JPH0746403Y2 - 加工物仮受装置 - Google Patents
加工物仮受装置Info
- Publication number
- JPH0746403Y2 JPH0746403Y2 JP8335589U JP8335589U JPH0746403Y2 JP H0746403 Y2 JPH0746403 Y2 JP H0746403Y2 JP 8335589 U JP8335589 U JP 8335589U JP 8335589 U JP8335589 U JP 8335589U JP H0746403 Y2 JPH0746403 Y2 JP H0746403Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- temporary
- handle
- bracket
- receiving device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Machine Tool Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は水平な加工物主軸を備えた旋盤、研削盤等の
金属工作機械の加工物仮受装置に関する。
金属工作機械の加工物仮受装置に関する。
「従来の技術」 加工物主軸台及び心押台に夫々センタを備え、両センタ
により加工物を水平に支持して加工する旋盤または研削
盤等では加工物着脱、特に加工物装着の際に仮受台を設
けて、少なくとも心押台側で主軸台中心と心押台中心を
結ぶ中心線よりわずかに低い位置に加工物中心がくるよ
うに仮受台装置によって一旦加工物を支持してから、心
押台を前進してセンタを加工物のセンタ孔に挿入する。
により加工物を水平に支持して加工する旋盤または研削
盤等では加工物着脱、特に加工物装着の際に仮受台を設
けて、少なくとも心押台側で主軸台中心と心押台中心を
結ぶ中心線よりわずかに低い位置に加工物中心がくるよ
うに仮受台装置によって一旦加工物を支持してから、心
押台を前進してセンタを加工物のセンタ孔に挿入する。
第５図から第７図は従来例を示している。加工物主軸台
１及び心押台２間に水平に取付けられて加工される加工
物の仮受装置の仮受台３は、上端に加工物受け部４をそ
して下方へのびる柄部５を備えている。柄部５は二又部
を有し、第５図のＣ−Ｃ断面図の第７図に示すようにそ
の内面側5bにフランジ付の押え板６が滑合し、押え板６
を挿通するボルト７はブラケット８にねじ込まれてい
る。ブラケット８は心押台２に固定してある。これによ
って仮受台３は上下自在に案内されている。ブラケット
８に設けた突出部９にねじ込まれた調整ボルト11は仮受
台３の下端面5cに当接している。調整ボルト11を回転し
て上下動すると仮受台３はブラケット８と押え板６に案
内されて上下する。仮受台３は加工物Ｗの大小により、
図示実線位置と鎖線位置間のストロークL2の位置調整が
できる。
１及び心押台２間に水平に取付けられて加工される加工
物の仮受装置の仮受台３は、上端に加工物受け部４をそ
して下方へのびる柄部５を備えている。柄部５は二又部
を有し、第５図のＣ−Ｃ断面図の第７図に示すようにそ
の内面側5bにフランジ付の押え板６が滑合し、押え板６
を挿通するボルト７はブラケット８にねじ込まれてい
る。ブラケット８は心押台２に固定してある。これによ
って仮受台３は上下自在に案内されている。ブラケット
８に設けた突出部９にねじ込まれた調整ボルト11は仮受
台３の下端面5cに当接している。調整ボルト11を回転し
て上下動すると仮受台３はブラケット８と押え板６に案
内されて上下する。仮受台３は加工物Ｗの大小により、
図示実線位置と鎖線位置間のストロークL2の位置調整が
できる。
「考案が解決しようとする課題」 加工物Ｗの大小により仮受台３のストロークは図示のよ
うに上下にL2である。
うに上下にL2である。
ストロークL2を延長するためには、調整ボルト11の全長
を延長し、ブラケット８の突出部９の位置を下方に移動
しなければならず、全高は延長されたストロークの約２
倍延長される。そのためストロークを大きく取ろうとす
ると、ベッド10或はサドル（図示されない）等との干渉
を起こすため、大きなストロークを取ることができな
い。
を延長し、ブラケット８の突出部９の位置を下方に移動
しなければならず、全高は延長されたストロークの約２
倍延長される。そのためストロークを大きく取ろうとす
ると、ベッド10或はサドル（図示されない）等との干渉
を起こすため、大きなストロークを取ることができな
い。
このため、ストロークL2に制限を受け、当該機械にて加
工し得る加工物の直径の範囲を狭めてしまい、より大き
な芯高の機械でないと必要とする加工物仮受装置を設け
ることができないという不都合が生ずる。
工し得る加工物の直径の範囲を狭めてしまい、より大き
な芯高の機械でないと必要とする加工物仮受装置を設け
ることができないという不都合が生ずる。
この考案は全高が低く、仮受台のストロークを長くでき
る加工物仮受装置を提供することを目的としている。
る加工物仮受装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この考案は加工物主軸台及び心押台間に水平に取付けら
れて加工される加工物の仮受装置において、上端に加工
物受け部をそして下方へのびる断面角形の柄部を備えた
仮受台と、該仮受台の柄部の三面を案内する垂直案内面
を備え、加工物主軸台又は心押台に固定されたブラケッ
トと、仮受台の柄部の残りの一面を押圧し、該面に対し
て進退可能に前記ブラケットに取着された押え板からな
り、前記押え板により押圧される仮受台の柄部の一面は
該柄部が下方に向かって先細となるように勾配が付され
ていることを特徴とする加工物仮受装置である。
れて加工される加工物の仮受装置において、上端に加工
物受け部をそして下方へのびる断面角形の柄部を備えた
仮受台と、該仮受台の柄部の三面を案内する垂直案内面
を備え、加工物主軸台又は心押台に固定されたブラケッ
トと、仮受台の柄部の残りの一面を押圧し、該面に対し
て進退可能に前記ブラケットに取着された押え板からな
り、前記押え板により押圧される仮受台の柄部の一面は
該柄部が下方に向かって先細となるように勾配が付され
ていることを特徴とする加工物仮受装置である。
「実施例」 以下、この考案の実施例を図面により説明する。第１図
は正面図である。ベッド10に固定された加工物主軸台
１、ベッド上面の案内により加工物主軸台１に向かって
進退し、且つ一定位置に固定された心押台２には夫々同
一中心線上にセンタ12,13が保持され、加工物Ｗのセン
タ孔には該センタ12,13が挿入される。加工物Ｗは加工
物主軸台１に備える加工物主軸にチャック等の駆動装置
を介して回転駆動される。
は正面図である。ベッド10に固定された加工物主軸台
１、ベッド上面の案内により加工物主軸台１に向かって
進退し、且つ一定位置に固定された心押台２には夫々同
一中心線上にセンタ12,13が保持され、加工物Ｗのセン
タ孔には該センタ12,13が挿入される。加工物Ｗは加工
物主軸台１に備える加工物主軸にチャック等の駆動装置
を介して回転駆動される。
仮受台３は上端にＶ形凹溝の加工物受け部４をそして下
方へのびる断面角形の柄部５を備えている。柄部５は第
２図のＢ−Ｂ断面図の第４図に示すように角形断面をし
ている。ブラケット８は柄部５の三面を案内する垂直案
内面8aを備えている。ブラケット８は心押台２に固定さ
れているが加工物主軸台１に固定される場合もある。
方へのびる断面角形の柄部５を備えている。柄部５は第
２図のＢ−Ｂ断面図の第４図に示すように角形断面をし
ている。ブラケット８は柄部５の三面を案内する垂直案
内面8aを備えている。ブラケット８は心押台２に固定さ
れているが加工物主軸台１に固定される場合もある。
ブラケット８には仮受台の柄部５のブラケット８の案内
面8aに案内されている三面以外の残りの一面5aに接する
押圧面6aを備えた押え板６が取付けられ、押え板６は柄
部５の前記一面5aに向かって進退するようにブラケット
８に取付ける。そのため、押え板６には二本のガイドピ
ン14はが埴設され、ガイドピン14はブラケットの案内孔
8bに滑合しており、押え板６を挿通して調節ボルト15が
ブラケット８にねじ込まれている。
面8aに案内されている三面以外の残りの一面5aに接する
押圧面6aを備えた押え板６が取付けられ、押え板６は柄
部５の前記一面5aに向かって進退するようにブラケット
８に取付ける。そのため、押え板６には二本のガイドピ
ン14はが埴設され、ガイドピン14はブラケットの案内孔
8bに滑合しており、押え板６を挿通して調節ボルト15が
ブラケット８にねじ込まれている。
上記において仮受台３の柄部５のブラケット８の案内面
8aに案内されない残りの一面は柄部５が一方へ行く程先
細となるように勾配面5aとなっている。この勾配面5aの
勾配の大きさは押え板６と柄部５間の摩擦係数をμとす
るとθ＝tan-1μ（θは垂直面と面5aのなす角）以下の
場合には振動等によって仮受台３が上方へぬけるおそれ
がない。
8aに案内されない残りの一面は柄部５が一方へ行く程先
細となるように勾配面5aとなっている。この勾配面5aの
勾配の大きさは押え板６と柄部５間の摩擦係数をμとす
るとθ＝tan-1μ（θは垂直面と面5aのなす角）以下の
場合には振動等によって仮受台３が上方へぬけるおそれ
がない。
上記のような構成になっているので調節ボルト15の締込
み位置により押え板６の位置が決まる。従って押え板６
の仮受台の柄部５の勾配面5aに接する押圧面6aとブラケ
ット８の案内面8aの底面間の関係位置が変化し、仮受台
３の柄部５とブラケットの案内面8a及び押え板６と柄部
５の勾配面5aの接する位置が変化し、仮受台３は上下に
位置を調節される。これによって大小の加工物Ｗに合わ
せて加工物Ｗを仮受けできる。
み位置により押え板６の位置が決まる。従って押え板６
の仮受台の柄部５の勾配面5aに接する押圧面6aとブラケ
ット８の案内面8aの底面間の関係位置が変化し、仮受台
３の柄部５とブラケットの案内面8a及び押え板６と柄部
５の勾配面5aの接する位置が変化し、仮受台３は上下に
位置を調節される。これによって大小の加工物Ｗに合わ
せて加工物Ｗを仮受けできる。
上記において小さい加工物と大きい加工物を仮受けする
ために仮受台３を上下するストロークL1よりもブラケッ
ト８の先端部下面よりベッドまでの距離L3をわずかに大
きくすればよいから、仮受装置の全高は小さくてよい。
これが従来例であると、押え板６下端より、ストローク
L2をとれるようにブラケットの突出部９を設け、更に該
突出部９から下方へ調整ボルト11を最大L2移動させねば
ならないから、仮受台３を案内している押え板６下端よ
りストロークL2の２倍以上の空間がベッド10の上面迄あ
けておく必要がある。
ために仮受台３を上下するストロークL1よりもブラケッ
ト８の先端部下面よりベッドまでの距離L3をわずかに大
きくすればよいから、仮受装置の全高は小さくてよい。
これが従来例であると、押え板６下端より、ストローク
