JPH0746593A - 高能率符号化装置 - Google Patents

高能率符号化装置

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JPH0746593A
JPH0746593A JP19031293A JP19031293A JPH0746593A JP H0746593 A JPH0746593 A JP H0746593A JP 19031293 A JP19031293 A JP 19031293A JP 19031293 A JP19031293 A JP 19031293A JP H0746593 A JPH0746593 A JP H0746593A
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力部でフィールドメモリの記憶領域内に書
き込み禁止領域を指定できるようにすることで、これに
よって受信側のテレビジョンモニタ等に静止画像と動画
像を簡単な構成でリアルタイムで表示することができる
ようにする。 【構成】 入力映像画像データを圧縮して伝送するコー
デックにおいて、圧縮過程に用いられるフィールドメモ
リ2及び8の所望の領域を指定する指定部28と、これ
らのメモリ2及び8にアドレスを与える水平アドレス発
生回路25、垂直アドレス発生回路26と、これらから
のアドレス及び指定部28からのアドレスデータを比較
するコンパレータ27と、この比較結果に基いてメモリ
2及び8の指定領域に対する書き込みを禁止するライト
コントロールパルスを発生するためのアンド回路29と
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテレビ会議シス
テム等に用いられるコーデック(コーダ及びデコーダ、
或いはコンプレッサ及びデ・コンプレッサ)に適用して
好適な高能率符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばテレビ会議システム等にお
いてはコーデック(ビデオコーデックともいう)と称さ
れる装置が提案されている。このコーデックは、画像デ
ータを伝送または記録する際に符号化して圧縮するため
のものであり、この画像データの符号化は、1990年
12月に国際電気通信連合(ITU)の傘下である国際
電信電話諮問委員会(CCITT)によって成立に至っ
た映像CODEC(コーダ、デコーダ)勧告H.261
により標準化されている。
【0003】動画像符号化が適用されるのは、信号源と
して標準テレビジョンやハイディフィニッション(H
D)テレビジョンを用い、遠隔地への信号伝送を伴う用
途として例えば放送、通信等、また、ローカルな信号処
理の用途として蓄積等の分野にわたっている。
【0004】この勧告H.261による映像フォーマッ
トとして、地域(全世界)によるテレビジョン方式の違
いを解決し、CODEC間で通信を行うことのできる共
通の中間フォーマット(CIF:Common Int
ermediate Format)があげられる。こ
のCIFによる画像の解像度は、横352、縦288ド
ットである。
【0005】さて、一般にコーデックの符号化部は、入
力ビデオデータを符号器で符号化し、これを多重化符号
化し、更にこのデータを送信バッファに一旦蓄えた後、
伝送符号器で符号化し、符号化したビット列として送信
し、復号化部は伝送された符号化されたビット列のビデ
オデータを伝送復号器で復号し、これを一旦受信バッフ
ァに蓄えた後、多重化復号化し、更にこのデータを復号
して元のビデオ信号を得る。
【0006】このように膨大な画像データを伝送する場
合においては、伝送時に符号化して圧縮し、受信時に符
号化されて圧縮された画像データを復号するようにして
いる。従って、コーデックは画像の伝送のみならず、例
えばVTRにおいて画像データを記録するときにも用い
ることができる。
【0007】特に、近年急速に進歩したハイディフィニ
ッションテレビジョンの方式の画像データは標準のテレ
ビジョン方式のそれとは異なり、膨大なデータ量となる
ので、当然記録時に符号化して圧縮し、再生時に復号化
して元の画像データを得るようにすることは記録コスト
を大幅にダウンさせるためにも必須の課題となってい
る。
【0008】動画像コーデックの場合は、上述した勧告
H.261で標準化されている部分の符号化部の前段に
ビデオプリプロセッサと称する回路を接続している。
【0009】このビデオプリプロセッサは、一般にライ
ン補間回路並びにテンポラルフィルタ及び動き適応型空
間フィルタからなるフィルタ装置で構成され、ライン補
間回路は240ラインの画像データ(NTSC方式)を
288ラインの画像データ(CIF)にするために5ラ
イン毎に1ライン分の画像データをリピートし、テンポ
ラルフィルタは画像圧縮の際の事前処理としての圧縮効
率向上のための1時巡回型フィルタとして動作し、動き
適応型空間フィルタは伝送後の画像を例えばテレビジョ
ンモニタ等に映出したときに、滑らかな動きとなるよう
にフィルタリングするものである。
【0010】ところで、テレビ会議システムにおいて一
般的な送出素材としては、ビデオカメラで撮像して得た
会議出席者等の動画像の他、同様にビデオカメラでグラ
フや表等の会議資料を撮像して得た静止画像がある。
尚、コンピュータやVTR等で直接動画像や静止画像を
送出する場合もあり得る。
【0011】このように動画像と静止画像を混在させて
相手先に送出するため、従来では、例えば2台のビデオ
カメラで動画像と、静止画像を得、これらを時分割的に
切り換えるようにしていた。例えば静止画像を送出する
場合、上述した符号化部の前に(或いは、ビデオデータ
処理部と符号化部との間に)バッファメモリを設け、バ
ッファメモリに送出すべき静止画像のデータを蓄積した
後に符号化部に転送するようにしていた。
【0012】つまり、静止画像を送出しているときに
は、静止画像を撮像しているビデオカメラを用い、動画
像を送出するときには、動画像を撮像しているビデオカ
メラに切り換えるようにしていた。従って、受信側では
動画像と静止画像が交互に送出されることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のテレビ会議システム等のコーデックを用いた各種シス
テムにおいては、静止画像と動画像を同時に送出するこ
とができないので、送出先に静止画像と動画像を同時に
送出したり、或いは伝送している動画像の一部を静止画
像にして送出し、例えばテレビジョンモニタの管面上で
静止画像及び動画像を同時に見る等、受信側で静止画像
及び動画像を同時に見ることができるシステムが望まれ
ていた。
