JPH0746398Y2 - 含油廃水の浄化処理用電極板 - Google Patents

含油廃水の浄化処理用電極板

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JPH0746398Y2
JPH0746398Y2 JP1992034503U JP3450392U JPH0746398Y2 JP H0746398 Y2 JPH0746398 Y2 JP H0746398Y2 JP 1992034503 U JP1992034503 U JP 1992034503U JP 3450392 U JP3450392 U JP 3450392U JP H0746398 Y2 JPH0746398 Y2 JP H0746398Y2
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JP
Japan
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electrode plate
plate
energizing
shaft body
plates
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JP1992034503U
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Inventor
忠義 松戸
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昭和機械商事株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電荷イオン法に基づ
き、油を含んだ廃水の浄化処理を行うための電極板に関
するものであって、浄化槽内に一体的に組み込んで使用
に供するものである。
【0002】
【従来の技術】電荷イオン法に基づき油を含んだ廃水の
浄化処理を行うための電極板は、所要枚数の陽極板と陰
極板とを、交互にしてかつ互いに所定間隔を保った状態
で並設して成るものである。
【0003】そして、従来の含油廃水処理用電極板は、
各陽極板にはプラス電気を、また、各陰極板にはマイナ
ス電気を、それぞれ供給するためのコードを、夫々の電
極板毎に接続するように構成したものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述したような従来の
電極板であると、配線用コードが雑然化しがちであるば
かりでなく、広い面積を有する電極板に設けられている
小さな端子に対して、大きな電気量の電気を通電するた
め、通電に伴い端子自体が熱を持ち、これが高じた場合
は端子が溶融してしまうと言う問題が生ずるものであっ
た。更に、従来の電極板は所定間隔を保った状態で適宜
軸体を介して一括して貫通支持させるように構成したも
のであった結果、一枚の電極板が損傷した場合であって
も、その取替えは、全ての電極板を分解しなければ成ら
ないものであった。本考案はこのような従来に於ける問
題の解消を図ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は螺子軸で形成し
た第1通電用軸体5と第2通電用軸体6に、対向する二
枚の固定用座金とこれを挾着するための締着用ナットで
構成する極板固定要部を、複数個所所定間隔を保って設
けると共に、所要枚数の陽極板1と陰極板2とを、互い
に反対側の上縁隅角部において、上記固定用座金で挾着
させると共にナットの締着に基づき、交互にしてかつ互
いに所定間隔を保った状態で並設固定すると共に、当該
第1及び第2通電用螺子軸5及び6に夫々通電用コード
7を接続し、更に、各極板1,2には所定間隔を保った
対向状態での安定化を図るためのスペーサaを、並列す
る電極板の一つおきに独立して取り付けるように構成す
ることにより、上記した従来の問題を解決したものであ
る。
【0005】
【実施例】図において1は陽極板、2は陰極板であっ
て、これらは夫々所要枚数を、交互にしてかつ互いに所
定間隔を保った状態で並設してある。 aはスペーサー
であって、各電極板を所定間隔を保った対向状態での安
定化を図るためのものである。そして、当該スペーサー
aは並列する電極板の一つおきに独立して取付け、これ
に依り、例えば破損した電極板があった場合、該当電極
板のみを取外してその交換ができるように構成してあ
る。
【0006】3及び4絶縁板であって、並設状態にある
電極板の最前面と最後面に取り付けてある。
【0007】1aは陽極板1における上縁の一側隅角部
に形成した逃げ用切欠き部、2bは陰極板2における上
縁の他側隅角部に形成した逃げ用切欠き部である。 す
なわち、陽極板1と陰極板2には、その互いの反対側隅
角部に、夫々逃げ用切欠き部1aおよび2aが形成され
ている。
【0008】5は第1通電用軸体であって、各陽極板1
を、逃げ用切欠き部1aを形成していない側の隅角部に
おいて一括して電通可能に固定化するためのものであ
る。図示の実施例にあっては、図3に示すように、当該
軸体5を螺子軸とすることにより、締着用ナット5a及
び、固定用座金5bを用いて陽極板1の固定化を図るよ
うに構成してあるすなわち、対向する二枚の固定用座
金5bとこれを挾着するための締着用ナット5aで構成
する極板固定要部を、複数個所所定間隔を保って設ける
と共に、所要枚数の陽極板1と陰極板2とを、互いに反
対側の上縁隅角部において、上記固定用座金で挾着させ
ると共にナットの締着に基づき、交互にしてかつ互いに
