JPH0622241Y2 - ビジネス用の紳士靴 - Google Patents

ビジネス用の紳士靴

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JPH0622241Y2
JPH0622241Y2 JP1989142396U JP14239689U JPH0622241Y2 JP H0622241 Y2 JPH0622241 Y2 JP H0622241Y2 JP 1989142396 U JP1989142396 U JP 1989142396U JP 14239689 U JP14239689 U JP 14239689U JP H0622241 Y2 JPH0622241 Y2 JP H0622241Y2
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JP
Japan
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heel
sole
impact
layer
foot
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Application number
JP1989142396U
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JPH0379703U (ja
Inventor
芳明 宮田
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Miyata Co Ltd
Original Assignee
Miyata Co Ltd
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、主としてビジネス用の靴に関する。
〈従来技術〉 従来のビジネス用の靴は、第3図の如く、長時間または
長時間使用に耐え得るよう硬質のヒール1が使用され、
地面から足に伝わる衝撃は、専らヒール1に一体とされ
たソール2の内側に横設された中敷3により低減させて
いた。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、一般に、直立時の地面への荷重は、下面後方す
なわち踵部にかなりの比率で集中し、中敷3のみでは地
面からの衝撃が充分吸収されず、靴の長時間使用による
疲労が大であつた。
本考案は、上記課題に鑑み、地面から足に伝わる衝撃を
充分に吸収し、使用時の疲労を低減させることができる
靴の提供を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案による課題解決手段は、第1,2図の如く、本体
11の底面に配されたソール12の下面後方にヒール1
3が突出形成されたビジネス用の紳士靴において、前記
ヒール13は、硬質のかかと層14と、該かかと層14
とソール12との間に介在された衝撃吸収層15とから
構成され、前記ソール12の上面に、足の裏全体の衝撃
を低減させる下側中敷20が敷設され、該下側中敷20
の上面に、足の裏全体の衝撃を低減させるとともに履き
心地をよくするための上側中敷20が敷設され、前記衝
撃吸収層15の反発弾性は9%に設定されたものであ
る。
〈作用〉 上記課題解決手段において、製造時には、ソール12お
よびヒール13の踵層14を形成した後、該ソール12
の下面後方と踵層14との間に衝撃吸収層15を積層さ
せて一体化し、しかる後、ソール12の上側に腰部や中
敷等の各部材を固定する。
また、使用時には、荷重がかなりの比率で踵部に集中す
るが、衝撃吸収層15が地面からの衝撃を吸収し、足へ
の影響を低減させる。
したがつて、靴を長時間使用しても疲労が少なくてす
み、履心地のよい靴を提供することができる。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す靴の側面図、第2図は
同じくその一部断面斜視図である。
本考案の靴は、主としてビジネス用に長時間使用される
もので、第1,2図の如く、本体11の底面に配された
ソール12の下面後方にヒール13が設けられ、該ヒー
ル13は、硬質の踵層14と、該踵層14とソール12
との間に介在された衝撃吸収層15とから構成されたも
のである。
前記靴本体11は、獣皮やレザークロス等を裁縫したも
ので、上面に履き口16を形成し足型を包囲して形成さ
れる腰部17と、爪先から足の甲部を履い隠すよう腰部
17に固定されて爪先部18aと、足の甲部を保護する
ため爪先部18aの後方に延設された舌片18bと、該
舌片18bの腰部17からの過剰な外れを防止するため
腰部17に爪先部18aと舌片18bの接合位置を跨ぐ
よう架設されたストラツプ19とを備えている。
前記ソール12は、使用時に足の裏を保護するとともに
靴本体11の形状を維持するもので、材質として耐老化
製、耐油性等に優れた軽量タイプジエン径のSBR(ブ
タジエン−スチレンゴム)を使用しており、前記腰部1
7の下端に多数のピン(図示せず)等により固定されて
いる。該ソール12の内側(上面)には、足の裏全体の
衝撃を低減させる二枚の中敷20,21が積層されてい
る。そのうち、下側中敷20は、LR系の特殊合成ゴム
を使用して約2〜3mmの厚さ寸法に設定されている。ま
た、上側中敷21は、下側中敷20の上側でさらに履心
地をよくするためのもので、下側中敷20よりも弾力性
に富む海綿上の多孔構造をもつた加硫ゴムを使用し、約
3〜4mmの厚さ寸法に設定されている。
前記ヒール13の踵層14は、直接地面に接触しかつ靴
全体中最も荷重のかかる部分であるため、その材質は耐
摩耗性、耐熱性および耐老化性等に富んだ高硬度ジエン
系のSBRを使用しており、6〜7mmの厚さ寸法に設定
されている。
前記衝撃吸収層15は、前記ソール12の後方と踵層1
4との間にあつて使用時の踵への衝撃を弱めるためのも
ので、踵層14およびソール12よりも軟質でかつ耐老
化性に富むLR系特殊合成ゴムを使用している。該LR
(Low Resilience)系特殊合成ゴムは、例えば次に示す
特性を有している。
硬さ=75Ms−C 引張強さ=50kgf/cm2 伸び=270% 引裂強さ=18.5kgf/cm 反発弾性=9% 見掛比重=0.73 上記数値のとおり、該LR系特殊合成ゴムは、一般的な
ゴムやスポンジに比較して、対衝撃吸収性のかなり高い
ものである。なお、該衝撃吸収層15は、充分に衝撃を
吸収し得るよう、約1cmの厚さ寸法に設定されている。
ここで、一般的に、第1,2図に示すビジネス用の靴
は、ヒールとソールとをピン等の接合手段で接合するだ
けで、修理等の際にヒールを取外し交換できるようにさ
れている。したがつて、本実施例でも、当然ヒール13
はソール12から取外し可能とされており、これにより
衝撃吸収層15の弾性等が劣化した場合や踵層14が摩
耗した場合の交換をヒール13ごと行なえるものであ
る。
上記構成において、靴は以下の手順で製造される。
まず、ソール12およびヒール13の踵層14を各々の
製法でもつてスチレンおよびブタジエンの乳化重合で形
成し、該ソール12の下面後方と踵層14との間にLR
系の特殊合成ゴムを一体成形して衝撃吸収層15を積層
させる。
次に、予め裁断された腰部17をピン等によりソール1
2上に固定し、ソール12の内側(上面)に中敷20,
21を積層させる。
しかる後、腰部17の前側上面に爪先部18aを縫合わ
せ、さらにストラツプ19を腰部17の中央部で爪先部
18aと舌片18bとの接合位置を跨ぐよう縫合わせ
る。
また、使用時には、荷重がかなりの比率で踵部に集中す
るが、衝撃吸収層15および中敷20,21が地面から
の衝撃を吸収し、足への影響を低減させる。
このように、ヒール13が、硬質の踵層14と、該踵層
14とソール12との間に介在された衝撃吸収層15と
から成るので、靴を長時間使用しても疲労が少なくてす
み、履心地のよい靴を提供することができる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案によると、足の裏
全体の衝撃を中敷で低減させ、かつ、荷重の集中するか
かとへの衝撃を衝撃吸収層で吸収するため、衝撃吸収層
が地面からの衝撃を効率よく吸収し、足への影響をその
荷重の比率に応じて低減させることができ、靴を長時間
使用しても疲労が少なくてすみ、履心地のよい靴を提供
することができる。
しかも、衝撃吸収層の下面に、硬質のかかと層を形成し
ているので、毎日の通勤時や勤務中に長時間かつ長期間
使用しても、衝撃吸収層を地面から保護でき、その摩耗
を防止できる。したがつて、履心地のよさを長期間にわ
たつて維持できる。
また、特に、衝撃吸収層の反発弾性を9%に抑えている
ため、運動靴ほどの反発弾性を有さず、故に日常生活に
適した履き心地を維持でき、疲れにくい紳士靴を提供で
きる。
以上の衝撃吸収性を、ヒールが本体底面のソールの下面
後方に突出したビジネス用の紳士靴に適用しているた
め、デザイン上、重要な会議や冠婚葬祭等に正装を要す
る公式の場で使用してもおかしくないといつた優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す靴の側面図、第2図は
同じくその一部断面斜視図、第3図は従来の靴を示す側
面図である。 12:ソール、13:ヒール、14:踵層、15:衝撃
吸収層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の底面に配されたソールの下面後方に
    ヒールが突出形成されたビジネス用の紳士靴において、
    前記ヒールは、硬質のかかと層と、該かかと層とソール
    との間に介在された衝撃吸収層とから構成され、前記ソ
    ールの上面に、足の裏全体の衝撃を低減させる下側中敷
    が敷設され、該下側中敷の上面に、足の裏全体の衝撃を
    低減させるとともに履き心地をよくするための上側中敷
    が敷設され、前記衝撃吸収層の反発弾性は9%に設定さ
    れたことを特徴とするビジネス用の紳士靴。
JP1989142396U 1989-12-08 1989-12-08 ビジネス用の紳士靴 Expired - Lifetime JPH0622241Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989142396U JPH0622241Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 ビジネス用の紳士靴

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JP1989142396U JPH0622241Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 ビジネス用の紳士靴

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0379703U JPH0379703U (ja) 1991-08-14
JPH0622241Y2 true JPH0622241Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31689226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989142396U Expired - Lifetime JPH0622241Y2 (ja) 1989-12-08 1989-12-08 ビジネス用の紳士靴

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113902A (ja) * 1984-06-30 1986-01-22 株式会社アサヒコーポレーション 運動靴
JPS6125370U (ja) * 1984-07-19 1986-02-15 東レ株式会社 糸条巻取用ボビン

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JPH0379703U (ja) 1991-08-14

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