【0014】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、静止画像と動画像を同時に送出することのでき
る高能率符号化装置を提案しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力ビデオ信
号を圧縮して伝送する高能率符号化装置において、圧縮
過程に用いられるメモリの所望の領域を指定する指定手
段28と、このメモリにアドレスを与えるアドレス発生
手段25、26と、このアドレス発生手段25、26か
らのアドレス及び指定手段28からの指定領域情報とを
比較する比較手段27と、この比較手段27の比較結果
に基いてメモリの指定領域に対する書き込みを禁止する
指定領域書き込み禁止手段29とを有するものである。
【0016】更に本発明は上述において、メモリを入力
ビデオ信号の内、奇数フィールドのビデオ信号を記憶す
る第1のメモリ2と、入力ビデオ信号の内、偶数フィー
ルドのビデオ信号を記憶する第2のメモリ8とで構成す
ると共に、係数を発生する係数発生手段10と、第1の
メモリ2から読み出された奇数フィールドのビデオ信号
と係数発生手段10からの係数を乗算する第1の乗算手
段9と、第2のメモリ8から読み出された偶数フィール
ドのビデオ信号と係数発生手段10からの係数を乗算す
る第2の乗算手段13と、第1の乗算手段9及び第2の
乗算手段13の出力を混合する混合手段11とを設け、
入力ビデオ信号を第1及び第2のメモリ2及び8に記憶
する際に、指定領域書き込み禁止手段29で禁止されて
いる指定領域に対する書き込みを行わないようにしたも
のである。
【0017】更に本発明は上述において、メモリ23を
少なくとも入力ビデオ信号を1フレーム分記憶できる容
量にすると共に、指定領域書き込み禁止手段29からの
制御情報に基いて係数を発生する係数発生手段19と、
この係数発生手段19からの係数を反転させる反転手段
20と、この反転手段20からの反転された係数とメモ
リ23から読み出されたビデオ信号とを乗算する乗算手
段21と、入力ビデオ信号及び乗算手段21からの出力
を混合する混合手段22とを設け、指定領域書き込み禁
止手段29からの制御情報によって入力ビデオ信号の出
力、或いはメモリから読み出したビデオ信号を出力する
ようにしたものである。
【0018】更に本発明は上述において、メモリ23を
少なくとも入力ビデオ信号を1フレーム分記憶できる容
量にすると共に、指定領域書き込み禁止手段29からの
制御情報に基いて係数を発生する係数発生手段19と、
入力ビデオ信号と係数発生手段19からの係数を乗算す
る第1の乗算手段16と、係数発生手段19からの係数
を反転させる反転手段20と、この反転手段20からの
反転された係数とメモリ23から読み出されたビデオ信
号とを乗算する第2の乗算手段21と、第1及び第2の
乗算手段16及び21からの出力を混合する混合手段2
2とを設け、指定領域書き込み禁止手段29からの制御
情報によって入力ビデオ信号の出力、或いはメモリ23
から読み出したビデオ信号を出力するようにしたもので
ある。
【0019】更に本発明は例えば図6に示すように、上
述において、係数発生手段19をメモリで構成すると共
に、上記指定領域書き込み禁止手段29からの制御情報
を記憶した係数をアクセスするためのアドレスの一部に
割り当てるようにしたものである。
【0020】
【作用】上述せる本発明の構成によれば、圧縮過程に用
いられるメモリの所望の領域を指定手段28で指定し、
アドレス発生手段25、26によってメモリにアドレス
を与え、このアドレス発生手段25、26からのアドレ
ス及び指定手段28からの指定領域情報とを比較手段2
7で比較し、この比較手段27の比較結果に基いて指定
領域書き込み禁止手段29でメモリの指定領域に対する
書き込みを禁止する。
【0021】更に上述において本発明の構成によれば、
奇数フィールドのビデオ信号を第1のメモリ2に記憶
し、偶数フィールドのビデオ信号を第2のメモリ8に記
憶し、係数発生手段10で係数を発生し、第1のメモリ
2から読み出された奇数フィールドのビデオ信号と係数
発生手段10からの係数を第1の乗算手段9で乗算し、
第2のメモリ8から読み出された偶数フィールドのビデ
オ信号と係数発生手段10からの係数を第2の乗算手段
13で乗算し、第1の乗算手段9及び第2の乗算手段1
3の出力を混合手段11で混合し、入力ビデオ信号を第
1及び第2のメモリ2及び8に記憶する際に、指定領域
書き込み禁止手段29で禁止されている指定領域に対す
る書き込みを行わないようにする。
【0022】更に上述において本発明の構成によれば、
指定領域書き込み禁止手段29からの制御情報に基いて
係数発生手段19で係数を発生し、この係数発生手段1
9からの係数を反転手段20で反転し、この反転手段2
0からの反転された係数とメモリ23から読み出された
ビデオ信号とを乗算手段21で乗算し、入力ビデオ信号
及び乗算手段21からの出力を混合手段22で混合し、
指定領域書き込み禁止手段29からの制御情報によって
入力ビデオ信号の出力、或いはメモリから読み出したビ
デオ信号を出力する。
【0023】更に上述において本発明の構成によれば、
指定領域書き込み禁止手段29からの制御情報に基いて
係数発生手段19で係数を発生し、入力ビデオ信号と係
数発生手段19からの係数を第1の乗算手段16で乗算
し、係数発生手段19からの係数を反転手段20で反転
し、この反転手段20からの反転された係数とメモリ2
3から読み出されたビデオ信号とを第2の乗算手段21
で乗算し、第1及び第2の乗算手段16及び21からの
出力を混合手段22で混合し、指定領域書き込み禁止手
段29からの制御情報によって入力ビデオ信号の出力、
或いはメモリ23から読み出したビデオ信号を出力す
る。
【0024】更に上述において本発明の構成によれば、
メモリで構成した係数発生手段19の係数をアクセスす
るためのアドレスの一部に指定領域書き込み禁止手段2
9からの制御情報を割り当て、そのアドレスに対応した
係数を読み出すようにする。
【0025】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明高能率符号化
装置の一実施例について詳細に説明する。
【0026】図1において、1は例えば図示しない信号
源(ビデオカメラやVTR、或いはコンピュータ等)か
ら出力され、D−Aコンバータによって変換されたディ
ジタルの画像データが供給される入力端子、3は入力さ
れてくる画像データが奇数フィールドか偶数フィールド
かを示すフィールド識別データ(例えば信号源から)が
供給される入力端子、5は後述するライトコントロール
パルス発生源からのライトコントロールパルスが供給さ
れる入力端子である。
【0027】入力端子3をアンド回路4の一方の入力端
及びインバータ6の入力端に夫々接続し、入力端子5を
アンド回路7の一方の入力端及びアンド回路4の他方の
入力端に夫々接続し、更にインバータ6の出力端をアン
ド回路7の他方の入力端に接続する。アンド回路4の出
力端を奇数フィールド用のフィールドメモリ2のライト
コントロール端子に接続し、アンド回路7の出力端を偶
数フィールド用のフィールドメモリ8のライトコントロ
ール端子に接続する。
【0028】入力端子3には上述したように画像データ
が奇数フィールドか偶数フィールドかを示すフィールド
識別データが供給され、入力端子5には後述するライト
コントロールパルス発生源からのライトコントロールパ
ルスが供給される。ここでフィールド識別データが
“1”のときに画像データは奇数フィールドのデータ、
“0”のときに画像データは偶数フィールドのデータと
し、ライトコントロールパルスが“1”のときにフィー
ルドメモリ2または8への画像データの書き込みが許可
され、“0”のときにフィールドメモリ2または8への
画像データの書き込みが禁止されるものとする。
【0029】10は係数発生ROMであり、図示しない
アドレス発生回路等からの読み出しアドレス信号によっ
て係数データを出力する。この係数発生ROM10のデ
ータ出力端を乗算回路9の一方の入力端に接続すると共
に、インバータ12を介して乗算回路13の一方の入力
端に接続し、また、これら乗算回路9及び13の各他方
の入力端にはフィールドメモリ2及び8の各データ出力
端子を接続する。そして各乗算回路9及び13の出力端
を加算回路11の一方及び他方の入力端に夫々接続し、
この加算回路11の出力端を出力端子14に接続する。
【0030】以上の構成は、後述するコーデックのビデ
オプリプロセッサ42のライン補間回路43となる。
【0031】次に、図1に示したライン補間回路43の
動作について説明する。従来では、静止画像と、動画像
を交互に処理せざるを得なかったが、本例においては、
これらを例えば受信側において1つの画面でリアルタイ
ムで見ることができるようにする。本例においては、受
信側で静止画像と動画像を1つの画面上でリアルタイム
で見ることができるようにするために、送信側のオペレ
ータ(或いはテレビ会議システムにおける送信側の会議
出席者や専門のオペレータ等)が1つの画面内における
静止画表示用領域と、動画像表示領域を指定するように
する。従って、図2を参照して後述するが、ライトコン
トロールパルスはその指定に基いて生成されるものであ
る。
【0032】先ず、入力端子3に供給されるフィールド
識別データが“1”、入力端子5に供給されるライトコ
ントロールパルスが“0”の場合には、インバータ6の
出力は“0”となるので、アンド回路7の出力は
“0”、アンド回路4の出力は“0”となり、この場
合、入力端子1を介して供給される画像データはフィー
ルドメモリ2及び8の何れにも記憶されない。従ってこ
のとき出力端子14から何も出力されない。
【0033】次に、入力端子3に供給されるフィールド
識別データが“0”、入力端子5に供給されるライトコ
ントロールパルスが“0”の場合には、インバータ6の
出力は“1”となるが、アンド回路7の出力は“0”、
アンド回路4の出力は“0”となり、この場合、入力端
子1を介して供給される画像データはフィールドメモリ
2及び8の何れにも記憶されない。従ってこのとき出力
端子14から何も出力されない。
【0034】次に、入力端子3に供給されるフィールド
識別データが“1”、入力端子5に供給されるライトコ
ントロールパルスが“1”の場合には、インバータ6の
出力は“0”となるので、アンド回路7の出力は“0”
であるが、アンド回路4の出力は“1”となり、この場
合、入力端子1を介して供給される画像データは図示し
ないアドレス発生回路、或いは図2を参照して後述する
水平及び垂直アドレス発生回路25及び26からのアド
レスデータでアドレッシングされてフィールドメモリ2
に記憶される。
【0035】フィールドメモリ2に記憶された画像デー
タは図示しないアドレス発生回路等からの読み出しアド
レスデータによって読み出され、乗算回路9に供給され
る。一方、係数発生ROM10からの係数データ(aと
する)が乗算回路9に供給されるので、乗算回路9にお
いては奇数フィールドの画像データと係数データが乗算
される。係数データaが“1”であればフィールドメモ
リ2から読み出された画像データがそのまま出力され、
“0”であればフィールドメモリ2から読み出された画
像データは出力されない。
【0036】ここで偶数フィールド用のフィールドメモ
リ8に画像データが記憶されている場合は、このフィー
ルドメモリ8からの画像データは乗算回路13に供給さ
れる。一方、係数発生ROM10からの係数データaは
インバータ12で反転されて1−aとなって乗算回路1
3に供給される。従って、乗算回路13においては偶数
フィールドの画像データと係数データ1−aが乗算され
る。係数データaが“1”であればフィールドメモリ8
から読み出された偶数フィールドの画像データに“0”
を乗じることになるので、このときはフィールドメモリ
8から読み出された画像データは出力されず、係数デー
タaが“0”の場合はフィールドメモリ8から読み出さ
れた画像データに“1”を乗じることになるので、この
ときはフィールドメモリ8から読み出された画像データ
は出力される。
【0037】加算回路11においては、各乗算回路9及
び13からの出力が加算されると共に、上述したように
5ライン毎に1ライン分の画像データがリピートされる
ので、標準方式の240ラインから288ラインへの変
換が可能となる。
【0038】次に、入力端子3に供給されるフィールド
識別データが“0”、入力端子5に供給されるライトコ
ントロールパルスが“1”の場合には、インバータ6の
出力は“1”となるので、アンド回路7の出力は“1”
となり、アンド回路4の出力は“0”となり、この場
合、入力端子1を介して供給される画像データはフィー
ルドメモリ8に記憶される。
【0039】フィールドメモリ8に記憶された画像デー
タは図示しないアドレス発生回路等からの読み出しアド
レスデータによって読み出され、乗算回路13に供給さ
れる。一方、係数発生ROM10からの係数データ(a
とする)がインバータ12を介して乗算回路13に供給
されるので、乗算回路13においては偶数フィールドの
画像データと係数データ1−aが乗算される。係数デー
タaが“1”であればフィールドメモリ8から読み出さ
れた画像データがそのまま出力され、“0”であればフ
ィールドメモリ8から読み出された画像データは出力さ
れない。
【0040】ここで奇数フィールド用のフィールドメモ
リ2に画像データが記憶されている場合は、このフィー
ルドメモリ2からの画像データは乗算回路9に供給され
