JPH0746275A - パルス幅によるデータ判定方法 - Google Patents

パルス幅によるデータ判定方法

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JPH0746275A
JPH0746275A JP20457093A JP20457093A JPH0746275A JP H0746275 A JPH0746275 A JP H0746275A JP 20457093 A JP20457093 A JP 20457093A JP 20457093 A JP20457093 A JP 20457093A JP H0746275 A JPH0746275 A JP H0746275A
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JP
Japan
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data
pulse width
sampling
level
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP20457093A
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English (en)
Inventor
Yasunobu Adachi
康信 足立
Koji Yoshida
功二 吉田
Yasuhito Takeda
泰仁 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idec Izumi Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外乱に強いパルス幅によるデータ判定方法を
提供する。 【構成】 信号の立ち下がり時点で信号のサンプリング
を開始し、そのサンプリング値が“L”レベルならアッ
プダウンカウンタにおいてアップカウントし、“H”レ
ベルならダウンカウントする。そして、サンプリング開
始から一定期間T2 経過後の判定点でそのときのアップ
ダウンカウンタのカウント値を一定のしきい値と比較
し、カウント値の方が小さいときに“0”と判定し、大
きいときに“1”と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば工場、プラン
ト等における省配線化用のデータ伝送システム等に用い
られる、パルス幅によるデータ判定方法に関し、より具
体的には、外乱に強いデータ判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】データ伝送システムの概略例を図4に示
す。このデータ伝送システムは、送信装置2からのデー
タを、伝送路6を経由して、受信装置4へ送るものであ
る。データの伝送には、通常は多重伝送方式が採用され
る。
【0003】また、“0”または“1”のデータの表現
方法には、振幅の違いを利用するパルス振幅変調より
も、パルス幅の長短を利用するパルス幅変調の方が、電
源電圧の変動やノイズ等の外乱の影響を受けにくいの
で、通常はパルス幅変調が採用される。
【0004】そのようなパルス幅変調による信号波形の
一例を図5に示す。この例では、“L”レベル期間をパ
ルス幅と見て、30μsのパルス幅で“0”のデータを
表し、60μsのパルス幅で“1”のデータを表してい
る。1周期は120μsである。
【0005】このように表現された信号において、デー
タが“0”か“1”かを判定する方法としては、従来は
例えば図6に示すように、パルスの立ち下がり時点から
一定期間T1 (図5の例の場合であれば例えば45μ
s)経過した時点で信号のサンプリングを行い、そのと
きのサンプリング値が“H”レベルならば“0”と、
“L”レベルならば“1”と判定するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来のパルス幅によるデータ判定方法は、外乱に弱い
という問題がある。例えば、図7に示すようにサンプリ
ング時点で信号の一部を“L”レベルにするような外乱
が加わった場合、“0”のデータが誤って“1”と判定
される。また、図8に示すようにサンプリング時点で信
号の一部を“H”レベルにするような外乱が加わった場
合、“1”のデータが誤って“0”と判定される。
【0007】このような問題は、例えば工場のような厳
しいノイズ環境下においては深刻である。
【0008】そこでこの発明は、外乱に強いパルス幅に
よるデータ判定方法を提供することを主たる目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のパルス幅によるデータ判定方法は、信号
のパルス幅の長短によってデータが“0”か“1”かを
判定する際に、一定のタイミングで信号のサンプリング
を開始し、そのサンプリング値が“L”レベルならアッ
プダウンカウンタにおいて一方向にカウントし、“H”
レベルならその逆方向にカウントし、そしてサンプリン
グ開始から一定期間経過後の判定点でそのときのアップ
ダウンカウンタのカウント値を一定のしきい値と比較
し、両値の大小によってデータが“0”か“1”かを判
定することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記方法によれば、サンプリング期間中にノイ
ズ等による外乱が加わった場合、アップダウンカウンタ
による判定点でのカウント値は幾分変動することがある
かもしれないけれども、カウント値の全体的な傾向は外
乱がない場合と変わらない。従って、このようなカウン
ト値としきい値とを比較することにより、多少の外乱が
加わっても、データが“0”か“1”かを正しく判定す
ることができる。
【0011】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係るパルス幅
によるデータ判定方法を示す図であり、Aは信号波形
を、Bはアップダウンカウンタのカウント値を、Cは動
作の区分をそれぞれ示す(図3においても同様)。
【0012】この実施例では、必須ではないけれども、
一つの“0”または“1”のデータを送信する場合にそ
のデータとその値を反転した相補データとを一組にして
連続して送信するようにしている。その理由は後述す
る。
【0013】この“0”または“1”のデータおよび
“1”または“0”の相補データのパルス幅による表現
方法は、図5で説明したのと同じである。即ち、この例
では、“L”レベル期間をパルス幅と見て、30μsの
パルス幅で“0”のデータを表し、60μsのパルス幅
で“1”のデータを表している。1周期は120μsで
ある。
【0014】そしてこの実施例では、信号の各立ち下が
り時点で信号のサンプリングを開始し、このサンプリン
グを一定期間T2 (この例では60μs)経過後の判定
点まで続ける。その間に、アップダウンカウンタを用い
て、サンプリングデータが“L”レベルならこの例では
アップカウントし、“H”レベルならダウンカウントす
る。従って、カウント値は、図1Bに示すように、デー
タが“0”のときは増加から途中で減少に転じ、データ
が“1”のときは増加の一途をたどる。
【0015】そして、上記判定点でそのときのカウント
値を一定のしきい値と比較する。この例では、しきい値
を、データが“0”のときのカウント値とデータが
“1”のときのカウント値の中間の値にしている。そし
て、判定点でのカウント値がしきい値より小さいときに
“0”と判定し、カウント値がしきい値より大きいとき
に“1”と判定するようにしている。
【0016】上記のようなデータ判定方法を実施する回
路の一例を図2に示す。この例ではサンプリング回路
8、アップダウンカウンタ10および比較回路12を備
えている。
【0017】サンプリング回路8は、図1Aに示すよう
な信号を受け、当該信号を前記期間T2 の間、一定周期
でサンプリングし、そのサンプリング値が“L”レベル
なら例えば“0”パルスを、“H”レベルなら“1”パ
ルスを出力する。
【0018】アップダウンカウンタ10は、この例で
は、サンプリング回路8から与えられるパルスが“0”
ならアップカウントし、“1”ならダウンカウントし、
そのカウント値を出力する。
【0019】比較回路12は、アップダウンカウンタ1
0から与えられるカウント値と、一定の前述したような
しきい値とを比較し、前述したような判定点でのカウン
ト値がしきい値より小さいときに“0”を出力し、大き
いときに“1”を出力する。この出力が、入力データの
判定結果である。
【0020】上記データ判定方法によれば、サンプリン
グ期間中にノイズ等による外乱が加わった場合、アップ
ダウンカウンタによる判定点でのカウント値は幾分変動
することがあるかもしれないけれども、カウント値の全
体的な傾向は外乱がない場合と変わらない。
【0021】例えば図3に示すように、信号の一部を
“L”レベルにするような外乱、あるいは信号の一部を
“H”レベルにするような外乱が加わった場合、サンプ
リング期間の途中でカウント値が若干増減し、それに伴
って判定点でのカウント値も幾分上下するけれども、カ
ウント値の全体的な傾向は、図1の外乱がない場合と変
わらない。
【0022】従って、このようなカウント値としきい値
とを比較することにより、多少の外乱が加わっても、デ
ータが“0”か“1”かを正しく判定することができ
る。従って、ノイズ等による外乱に強い。その結果、こ
のデータ判定方法は、例えば工場のような厳しいノイズ
環境下における使用において特に大きな効果を発揮す
る。
【0023】なお、上記実施例とは逆に、信号のサンプ
リング値が“L”レベルならアップダウンカウンタにお
いてダウンカウントし、“H”レベルならアップカウン
トするようにしても良い。そのようにする場合は、カウ
ント値およびしきい値を、図1Bおよび図3Bにおい
て、0レベルラインを対称軸として上下反転させて考え
れば良い。
【0024】また、必須ではないけれども、この実施例
のように送信側から一つの“0”または“1”のデータ
を送信する場合にそのデータとその値を反転した相補デ
ータとを連続して送信し、受信側においてこの一つのデ
ータとそれに続く相補データとを受信するごとに、両デ
ータ間の相補性(即ち一方が“0”であれば他方が
“1”であること)をチェックするようにしても良い。
【0025】このように一つのデータとその相補データ
とを連続して送信すると、両データは時間的に極めて近
