JPH0746161Y2 - 靴 底 - Google Patents
靴 底Info
- Publication number
- JPH0746161Y2 JPH0746161Y2 JP2329293U JP2329293U JPH0746161Y2 JP H0746161 Y2 JPH0746161 Y2 JP H0746161Y2 JP 2329293 U JP2329293 U JP 2329293U JP 2329293 U JP2329293 U JP 2329293U JP H0746161 Y2 JPH0746161 Y2 JP H0746161Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- layer
- tread
- ground plane
- shoe sole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は靴底に関するものであ
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の靴底は単一素材を使用す
るか、数種の素材を貼り合わせるか又は縫い合わせたも
の或いは2種類を同時加硫したものであった。
るか、数種の素材を貼り合わせるか又は縫い合わせたも
の或いは2種類を同時加硫したものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、柔らか
い素材の場合は捩じれによる履きにくさや安定歩行性に
欠け、硬い素材の場合は剛性が高く返りが悪いものであ
った。また、両者を加硫した場合には保形性から肉厚状
となり重量的に問題があった。
い素材の場合は捩じれによる履きにくさや安定歩行性に
欠け、硬い素材の場合は剛性が高く返りが悪いものであ
った。また、両者を加硫した場合には保形性から肉厚状
となり重量的に問題があった。
【0004】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、それぞれの部位にその特性にあった素材を用い軽量
でかつ履き心地のよいものを提供せんとすることであ
る。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、それぞれの部位にその特性にあった素材を用い軽量
でかつ履き心地のよいものを提供せんとすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案がなした技術的手段は、靴底本体を接地面層と
上面層との二層構造とし、その接地面層を前部側の踏み
付き部側と、その後部側の踏まず部側以後とに区分け
し、該踏み付き部側は合成クレープを、踏まず部側以後
は硬質ゴムを、上面層は軽量ゴムをそれぞれ用い、同時
加硫せしめて融合一体化し形成したものである。
に本考案がなした技術的手段は、靴底本体を接地面層と
上面層との二層構造とし、その接地面層を前部側の踏み
付き部側と、その後部側の踏まず部側以後とに区分け
し、該踏み付き部側は合成クレープを、踏まず部側以後
は硬質ゴムを、上面層は軽量ゴムをそれぞれ用い、同時
加硫せしめて融合一体化し形成したものである。
【0006】
【作 用】上記せる技術的手段により、衝撃吸収性と剛
性とを有し、重量軽減されたものとなる。
性とを有し、重量軽減されたものとなる。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例を図面に基づいて説明する
と、靴底本体は此種の技術分野において周知の形態のも
のであり、この本体は、接地面層aと上面層bとの二層
構造とし、その接地面層aをさらに前部側の踏み付き部
側1と、その後部側の踏まず部側以後2とし、これら3
部位をそれぞれ3種類の異なった性質のSBR(スチレ
ン・ブタジエン・ラバー)ゴム素材を用いて同時加硫に
より融合一体化したものである。
と、靴底本体は此種の技術分野において周知の形態のも
のであり、この本体は、接地面層aと上面層bとの二層
構造とし、その接地面層aをさらに前部側の踏み付き部
側1と、その後部側の踏まず部側以後2とし、これら3
部位をそれぞれ3種類の異なった性質のSBR(スチレ
ン・ブタジエン・ラバー)ゴム素材を用いて同時加硫に
より融合一体化したものである。
【0008】接地面層aは前部側の踏み付き部側1とそ
の後部側の踏まず部側以後2とに分け、その踏み付き部
側1をノンスリップ性とクッション性に富んだ底材とし
てこの種の技術分野で一般に知られている合成ゴムや天
然ゴムなどの柔軟性に富み耐滑性を有するコンパンドゴ
ムからなる合成クレープで形成すると共に踏まず部側以
後2を剛性が高く、保型性が高い、JIS K 6301に規定さ
れているA硬度80以上の硬質ゴムで形成して足裏面のア
ーチと呼ばれる部分を支えるに足る強度を保持させ、こ
の踏まず部側以後2の後部裏面にヒール部cを設けるも
のである。
の後部側の踏まず部側以後2とに分け、その踏み付き部
側1をノンスリップ性とクッション性に富んだ底材とし
てこの種の技術分野で一般に知られている合成ゴムや天
然ゴムなどの柔軟性に富み耐滑性を有するコンパンドゴ
ムからなる合成クレープで形成すると共に踏まず部側以
後2を剛性が高く、保型性が高い、JIS K 6301に規定さ
れているA硬度80以上の硬質ゴムで形成して足裏面のア
ーチと呼ばれる部分を支えるに足る強度を保持させ、こ
の踏まず部側以後2の後部裏面にヒール部cを設けるも
のである。
【0009】上面層bは前記接地面層aの上面の総面積
が一番広い足裏全体にあたる部位に比重の小さい例えば
1.1 以下の軽量ゴムからなる層を一体的に融合せしめて
全体の重量を軽減させたものであって、前記の接地面層
aとこの上面層bとで二層構造としてなるものである。
が一番広い足裏全体にあたる部位に比重の小さい例えば
1.1 以下の軽量ゴムからなる層を一体的に融合せしめて
全体の重量を軽減させたものであって、前記の接地面層
aとこの上面層bとで二層構造としてなるものである。
【0010】これら接地面層aの踏み付き部側1と踏ま
ず部側以後2および上面層bとの3部位におけるSBR
ゴム素材と一般ゴムとの特性の一例を示すと下記の通り
である。 一般ゴム 合成クレープ 硬質ゴム 軽量ゴム 比 重 1.35 1.20 1.38 1.06 300 モジュラス 57 39 54 101 引っ張り強度 105 130 103 166 伸 び 540 820 480 440 硬 さ 77 70 86 73
ず部側以後2および上面層bとの3部位におけるSBR
ゴム素材と一般ゴムとの特性の一例を示すと下記の通り
である。 一般ゴム 合成クレープ 硬質ゴム 軽量ゴム 比 重 1.35 1.20 1.38 1.06 300 モジュラス 57 39 54 101 引っ張り強度 105 130 103 166 伸 び 540 820 480 440 硬 さ 77 70 86 73
【0011】この様な特性を有するゴム素材を、合成ク
レープが28.5%,硬質ゴムが28.5%,軽量ゴムが43%の
各比率でそれぞれの部位、すなわち接地面層aの踏み付
き部側1と踏まず部側2及び上面層bに位置するように
設定して総比重が1.19くらいになるように同時加硫せし
めて融合一体化する。
レープが28.5%,硬質ゴムが28.5%,軽量ゴムが43%の
各比率でそれぞれの部位、すなわち接地面層aの踏み付
き部側1と踏まず部側2及び上面層bに位置するように
設定して総比重が1.19くらいになるように同時加硫せし
めて融合一体化する。
【0012】なお、上記実施例ではSBRゴム素材につ
いて説明したが、本考案はこれに限定されるものではな
く、この種の技術分野において用いられている周知の合
成ゴム(NR)やBR(ブタジエンラバー),IR(イ
ソプレンラバー)などの天然ゴム及びこれらをブレンド
したものであっても良いものである。
いて説明したが、本考案はこれに限定されるものではな
く、この種の技術分野において用いられている周知の合
成ゴム(NR)やBR(ブタジエンラバー),IR(イ
ソプレンラバー)などの天然ゴム及びこれらをブレンド
したものであっても良いものである。
【0013】
【考案の効果】本考案は、靴底本体を二層構造とし、そ
の接地面層における前部側の踏み付き部側を柔軟性に富
み耐滑性を有する合成クレープで、その後部側の踏まず
部側以後を剛性のあるA硬度80以上の硬質ゴムでそれぞ
れ形成し、この上面に比重の小さい例えば1.1 以下の軽
量ゴムからなる上面層を融合一体化してなるから、これ
ら3部位がそれぞれ異なった性質のゴム素材で構成さ
れ、前部の柔軟性は足馴染みの良さを、後部の剛性は安
定歩行性をサポートし、足の動きに合わせてフレキシブ
ルに対応しながら捩じれに強く、反りがよく、衝撃吸収
性の高い履き心地の良いものであってかつ全体重量の軽
減され歩きやすく疲れの少ない軽やかなフットワークの
よいものである。
の接地面層における前部側の踏み付き部側を柔軟性に富
み耐滑性を有する合成クレープで、その後部側の踏まず
部側以後を剛性のあるA硬度80以上の硬質ゴムでそれぞ
れ形成し、この上面に比重の小さい例えば1.1 以下の軽
量ゴムからなる上面層を融合一体化してなるから、これ
ら3部位がそれぞれ異なった性質のゴム素材で構成さ
れ、前部の柔軟性は足馴染みの良さを、後部の剛性は安
定歩行性をサポートし、足の動きに合わせてフレキシブ
ルに対応しながら捩じれに強く、反りがよく、衝撃吸収
性の高い履き心地の良いものであってかつ全体重量の軽
減され歩きやすく疲れの少ない軽やかなフットワークの
よいものである。
【図1】 本考案靴底の一例を一部切欠いて示す平面
図。
図。
【図2】 断面図。
a:接地面層,b:上面層,1:踏み付き部側,2:踏
まず部側
まず部側
Claims (2)
- 【請求項1】 靴底本体を接地面層と上面層との二層構
造とし、その接地面層を前部側の踏み付き部側と、その
後部側の踏まず部側以後とに区分けし、該踏み付き部側
を合成クレープで、踏まず部側以後を硬度80以上の硬質
ゴムで、上面層を比重の小さい軽量ゴムでそれぞれ形成
してなる靴底 - 【請求項2】 踏み付き部側と踏まず部側以後と上面層
とのゴムをそれぞれ3種類の異なった性質のSBR(ス
チレン・ブタジエン・ラバー)ゴム素材を用いて融合一
体化してなる靴底
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2329293U JPH0746161Y2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 靴 底 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2329293U JPH0746161Y2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 靴 底 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681305U JPH0681305U (ja) | 1994-11-22 |
JPH0746161Y2 true JPH0746161Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=12106539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2329293U Expired - Fee Related JPH0746161Y2 (ja) | 1993-05-06 | 1993-05-06 | 靴 底 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746161Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014076397A (ja) * | 2009-04-30 | 2014-05-01 | Nike Internatl Ltd | 物品および物品の製造方法 |
JP2014076668A (ja) * | 2009-04-30 | 2014-05-01 | Nike Internatl Ltd | 物品および物品の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4962927B2 (ja) * | 2005-07-26 | 2012-06-27 | Sriスポーツ株式会社 | アウトソール及びこのアウトソールを備える靴 |
-
1993
- 1993-05-06 JP JP2329293U patent/JPH0746161Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014076397A (ja) * | 2009-04-30 | 2014-05-01 | Nike Internatl Ltd | 物品および物品の製造方法 |
JP2014076668A (ja) * | 2009-04-30 | 2014-05-01 | Nike Internatl Ltd | 物品および物品の製造方法 |
JP2014087685A (ja) * | 2009-04-30 | 2014-05-15 | Nike Internatl Ltd | 物品および物品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0681305U (ja) | 1994-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |