JPH074622B2 - 極薄帯板巻取り機の張力調整装置 - Google Patents

極薄帯板巻取り機の張力調整装置

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JPH074622B2
JPH074622B2 JP17192888A JP17192888A JPH074622B2 JP H074622 B2 JPH074622 B2 JP H074622B2 JP 17192888 A JP17192888 A JP 17192888A JP 17192888 A JP17192888 A JP 17192888A JP H074622 B2 JPH074622 B2 JP H074622B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、極薄帯板巻取り機の張力調整装置に関し、特
に巻取り機の搬送ラインにおける、急冷金属極薄帯板の
張力調整に用いて有用なものである。
<従来の技術> 従来、例えば厚さ0.5〜1mmのような薄帯板の巻取り張力
の調整とルーパの役目を果す装置として、空圧・油圧シ
リンダ或いはサーボモータ等を使用した第4図に示すよ
うな昇降装置012に懸吊された軸受ブロック08に軸着さ
れ、固定ロール013へ供給される、薄帯板W1を巻回して
自在に回転しながら昇降するダンサーロール01が用いら
れている。
<発明が解決しようとする課題> ところが、例えば厚さ20〜30μmのような極薄で非常に
脆い急冷金属の薄帯板の巻取りの張力調整に前記ダンサ
ーロール01をそのまま使用すると、例えば、カローゼル
タイプのような2リール巻取機で連続して巻取るとき、
一方のリールから他方のリールへ巻替えるときに発生す
る急激な張力の変化に短時間に応答することができない
ので、急冷極薄帯板に許容範囲外の張力が瞬間的に作用
することがあり、例えば短時間で急激な張力の上昇によ
って発生する衝撃力および偏張力による蛇行をダンサー
ロール01では吸収することができないため、予定外の箇
所で切断したり、張力不足になるという問題があった。
また、急冷極薄帯板の速度変化が速すぎるため、他方の
リールの周速が追従できずに、急冷極薄帯板と他方のリ
ールとの間でスリップが生じ、これに起因する板切れお
よび蛇行が発生する可能性があった。
本発明は、上記問題点を解決するために提案されたもの
で、急冷極薄帯板の連続巻取りにおける他方のリールへ
巻替える際の、急冷薄帯の短時間の急激な張力変化に対
応し、この張力変化に伴う衝撃および蛇行を吸収する極
薄帯板巻取り機の張力調整装置を提供することを目的と
するものである。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成する本発明の構成は、金属極薄帯板の巻
取り機への搬送ラインで該金属極薄帯板を巻回して昇降
し、該金属極薄帯板の張力を調整する装置において、上
周面に気体噴出口を有する圧気式フロータおよびフロー
タ効果により幅方向の摺動抵抗が小さくなったことを利
用したサイドガイドと、該圧気式フロータを昇降させる
昇降装置と、前記搬送ラインに配置された張力検出器
と、該張力検出器と前記圧気式フロータとに介装された
送気圧または流量調節手段とを具備したことを特徴とす
る。
<作用> 上記構成の本発明によれば巻取り機への搬送される金属
極薄帯板を、圧気式フロータの気体噴出口から気体を噴
出してその噴出面と非接触で巻回して走行させる。そし
て金属極薄帯板の張力が変化すると張力検出器がその変
動を検出し、昇降装置に指示してフロータを昇降させて
その張力の調整を行うが、巻取り機の一方のリールから
他方のリールへ連続的に巻替えるとき、短時間で急激な
その張力が変動するので、昇降装置が短時間で対応する
ことが困難であり、一時的に許容張力値の範囲から外れ
て金属極薄帯板が切断したり、張力不足になって緩んだ
りする。
また同時に偏張力による蛇行を誘発し、ラインからの逸
脱もしくは極薄帯板のエッジ部の損傷および破断を発生
させる。
そのため、切断、巻替えの場合、予め送気圧調節手段へ
指示してその送気圧力を調節することによって、その浮
上位置が高くなるようフロータの気体噴出面と金属極薄
帯板との距離を調節し、短時間での急激なその張力変動
および偏張力に対し、気体噴出口から噴出して形成され
ている気体のクッション効果を利用して急激な張力上昇
による衝撃を吸収する。また、蛇行が発生した場合でも
フロータにより浮上した極薄帯板は、左右方向への移動
摩擦がないため、簡単な固定サイドガイドにより調芯す
ることが可能となる。
<実施例> 以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図において、10はエアフロータ型のダンサーロー
ル、11は懸吊部材、12は固設されたエアフロータ10の昇
降送致である油圧シリンダ、13はエアフロータ型のデフ
レクタロールであり、これら主要部材によって張力調整
装置Aが構成されている。
更に、図中14はエアフロータ型のデフレクタロール、B
は公転ドラムと2本のリール22a,22bと巻付け切断機23
とから成るカローゼルタイプの巻取機である。
30は急冷極薄帯板Wの張力検出器であり、巻取機Bへの
搬送ラインに配置され、制御盤31を介して、送気圧力ま
たは流量調節機能を有する送気送致32と、油圧装置33と
にそれぞれ連結されている。送気送致32はホース7を介
してエアフロータ10,13,14へ、油圧送致33は配管33a,33
bを介して油圧シリンダ12へそれぞれ連結されている。
第2図及び第3図において、1はドラムであり、その上
半周面には多数の噴出口1aが穿設され、その両側端部に