る。一方、係数発生ROM10からの係数データaは乗
算回路9に供給される。従って、乗算回路9においては
奇数フィールドの画像データと係数データaが乗算され
る。係数データaが“1”であればフィールドメモリ2
から読み出された奇数フィールドの画像データに“1”
を乗じることになるので、このときはフィールドメモリ
2から読み出された画像データは出力され、係数データ
aが“0”の場合はフィールドメモリ2から読み出され
た画像データに“0”を乗じることになるので、このと
きはフィールドメモリ2から読み出された画像データは
出力されない。
【0041】加算回路11においては、各乗算回路9及
び13からの出力が加算されると共に、上述したように
5ライン毎に1ライン分の画像データがリピートされる
ので、標準方式の240ラインから288ラインへの変
換が可能となる。
【0042】ここで、図2を参照して図1に示したライ
ン補間回路に対するライトコントロールを行うライトコ
ントロールパルスの発生源の構成例を示し、図について
説明する。
【0043】図2において25は水平方向のアドレスデ
ータを発生する水平アドレス発生回路、26は垂直方向
のアドレスデータを発生する垂直アドレス発生回路、2
7は入力部(キーボード、マウス、トラックボール、入
力キー等)からの入力アドレスデータと水平アドレス発
生回路25からの水平アドレスデータ及び垂直アドレス
発生回路26からの垂直アドレスデータを比較するコン
パレータ、30は図1に示したフィールドメモリ2や8
に対して書き込み、読み出しを行う図示しないコントロ
ーラ等からのライトイネーブルパルスが供給される入力
端子、29はコンパレータ27の比較結果と入力端子3
0を介して供給されるライトイネーブルパルスとの論理
積演算を行うアンド回路、31は図1に示した入力端子
5に接続する出力端子である。
【0044】ここで、入力部28によってどのようにし
て受信側において1つの画面上に表示する静止画像及び
動画像の領域を指定するかについて説明する。例えば送
信側においてテレビジョンモニタと、オペレータがテレ
ビジョンモニタ上において送信すべき静止画像や動画像
の領域をポインティングデバイス等で指定したときに指
定領域のアドレスを発生するソフトウエア(或いはハー
ドウエア)を用意すれば良い。
【0045】一つのイメージとして、テレビジョンモニ
タの管面上に2つのフィールドメモリ(2及び8)相当
分の領域が表示されている状態でオペレータがポインテ
ィングデバイスで領域の指定を行うことが考えられる。
例えば1つの領域を四角形とするならば、四角形の左上
角と、右下角を指定したり、或いはマウスで1回クリッ
クし、ボタンを押圧したままで所望の大きさの四角形と
なるまでマウスを移動させたりすること等が一般的であ
ろう。
【0046】次に、図2に示したライトコントロールパ
ルス発生源の動作を説明する前に、図4を参照してオペ
レータによって指定される1つの領域、例えば静止画像
用の領域や動画像用の領域を定義しておく。
【0047】図4に示すように、オペレータが領域を指
定した場合に得られる領域の左上角の水平方向のアドレ
スをHa、左上角の垂直方向のアドレスをVa、右上角
の水平アドレスをHb、左下角の垂直アドレスをVbと
し、この領域の水平方向の画素数をVL、垂直方向の画
素数をHLとする。
【0048】当然のことになるが、本例においては静止
画像用の領域に対応するフィールドメモリ2や8の記憶
領域は書き込み禁止領域とし、動画像用の領域に対応す
るフィールドメモリ2や8の記憶領域は書き込み領域と
する。
【0049】オペレータが上述したような操作で例えば
静止画画像を表示する領域を入力部28を介して指定す
ると、図4を参照して説明したように水平方向の最初の
アドレスHaと最終のアドレスHb、垂直方向の最初の
アドレスVaと最終のアドレスVbがコンパレータ27
にセットされ、或いは、水平方向の最初のアドレスHa
から最終のアドレスHbまで、垂直方向の最初のアドレ
スVaから最終のアドレスVbまでがコンパレータ27
に順次供給される。
【0050】コンパレータ27においては水平アドレス
発生回路25からの水平アドレスデータがセットされた
水平アドレスデータHa及びHbの範囲内にあり、且
つ、垂直アドレス発生回路26からの垂直アドレスデー
タがセットされた垂直アドレスデータVa及びVbの範
囲内にあるときには比較結果としてローレベル“0”を
出力する。
【0051】また、水平方向の最初のアドレスHaから
最終のアドレスHbまで、垂直方向の最初のアドレスV
aから最終のアドレスVbまでがコンパレータ27に順
次供給されるようにした場合は、コンパレータ27は、
順次水平アドレス発生回路25から供給される水平アド
レスデータと順次入力部28から供給される水平アドレ
スデータが一致し、且つ、順次垂直アドレス発生回路2
6から供給される垂直アドレスデータと順次入力部28
から供給される垂直アドレスデータが一致しているとき
には比較結果としてローレベル“0”を出力する。
【0052】このコンパレータ27の出力はアンド回路
29に供給される。従って、アンド回路29に入力端子
30を介して供給されるライトイネーブルパルスがハイ
レベル“1”(或いは“0”)、コンパレータ27から
の比較結果がローレベル“0”のときだけ書き込みを禁
止するローレベル“0”のライトコントロールパルスが
出力端子31から出力される。尚、ライトイネーブルパ
ルスがハイレベル“1”、コンパレータ27からの比較
結果がハイレベル“1”のときは書き込みを許可するハ
イレベル“1”のライトコントロールパルスが出力され
る。
【0053】従って、オペレータが静止画像用のエリア
として指定したエリアには一旦静止画像を取り込んだ後
には次にオペレータからの指示がない限りは画像データ
の更新は行われず、静止画像用の領域以外の領域(例え
ば動画像用の領域)だけ画像データの更新が行われるこ
とになる。
【0054】次に、図5を参照して一つの例としての図
1に示したフィールドメモリ2や8のイメージ(画面イ
メージ)について説明する。例えばフィールドメモリ2
や8の全記憶容量、即ち、受信側のテレビジョンモニタ
に表示される全領域を水平及び垂直方向、夫々“51
2”(セル或いはドットに対して1ずつアドレスを与え
たものと考える)とした場合、図においてA3はオペレ
ータが入力部28を用いて指定した書き込み禁止領域、
A2は書き込み領域、A1は余りの領域となる。書き込
み禁止領域A3はこの例においては水平方向の最初のア
ドレスが“32”、最終のアドレスが“320”、垂直
方向の最初のアドレスが“32”、垂直方向の最終のア
ドレスが“128”となっている。また、書き込み領域
A2はこの例においては水平方向の最初のアドレスが
