JPH0746102Y2 - 芝刈機 - Google Patents

芝刈機

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JPH0746102Y2
JPH0746102Y2 JP3164292U JP3164292U JPH0746102Y2 JP H0746102 Y2 JPH0746102 Y2 JP H0746102Y2 JP 3164292 U JP3164292 U JP 3164292U JP 3164292 U JP3164292 U JP 3164292U JP H0746102 Y2 JPH0746102 Y2 JP H0746102Y2
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JP
Japan
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thatching
roller
front roller
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grooved
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JPH0619415U (ja
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利和 滝川
昭男 林
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株式会社共栄社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、溝付前ローラと回転刃
との間にサッチングローラが配設されている構成の芝刈
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記した構成の芝刈機においては、サッ
チングローラに取付けられた多数のサッチング刃によっ
て地面に這っている芝生を切断しながら、該サッチング
ローラの直後に配置されている回転刃と固定刃とによっ
て直立している芝生を設定長さに刈り取っている。図4
及び図5に示されるように、溝付前ローラ21は、該ロ
ーラ21の軸方向に沿って一定間隔をおいて多数の鍔部
22が設けられ、この鍔部22の間に溝部23が形成さ
れている。また、サッチングローラ24は、サッチング
ローラ軸25における前記溝付前ローラ21の溝部23
に対応する部分に多数のサッチング刃26が一定間隔を
おいて取付けられたものである。図示の例では、溝付前
ローラ21の一つの溝部23に一枚のサッチング刃26
が配置されている。
【0003】芝刈機は、前ローラと後ローラの間に回転
刃が配置されて、前ローラを取付けているフレームに対
する該前ローラの上下方向の位置の調整によって、回転
刃による芝生の刈高を設定している。この前ローラに
は、芝面に残っている比較的長い残存芝、刈り取った直
後の刈芝などが付着して巻き付き易い。前ローラに残存
芝などが巻き付くと、前ローラが太くなって芝生の刈高
が変化するので、これを定期的に取り除く必要があっ
て、作業能率が悪い。そこで、前ローラに多数の溝部を
設けると、その表面に残存芝などが付着しにくくなる。
このために、上記した溝付前ローラが使用されている。
なお、この溝付前ローラは、相隣接する鍔部によって地
面に這っている芝生を押し付けるために、この芝生にお
ける鍔部で押し付けられない部分が僅かに浮き上がるよ
うな形となって、サッチング刃による上記芝生の切断が
確実となる作用も併せ有している。
【0004】ところが、溝付前ローラを使用すると上記
したような利点がある反面、芝面に残っている比較的長
い残存芝、或いは刈り取った直後の刈芝などが溝部に入
り込み、これによって該溝付前ローラが太くなって、芝
生の刈高が変化されることがある。これを防止するため
に、図4に示されるように、溝付前ローラ21の直後に
配設されているサッチングローラ24のサッチング刃2
6の先端部を該溝付前ローラ21の溝部23に入り込ま
せ、このサッチング刃26の回転によって、溝付前ロー
ラ21の溝部23に入り込んだ残存芝、刈芝などを該溝
部23から排出させたり、或いは切断したりしている。
このような設計にすれば、溝付前ローラ21の溝部23
に残存芝などが入り込んで、この溝付前ローラ21が太
くなることを防止できる。しかし、相隣接するサッチン
グ刃26の間隔は小さく(通常は5ないし7mm程
度)、このため溝付前ローラ21の鍔部22の側面22
aとサッチング刃26との間隔(d)は、更に小さくな
っている。これに加えて、サッチング刃26は、0.5
mm程度の薄い鋼板に刃付けをしたものであるので、芝
刈中において無理な力が加わったりすると、わん曲され
てしまう。このため、わん曲されたサッチング刃26の
先端部が溝付前ローラ21の鍔部22の側面22aに接
触してしまうことがある。サッチングローラ24は駆動
回転されており、上記したようにサッチング刃26が溝
付前ローラ21の鍔部22の側面22aに接触すると、
サッチングローラ24の駆動回転に要するトルクが無駄
に増えると共に、溝付前ローラ21の損傷も激しくな
り、甚だしい場合には、伝動装置の構成部品が破壊され
て、伝動不能となることもある。
【0005】これに対して、図5に示されるように、サ
ッチング刃26の最先端縁26aと、溝付前ローラ21
の鍔部22の外周面との間に所定の隙間27を形成する
設計にすると、サッチング刃26の先端部を溝付前ロー
ラ21の溝部23に入り込ませることにより生ずる上記
不具合を解消することはできるが、溝付前ローラ21の
溝部23に入り込んだ残存芝などの排除、或いは切断能
力が低下して、この溝付前ローラ21が太くなる不具合
