JPH0745697B2 - 銅電解スライムの処理方法 - Google Patents

銅電解スライムの処理方法

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JPH0745697B2
JPH0745697B2 JP5144287A JP5144287A JPH0745697B2 JP H0745697 B2 JPH0745697 B2 JP H0745697B2 JP 5144287 A JP5144287 A JP 5144287A JP 5144287 A JP5144287 A JP 5144287A JP H0745697 B2 JPH0745697 B2 JP H0745697B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業分野) 本発明は銅電解スライムに含まれた金,銀等の貴金属や
セレン等を高収率でそれぞれ分離・回収することを可能
ならしめる銅電解スライムの処理方法に関する。
(従来技術とその問題点) 銅電解スライムには約1%の銅,金,銀等の貴金属、セ
レン等が含まれている。該銅電解スライムより金,銀等
の貴金属を回収する乾式プロセスは、まず還元製錬を行
つて金,銀を含む通称貴鉛と呼ばれる銀鉛合金を生成す
る工程と、次に該貴鉛を空気または酸素ガスで酸化して
鉛,アンチモン,ビスマス等のベースメタルを酸化物と
して除去し、ドーレメタルと呼ばれる金銀合金を生成す
る工程と更に金,銀を分離・精製・回収する工程とより
なつている。
銅電解スライムは上述したように、相当量の銅,セレン
が含まれているので、直接上記還元製錬工程に供する
と、後の工程に大きな影響を及ぼす。そこで、まず銅電
解スライム中に空気を吹込み酸化しつつ銅を硫酸で浸出
する。次に、硫酸化焙焼又は酸化焙焼によつてセレンの
大部分を酸化揮発させて除去するのが常法である。
銅電解スライム中のセレンは一部元素状セレン、他はセ
レン化銀,セレン化銅等の化合物として含まれている。
上記の硫酸化焙焼では、焙焼温度が比較的低温の600℃
でよいが、その反面該スライムと硫酸の混和等の前処理
が繁雑である。これに対し、酸化焙焼では前処理が全く
不用であるという利点のある反面、焙焼温度を700℃以
上に高めないと、セレン化銀等の化合物形態のセレンの
揮発が完全に行なわれず、しかしあまり温度が高いと、
カルサイン(焙焼物)が相互に融着してセレンの揮発を
阻害するので、該操業の温度コントロールが難しい。該
カルサインは次に引続き還元製錬を行うので、該焙焼そ
のものは還元製錬も実施できるような炉、例えば、耐火
材ライニングを施したシヨート・ロータリー・フアーネ
スで行ない、焙焼完了後フラツクス、還元剤を追加装入
して直ちに昇温し、還元製錬を行うことにより、処理時
間を短縮し、エネルギー費を節減する方法も提案されて
いる(特公昭49−30328号公報)。
(発明の目的) 本発明の目的は上記の従来技術の問題点を解決し、銅電
解スライムに含まれる金,銀等の貴金属やセレン等を高
収率でそれぞれ分離・回収する銅電解スライムの処理方
法を提供するにある。
(発明の構成) すなわち、本発明の基本的要旨は、銅電解スライムを中
性又は弱酸化性雰囲気内において650〜800℃の温度範囲
で焙焼して、該スライム中に含まれる少なくとも元素状
セレンの大部分を揮発させる焙焼工程と、 該焙焼工程で生成したカルサインに、シリカ又はシリカ
と石灰石の混合物からなるフラツクスを添加して1,100
〜1,300℃の温度範囲で融解し、該カルサイン中に残留
するセレン化銀の少なくとも一部を揮発させ、貴鉛,ス
ラグ又は貴鉛,,スラグを生成し、該カルサイン中の
銀を該貴鉛又は該貴鉛と該中に濃縮させる工程と、 該融解工程で生成した貴鉛,スラグ又は貴鉛,,スラ
グに炭素質還元剤を添加して該スラグ中の銀,テルルの
少なくとも一部を還元し、且つ還元された銀,テルルを
該融解工程及び還元時に生成した貴鉛又は貴鉛と中に
吸収される還元工程と、 該融解工程と該還元工程で生成した該貴鉛又は該貴鉛と
該を灰吹処理することによつて粗銀を生成する粗銀生
成工程と、 よりなることを特徴とする銅電解スライムの処理方法、
にある。
次に、本発明方法を図面によつて説明する。
第1図は本発明の特許請求の範囲(1)に相当する基本
発明の一実施例のフローシート、第2図は第1図の実施
例に新規の硫酸鉛含有物質を添加した場合のフローシー
ト、第3図は第2図の実施例に添加する硫酸鉛含有物質
として、灰吹処理において粗銀と分離した密陀、煙灰に
硫酸を添加して生成した硫酸鉛を使用した場合のフロー
シート、第4図は本発明の特許請求の範囲(4)に相当
する別の実施例のフローシート、第5図は第4図の実施
例に新規の硫酸鉛含有物質を添加した場合のフローシー
ト、第6図は第5図の実施例に添加する硫酸鉛含有物質
として灰吹処理において粗銀と分離した密陀、煙灰に硫
酸を添加して生成した硫酸鉛を使用した場合のフローシ
ートである。
本発明は上記特許請求の範囲(1)においてあらかじめ
銅を浸出除去したスライム(以下、脱銅スライムとい
う)を650〜800℃に加熱された耐火材を内張りした回転
炉に炉内温度が上記範囲を越え、あるいは低下しない限
度において、できるだけ速やかに装入し、該温度範囲を
維持しつつ炉を開陳せて酸化焙焼し、該脱銅スライム中
に含まれるセレンのうち少なくとも元素状セレンの大部
分を揮発せしめるとともにカルサインを生成し(焙焼工
程)、次いでフラツクスを加えて、還元剤を加えること
なく、炉温を1,100〜1,300℃に昇温させ該スライムを融
解(融解工程)させ、カルサイン中に残留するセレン化
銀の少なくとも一部を分解して揮発させるとともに、貴
鉛,スラグ又は貴鉛,,スラグを生成し、該カルサイ
ン中の銀を該貴鉛と該中に濃縮させる。このように、
融解工程では上記の焙焼工程における元素状セレンの揮
発と相俟つて、セレンの揮発率を著しく高めることがで
きる。次いで、融解工程からの貴鉛,,スラグに炭素
質還元剤を加えて還元する。
すなわち、該スラグ中の銀,テルルの少なくとも一部を
還元し、還元された銀,テルルを該融解工程及び還元時
に生成した貴鉛又は貴鉛と中に吸収させる。この時、
還元剤の添加量は貴鉛中のAgが35〜65%となるように適
宜調節する。TeはAgTeとして又は貴鉛に吸収させる。
この還元工程からのスラグと分離した貴鉛,を灰吹処
理することによつて粗銀を生成・回収する(粗銀生成工
程)。
本発明では更に、焙焼工程又は融解工程において新たに
硫酸鉛含有物質を、銅電解スライム中の硫酸鉛との合計
が該スライム中の銀の1.0〜1.3当量となるように添加す
る。この硫酸鉛含有物質は灰吹処理において粗銀と分離
した密陀又は煙灰を硫酸処理して生成した硫酸鉛で代え
ることができる。この硫酸鉛を加えることによつてセレ
ンの揮発率を更に高めるものである。
銅電解スライム中にセレンは元素状セレンとして、又Ag
2Se,AgCuSeおよびセレン化銅の形で含まれている。しか
しながら、脱銅スライム中の銅は通常1%前後の低濃度
であるから、セレン化銅の比率はわずかである。焙焼工
程におけるセレンの反応は二段階に進行すると推定され
ている。すなわち、まず最初に、元素状セレンが揮発
し、雰囲気中の酸素により酸化されて酸化セレンとな
る。
Se(S)→Se2(g) ……(1) Se2(g)+2O2→2SeO2(g) ……(2) 焙焼温度の650〜800℃におけるセレンの蒸気圧は大であ
るから、元素状セレンは炉内を酸化雰囲気としなくとも
容易にかつ速やかに揮発する。従つて、炉内に過剰空気
を導入する必要はなく、この段階での熱損失は少なく、
また反応時間も短くできる。
揮発したセレンの蒸気は煙道等でなお温度の高い間に空
気を混合させ酸化することができる。通常の焙焼工程で
は、炉内に過剰空気を導入し、酸素濃度を高水準に維持
することにより、元素状セレンのみでなく、セレン化銀
をも酸化する。この反応は次のように推定されている。
Ag2SeO3→Ag2O+SeO2(g) ……(4) 元素状セレンに比し、セレン化銀の酸化速度は小で反応
を完結させるためには炉内雰囲気の酸素濃度を高め、温
度を極力高くしても長時間を要する。このため、燃料費
は高くなる。
そのために本発明の焙焼工程では、脱銅スライムを中性
又は弱酸化性雰囲気で焙焼して主として元素状セレンを
揮発させる。焙焼炉はカルサインの還元製錬も実施でき
るよう耐火材ライニングを施した回転炉が望ましい。炉
の温度は元素状セレンが揮発するのに充分で且つ原料の
融着軟化を生じない650〜800℃の範囲がよく、好ましく
は700〜750℃の範囲である。
脱銅スライムは一度に1バツチ分を装入してもよい。し
かしながら、その場合、原料の装入直後が炉の温度が低
下するが、次第に炉温が上昇すると急激に揮発が起り、
排ガス処理設備の負荷が大きく変動して好ましくない。
炉温に大きな変化を与えないように、該スライムは2〜
7時間にわたり連続的又は少量ずつ装入する方がよい。
セレンは脱銅スライム装入時にも揮発し、装入完了後、
1〜3時間で元素状セレンの揮発はほとんど完了する。
これは炉内のセレン蒸気の発生状況を直接観測すること
によつて判定される。焙焼中炉内には、原則として過剰
空気を供給する必要はないが、若干の過剰空気を導入す
ることにより、セレン化銀の一部をも酸化揮発させるこ
とができる。
本発明の融解工程では焙焼工程で生成したカルサイン
(焙焼物)にフラツクスとしてシリカ単独又はシリカと
石灰石の混合物を装入し、炉温を1,100〜1,300℃、好ま
しくは1,150〜1,250℃に昇温させ、カルサインを完全に
融解させる。焙焼工程の終点では、カルサイン中に残留
するセレンは通常大部分がセレン化銀Ag2Seであるが、
原料の銅含有率が高い場合にはAgCuse,Cu2Se等も含まれ
ることもある。銅電解スライム中の鉛は硫酸鉛PbSO4
形態になつているが、これは焙焼工程では変化をうけな
いので融解工程では次のように反応する。
Ag2Se+2pbSO4→2PbO+SeO2+2SO2+2Ag ……(6) 2PbO+SiO2→2PbO・SiO2 ……(7) セレン化銀は700〜750℃の高温の酸化性雰囲気で焙焼す
ると、酸化されたセレンが揮発するが、反応速度が小で
長時間を要する。これに対して、上記の反応は極めて速
やかで、カルサインが融解すると同時にほとんど完了す
る。セレンの揮発量はカルサイン中のPbSO4の含有率が
高いほど大である。融解生成物はスラグ,貴鉛,及びセ
レン,テルル化合物よりなるの三相から成り、の生
成量はセレン残留率が高くかつ原料中のテルル含有率が
高いほど大である。セレンを含む排ガスの処理は焙焼工
程で行うと同様な方法で行われる。
なお、従来法ではカルサインを融解する際、スクラツプ
鉄、及び炭素質還元剤を添加するため、PbSO4はこれら
還元剤によつて還元され、セレン化銀との反応は少なく
還元工程におけるセレンの揮発はわずかである。
本発明の第1発明ではカルサイン溶解の際には還元剤を
全く用いないため、生成したスラグはそのままでは銀及
びテルルの含有率が従来法に比して若干高い。そのた
め、本発明ではスラグを生成した後に還元工程として炭
素質還元剤を添加してスラグ中の銀及びテルルを還元す
る。還元剤の添加量は特に限定されないが、カルサイン
に対して0.5〜4%が適当である。還元剤の添加量が多
いと、スラグ中の銀,テルルのみでなく、PbOも還元さ
れて貴鉛の量が増し、銀品位が低下し、次の灰吹工程に
おける負荷が増大する。貴鉛の銀品位が35〜65%となる
よう調節するのが適当である。還元された銀は貴鉛に吸
収される。還元剤としてはブタン等の気体還元剤を用い
ることもできるが、炭素質のもの、例えば、コークス,
石炭,木炭等は取扱いが容易である。
貴鉛及びは公知の方法によつて灰吹き処理を行い、ド
ーレメタル(粗銀)を仕上げ、次いで銀電解精製をはじ
めとする一連の工程を経て、銀,金,白金,パラジウム
等を回収する。スラグには0.2〜1%の銀が含まれてい
るので、公知の方法により再処理し、回収する。
本発明の特許請求の範囲第4項に記載の発明では、融解
工程で生成した貴鉛及びを抜き出し、スラグのみを炉
内に残留せしめてこれを炭素質還元剤によつて還元す
る。この場合、最初に抜き出した貴鉛は銀品位が高いの
でそのまま灰吹き工程に送り効率よく処理される。また
スラグの還元工程で生成する貴鉛及びは銀品位が低い
ので、次のバツチを処理する際融解工程のはじめに装入
して融解することにより、銀,テルルの大部分を高品位
貴鉛中に濃縮することができる。
次に、本発明を実施例によつて具体的に説明するが、以
下の実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1 内径3m,長さ3mの耐火煉瓦を内張りした回転炉をガスバ
ーナを用いて加熱して温度700〜800℃に維持し、炉を回
転しつつ、第1表の組成のスライム−A4,821kg,スライ
ム−B807kgを混合して約6時間にわたつて連続的に装入
した。
装入完了後、約3時間炉の回転を続けた。セレンの揮発
が終了した後、カルサインにシリカフラツクス176kg,石
灰フラツクス206kgを追加装入し、炉を1,150〜1,250℃
に昇温した。約3時間後、炉内容物が完全に融解した時
点で−10mmの粒コークス62kg(対カルサイン1.3重量
%)を装入し還元した。還元時間は約5時間である。還
元完了後、炉の回転を止め、生成した貴鉛,,スラグ
をそれぞれレードルに抜き出した。産出物の組成を第1
表に示す。
本実施例では原料中に含まれる硫酸鉛の量がかなり少な
いが、従来法に比し半分の焙焼時間でSeの揮発率は約75
%となつている。
実施例2 実施例1と同一の炉を用いて鉛含有量の高いスライム−
C5,156kg,スライム−B300kgを処理した。焙焼条件は実
施例1と同様である。焙焼完了後、カルサインにシリカ
フラツクス195kg,石灰フラツクス195kgを装入して炉温
を約1,200℃に昇温し、炉内容物を完全に融解した後、
生成したメタルのみを抜き出した。メタルの組成をメタ
ル−1として、又炉内からサンプル採取したスラグの分
析値をスラグ−1として、第2表に示す。も若干生成
した。次いで、コークス63kgを装入して炉内のスラグを
還元した。分析値をメタル−2,スラグ−2として第2表
に併せ示す。メタル−1は灰吹き工程に送り常法に従つ
て処理した。また、メタル−2は次のサイクルでカルサ
イン融解時に装入して処理した。
(発明の効果) 本発明は上記構成をとることによつて、次の効果を示
す。
(1) 焙焼工程では元素状セレンのみを揮発すればよ
いので処理時間が従来法の半分以下に短縮される。
(2) 元素状セレンは中性雰囲気でも容易に揮発する
ので、炉内に過剰空気を導入する必要はなく、従つて熱
効率が大である。
(3) 従来法の酸化焙焼ではセレン化銀を完全に分解
するためにカルサインが融着しないよう厳密に炉温を制
御しつつ酸化性雰囲気で長時間焙焼しなければならない
のに対し、本発明方法では単に融解するだけでよく、そ
のため綜合処理時間は大幅に短縮され、しかもセレンの
揮発率は硫酸鉛の添加によつて、従来法に匹敵する高水
準まで高めることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特許請求の範囲(1)に相当する基本
発明の一実施例のフローシート、第2図は第1図の実施
例に新規の硫酸鉛含有物質を添加した場合のフローシー
ト、第3図は第2図の実施例に添加する硫酸鉛含有物質
として、灰吹処理において粗銀と分離した密陀、煙灰に
硫酸を添加して生成した硫酸鉛を使用した場合のフロー
シート、第4図は本発明の特許請求の範囲(4)に相当
する別の実施例のフローシート、第5図は第4図の実施
例に新規の硫酸鉛含有物質を添加した場合のフローシー
ト、第6図は第5図の実施例に添加する硫酸鉛含有物質
として灰吹処理において粗銀と分離した密陀、煙灰に硫
酸を添加して生成した硫酸鉛を使用した場合のフローシ
ートである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銅電解スライムを中性又は弱酸化性雰囲気