“0”、最終のアドレスが“352”、垂直方向の最初
のアドレスが“0”、最終のアドレスが“288”とな
っている。
【0055】尚、この例においてはA3を書き込み禁止
領域、A2を書き込み領域としているが、この反対もあ
り得る。更に、夫々の領域を1つずつとしているが当然
複数としても良く、また、領域の形状も四角のみなら
ず、三角形、円、楕円、星型等あらゆる形状とできるこ
とはいうまでもない。
【0056】また、図5の下部に示すWEpは上述した
ライトイネーブルパルス、WCpはライトコントロール
パルスである。つまり、水平ブランキング期間が経過す
ると、ライトイネーブルパルスは例えば水平方向のアド
レスが“352”になるまでハイレベル“1”、つま
り、書き込み許可となるが、書き込みが許可となるの
は、この例においては垂直方向のアドレスが“0”〜
“31”までと、“129”〜“288”までであり、
垂直方向のアドレスが“32”〜“128”までの間は
書き込み許可とならない。
【0057】一方、ライトコントロールパルスWCp
は、この例においては水平ブランキング期間が経過する
と、ハイレベル“1”となるが、水平方向のアドレスが
“32”〜“320”までの間はローレベル“0”とな
り、水平方向のアドレスが“321”〜“352”まで
の間はハイレベル“1”となる。この例においては、書
き込みが禁止となるのは、垂直方向のアドレスが“3
2”〜“128”の間で、これ以外においては書き込み
禁止とはならない。
【0058】このように、図1に示したフィールドメモ
リ2及び8においては、上述したように静止画像用の領
域と動画像用の領域が1画面分の領域内で混在すること
になり、従って、静止画像用の領域と動画像用の領域が
混在した画像データが伝送されることになる。この結
果、例えば図6に示すように、受信側においては、テレ
ビジョンモニタの管面上において書き込み禁止領域A3
の静止画像と書き込み領域A2の動画像をリアルタイム
で見ることができる。
【0059】次に、図3を参照して図1、図2、図4〜
図6を参照して説明した本例高能率符号化装置をコーデ
ック(ビデオコーデック)に適用した場合について説明
する。
【0060】図3において40は例えば各種信号源から
のアナログ映像信号(動画像や静止画像)が図示しない
Y/C分離回路でY/C分離された後に供給される入力
端子で、この入力端子20を介して供給されるアナログ
映像信号は、A−Dコンバータ41でディジタルデータ
としての画像データに変換され、ビデオプリプロセッサ
42に供給される。
【0061】このビデオプリプロセッサ42は、標準方
式の240ライン(NTSCの有効ライン数である)の
画像データを288ラインの画像データに変換するため
のライン補間回路43、動画像圧縮効率向上とノイズリ
デューサのためのフィルタリングを行うテンポラルフィ
ルタ44及び画像の動きを効果的にぼかすための2次元
フィルタとしての動き適応型空間フィルタ45で構成す
る。ここでライン補間回路43は図1に示した構成とな
り、従って、この図3に示すコーデックは静止画像と動
画像を1つの画像データとして送受信できる。
【0062】46はフレーム・バッファ・メモリであ
り、回路構成によては必要ない場合もあるが、本例にお
いては、ビデオプリプロセッサ42と画像圧縮部47と
の間で円滑なインターフェースが行えるようにするため
に使用する。
【0063】画像圧縮部47は図示せずも、送信系と受
信系を有し、送信系は情報源を符号化する情報源符号
器、ビデオ信号多重化符号器、これらを制御する符号化
制御回路、ビデオ信号多重化符号器の出力を一旦蓄える
ための送信バッファ、この送信バッファの出力を伝送す
るために符号化する伝送符号器で構成し、受信系は伝送
されてきたデータを復号する伝送復号器、この伝送復号
器の出力を一旦蓄える受信バッファ、多重化されている
受信バッファの出力を復号化するビデオ信号多重化復号
器及び情報源を復号化する情報源復号器で構成する。
【0064】この画像圧縮部47の出力は多重化回路4
8に供給されて多重化された後に回路インターフェース
49及び入出力端子50を介して伝送される。
【0065】一方、送信側から入出力端子50を介して
送信(伝送)された画像データは分離回路で分離処理さ
れ、更に画像圧縮部47において各種処理が施された後
に、例えばライン間引き回路52に供給され、ここでラ
イン間引き処理が施されて例えば240ラインの画像デ
ータにされた後にD−Aコンバータ53に供給されてア
ナログ映像信号にされ、出力端子54を介して出力され
る。
【0066】そして図示しないテレビジョンモニタに供
給され、例えば図6に示すように、送信側で設定した書
き込み禁止領域A3には静止画像が、書き込み領域A2
には動画像が夫々表示され、書き込み領域A2に表示さ
れる動画像は順次画像データが更新され、書き込み禁止
領域A3に表示される静止画像は送信側のオペレータが
画像データを更新しないかぎりは画像データが更新され
ることがない。つまり、図6に示す例においては、書き
込み禁止領域A3に“A B C D E”の画像デー
タがずっと表示され続け、書き込み領域A2には人がボ
ールで遊んでいる動きが随時画像データの更新が行われ
ることによって動画表示が行われる。
【0067】もちろん、動画を人物、静止画をグラフや
表等のドキュメントとしても良いし、動画を伝送してい
るときに、所望の時点、且つ、フィールドメモリ2及び
8の所望の領域を書き込み禁止領域A3とすることで、
用途、或いは、ケースに応じた使い方ができるわけであ
る。
【0068】この図3に示すコーデックを構成した場合
は、画像データの送信時には、ライン補間回路43によ
って、例えば標準方式の240ラインの画像データをラ
イン補間処理によって288ラインの画像データに変換
し、通常ライン補間補正処理を施して画像の再現性が良
好となるようにし、288ラインの画像データの受信時
においては、ライン間引き回路51によって、例えば2
40ラインの画像データを得るようにしているので、極
めて画像の再現性の高い動画像の送受信を行うことがで
きると共に、送信または受信において、テレビジョン方
式や伝送方式が異なっても互換性を保つことができる。
また、CCITT−P64標準以外の方式によるコーデ
ックにおいて、例えばNTSC方式からPAL方式、P
AL方式からNTSC方式等、テレビジョン信号方式変
換にそのまま応用できる。
【0069】このように、本例においては、入力部28
でライン補間回路のフィールドメモリ2及び8の記憶領
域内に書き込み禁止領域A3を指定できるようにしたの
で、1つのフィールドに静止画像と動画像の領域を設定
することができ、これによって送信側のテレビジョンモ
ニタ等に静止画像と動画像をリアルタイムで表示するこ
