JPH05261376A - 金属イオンによる水浄化装置 - Google Patents

金属イオンによる水浄化装置

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JPH05261376A
JPH05261376A JP9177292A JP9177292A JPH05261376A JP H05261376 A JPH05261376 A JP H05261376A JP 9177292 A JP9177292 A JP 9177292A JP 9177292 A JP9177292 A JP 9177292A JP H05261376 A JPH05261376 A JP H05261376A
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electrode
constant
voltage
water
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Masahiro Kimura
昌弘 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 単位時間当たりに水中に放出される銀イオン
や銅イオンの量を一定に保持し、通電時間の増加に伴っ
て電極が消耗して電極の間隔が広がった場合であって
も、人手による印加電圧の調整や電極間の間隔を一定に
保つ作業を不要とすることを目的とする。 【構成】 浄化しようとする水中に配置されて金属イオ
ンを生成する2以上の電極と、電極に電圧を印加する電
源回路を設け、電源回路は電極を定電流で駆動するよう
に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、銀イオンや銅イオン等の金属イ
オンによって水の浄化を行う金属イオンによる水浄化装
置に関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】銀イオンや銅イオンに水を浄化する作用が
あることは古代より知られており、この作用を利用する
目的で、飲料水を保存する容器として銀器や銅器を用い
たり、陶製の容器に銀貨や銅貨を沈めて水を浄化するこ
とが行われていた。また、近代においても、プールや貯
水池の水浄化装置として利用されている(特表昭60−
501697号等)。
【0005】特表昭60−501697号で開示された
従来の金属イオンによる水浄化装置では、銀と銅との合
金で構成した電極を水中に沈め、両電極間に直流電圧を
印加することで銀イオンや銅イオンを水中に放出するよ
うにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】しかしながら、上述したように両電極間に
直流電圧を加えて銀イオンや銅イオンを水中に放出する
と、通電時間の増加に伴って電極が消耗するので、電極
の間隔が広がってくることになる。そのために、水浄化
装置の稼働時間が長くなるに従って単位時間当たりに水
中に放出される銀イオンや銅イオンの量が次第に少なく
なってしまうという問題点がある。
【0008】そこで、従来の金属イオンによる水浄化装
置では、両電極間に印加する直流電圧を定期的に人手で
調整をしたり、位置調整を行うことで電極の間隔を一定
に保つようにしていたが、これらの人手による調整作業
が非常に煩わしいという問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、単位時間当たりに水中に放出される銀イオンや
銅イオンの量を一定に保持し、通電時間の増加に伴って
電極が消耗して電極の間隔が広がった場合であっても、
人手による印加電圧の調整や電極間の間隔を一定に保つ
作業を不要とすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】この目的を達成するために、本発明の金属
イオンによる水浄化装置は、浄化しようとする水中に配
置されて金属イオンを生成する2以上の電極と、電極に
電圧を印加する電源回路を設け、電源回路は電極を定電
流で駆動するように構成されている。
【0012】
【作用】
【0013】上記構成の金属イオンによる水浄化装置に
おいては、電源回路が電極を定電流で駆動することで、
単位時間当たりに水中に放出される銀イオンや銅イオン
の量を一定に保つことができ、通電時間の増加に伴って
電極が消耗して電極の間隔が広がった場合であっても、
人手による印加電圧の調整や電極間の間隔を一定に保つ
調整作業を省くことができる。
【0014】
【実施例】