    内において650〜800℃の温度範囲で焙焼して、該スライ
    ム中に含まれる少なくとも元素状セレンの大部分を揮発
    させる焙焼工程と、 該焙焼工程で生成したカルサインに、シリカ又はシリカ
    と石灰石の混合物からなるフラツクスを添加して1,100
    〜1,300℃の温度範囲で融解し、該カルサイン中に残留
    するセレン化銀の少なくとも一部を揮発させ、貴鉛,ス
    ラグ又は貴鉛,,スラグを生成し、該カルサイン中の
    銀を該貴鉛又は該貴鉛と該中に濃縮させる融解工程
    と、 該融解工程で生成した貴鉛,及びスラグに炭素質還元
    剤を添加して該スラグ中の銀,テルルの少なくとも一部
    を還元し、且つ還元された銀,テルルを該融解工程及び
    還元時に生成した貴鉛又は貴鉛と中に吸収させる還元
    工程と、 該融解工程と該還元工程で生成した該貴鉛又は該貴鉛と
    該を灰吹処理することによつて粗銀を生成する粗銀生
    成工程と、 よりなることを特徴とする銅電解スライムの処理方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の銅電解スラ
    イムの処理方法であつて、硫酸鉛含有物質を該焙焼工程
    又は該融解工程に、該硫酸鉛含有物質中の硫酸鉛と銅電
    解スライム中の硫酸鉛との合計が該銅電解スライム中の
    銀の1.0〜1.3当量となるように、添加することを特徴と
    する処理方法、
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第2項に記載の銅電解スラ
    イムの処理方法であつて、前記硫酸鉛含有物質は該粗銀
    生成工程で粗銀と分離した密陀又は煙灰に硫酸を添加し
    て生成した硫酸鉛であることを特徴とする処理方法。
  4. 【請求項4】銅電解スライムを中性又は弱酸化性雰囲気
    内において650〜800℃の温度範囲で焙焼して、該スライ
    ム中に含まれる少なくとも元素状セレンの大部分を揮発
    させる焙焼工程と、 該焙焼工程で生成したカルサインに、シリカ又はシリカ
    と石灰石の混合物からなるフラツクスを添加して1,100
    〜1,300℃の温度範囲で融解し、該カルサインに残留す
    るセレン化銀の少なくとも一部を揮発させ、且つ貴鉛,
    スラグ又は貴鉛,,スラグを生成し、該カルサイン中
    の銀を該貴鉛又は該貴鉛と該中に濃縮させる融解工程
    と、 該融解工程で生成した該スラブを共存する該貴鉛又は該
    貴鉛,該より分離し、分離した該スラグに炭素質還元
    剤を添加して該スラグ中の銀,テルルの少なくとも一部
    を還元し、還元された銀,テルルを還元時に新たに生成
    した貴鉛又は貴鉛と中に吸収させるとともに該新たに
    生成した貴鉛と該を該融解工程に繰り返す還元工程
    と、 該融解工程で生成した該貴鉛又は該貴鉛と該を灰吹処
    理することによつて粗銀を生成する粗銀生成工程と、 よりなることを特徴とする銅電解スライムの処理方法。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第4項に記載の銅電解スラ
    イムの処理方法であつて、硫酸鉛含有物質を該焙焼工程
    又は該融解工程に、該硫酸鉛含有物質中の硫酸鉛と銅電
    解スライム中の硫酸鉛との合計が該銅電解スライム中の
    銀の1.0〜1.3当量となるように、添加することを特徴と
    する処理方法、
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第5項に記載の銅電解スラ
    イムの処理方法であつて、前記硫酸鉛含有物質は該粗銀
    生成工程で粗銀と分離した密陀又は煙灰に硫酸を添加し
    て生成した硫酸鉛であることを特徴とする処理方法。
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