L2をとれるようにブラケットの突出部９を設け、更に該
突出部９から下方へ調整ボルト11を最大L2移動させねば
ならないから、仮受台３を案内している押え板６下端よ
りストロークL2の２倍以上の空間がベッド10の上面迄あ
けておく必要がある。
この考案は以上のとおりにしたから、加工物仮受装置の
全高を小さくする効果がある。
全高を小さくする効果がある。
第１図はこの考案の実施例の正面図、第２図は第１図の
側面図、第３図は第１図のＡ−Ａ断面図、第４図は第２
図のＢ−Ｂ断面図、第５図は従来例の正面図、第６図は
第５図の側面図、第７図は第５図のＣ−Ｃ断面図であ
る。 １……加工物主軸台、２……心押台、３……仮受台 ４……加工物受け部、５……柄部、5a……傾斜面 5b……二又部内側面、5c……下端面、６……押え板、6a
……押圧面、７……ボルト、８……ブラケット、8a……
垂直案内面、8b……案内孔、９……突出部、10……ベッ
ド、11……調整ボルト、12,13……センタ、14……ガイ
ドピン、15……調整ボルト、Ｗ……加工物、L1,L2……
ストローク、L3……距離。
側面図、第３図は第１図のＡ−Ａ断面図、第４図は第２
図のＢ−Ｂ断面図、第５図は従来例の正面図、第６図は
第５図の側面図、第７図は第５図のＣ−Ｃ断面図であ
る。 １……加工物主軸台、２……心押台、３……仮受台 ４……加工物受け部、５……柄部、5a……傾斜面 5b……二又部内側面、5c……下端面、６……押え板、6a
……押圧面、７……ボルト、８……ブラケット、8a……
垂直案内面、8b……案内孔、９……突出部、10……ベッ
ド、11……調整ボルト、12,13……センタ、14……ガイ
ドピン、15……調整ボルト、Ｗ……加工物、L1,L2……
ストローク、L3……距離。
Claims (1)
- 【請求項１】加工物主軸台及び心押台間に水平に取付け
られて加工される加工物の仮受装置において、上端に加
工物受け部をそして下方へのびる断面角形の柄部を備え
た仮受台と、該仮受台の柄部の三面を案内する垂直案内
面を備え、加工物主軸台又は心押台に固定されたブラケ
ットと、仮受台の柄部の残りの一面を押圧し、該面に対
して進退可能に前記ブラケットに取着された押え板から
なり、前記押え板により押圧される仮受台の柄部の一面
は該柄部が下方に向かって先細となるように勾配が付さ
れていることを特徴とする加工物仮受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8335589U JPH0746403Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 加工物仮受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8335589U JPH0746403Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 加工物仮受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0322805U JPH0322805U (ja) | 1991-03-11 |
| JPH0746403Y2 true JPH0746403Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31630955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8335589U Expired - Lifetime JPH0746403Y2 (ja) | 1989-07-15 | 1989-07-15 | 加工物仮受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0746403Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010064229A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Jtekt Corp | 仮受台を備える工作機械 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5142805B2 (ja) * | 2008-04-25 | 2013-02-13 | オークマ株式会社 | ワーク仮受装置 |
| EP2781301A1 (de) | 2013-03-20 | 2014-09-24 | Rollomatic S.A. | Vorrichtung zur Werkstückzentrierung |
| JP7349267B2 (ja) * | 2019-06-04 | 2023-09-22 | 株式会社Fuji | 脱着式ワーク仮受 |
-
1989
- 1989-07-15 JP JP8335589U patent/JPH0746403Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010064229A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Jtekt Corp | 仮受台を備える工作機械 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0322805U (ja) | 1991-03-11 |
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