JPH0745548Y2 - 防曇ガラスの給電用リード線の配設構造 - Google Patents

防曇ガラスの給電用リード線の配設構造

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JPH0745548Y2
JPH0745548Y2 JP8356389U JP8356389U JPH0745548Y2 JP H0745548 Y2 JPH0745548 Y2 JP H0745548Y2 JP 8356389 U JP8356389 U JP 8356389U JP 8356389 U JP8356389 U JP 8356389U JP H0745548 Y2 JPH0745548 Y2 JP H0745548Y2
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JP
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lead wire
glass
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glass plate
bus bar
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JP8356389U
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俊章 石栗
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Asahi Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、防曇ガラスの給電用リード線の配設構造に係
り、さらに詳しくは、合せガラスの接合面に形成される
発熱導体に給電するためのバスバーに一端を接続させて
引き出される給電用リード線を他部材との関係をも考慮
に入れてその他端を介してターミナルベースの側に接続
するようにした防曇ガラスの給電用リード線の配設構造
に関する。
[従来の技術] 自動車や鉄道車両などのような各種車両における所定の
ガラス窓には、合せガラスの接合面に発熱体を封じ込め
て形成される防曇合せガラスが装着使用されることが多
い。
そして、この場合における前記発熱体は、導電性金属細
線や透明導電膜などかからる発熱導体と、この発熱導体
に対し給電するためのバスバーとで構成されているもの
が多い。しかも、このバスバーと他所に配設されるター
ミナルとの間は、給電用のリード線を介在させて導通関
係を保持させておく必要があり、このリード線につき断
線防止を図る必要などから好ましい配線構造が模索され
ていた。
第2図は、上記したような防曇合せガラスにおけるリー
ド線の配線構造の従来例を示すものである。
すなわち、合せ中間膜22を介して接合される二枚のガラ
ス板21,21のいずれか一方の側の接合面には、発熱導体2
6とバスバー25とからなる発熱体24が配設されており、
このバスバー25に一端が接続されているリード線23は、
前記ガラス板21に形成されている切欠部27を介してこの
ガラス板21の外側面29へと引き出され、この外側面29上
の適宜の位置、例えば車体側に取着した際に他部材によ
り隠蔽されない位置にAgペーストを焼結するなどして形
成されているターミナルベース28へと導かれ、このター
ミナルベース28上のはんだ付け部30を介して固定されて
いる。
また、前記切欠部27によりガラス板21,21相互間に形成
される段差部31には、断線防止などのようなリード線23
保護と、液密性の確保などの必要からシーラント32が充
填されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、第2図に示す従来構造によっても、リード線
23自体の断線防止と液密性の確保とを図ることはある程
度できる。
しかし、リード線23は、ガラス板21の外側面29へと引き
出され、かつ、この外側面29上の適宜の位置に形成され
ているターミナルベース28へと導いてやらなければなら
ず、その結果、ガラス板21の外側面29上をターミナルベ
ース28までの所要長さだけ這わせてやる必要が生じる。
このため、自動車組立て時に車体側へ防曇合せガラスを
取着する際、相手部材に固定するためその外周縁部に塗
布される接着剤33と前記外側面29との間にリード線23が
介在することになり、これが接着性能の低下を招いた
り、車内側に水漏れを生じさせる原因となることが指摘
されていた。
本考案は、従来構造にみられた上記課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、車体側に防曇合せガラスを
取着する際の接着不良の防止のみならず、防水性能の低
下をも回避させることができる防曇ガラスの給電用リー
ド線の配設構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成しようとするものであり、そ
の構成上の特徴は、合せ中間膜を介して接合される二枚
のガラス板におけるいずれか一方の側の接合面に発熱導
体とバスバーとからなる発熱体を配設し、前記バスバー
に一端を接続させたリード線を導出すべく前記いずれか
一方の側のガラス板の端部に設けた切欠部を介してこの
ガラス板の外側面に引き出される他端は、この外側面に
て前記切欠部近傍にまで延設され、かつ、部分的に積層
形成された着色セラミックス層を有してなるターミナル
ベースにおける前記切欠部近傍部位に直付けして固定部
を形成するするとともに、この切欠部によりガラス板相
互間に形成される段差部は、前記固定部をも含めて封止
剤により充填封止したことにある。
[作用] このため、合せ中間膜を介して接合された二枚のガラス
板の接合面から切欠部を介して引き出されたリード線
は、ガラス板の端縁近傍に位置する部位であるターミナ
ルベースの前記固定部にてその他端部を固定することが
でき、かつ、この固定部を含めて封止剤により段差部を
充填封止することができ、リード線の断線と、この切欠
部を介しての合せ中間膜の側への雨水の浸透を確実に阻
止することができる。しかも、前記ターミナルベースに
は、部分的に着色セラミックス層が積層形成されている
ので、この着色セラミックス層を介して接着剤を塗布す
ることで車体側に防曇合せガラスを取着することがで
き、この接着部位において接着不良や液密不良を来す要
因を一掃することができる。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す要部拡大縦断面図で
あり、ポリビニルブチラールなどからなる合せ中間膜3
を介して二枚のガラス板2,2相互を接合して形成される
合せガラス1において、いずれか一方の側のガラス板2
の接合面には、発熱導体6とバスバー5とで構成される
発熱体4が形成され、封入配置されている。この場合、
発熱導体6として透明導電膜を用いるときは、Agペース
トを焼結させて形成されるバスバー5を用いるのが好ま
しく、また、発熱導体6として適宜間隔で配設される金
属細線を用いるときは、適宜幅の銅箔テープを貼着して
形成されるバスバー5を用いるのが好ましい。
また、このようにして形成されているバスバー5に一端
が接続されているリード線11は、前記いずれか一方の側
のガラス板2に予め形成されている切欠部7を介するこ
とで接合面の側からこのガラス板2の外側面14へと引出
し可能に配設されている。
さらに、切欠部7を有してなる前記ガラス板2の外側面
14上には、その側縁部に形成されている前記切欠部7近
傍に到達する長さで延設されたターミナルベース8がAg
ペーストを焼結するなどして形成されており、しかも、
このターミナルベース8上には、部分的に、例えば、合
せガラス1を車体側に取着しようとする際に他部材との
接着部位となる部位に焼結された着色セラミックス層9
が積層形成されている。
このようにして形成されるターミナルベース8には、前
記切欠部7近傍に位置する部位にはんだ付け等の手段に
より形成される固定部10を介することで、切欠部7を経
由して引き出されてきた前記リード線11の他端が固定さ
れている。
また、前記切欠部7を有するガラス板2と他のガラス板
2との間に形成される段差部13、さらには、前記固定部
10をも含む領域には、シーラントなどからなる封止剤12
が充填封止されており、リード線11の断線防止や、合せ
中間膜3への雨水の浸透防止などが図られている。
本考案は、このようにして構成されているので、合せ中
間膜3を介して接合された二枚のガラス板2,2の接合面
から切欠部7を介して引き出されたリード線11は、ガラ
ス板2の端縁近傍に位置する部位のターミナルベース8
の前記固定部10にてその他端を固定することができ、か
つ、この固定部10を含めて封止剤12により段差部13を充
填封止することができ、リード線11の断線と、この切欠
部7を介しての合せ中間膜3の側への雨水の浸透を確実
に阻止することができる。しかも、前記ターミナルベー
ス8には、部分的に着色セラミックス層9が積層形成さ
れているので、この着色セラミックス層9を介して接着
剤15を塗布することで車体側に防曇合せガラスを取着す
ることができ、この接着部位における接着不良や液密不
良を来す要因を一掃することができる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、合せガラスの接合面
から切欠部を介して引き出されたリード線は、ガラス板
の端縁近傍に位置するターミナルベース部位の固定部に
てその他端を固定することができ、かつ、この固定部を
含めて封止剤により段差部を充填封止することができ、
リード線の断線と、この切欠部を介しての合せ中間膜の
側への雨水の浸透を確実に阻止することができほか、前
記ターミナルベースには、部分的に着色セラミックス層
を積層形成してあるので、この着色セラミックス層を介
して接着剤を塗布することにより車体側に防曇合せガラ
スを取着することができ、従来のようにこの接着部位に
リード線が介在していることに伴う接着部位の接着不良
や液密不良の発生を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す要部拡大断面図、第
2図は、従来例を示す要部拡大断面図である。 1……合せガラス、2……ガラス板、3……合せ中間
膜、4……発熱体、5……バスバー、6……発熱導体、
7……切欠部、8……ターミナルベース、9……着色セ
ラミックス層、10……固定部、11……リード線、12……
封止剤、13……段差部、14……外側面、15……接着剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合せ中間膜を介して接合される二枚のガラ
    ス板におけるいずれか一方の側の接合面に発熱導体とバ
    スバーとからなる発熱体を配設し、前記バスバーに一端
    を接続させたリード線を導出すべく前記いずれか一方の
    側のガラス板の端部に設けた切欠部を介してこのガラス
    板の外側面に引き出される他端は、この外側面にて前記
    切欠部近傍にまで延設され、かつ、部分的に積層形成さ
    れた着色セラミックス層を有してなるターミナルベース
    における前記切欠部近傍部位に直付けして固定部を形成
    するとともに、この切欠部によりガラス板相互間に形成
    される段差部は、前記固定部をも含めて封止剤により充
    填封止したことを特徴とする防曇ガラスの給電用リード
    線の配設構造。
JP8356389U 1989-07-18 1989-07-18 防曇ガラスの給電用リード線の配設構造 Expired - Lifetime JPH0745548Y2 (ja)

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JP8356389U JPH0745548Y2 (ja) 1989-07-18 1989-07-18 防曇ガラスの給電用リード線の配設構造

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Publication Number Publication Date
JPH0325526U JPH0325526U (ja) 1991-03-15
JPH0745548Y2 true JPH0745548Y2 (ja) 1995-10-18

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EP2399735A1 (de) * 2010-06-22 2011-12-28 Saint-Gobain Glass France Laminierte Glasscheibe mit elektrischer Funktion und Anschlusselement

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JPH0325526U (ja) 1991-03-15

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