接しているので、外乱の影響を受けた場合、両データが
共に反転することは極めて希であり、通常はどちらか一
方のみが反転する。どちらか一方のみが反転すると、両
データ間の相補性がくずれるので、受信側において両デ
ータ間の相補性をチェックすることにより、伝送誤りを
確実に検出することができる。従って、外乱の影響を受
けた場合の誤り捕捉率が向上する。
【0026】しかも、一つのデータとその相補データと
を受信するごとに、両データ間の相補性をチェックする
ので、外乱の影響を受けた場合の誤り検出までの時間が
非常に短く、速やかな検出が可能になる。
【0027】従って、このような相補性をチェックする
方法と、上記のデータ判定方法とを併用すれば、耐ノイ
ズ性が一層向上し、外乱に一層強くなる。
【0028】図1Cおよび図3C中に示す相補性チェッ
クは、これらの二つの方法を併用する場合を示したもの
であり、相補データについての判定結果を得た時点で、
その直前のデータについての判定結果との間の相補性を
チェックするようにしている。
【0029】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、信号を
サンプリングしてそのサンプリング値を用いてアップダ
ウンカウンタでカウントし、そのカウント値としきい値
とを比較することにより、データが“0”か“1”かを
判定するようにしたので、多少の外乱が加わっても、デ
ータが“0”か“1”かを正しく判定することができ
る。従って、ノイズ等による外乱に強く、耐ノイズ性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るパルス幅によるデー
タ判定方法を示す図である。
【図2】この発明のパルス幅によるデータ判定方法を実
施する回路の一例を示すブロック図である。
【図3】この発明のパルスによるデータ判定方法におい
て外乱が加わった場合の一例を示す図である。
【図4】データ伝送システムの一例を示す概略図であ
る。
【図5】パルス幅変調による信号波形の一例を示す図で
ある。
【図6】従来のパルス幅によるデータ判定方法の一例を
示す図である。
【図7】従来のパルス幅によるデータ判定方法において
外乱が加わった場合の一例を示す図である。
【図8】従来のパルス幅によるデータ判定方法において
外乱が加わった場合の他の例を示す図である。
【符号の説明】
2 送信装置 4 受信装置 6 伝送路 8 サンプリング回路 10 アップダウンカウンタ 12 比較回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号のパルス幅の長短によってデータが
    “0”か“1”かを判定する際に、一定のタイミングで
    信号のサンプリングを開始し、そのサンプリング値が
    “L”レベルならアップダウンカウンタにおいて一方向
    にカウントし、“H”レベルならその逆方向にカウント
    し、そしてサンプリング開始から一定期間経過後の判定
    点でそのときのアップダウンカウンタのカウント値を一
    定のしきい値と比較し、両値の大小によってデータが
    “0”か“1”かを判定することを特徴とするパルス幅
    によるデータ判定方法。
JP20457093A 1993-07-26 1993-07-26 パルス幅によるデータ判定方法 Pending JPH0746275A (ja)

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JP20457093A JPH0746275A (ja) 1993-07-26 1993-07-26 パルス幅によるデータ判定方法

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JP20457093A JPH0746275A (ja) 1993-07-26 1993-07-26 パルス幅によるデータ判定方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998042074A1 (de) * 1997-03-14 1998-09-24 Robert Bosch Gmbh Auswertung eines puls-weiten-modulations-signals
JP2014030124A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Denso Corp 復号化回路
WO2016027676A1 (ja) * 2014-08-19 2016-02-25 ソニー株式会社 Pwm復調回路、ならびに受信装置および伝送システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998042074A1 (de) * 1997-03-14 1998-09-24 Robert Bosch Gmbh Auswertung eines puls-weiten-modulations-signals
JP2014030124A (ja) * 2012-07-31 2014-02-13 Denso Corp 復号化回路
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