所定間隔を保った状態で並設固定するように構成してあ
る。
【0009】6は第2通電用軸体であって、各陰極板2
を、逃げ用切欠き部2aを形成していない側の隅角部に
おいて一括して電通可能に固定化するためのものであ
る。そして、図示の実施例にあっては上記第1通電用軸
体5と同様に螺子軸とし、固定用座金および締着用ナッ
トを用いた固定化手段をとっている
【0010】なお、上記した第1通電用軸体5及び第2
通電用軸体6の取り付けであるが、これは、夫々の対応
側にある逃げ用切欠き部1aまたは2aの存在に基づ
き、非取付け対象とする極板に対する接触が回避される
ように構成してある。
【0011】7は通電用コードであって、第1及び第2
通電用軸体5及び6に対して連結してある。 すなわ
ち、当該通電用コード7を介して供給された電気は、そ
れぞれの螺子軸を介して各陽極板1及び陰極板2に導か
れるように構成してある。
【0012】上記の通電に基づき、各極板間には電気分
解的作用が奏され、従って、当該電極が收装されている
槽内に収容されている含油廃水は、所謂電荷イオン法に
基づく浄化処理が成される事となる。
【0013】
【考案の効果】本考案は、螺子軸で形成した第1通電用
軸体5と第2通電用軸体6に、対向する二枚の固定用座
金とこれを挾着するための締着用ナットで構成する極板
固定要部を、複数個所所定間隔を保って設けると共に、
所要枚数の陽極板1と陰極板2とを、互いに反対側の上
縁隅角部において、上記固定用座金で挾着させると共に
ナットの締着に基づき、交互にしてかつ互いに所定間隔
を保った状態で並設固定すると共に、当該第1及び第2
通電用螺子軸5及び6に夫々通電用コード7を接続し、
更に、各極板1,2には所定間隔を保った対向状態での
安定化を図るためのスペーサaを、並列する電極板の一
つおきに独立して取り付けるように構成したから、各電
極板に対する電気供給回路が、極めて整然たるものとさ
れる。
【0014】同時に、各極板にはコード接続用端子を設
ける必要がないから、従来のように端子を設けたものに
おいて生じた、端子自体の加熱に基づく溶融化と言うよ
うな自体発生を全く解消することとなり、各極板に対し
て均一にしてかつ極めて安定した電気供給作用が奏され
ることと成る。
【0015】 更に、電極板中の一枚が破損した場合、該
当電極板を固定している極板固定要部における締着用ナ
ットを緩めてこれの取外しを行うと共に、新たな電極板
に取り替えた後、再びナットを締着することに依りこれ
の固定化を図ると言う作業形態が採れ、従って、他の電
極板はその侭の状態で、破損電極板だけの取替えを行う
ことが許容化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一部切欠平面図である。
【図2】本考案の一部切欠正面図である。
【図3】本考案の要部を示す説明用拡大図である。
【符号の説明】 1 陽極板 1a 逃げ用切欠き部 2 陰極板 2a 逃げ用切欠き部 3 絶縁板 4 絶縁板 5 第1通電用軸体 5a 締着用ナット 5b 固定用座金 6 第2通電用軸体 7 通電用コード a スペーサー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺子軸で形成した第1通電用軸体(5)
    と第2通電用軸体(6)に、対向する二枚の固定用座金
    とこれを挾着するための締着用ナットで構成する極板固
    定要部を、複数個所所定間隔を保って設けると共に、所
    要枚数の陽極板(1)と陰極板(2)とを、互いに反対
    側の上縁隅角部において、上記固定用座金で挾着させる
    と共にナットの締着に基づき、交互にしてかつ互いに所
    定間隔を保った状態で並設固定すると共に、当該第1及
    び第2通電用螺子軸(5及び6)に夫々通電用コード
    (7)を接続し、更に、各極板(1,2)には所定間隔
    を保った対向状態での安定化を図るためのスペーサ
    (a)を、並列する電極板の一つおきに独立して取り付
    けるように構成したことを特徴とする含油廃水の浄化処
    理用電極板。
JP1992034503U 1992-04-23 1992-04-23 含油廃水の浄化処理用電極板 Expired - Lifetime JPH0746398Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0670894U JPH0670894U (ja) 1994-10-04
JPH0746398Y2 true JPH0746398Y2 (ja) 1995-10-25

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ID=12416063

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JPS6274487A (ja) * 1985-09-27 1987-04-06 Showa Koki Kk 水中のケイ酸を除去する方法
JPH0344838A (ja) * 1989-07-11 1991-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ディスク

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JPH0670894U (ja) 1994-10-04

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