はサイドガイドを兼用した側板2,3が固着されている。
そして、一方の側板3には送気口1bが穿設され、この送
気口1bにはホース7を嵌着するニップル6が固着されて
いる。エアフロータ13,14も同様な構造である。
以上の部材によってエアフロータ10が構成され、サイド
ガイド2,3に固着された懸吊部材11によって油圧シリン
ダ12に懸吊されている。
かくして本実施例装置では送気装置32によってエアフロ
ータ10,13,14へ所定の気圧および流量のエアを送給し、
噴出口から噴出させながら、図示しない急冷極薄帯板鋳
造機から例えば1600m/min、のような速度v1で送給され
る。例えば厚さ20〜30μmのような急冷極薄帯板Wを非
接触で巻回して走行させ、張力検出器30によってその張
力を計測して制御盤31を介して油圧装置33を作動させ、
油圧シリンダ12によってエアフロータ10を昇降し、その
走行速度v2を一時的に調整することによって所定の張力
に調整しながら巻取機Bによってコイル状に巻取る。
巻取機Bの一方のリール22aによって急冷極薄帯板Wを
所定の径に巻取ると、公転ドラム21によって予め、巻取
り開始位置へ移動して待機している他方のリール22bに
巻付け切断機23によって急冷極薄帯板Wを切断して巻付
ける。
上述した急冷極薄帯板Wの巻替えのとき、その材質確保
のためにライン最上流の極薄帯板鋳造機(図示せず)の
鋳造速度を変更できないので、ライン速度を減速するこ
とが許されない。従って巻取りを開始するリール22bは
急冷極薄帯板Wの走行速度と電気的に同期してほぼ同速
で、わずかにリーディング率を持つように調整されて回
りながら待機している。このとき、巻替えが完了する迄
の待機中は電気的制御による予測の同期であり、現在の
技術レベルでは0.1〜0.2%程度の速度制御誤差があるこ
とは避けられない。従って急冷薄帯Wの切断・巻替えが
行なわれる瞬間には、この誤差分プラスリーディング率
分だけのリール22bと急冷極薄帯板Wとの速度誤差がラ
イン走行中の急冷極薄帯板Wへの急激な張力変動として
はね返ってくる。この変動時間は非常に短時間であるた
め、通常の機械的な追従ではなかなか間に合わない。そ
こで、このような急激な変動が予測される場合はその時
だけ、もしくは流量的に許せば常時エアフロータ10,13,
14のエアの流量を増加させ、ドラム1のエア噴出口1aか
ら噴出して急冷極薄帯板Wを支持するエア膜を充分厚く
しておいて非接触状態で浮上して走行させておき、走行
中の急冷極薄帯板Wの張力が短時間で急激に増大すると
そのエアクッション効果によってその張力増大による衝
撃を吸収する。
<発明の効果> 以上実施例とともに具体的に説明したように、本発明に
よれば張力調整装置およびデフロールに圧気式フロータ
を併用し、金属極薄帯板を非接触で巻回走行させながら
昇降すると共に、圧気式フロータからの気体噴出圧力ま
たは流量を調節してその張力を一時的に調整することに
より、連続巻取りにおける他のリールへの巻替えの際の
短時間で急激な張力の変化偏張力に対応することが可能
になり、巻付け時の張力不足や急激な張力の増大によっ
て発生する衝撃を気体噴出圧によるクッション効果で吸
収でき、サイドガイドできるので、金属極薄帯板の切断
および損傷を防止できる。また、気体噴出の圧力値はそ
のクッション効果で許容されるので、その調節は、精度
が低くてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての急冷極薄帯板の搬送
ラインにおける張力調整装置及び巻取り機を概念的に示
す説明図、第2図は第1図の矢視IIを拡大した正面図、
第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は従来の張力
調整装置を示す側面図である。 図面中、 1はドラム、1aは噴出口、2,3はサイドガイド、10はエ
アフロータ型ダンサーロール、12は油圧シリンダ、13,1
4はエアフロータ型デフレクタロール、30は張力検出
器、32は送気装置、Aは張力調整装置、Bは巻取り機、
Wは急冷極薄帯板である。
フロントページの続き (72)発明者 渋谷 清 千葉県千葉市川崎町1 川崎製鉄株式会社 技術研究本部内 (72)発明者 森戸 延行 千葉県千葉市川崎町1 川崎製鉄株式会社 技術研究本部内 (72)発明者 平松 輝雄 千葉県千葉市川崎町1 川崎製鉄株式会社 千葉製鉄所・設備技術部内 (72)発明者 谷本 義治 広島県広島市西区南観音6丁目4番31号 菱船エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−13951(JP,U) 実開 昭63−180106(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属極薄帯板の巻取り機への搬送ラインで
    該金属極薄帯板を巻回して昇降し、該金属極薄帯板の張
    力を調整する装置において、 上周面に気体噴出口を有する圧気式フロータおよびフロ
    ータ効果により幅方向の摺動抵抗が小さくなったことを
    利用したサイドガイドと、該圧気式フロータを昇降させ
    る昇降装置と、前記搬送ラインに配置された張力検出器
    と、該張力検出器と前記圧気式フロータとに介装された
    送気圧または流量調節手段とを具備したことを特徴とす
    る極薄帯板巻取り機の張力調整装置。
JP17192888A 1988-07-12 1988-07-12 極薄帯板巻取り機の張力調整装置 Expired - Fee Related JPH074622B2 (ja)

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