JPH0746344Y2 - 炭酸ガス除去装置 - Google Patents
炭酸ガス除去装置Info
- Publication number
- JPH0746344Y2 JPH0746344Y2 JP1990062161U JP6216190U JPH0746344Y2 JP H0746344 Y2 JPH0746344 Y2 JP H0746344Y2 JP 1990062161 U JP1990062161 U JP 1990062161U JP 6216190 U JP6216190 U JP 6216190U JP H0746344 Y2 JPH0746344 Y2 JP H0746344Y2
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- JP
- Japan
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- air
- adsorption tank
- adsorbent
- high temperature
- temperature
- Prior art date
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Central Air Conditioning (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種室内空間のCO2濃度を制御するCO2除去装
置に関する。
置に関する。
[従来の技術] 従来は空調設備側で外気との換気により室内CO2濃度を
維持している場合が一般的であり、CO2除去装置は殆ど
採用されていない。
維持している場合が一般的であり、CO2除去装置は殆ど
採用されていない。
[考案が解決しようとする課題] このように従来空調設備側で一般に行なわれている室内
空間のCO2濃度の制御は外気と室内空気との交換に依っ
ており、空間内の空気からCO2そのものの除去するもの
ではない。しかし外気との換気風量は空調設備循環風量
に対し10〜60%にも達しており、これによる夏期/冬期
の冷房熱/暖房熱の損失は省エネルギー上の課題となっ
ている。
空間のCO2濃度の制御は外気と室内空気との交換に依っ
ており、空間内の空気からCO2そのものの除去するもの
ではない。しかし外気との換気風量は空調設備循環風量
に対し10〜60%にも達しており、これによる夏期/冬期
の冷房熱/暖房熱の損失は省エネルギー上の課題となっ
ている。
本考案は、CO2除去装置により室内空気から直接CO2を除
去するとにより、外気との換気風量を室内O2濃度維持に
必要な量にまで大巾に低減し、空調設備を含めたトータ
ルでの省エネルギーが可能とするものである。
去するとにより、外気との換気風量を室内O2濃度維持に
必要な量にまで大巾に低減し、空調設備を含めたトータ
ルでの省エネルギーが可能とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記のように室内空気中のCO2を吸着除去する
ため、CO2吸着剤としてアミン添着炭(アミン基を有す
る化合物を添着含浸させた活性炭)又はアミン基を有す
るイオン交換樹脂を充填したCO2吸着槽と、臭気ガスを
吸着除去するための脱臭フィルタと、CO2吸着剤の再生
(CO2の脱着)を高温空気で行なうための加熱源として
エアヒータとを設け、さらにファン、CO2吸着槽、エア
ヒータが加熱空気をリサイクルできるように配管系を構
成したものである。
ため、CO2吸着剤としてアミン添着炭(アミン基を有す
る化合物を添着含浸させた活性炭)又はアミン基を有す
るイオン交換樹脂を充填したCO2吸着槽と、臭気ガスを
吸着除去するための脱臭フィルタと、CO2吸着剤の再生
(CO2の脱着)を高温空気で行なうための加熱源として
エアヒータとを設け、さらにファン、CO2吸着槽、エア
ヒータが加熱空気をリサイクルできるように配管系を構
成したものである。
[作用] 室内空気の一部は本装置のファンにより吸引され、CO2
吸着槽にてCO2を高効率で吸着,除去され、後流の脱臭
フィルタで臭気成分が除去され、処理空気として室内へ
返送される。これにより当該室内のCO2濃度は所定値以
下に制御される。吸着剤の再生はエアヒータで昇温され
た高温空気により吸着剤を加熱し、吸着されたCO2を脱
着させることにより行われるが、脱着されたCO2を含む
高温空気をファンでリサイクル使用する。又、脱着終了
後の空気は外部へ排出する。
吸着槽にてCO2を高効率で吸着,除去され、後流の脱臭
フィルタで臭気成分が除去され、処理空気として室内へ
返送される。これにより当該室内のCO2濃度は所定値以
下に制御される。吸着剤の再生はエアヒータで昇温され
た高温空気により吸着剤を加熱し、吸着されたCO2を脱
着させることにより行われるが、脱着されたCO2を含む
高温空気をファンでリサイクル使用する。又、脱着終了
後の空気は外部へ排出する。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図により説明する。第1図にお
いて、CO2濃度の高い室内空気は、ファン4によりCO2除
去装置内に吸引され、CO2吸着槽1に送られ、内部に充