とができる。また、ライン補間回路43で実現できるよ
うにしたことにより、回路構成やフォーマットを最も簡
単なものとでき、更に、エンコーダ(送信側)及びデコ
ーダ(受信側)共通常の動画として扱うことができるの
で、静止画のための特別なハンドリングを必要とするこ
とがない。
【0070】次に、本発明高能率符号化装置の一実施例
の他の例について図7及び図8を参照して説明する。図
7に示す回路は、図3においてはテンポラルフィルタ4
4に相当する。つまり、この例では、テンポラルフィル
タ44を用いて静止画像及び動画像をリアルタイムで伝
送し、受信側で1つの画面上において静止画像及び動画
像をリアルタイムで見ることができるようにしようとす
るものである。
【0071】図7において、15は例えば図3に示した
ライン補間回路からのライン補間後の出力、つまり28
8ラインの画像データが供給される入力端子、17及び
18は例えば図2に示した入力部28で上述と同様に静
止画像用の書き込み禁止領域A3を指定した場合に得ら
れるアドレスデータAD1及びAD2が夫々供給される
入力端子である。ここで、アドレスデータAD1は図2
を参照して説明したライトコントロールパルスであり、
アドレスデータAD2は係数発生ROM19から係数を
発生させるための、図示しないアドレス発生回路等から
供給されるアドレスデータである。
【0072】ここで、係数発生ROM19に記憶するデ
ータの構成例を図8を参照して説明する。図8に示すよ
うに、ライトコントロールとしてのアドレスデータAD
1(図1におけるライトコントロールパルスと同じもの
である)、アドレスデータAD2が、夫々“0”のとき
に係数は“0”、アドレスデータAD1が“0”でアド
レスデータAD2は“1”のときに係数は“0”、アド
レスデータAD1が“1”でアドレスデータAD2が
“0”のときに係数は“0.5”、アドレスデータAD
1が“1”でアドレスデータAD2が“1”のときに係
数は“0.7”となるような記憶配列となる。
【0073】さて、このような記憶形態となっている係
数発生ROM19からの係数データ(aとする)は、乗
算回路16の一方の入力端及びインバータ20を介して
乗算回路21の一方の入力端に夫々供給される。乗算回
路16の他方の入力端には入力端子15を接続し、乗算
回路16の出力端を加算回路22の一方の入力端に接続
し、乗算回路21の出力端を加算回路22の他方の入力
端に接続し、加算回路22の出力端を出力端子24に接
続し、更に加算回路22の出力端をフレームメモリ23
の入力端に接続し、このフレームメモリ23の出力端を
乗算回路21の他方の入力端に接続する。
【0074】次に、この図7に示すテンポラルフィルタ
の動作について説明する。入力端子15を介して図3に
示したライン補間回路43からの画像データ(ライン数
は288)が乗算回路16に供給される。このとき乗算
回路16には係数発生ROM19からの係数データaが
供給される。
【0075】さて、係数発生ROM19の記憶内容が図
8に示すような記憶内容だった場合について説明する。
先ずアドレスデータAD1がローレベル“0”、アドレ
スデータAD2がローレベル“0”だった場合は、係数
発生ROM19から出力される係数データaはローレベ
ル“0”となる。
【0076】この場合、乗算回路16においては入力端
子15を介して図3に示したライン補間回路43から画
像データが供給されるが、このとき乗算回路16に供給
される係数データがローレベル“0”なので、乗算回路
16からは画像データは出力されない。一方、インバー
タ20において係数データaは反転されて1−aとな
り、aはローレベル“0”であるから、乗算回路21に
供給される係数データは1−0、つまり、ハイレベル
“1”となる。このとき、フレームメモリ23からは前
に記憶された画像データが読み出され、乗算回路21に
供給される。従って、乗算回路21の出力はフレームメ
モリ23から読み出された画像データとなる。この画像
データは加算回路22に供給されて乗算回路16からの
出力と加算されるが、このとき乗算回路16の出力はな
いので、出力端子24からはフレームメモリ23から読
み出された画像データが出力される。
【0077】次に、アドレスデータAD1が“0”、ア
ドレスデータAD2が“1”の場合は、係数発生ROM
19から出力される係数データaはローレベル“0”と
なる。
【0078】この場合、乗算回路16においては入力端
子15を介して図3に示したライン補間回路43から画
像データが供給されるが、このとき乗算回路16に供給
される係数データがローレベル“0”なので、乗算回路
16からは画像データは出力されない。一方、インバー
タ20において係数データaは反転されて1−aとな
り、aはローレベル“0”であるから、乗算回路21に
供給される係数データは1−0、つまり、ハイレベル
“1”となる。このとき、フレームメモリ23からは前
に記憶された画像データが読み出され、乗算回路21に
供給される。従って、乗算回路21の出力はフレームメ
モリ23から読み出された画像データとなる。この画像
データは加算回路22に供給されて乗算回路16からの
出力と加算されるが、このとき乗算回路16の出力はな
いので、出力端子24からはフレームメモリ23から読
み出された画像データが出力される。
【0079】次に、アドレスデータAD1が“1”、ア
ドレスデータAD2が“0”の場合は、係数発生ROM
19から出力される係数データaは“0.5”となる。
この係数データaは乗算回路16に供給される。乗算回
路16においては画像データと係数データaが乗算され
る。一方、インバータ20に供給された係数データaは
反転されて1−aとなり、このときaは“0.5”であ
るから、1−0.5即ち、0.5となる。
【0080】従って、乗算回路21においてはフレーム
メモリ23から読み出された画像データと“0.3”が
乗算される。そして加算回路22においては入力された
画像データに係数データ“0.5”を乗じたものと、フ
レームメモリ23から読み出された画像データに係数デ
ータ“0.5”を乗じたものが加算され、これがテンポ
ラルフィルタ出力として出力端子24を介して出力され
ると共に、このテンポラルフィルタ出力がフレームメモ
リ23に記憶される。
【0081】次に、アドレスデータAD1が“1”、ア
ドレスデータAD2が“1”の場合は、係数発生ROM
19から出力される係数データaは“0.7”となる。
この係数データaは乗算回路16に供給される。乗算回
路16においては画像データと係数データaが乗算され
る。一方、インバータ20に供給された係数データaは
反転されて1−aとなり、このときaは“0.7”であ
るから、1−0.7即ち、0.3となる。
【0082】従って、乗算回路21においてはフレーム
メモリ23から読み出された画像データと“0.3”が
乗算される。そして加算回路22においては入力された
画像データに係数データ“0.7”を乗じたものと、フ
レームメモリ23から読み出された画像データに係数デ
ータ“0.3”を乗じたものが加算され、これがテンポ
ラルフィルタ出力として出力端子24を介して出力され
ると共に、このテンポラルフィルタ出力がフレームメモ
リ23に記憶される。
【0083】ここで図5を例にとって考えると、ライト
コントロールパルスWCpがローレベル“0”のときに
入力画像データは乗算回路16から出力されず、フレー
ムメモリ23から読み出された画像データが出力され、
ライトコントロールパルスWCpがハイレベル“1”の
ときに入力画像データは乗算回路16から出力され、フ
レームメモリ23から静止画像に対応する画像データが
出力される。
【0084】つまり、この図5でいえば、図2に示した
水平アドレス発生回路25及び垂直アドレス発生回路2
6が示すアドレスが書き込み領域A2に対応するアドレ
スのとき、即ち、水平方向のアドレスが“32”〜“3
20”、且つ、垂直方向のアドレスが“32”〜“12
8”に対応する期間においては、フレームメモリ23の
対応アドレスの領域の画像データが出力され、書き込み
禁止領域A3に対応するアドレス、即ち、水平方向のア
ドレスが“0”〜“352”で垂直方向のアドレスが
“0”〜“31”、水平方向のアドレスが“0”〜“3
1”で垂直方向のアドレスが“32”〜“128”、水
平方向のアドレスが“321”〜“352”で垂直方向
のアドレスが“32”〜“128”、水平方向のアドレ
スが“0”〜“352”で垂直方向のアドレスが“12
9”〜“288”に対応する期間においては入力画像デ
ータの対応アドレスの領域のデータとフレームメモリ2
3の対応アドレスの領域のデータが係数発生ROM19
が発生する係数データaに基いて加算されて出力され
る。
【0085】従って、受信側においては、例えば図6に
示すように送信側で設定した書き込み禁止領域A3に対
応するテレビジョンモニタの対応領域に静止画像が表示
され、送信側で設定した書き込み領域A2に対応するテ
レビジョンモニタの対応領域に動画像が表示されること
になる。
【0086】このように、本例においては、図2に示し
たコントロールパルス発生源からのコントロールパルス
を係数発生ROM19のアドレスの一部としたので、オ
ペレータが入力部28を用いて指定した書き込み禁止領
域A3に対応するフレームメモリ23の領域に新たな画
像データを書き込まないようにできると共に、これ以外
の領域、即ち、書き込み領域A2に対応するフレームメ
モリ23の領域に新たな画像データを書き込むようにす
ることで、1つの画像データとして静止画像及び動画像
を伝送することができるので、受信側のテレビジョンモ
ニタ上において静止画像と動画像をリアルタイムで見る
ことができる。
【0087】尚、テレビ会議システム等に図1及び図7
に示す回路を搭載させた場合、信号発生源(例えばビデ
オカメラ、パーソナルコンピュータ、ワークステーショ
ン、VTR、ディスク再生装置、電子スチルカメラ等)
を静止画像用と動画像用とで夫々1台ずつ用意し、一方
の信号発生源で動画像を、他方の信号発生源で静止画像
を得、このときに上述した入力部28による書き込み禁
止領域A3の指定時に、自動的に1つの画像データとし
て合成した後にコーデックに供給するようにしたり、ま
た、1つの信号源で得た動画像に対して上述したように
書き込み禁止領域A3を指定したときに、その指定領域
だけを静止画像の領域とするようにしても良い。また、
上述の例においてはオペレータが指定する領域は書き込
み禁止領域A3としたが、逆に書き込み領域A2を指定
するようにし、これ以外の領域が自動的に書き込み禁止
領域A3とするようにしても良い。
【0088】また、上述の実施例は本発明の一例であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成
が取り得ることは勿論である。
【0089】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、圧縮過程に用
いられるメモリの所望の領域を指定手段で指定し、アド
レス発生手段によってメモリにアドレスを与え、このア
ドレス発生手段からのアドレス及び指定手段からの指定
領域情報とを比較手段で比較し、この比較手段の比較結
果に基いて指定領域書き込み禁止手段でメモリの指定領
域に対する書き込みを禁止するようにしたので、1つの
画像の領域内に静止画像と動画像を混在させて処理、伝
送することができ、これによって簡単な構成、且つ、新
たな回路を追加することなく、受信側において1つの画
面上で静止画像及び動画像を見ることができ、例えばテ
レビ会議システム等に適用した場合は静止画像と動画像
を切り換えて伝送しなくても済み、更に、伝送中の動画
像の一部を静止画像としたりすることができ、結果的に
受信側で静止画像と動画像をリアルタイムで見ることが
できるので、そばにいない相手と行う会議をよりスムー
ズに行うことができる。
【0090】更に上述において本発明によれば、奇数フ
ィールドのビデオ信号を第1のメモリに記憶し、偶数フ
ィールドのビデオ信号を第2のメモリに記憶し、係数発
生手段で係数を発生し、第1のメモリから読み出された
奇数フィールドのビデオ信号と係数発生手段からの係数
を第1の乗算手段で乗算し、第2のメモリから読み出さ
れた偶数フィールドのビデオ信号と係数発生手段からの
係数を第2の乗算手段で乗算し、第1及び第2の乗算手
段の出力を混合手段で混合し、入力ビデオ信号を第1及
び第2のメモリに記憶する際に、指定領域書き込み禁止
手段で禁止されている指定領域に対する書き込みを行わ
ないようにしたので、上述の効果に加え、簡単な構成、
且つ、簡単な処理、しかも、元々存在する機能を生かし
ながら1つの画像の領域内に静止画像と動画像を混在さ
せて処理、伝送を行うことができる。
【0091】更に上述において本発明によれば、指定領
域書き込み禁止手段からの制御情報に基いて係数発生手
段で係数を発生し、この係数発生手段からの係数を反転
手段で反転し、この反転手段からの反転された係数とメ
モリから読み出されたビデオ信号とを乗算手段で乗算
し、入力ビデオ信号及び乗算手段からの出力を混合手段
で混合し、指定領域書き込み禁止手段からの制御情報に
よって入力ビデオ信号の出力、或いはメモリから読み出
したビデオ信号を出力するようにしたので、上述の効果
に加え、簡単な構成、且つ、簡単な処理、しかも、元々
存在する機能を生かしながら1つの画像の領域内に静止
画像と動画像を混在させて処理、伝送を行うことができ
る。
【0092】更に上述において本発明によれば、指定領
域書き込み禁止手段からの制御情報に基いて係数発生手
段で係数を発生し、入力ビデオ信号と係数発生手段から
の係数を第1の乗算手段で乗算し、係数発生手段からの
係数を反転手段で反転し、この反転手段からの反転され
た係数とメモリから読み出されたビデオ信号とを第2の
乗算手段で乗算し、第1及び第2の乗算手段からの出力
を混合手段で混合し、指定領域書き込み禁止手段からの
制御情報によって入力ビデオ信号の出力、或いはメモリ
から読み出したビデオ信号を出力するようにしたので、
上述の効果に加え、簡単な構成、且つ、簡単な処理、し
かも、元々存在する機能を生かしながら1つの画像の領
域内に静止画像と動画像を混在させて処理、伝送を行う
ことができる。
【0093】更に上述において本発明によれば、メモリ
で構成した係数発生手段の係数をアクセスするためのア
ドレスの一部に指定領域書き込み禁止手段からの制御情
報を割り当て、そのアドレスに対応した係数を読み出す
ようにしたので、上述の効果に加え、係数発生手段で行
う処理を生かすと共に、より簡単な構成で1つの画像領
域に静止画像及び動画像領域を混在させて処理、伝送を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明高能率符号化装置の一実施例の要部を示
す構成図である。
【図2】本発明高能率符号化装置の一実施例の要部の構
成例を示す構成図である。
【図3】本発明高能率符号化装置の一実施例を適用する
コーデックの例を示す構成図である。
【図4】本発明高能率符号化装置の一実施例の説明に供
する水平及び垂直方向のアドレスと指定領域のアドレス
の関係を説明するための説明図である。
【図5】本発明高能率符号化装置の一実施例の説明に供
するメモリの記憶領域における書き込み禁止及び書き込
み領域、余りの領域の生成とそのための信号を説明する
ための説明図である。
【図6】本発明高能率符号化装置の一実施例の説明に供
する図5で示すような処理を行った結果としての画面の
一例を示す説明図である。
【図7】本発明高能率符号化装置の一実施例の他の例の
要部を示す構成図である。
【図8】本発明高能率符号化装置の一実施例の他の例の
要部の説明に供する係数発生ROMの記憶状態の一例を
示す説明図である。
【符号の説明】
2、8 フィールドメモリ 9、13、16、21 乗算回路 12、20 インバータ 11、22 加算回路 10、19 係数発生ROM 23 フレームメモリ 25 水平アドレス発生回路 26 垂直アドレス発生回路 27 コンパレータ 28 入力部 29 アンド回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ビデオ信号を圧縮して伝送する高能
    率符号化装置において、 圧縮過程に用いられるメモリの所望の領域を指定する指
    定手段と、 このメモリにアドレスを与えるアドレス発生手段と、 このアドレス発生手段からのアドレス及び上記指定手段
    からの指定領域情報とを比較する比較手段と、 この比較手段の比較結果に基いて上記メモリの上記指定
    領域に対する書き込みを禁止する指定領域書き込み禁止
    手段とを有することを特徴とする高能率符号化装置。
  2. 【請求項2】 上記メモリを入力ビデオ信号の内、奇数
    フィールドのビデオ信号を記憶する第1のメモリと、 上記入力ビデオ信号の内、偶数フィールドのビデオ信号
    を記憶する第2のメモリとで構成すると共に、 係数を発生する係数発生手段と、 上記第1のメモリから読み出された奇数フィールドのビ
    デオ信号と上記係数発生手段からの係数を乗算する第1
    の乗算手段と、 上記第2のメモリから読み出された偶数フィールドのビ
    デオ信号と上記係数発生手段からの係数を乗算する第2
    の乗算手段と、 上記第1の乗算手段及び上記第2の乗算手段の出力を混
    合する混合手段とを設け、 上記入力ビデオ信号を上記第1及び第2のメモリに記憶
    する際に、上記指定領域書き込み禁止手段で禁止されて
    いる指定領域に対する書き込みを行わないようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の高能率符号化装置。
  3. 【請求項3】 上記メモリを少なくとも上記入力ビデオ
    信号を1フレーム分記憶できる容量にすると共に、 上記指定領域書き込み禁止手段からの制御情報に基いて
    係数を発生する係数発生手段と、 この係数発生手段からの係数を反転させる反転手段と、 この反転手段からの反転された係数と上記メモリから読
    み出されたビデオ信号とを乗算する乗算手段と、 上記入力ビデオ信号及び上記乗算手段からの出力を混合
    する混合手段とを設け、 上記指定領域書き込み禁止手段からの制御情報によって
    上記入力ビデオ信号の出力、或いは上記メモリから読み
    出したビデオ信号を出力するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の高能率符号化装置。
  4. 【請求項4】 上記メモリを少なくとも上記入力ビデオ
    信号を1フレーム分記憶できる容量にすると共に、 上記指定領域書き込み禁止手段からの制御情報に基いて
    係数を発生する係数発生手段と、 上記入力ビデオ信号と上記係数発生手段からの係数を乗
    算する第1の乗算手段と、 上記係数発生手段からの係数を反転させる反転手段と、 この反転手段からの反転された係数と上記メモリから読
    み出されたビデオ信号とを乗算する第2の乗算手段と、 上記第1及び第2の乗算手段からの出力を混合する混合
    手段とを設け、 上記指定領域書き込み禁止手段からの制御情報によって
    上記入力ビデオ信号の出力、或いは上記メモリから読み
    出したビデオ信号を出力するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の高能率符号化装置。
  5. 【請求項5】 上記係数発生手段をメモリで構成すると
    共に、 記憶した係数をアクセスするためのアドレスの一部に上
    記指定領域書き込み禁止手段からの制御情報を割り当て
    るようにしたことを特徴とする請求項3または4記載の
    高能率符号化装置。
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JP2001016567A (ja) * 1999-07-01 2001-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd マルチメディアデータ再生/送出装置

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