始時の上記蓄電池の周囲温度を検出する周囲温度検
    出手段と、上記周囲温度による上記電池の温度上昇値を
    算出する第2演算手段と、上記電池温度上昇値から上記
    周囲温度による上記電池の温度上昇値を減算する第3演
    算手段と、この第3演算手段の算出結果が予め設定され
    た値になると上記蓄電池の満充電制御を行う制御手段と
    を備えたことを特徴とする充電制御回路。
  5. 【請求項5】 充電可能な蓄電池の温度を検出する温度
    検出手段と、検出された電池温度に基づき、単位時間当
    りの温度変化量を逐次算出する第1演算手段と、算出さ
    れた連続する上記温度変化量の差を積算した値を算出す
    る第2演算手段と、上記積算値が予め設定された値にな
    ると上記蓄電池の満充電制御を行う制御手段とを備えた
    ことを特徴とする充電制御回路。
JP5184888A 1993-07-27 1993-07-27 充電制御回路 Pending JPH0746770A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005335058A (ja) * 2004-05-22 2005-12-08 Robert Bosch Gmbh 電力供給ユニットから動作電圧を受け取る手持ち式工作機械
US7292006B2 (en) 2005-05-20 2007-11-06 Shimano, Inc. Controlled DC power supply for a human powered vehicle

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