填されているCO2吸着剤アミン添着炭又はイオン交換樹
脂によりCO2が吸着除去されたのち、脱臭フィルタ2に
流れ、ここで室内空気中の臭気を除去され、清浄空気と
して室内へ戻される。これが吸着工程である。この状態
で切換弁5−1,5−2は開,5−3〜5−4は閉である。
いて、CO2濃度の高い室内空気は、ファン4によりCO2除
去装置内に吸引され、CO2吸着槽1に送られ、内部に充
填されているCO2吸着剤アミン添着炭又はイオン交換樹
脂によりCO2が吸着除去されたのち、脱臭フィルタ2に
流れ、ここで室内空気中の臭気を除去され、清浄空気と
して室内へ戻される。これが吸着工程である。この状態
で切換弁5−1,5−2は開,5−3〜5−4は閉である。
規定吸着容量までCO2を吸着した吸着剤は、次に脱着に
よりCO2の脱離と吸着能力の回復が行われる。脱着工程
は切換弁5−1,5−2を閉とし、また5−3,5−4を開と
した状態で、エアヒータ3により系内の空気を加熱し、
これをファン4で循環させながら高温空気で行われる。
所定の脱着温度に系以内空気が達したら切換弁5−1を
開として、室内空気を導入しながら高濃度CO2を含む高
温空気を希釈/冷却して外部へ排出する。高濃度CO2含
有空気の排出が完了したら切換弁5−3,5−4は閉、5
−2が開とされ、再び吸着工程が行われる。
よりCO2の脱離と吸着能力の回復が行われる。脱着工程
は切換弁5−1,5−2を閉とし、また5−3,5−4を開と
した状態で、エアヒータ3により系内の空気を加熱し、
これをファン4で循環させながら高温空気で行われる。
所定の脱着温度に系以内空気が達したら切換弁5−1を
開として、室内空気を導入しながら高濃度CO2を含む高
温空気を希釈/冷却して外部へ排出する。高濃度CO2含
有空気の排出が完了したら切換弁5−3,5−4は閉、5
−2が開とされ、再び吸着工程が行われる。
これらの吸着/脱着工程の切替は制御装置7のタイマに
より行われる。またエアヒータの過熱防止のため温度ス
イッチ6を設けヒータ制御を行なう。第1図による装置
では、室内空気のCO2除去が断続的に行われる(バッチ
処理される)が、第3図に示すようにCO2吸着槽、ファ
ン、制御弁を構成することにより、1槽がCO2の吸着除
去(吸着工程)を行なっている間、他の槽はCO2の脱着
/吸着剤の再生(脱着工程)を行なうことにより室内空
気中のCO2を連続して処理することも可能である。
より行われる。またエアヒータの過熱防止のため温度ス
イッチ6を設けヒータ制御を行なう。第1図による装置
では、室内空気のCO2除去が断続的に行われる(バッチ
処理される)が、第3図に示すようにCO2吸着槽、ファ
ン、制御弁を構成することにより、1槽がCO2の吸着除
去(吸着工程)を行なっている間、他の槽はCO2の脱着
/吸着剤の再生(脱着工程)を行なうことにより室内空
気中のCO2を連続して処理することも可能である。
また第1図に示す加熱空気のリサイクル方式は、第2図
に示す加熱空気がワンスルーとなる方式に比べ、第4図
に示すように熱効率がよいことから、同じ加熱電力では
脱着に要する時間が短くて済む。即ち脱着電力が少なく
て済む。
に示す加熱空気がワンスルーとなる方式に比べ、第4図
に示すように熱効率がよいことから、同じ加熱電力では
脱着に要する時間が短くて済む。即ち脱着電力が少なく
て済む。
[考案の効果] 本考案によれば、室内空調設備側での外気との換気の停
止又は大巾低減が可能になるので省エネルギー(冷房熱
/暖房熱の損失のゼロ化又は最少化)の実現ができる。
止又は大巾低減が可能になるので省エネルギー(冷房熱
/暖房熱の損失のゼロ化又は最少化)の実現ができる。
高温空気のリサイクル使用による吸着剤の再生エネルギ
ーの低減、(水蒸気再生方式にみられるドレンの出現が
無く、圧力スイング再生方式で必要な真空源機器等の付
帯設備も不要)が可能である。
ーの低減、(水蒸気再生方式にみられるドレンの出現が
無く、圧力スイング再生方式で必要な真空源機器等の付
帯設備も不要)が可能である。
第1図は本考案の1実施例に係わるCO2除去装置の構成
図であり、第2図は加熱空気ワンスルー脱着方式のCO2
除去装置の構成図であり、第3図は連続処理方式のCO2
除去装置の構成図であり、第4図は本考案による脱着時
の電力削減特性図である。 1……CO2吸着槽、2……脱臭フィルタ、3……エアヒ
ータ、4……ファン、5−1〜5−4……切換弁、6…
…温度スイッチ、7……制御装置。
図であり、第2図は加熱空気ワンスルー脱着方式のCO2
除去装置の構成図であり、第3図は連続処理方式のCO2
除去装置の構成図であり、第4図は本考案による脱着時
の電力削減特性図である。 1……CO2吸着槽、2……脱臭フィルタ、3……エアヒ
ータ、4……ファン、5−1〜5−4……切換弁、6…
…温度スイッチ、7……制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/38 53/54 53/81 F24F 3/16 B01D 53/34 128 ZAB
Claims (1)
- 【請求項1】室内空間からCO2含有空気を吸引する手段
と、この手段により吸引されたCO2含有空気からCO2を吸
着除去するCO2ガス吸着剤が充填されたCO2吸着槽と、こ