【0015】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1は、本発明による金属イオンによる水
浄化装置の一実施例を示すブロック結線図である。
【0017】図1において、入力端子1aおよび1bは
商用電源に接続され、交流100Vまたは交流200V
が供給される。この電圧は電源スイッチ2およびヒュー
ズ3を介して電源トランス4の1次巻線に供給される。
電源トランス4の2次巻線は2つ有り、ダイオードブリ
ッジ5および19が接続されている。ダイオードブリッ
ジ5は定電流制御用の電源回路であり、コンデンサ20
で平滑した後に定電圧回路6に供給される。また、ダイ
オードブリッジ19は電極18aおよび18bに印加す
る電圧を発生する電源回路であり、コンデンサ22で平
滑した後に電極18aおよび18bに印加される。
【0018】定電圧回路6に供給された電圧は、抵抗2
1を介してツェナーダイオード7、ダイオード8、およ
び抵抗9の直列回路に供給され、ここで分圧されると共
に、トランジスタ10のエミッタに接続された抵抗11
とトランジスタ10のコレクタとの間に印加される。ツ
ェナーダイオード7およびダイオード8の接続点はトラ
ンジスタ10のベースに接続されている。
【0019】定電圧回路6の負荷電圧が低下したとき
は、トランジスタ10のベース・コレクタ間の電圧がツ
ェナーダイオード7によって一定に保たれているので、
トランジスタ10のエミッタ・ベース間の電圧が低下す
る。即ち、トランジスタ10のコレクタ電流を少なくし
て、定電圧回路6の負荷電流を増加させることで負荷電
圧を上昇させる。
【0020】また、定電圧回路6の負荷電圧が上昇した
ときは、トランジスタ10のベース・コレクタ間の電圧
がツェナーダイオード7によって一定に保たれているの
で、トランジスタ10のエミッタ・ベース間の電圧が上
昇する。即ち、トランジスタ10のコレクタ電流を多く
して、定電圧回路6の負荷電流を減少させることで負荷
電圧を上昇させる。定電圧回路6は、このようにして一
定に保持した電圧を定電流回路12に供給する。
【0021】なお、この定電圧回路6は定電流回路12
に制御用の定電圧を供給する目的で使用されている。従
って、定電流回路12として採用される定電流回路によ
っては省略される。
【0022】定電流回路12に供給された定電圧は、可
変抵抗器13およびトランジスタ14の直列回路に印加
される。トランジスタ14のベースはコレクタに接続さ
れており、従ってトランジスタ14のベース・エミッタ
間の電圧は、トランジスタ14のベース・コレクタ間の
電圧に等しい。トランジスタ14のコレクタは、トラン
ジスタ15のベースに接続されているので、トランジス
タ14のベース・エミッタ間の電圧とトランジスタ15
のベース・エミッタ間の電圧は常に等しい。
【0023】トランジスタ15および16には、特性の
揃ったトランジスタが使用される。従って、両者のベー
ス・エミッタ間の電圧が等しいことから、両者のコレク
タ電流も常に等しくなる。トランジスタ14のコレクタ
には定電圧回路6で生成した定電圧が可変抵抗器13を
介して供給されているので、トランジスタ14のコレク
タ電流は一定である。トランジスタ14のコレクタ電流
は一定であることは即ち、トランジスタ15のコレクタ
電流が一定であることを意味する。
【0024】このようにして定電流回路12は定電流を
得るようにしている。なお、トランジスタ14のコレク
タ電流は可変抵抗器13で調整可能であり、トランジス
タ14のコレクタ電流を調整することにより、トランジ
スタ15のコレクタ電流を調整することが可能である。
【0025】トランジスタ15のコレクタ電流をそのま
ま電極18aおよび18bに供給することもできるが、
大きな定電流を必要とする場合にはカスケード接続され
たトランジスタ16および17が使用される。即ち、カ
スケード接続されたトランジスタ16および17の電流
利得分だけ電流増幅した定電流が定電流回路12の出力
電流として得られる。
【0026】定電流回路12の出力電流は電極18aに
供給され、定電流回路12は電極18aおよび18bを
駆動する。電極18bにはダイオードブリッジ19から
供給された正電圧が印加されており、従って電極18b
から電極18aに向かう電流が定電流回路12によって
一定となるように制御される。なお、電極18aおよび
18bは浄化しようとする水の中に配置される。一般的
には、浄化しようとする水を循環させる循環ポンプ(図
示せず)と組合せて使用され、循環ポンプを通るパイプ
内に設置される。
【0027】このように、電極18aおよび18bの間
に定電流を流すようにしたことで、単位時間当たりに水
中に放出される銀イオンや銅イオンの量を一定に保つこ
とができる。即ち、通電時間の増加に伴って電極が消耗
して電極18aおよび18bの間隔が広がった場合であ
っても、単位時間当たりに水中に放出される銀イオンや
銅イオンの量を一定に保つことができ、人手による印加
電圧の調整や電極間の間隔を一定に保つ調整作業を省く
ことができる。
【0028】図2は、本発明による金属イオンによる水
浄化装置の一実施例を示す正面図であり、電極18aお
よび18bを拡大して示したものである。
【0029】特表昭60−501697号で開示された
従来の金属イオンによる水浄化装置では、銀と銅との合
金で構成した電極を用いていたので、銀と銅の混合比を
自由に選択することができなかった。即ち、銀イオンや
銅イオンの発生比を変えようとする場合には、銀と銅の
混合比を変えた電極を用意してなければならず、銀イオ
ンや銅イオンの発生比は事実上は選択することができな
かった。
【0030】そこで、本発明による金属イオンによる水
浄化装置の電極は銀または銅の単極を複数枚組合せ、組
合せ枚数を調整することで銀イオンや銅イオンの発生比
を自由に選択することができるようにしている。
【0031】図2(a)は、銀または銅の単極を複数枚
散在させ、それらを電気的に接続することで、電極18
aおよび18bを構成する例を示している。電極18a
および18bはいずれかマイナス極となる側のみがイオ
ンを発生して消耗する。従って、この図2(a)のよう
に、プラス極とマイナス極を共に銀または銅の電極で構
成した場合は、極性を反転させて使用することを想定し
ている。
【0032】図2(b)は、プラス極となる電極18a
を炭素またはステンレスで構成し、消耗するマイナス極
(電極18b)を銀または銅の単極を重ねて積層構造と
した例を示している。炭素またはステンレスで構成した
電極18aは反永久的に使用され、消耗するマイナス極
のみを交換して使用される。この図2(b)の例では、
電極18bを構成する銀または銅の単極を何枚重ねるか
を選択することによって、銀イオンや銅イオンの発生比
を自由に選択することができると共に、消耗するマイナ
ス極を簡単に交換できる効果も得られる。
【0033】
【発明の効果】
【0034】以上のように、本発明の金属イオンによる
水浄化装置によれば、浄化しようとする水中に配置され
て金属イオンを生成する2以上の電極と、電極に電圧を
印加する電源回路を設け、電源回路は電極を定電流で駆
動するようにしたので、単位時間当たりに水中に放出さ
れる銀イオンや銅イオンの量を常に一定に保つことがで
き、通電時間の増加に伴って電極が消耗して電極の間隔
が広がった場合であっても、人手による印加電圧の調整
や電極間の間隔を一定に保つ調整作業を省くことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金属イオンによる水浄化装置の一
実施例を示すブロック結線図である。
【図2】本発明による金属イオンによる水浄化装置の一
実施例を示す電極の正面図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 電源スイッチ 3 ヒューズ 4 電源トランス 5 ダイオードブリッジ 6 定電圧回路 7 ツェナーダイオード 8 ダイオード 9 抵抗 10 トランジスタ 11 抵抗 12 定電流回路 13 可変抵抗器 14 トランジスタ 15 トランジスタ 16 トランジスタ 17 トランジスタ 18 電極 19 ダイオードブリッジ 20 コンデンサ 21 抵抗 22 コンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄化しようとする水中に配置されて金属
    イオンを生成する2以上の電極と、前記電極に電圧を印
    加する電源回路を具備し、前記電源回路は前記電極を定
    電流で駆動することを特徴とする金属イオンによる水浄
    化装置。
  2. 【請求項2】 浄化しようとする水中に配置されて金属
    イオンを生成する2以上の電極は、銀または銅の単極を
    組合せて構成されることを特徴とする請求項1記載の金
    属イオンによる水浄化装置。
  3. 【請求項3】 浄化しようとする水中に配置されて金属
    イオンを生成する2以上の電極が、複数枚の銀または銅
    の単極を重ねた積層構造であることを特徴とする請求項
    1記載の金属イオンによる水浄化装置。
JP4091772A 1992-03-17 1992-03-17 金属イオンによる水浄化装置 Expired - Lifetime JP2545669B2 (ja)

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