が発生する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、溝付前ロー
ラと回転刃との間にサッチングローラが配設されている
構成の芝刈機の有する上記各不具合に鑑み、溝付前ロー
ラの溝部に残存芝、刈芝などが入り込んで該溝付前ロー
ラが太くなることと、サッチング刃のわん曲された先端
部が溝付前ローラの鍔部に接触することとの双方を一挙
に防止することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案の採用した手段は、溝付前ローラと回転刃との
間にサッチングローラが配設されて、サッチングローラ
軸における前記溝付前ローラの溝部に対応する位置に多
数枚のサッチング刃が所定の間隔をおいて取付けられて
いる構成の芝刈機において、前記溝付前ローラに対する
前記サッチング刃の前後方向の配置関係を、側面視にお
いて該サッチング刃の最先端縁が前記溝付前ローラの鍔
部の外周面にほぼ接するようにしたことである。
【0008】
【考案の作用】溝付前ローラに対するサッチング刃の配
置関係を上記したようにすると、溝付前ローラの溝部に
対してサッチング刃の最先端縁は入り込んでもおらず、
しかもこれから離れてもいない。このため、サッチング
刃の先端部がわん曲されても、溝付前ローラの鍔部に接
触することはないと同時に、溝付前ローラの溝部に入り
込んだ残存芝などによって、該溝付前ローラが太くなろ
うとすると、その残存芝などは、最先端縁が溝付前ロー
ラの鍔部の外周面とほぼ同位置に設けられているサッチ
ング刃の駆動回転により直ちに排除されたり、切断され
たりする。よって、溝付前ローラに比較的長い残存芝な
どが巻き付いて太くなるのも防止できる。
【0009】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本考案を更に詳細に
説明する。図1は、溝付前ローラ1と、回転刃2と、サ
ッチングローラ3との配置関係を示す芝刈機の中央縦断
面図であり、図2は、溝付前ローラ1とサッチングロー
ラ3との配置関係を示す平面図であり、図3は、図2の
部分拡大図である。溝付前ローラ1と回転刃2との間に
サッチングローラ3が配置されている。実施例の溝付前
ローラ1は、中空構造であって、鍔部4が一体に成形さ
れていて、各鍔部4の間に溝部5が設けられている。こ
の溝付前ローラ1は、その両端部がローラブラケット6
を介して右フレーム7及び左フレーム8に取付けられて
いて、自走回転する。
【0010】回転刃2は、回転軸9にその軸方向に沿っ
て所定の間隔をおいて多数枚の刃板取付円板11が固着
されて、各刃体取付円板11に多数の刃板12が円周方
向に沿って一定間隔をおいて緩やかな螺旋状となって取
付けられた構成である。回転刃2の下方には固定刃13
が配置され、回転刃2の駆動回転によって固定刃13と
共働して直立している芝生を設定長さに切断する。この
回転刃2は、その両端部が前記した左右の各フレーム
7,8に支持されていると共に、右フレーム7の外側に
一体に装着されたギヤーケース内の歯車列を介してエン
ジン(いずれも図示せず)の駆動力が伝達されて、駆動
回転する。
【0011】サッチングローラ3は、角軸状のサッチン
グローラ軸15にスペーサ16を介して多数枚のサッチ
ング刃17が該ローラ軸15の軸方向に沿って一定間隔
をおいて取付けられた構成である。サッチングローラ軸
15の軸方向に対するサッチング刃17の取付位置は、
溝付前ローラ1の溝部5に対応する位置にサッチング刃
17が配置されるようになっている。このサッチング刃
17には、複数の刃部17aが円周方向に等間隔をおい
て半径方向に設けられていて、サッチングローラ軸15
に取付けられた多数枚のサッチング刃17は、円周方向
の位相が順次ずれており、これによりサッチングローラ
3の回転中における負荷を均一にしている。前記右フレ
ーム7の外側には、ギヤーケース18が前記回転軸9と
同心の支点部を支点に回動・固定可能に装着されている
と共に、前記左フレーム8の外側には、サッチングロー
ラ軸15の左端部を支持するための支持アーム19が前
記回転軸9と同心の支点部を支点に回動・固定可能に装
着されている。そして、前記サッチングローラ軸15
は、その両端部が前記ギヤーケース18及び支持アーム
19にそれぞれ支持されて、所定高さの位置に支持され
ている。このサッチングローラ3は、前記ギヤーケース
18内の歯車列を介して、エンジンの駆動力が伝達され
て駆動回転される。
【0012】図1及び図3に詳細に示されているよう
に、溝付前ローラ1に対するサッチング刃17の前後方
向の配置関係は、側面視においてこのサッチング刃17
の刃部17aの最先端縁17bが溝付前ローラ1の鍔部
4の外周面にほぼ接するようになっている。即ち、溝付
前ローラ1の溝部5に対してサッチング刃17の刃部1
7aの最先端縁17bは入り込んでもおらず、しかもこ
の溝部5に対して離れてもいない。この実施例において
は、溝付前ローラ1の溝部5の幅(W)は、ほぼ10m
mである。例えば、溝部5の幅(W)を5mm位に設定
すると、その幅が狭過ぎて、溝部5に入り込んだ残存
芝、刈芝などが、入り込んだままとなって詰まってしま
う。これを回避するためには、溝部5の幅は、上記した
程度の寸法が必要となる。溝部5の幅が10mm程度で
あるために、一つの溝部5に対して二枚のサッチング刃
17が配置されている。このため、サッチング刃17の
最先端縁17bは、鍔部4に近接している。
【0013】そして、芝生の刈取中においては、芝面に
残っている比較的長い残存芝、刈取直後の刈芝などが溝
付前ローラ1の溝部5に入り込んで、溝付前ローラ1の
実質径が大きくなろうとするが、溝部5に入り込んだこ
の残存芝などは、最先端縁17bが溝付前ローラ1の鍔
部4の外周面とほぼ同位置に設けられているサッチング
刃17に引っ掛けられて直ちに排除されたり、切断され
たりする。よって、溝付前ローラ1は、その鍔部4の径
を超えて太くなるようなことはなくなって、直立した芝
生の刈高を設定通りに維持できる。また、何らかの原因
によって薄いサッチング刃17の先端部がわん曲されて
も、溝付前ローラ1に対するサッチング刃17の前後方
向の配置関係が上記したようになっているので、サッチ
ング刃17の先端部が溝付前ローラ1の溝部5に接触す
ることもない。
【0014】また、上記実施例は、溝付前ローラの一つ
の溝部に二枚のサッチング刃を配置する構成の芝刈機に
本考案を実施した例であって、このような場合におい
て、本考案の効果が最大限に発揮されるものであるが、
本考案は、溝付前ローラの一つの溝部に一枚のサッチン
グ刃を配置する構成の芝刈機にも実施可能である。
【0015】
【考案の効果】このように本考案は、溝付前ローラと回
転刃との間にサッチングローラが配設されて、サッチン
グローラ軸における前記溝付前ローラの溝部に対応する
位置に多数枚のサッチング刃が所定の間隔をおいて取付
けられている構成の芝刈機において、前記溝付前ローラ
に対する前記サッチング刃の前後方向の配置関係を、側
面視において該サッチング刃の最先端縁が前記溝付前ロ
ーラの鍔部の外周面にほぼ接するようにしたので、溝付
前ローラの溝部に残存芝、刈芝などが入り込んで該溝付
前ローラが太くなるのを防止できると同時に、サッチン
グ刃のわん曲された先端部が溝付前ローラの鍔部に接触
するのを防止できる。この結果、刈取中における芝生の
刈高を設定通りに維持できると共に、サッチングローラ
の駆動回転に要するトルクが無駄に増大したり、サッチ
ング刃との接触によって溝付前ローラが損傷されたりす
ることがなくなって、サッチングローラに対する動力伝
動が確実に行われ、これにより安定した芝刈作業を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】溝付前ローラ1と、回転刃2と、サッチングロ
ーラ3との配置関係を示す芝刈機の中央縦断面図であ
る。
【図2】溝付前ローラ1とサッチングローラ3との配置
関係を示す平面図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】従来の芝刈機における溝付前ローラ21とサッ
チングローラ24との前後方向の配置関係を示す平面図
である。
【図5】従来の芝刈機における溝付前ローラ21とサッ
チングローラ24との前後方向の別の配置関係を示す平
面図である。
【符号の説明】
1:溝付前ローラ 2:回転刃 3:サッチングローラ 4:サッチングローラの鍔部 5:サッチングローラの溝部 15:サッチングローラ軸 17:サッチング刃 17a:サッチング刃の刃部 17b:サッチング刃の刃部の最先端縁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝付前ローラと回転刃との間にサッチン
    グローラが配設されて、サッチングローラ軸における前
    記溝付前ローラの溝部に対応する位置に多数枚のサッチ
    ング刃が所定の間隔をおいて取付けられている構成の芝
    刈機において、前記溝付前ローラに対する前記サッチン
    グ刃の前後方向の配置関係を、側面視において該サッチ
    ング刃の最先端縁が前記溝付前ローラの鍔部の外周面に
    ほぼ接するようにしたことを特徴とする芝刈機。
  2. 【請求項2】 溝付前ローラの一つの溝部に対して二枚
    のサッチング刃が設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の芝刈機。
JP3164292U 1992-04-14 1992-04-14 芝刈機 Expired - Fee Related JPH0746102Y2 (ja)

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JP3164292U JPH0746102Y2 (ja) 1992-04-14 1992-04-14 芝刈機

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JP3164292U JPH0746102Y2 (ja) 1992-04-14 1992-04-14 芝刈機

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Publication Number Publication Date
JPH0619415U JPH0619415U (ja) 1994-03-15
JPH0746102Y2 true JPH0746102Y2 (ja) 1995-10-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017522020A (ja) * 2014-11-14 2017-08-10 上虞市冠業電器有限公司Shangyu Guanye Electrical Appliance Co., Ltd. 切断装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017522020A (ja) * 2014-11-14 2017-08-10 上虞市冠業電器有限公司Shangyu Guanye Electrical Appliance Co., Ltd. 切断装置

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JPH0619415U (ja) 1994-03-15

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