のCO2吸着槽によりCO2が除去された空気から臭気を吸着
除去し清浄空気として当該空間へ戻す脱臭フィルタと、
上記CO2吸着槽とは別個に設けられ、空気を加熱して高
温空気を得るエアヒータと、このエアヒータにより加熱
された高温空気を上記CO2吸着槽にリサイクルさせ、吸
着剤に吸着されているCO2を高温空気側へ脱着させて脱
着後の空気を外部へ排出する切換手段と、上記CO2吸着
槽に流入する空気の温度を検出して動作する温度スイッ
チと、この温度スイッチの動作に応じて上記エアヒータ
の加熱制御を行なう制御装置とを具備したことを特徴と
する炭酸ガス除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990062161U JPH0746344Y2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 炭酸ガス除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990062161U JPH0746344Y2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 炭酸ガス除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0422026U JPH0422026U (ja) | 1992-02-24 |
JPH0746344Y2 true JPH0746344Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31591060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990062161U Expired - Fee Related JPH0746344Y2 (ja) | 1990-06-14 | 1990-06-14 | 炭酸ガス除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746344Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023135839A1 (ja) * | 2021-02-09 | 2023-07-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和用の二酸化炭素吸着材、吸着デバイス、及び空気調和装置 |
WO2023135837A1 (ja) * | 2021-02-09 | 2023-07-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和用の二酸化炭素吸着材、吸着デバイス、及び空気調和装置 |
WO2023135838A1 (ja) * | 2021-02-09 | 2023-07-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和用の二酸化炭素吸着材、吸着デバイス、及び空気調和装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006275487A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Shimizu Corp | 炭酸ガス除去空調システム |
CN107847852A (zh) * | 2015-07-27 | 2018-03-27 | 夏普株式会社 | 空调系统以及二氧化碳吸收单元 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61227820A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 炭酸ガスの除去方法 |
-
1990
- 1990-06-14 JP JP1990062161U patent/JPH0746344Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023135839A1 (ja) * | 2021-02-09 | 2023-07-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和用の二酸化炭素吸着材、吸着デバイス、及び空気調和装置 |
WO2023135837A1 (ja) * | 2021-02-09 | 2023-07-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和用の二酸化炭素吸着材、吸着デバイス、及び空気調和装置 |
WO2023135838A1 (ja) * | 2021-02-09 | 2023-07-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和用の二酸化炭素吸着材、吸着デバイス、及び空気調和装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0422026U (ja) | 1992-02-24 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |