JPH0746507Y2 - チューブ延伸機構 - Google Patents
チューブ延伸機構Info
- Publication number
- JPH0746507Y2 JPH0746507Y2 JP1990043565U JP4356590U JPH0746507Y2 JP H0746507 Y2 JPH0746507 Y2 JP H0746507Y2 JP 1990043565 U JP1990043565 U JP 1990043565U JP 4356590 U JP4356590 U JP 4356590U JP H0746507 Y2 JPH0746507 Y2 JP H0746507Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- endless belt
- sizing
- guide
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は,熱収縮性チューブを連続的に延伸させるチ
ューブ延伸機構に係るものである。
ューブ延伸機構に係るものである。
(従来の技術) 従来は、熱収縮性チューブの素材となる未延伸チューブ
をこのチューブの結晶の軟化点以上に加熱し、外径規制
管の中に導き、チューブの引取り端から圧縮空気を吹き
込み外径規制管の内径いっぱいまで膨張させ、そのまま
の状態でチューブの結晶の軟化点以下まで冷却して熱収
縮性チューブに加工していた。この方法では、延伸倍率
が2倍程度の低延伸倍率の場合には、比較的に良好で特
に問題点はないが、延伸倍率が3倍以上の高延伸倍率の
場合には、長さ方向の膨脹が20乃至30%にも達し問題が
あった。
をこのチューブの結晶の軟化点以上に加熱し、外径規制
管の中に導き、チューブの引取り端から圧縮空気を吹き
込み外径規制管の内径いっぱいまで膨張させ、そのまま
の状態でチューブの結晶の軟化点以下まで冷却して熱収
縮性チューブに加工していた。この方法では、延伸倍率
が2倍程度の低延伸倍率の場合には、比較的に良好で特
に問題点はないが、延伸倍率が3倍以上の高延伸倍率の
場合には、長さ方向の膨脹が20乃至30%にも達し問題が
あった。
また、膨脹したチューブは外径規制管の内壁に密接する
もので、内壁とチューブの摩擦が大きく、チューブを移
動させるのが困難であるという問題点を有していた。
もので、内壁とチューブの摩擦が大きく、チューブを移
動させるのが困難であるという問題点を有していた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案はかかる問題点を解決するためになされたおの
である。
である。
(問題点を解決するための手段) 従来の外径規制管の代わりに、相対峙して設置した無端
ベルトと、この無端ベルトの巾方向の移動を規制し、ほ
ぼ管状に変形させるサイジングガイドとを設けるのであ
る。
ベルトと、この無端ベルトの巾方向の移動を規制し、ほ
ぼ管状に変形させるサイジングガイドとを設けるのであ
る。
(作用) 無端ベルト間に素材チューブを導き,無端ベルトを運転
させながら、引取り端から圧縮空気を吹き込むと、素材
チューブは無端ベルト間で膨脹し、その膨脹に応じて、
無端ベルトはその巾方向にサイジングガイドが規制する
限界まで移動し、素材チューブを所定の外径まで膨脹さ
せ、チューブの外周の大部分を包み、無端ベルトとチュ
ーブ間の大きな摩擦力を発生させると共に、膨脹したチ
ューブの破裂を防止する補強層として作用する。
させながら、引取り端から圧縮空気を吹き込むと、素材
チューブは無端ベルト間で膨脹し、その膨脹に応じて、
無端ベルトはその巾方向にサイジングガイドが規制する
限界まで移動し、素材チューブを所定の外径まで膨脹さ
せ、チューブの外周の大部分を包み、無端ベルトとチュ
ーブ間の大きな摩擦力を発生させると共に、膨脹したチ
ューブの破裂を防止する補強層として作用する。
(実施例) この考案の実施の一例を示す図面について説明するに、
1は素材チューブ(以下単にチューブと呼ぶ)で、無端
ベルト4間を走行中に引取り端から吹き込まれる圧縮空
気で、無端ベルト4とサイジングガイド2の作用で所定
の外径まで膨脹し、冷却ゾーン5を走行中に膨脹した熱
収縮性チューブ1′に加工される。2はサイジングガイ
ドでチューブ1の走行方向に外巾Wが漸次小さくなり冷
却ゾーン5の近辺からほぼ一定になり(以下漸小飽和と
呼ぶ)、内巾Vは漸次大きくなり冷却ゾーン5の近辺か
らほぼ一定に(以下漸増飽和と呼ぶ)なっており、この
サイジングガイド2は上下に対峙するようにセットされ
ている。4は無端ベルトで両縁に適宜の間隔でガイドピ
ン3が設けられている。この無端ベルト4はプーリ6に
係止され、サイジングガイド2の間にセットされてい
る。チューブが装着されていない時には、無端ベルト4
の両縁は第2図の仮想線に位置している。したがって、
この考案の機構は、引取り端からチューブに圧縮空気を
吹き込むと、チューブは膨脹を開始し、それにつれて無
端ベルト4はガイドピン3がサイジングガイド2の側面
に当たるまで巾方向に移動を続け、冷却ゾーン5でその
移動を停止した時点でチューブを所定の外径に膨脹でき
るように構成されている。したがって、無端ベルト4
は、第3図に示すように、チューブ1を包むような状態
になっている。
1は素材チューブ(以下単にチューブと呼ぶ)で、無端
ベルト4間を走行中に引取り端から吹き込まれる圧縮空
気で、無端ベルト4とサイジングガイド2の作用で所定
の外径まで膨脹し、冷却ゾーン5を走行中に膨脹した熱
収縮性チューブ1′に加工される。2はサイジングガイ
ドでチューブ1の走行方向に外巾Wが漸次小さくなり冷
却ゾーン5の近辺からほぼ一定になり(以下漸小飽和と
呼ぶ)、内巾Vは漸次大きくなり冷却ゾーン5の近辺か
らほぼ一定に(以下漸増飽和と呼ぶ)なっており、この
サイジングガイド2は上下に対峙するようにセットされ
ている。4は無端ベルトで両縁に適宜の間隔でガイドピ
ン3が設けられている。この無端ベルト4はプーリ6に
係止され、サイジングガイド2の間にセットされてい
る。チューブが装着されていない時には、無端ベルト4
の両縁は第2図の仮想線に位置している。したがって、
この考案の機構は、引取り端からチューブに圧縮空気を
吹き込むと、チューブは膨脹を開始し、それにつれて無
端ベルト4はガイドピン3がサイジングガイド2の側面
に当たるまで巾方向に移動を続け、冷却ゾーン5でその
移動を停止した時点でチューブを所定の外径に膨脹でき
るように構成されている。したがって、無端ベルト4
は、第3図に示すように、チューブ1を包むような状態
になっている。
(効果) この考案は以上のように構成されており、サイジングガ
イドの作用でチューブの膨脹を走行方向と逆方向に規制
しているので、無端ベルトとチューブ間に大きな摩擦力
が発生し、チューブの長さ方向の膨脹はほとんど皆無に
なるのである。また、チューブは常に無端ベルトに接触
し、径方向の膨脹を規制されると同時に補強もされてい
るので、従来に比して延伸倍率を大きくできるのであ
る。さらに、膨脹したチューブは無端ベルトとの間で発
生した摩擦力で無端ベルトの走行方向に容易に送り出す
ことができるので、かくして、長さ方向の膨脹がほとん
どない高延伸倍率の熱収縮チューブを連続的に製造でき
るという顕著な効果を有しその工業的価値は高い。
イドの作用でチューブの膨脹を走行方向と逆方向に規制
しているので、無端ベルトとチューブ間に大きな摩擦力
が発生し、チューブの長さ方向の膨脹はほとんど皆無に
なるのである。また、チューブは常に無端ベルトに接触
し、径方向の膨脹を規制されると同時に補強もされてい
るので、従来に比して延伸倍率を大きくできるのであ
る。さらに、膨脹したチューブは無端ベルトとの間で発
生した摩擦力で無端ベルトの走行方向に容易に送り出す
ことができるので、かくして、長さ方向の膨脹がほとん
どない高延伸倍率の熱収縮チューブを連続的に製造でき
るという顕著な効果を有しその工業的価値は高い。
第1図はこの考案の実施の一例を示す側面図、第2図は
第1図においてA−A方向に見た一部切欠正面図、第3
図は第2図においてB−B方向の切断面図である。 1:チューブ、2:サイジングガイド、3:ガイドピン、4:無
端ベルト、5:冷却ゾーン、6:プーリ、W:サイジングガイ
ドの外巾、V:サイジングガイドの内巾
第1図においてA−A方向に見た一部切欠正面図、第3
図は第2図においてB−B方向の切断面図である。 1:チューブ、2:サイジングガイド、3:ガイドピン、4:無
端ベルト、5:冷却ゾーン、6:プーリ、W:サイジングガイ
ドの外巾、V:サイジングガイドの内巾
Claims (1)
- 【請求項1】引取り端から気体を圧入しチューブを連続
的に延伸させて熱収縮性チューブを製造する機構におい
て、チューブ(1)の走行方向に外巾(W)が漸小飽和
し、内巾(V)が漸増飽和するサイジングガイド(2)
を上下に対峙させる、 両縁にガイドピン(3)を設けた無端ベルト(4)をサ
イジングガイド(2)間に装着する、 無端ベルト(4)はガイドピン(3)がサイジングガイ
ド(2)の側面に当たるまで巾方向に移動を続ける ことを特徴とするチューブ延伸機構
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990043565U JPH0746507Y2 (ja) | 1990-04-23 | 1990-04-23 | チューブ延伸機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990043565U JPH0746507Y2 (ja) | 1990-04-23 | 1990-04-23 | チューブ延伸機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH042617U JPH042617U (ja) | 1992-01-10 |
JPH0746507Y2 true JPH0746507Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31556084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990043565U Expired - Lifetime JPH0746507Y2 (ja) | 1990-04-23 | 1990-04-23 | チューブ延伸機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746507Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58187310A (ja) * | 1982-04-26 | 1983-11-01 | Nishi Nippon Densen Kk | 熱収縮性チユ−ブの延伸方法およびそのための装置 |
-
1990
- 1990-04-23 JP JP1990043565U patent/JPH0746507Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH042617U (ja) | 1992-01-10 |
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JPH0340671B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |