JPH0745474A - 誘電体磁器及び磁器コンデンサ - Google Patents

誘電体磁器及び磁器コンデンサ

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JPH0745474A
JPH0745474A JP5204651A JP20465193A JPH0745474A JP H0745474 A JPH0745474 A JP H0745474A JP 5204651 A JP5204651 A JP 5204651A JP 20465193 A JP20465193 A JP 20465193A JP H0745474 A JPH0745474 A JP H0745474A
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JP
Japan
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oxide
dielectric
weight
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porcelain
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JP5204651A
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Koichi Chazono
広一 茶園
Yasuyuki Inomata
康之 猪又
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘電体磁器の比誘電率及び絶縁耐圧を高め
る。また、誘電体磁器の結晶が異常に大きくなることを
抑制する。 【構成】 磁器コンデンサ10の誘電体磁器基体12
を、(BaαCaβErγ)(Ti1-x Zr
x 2 )から成る100重量部の基本成分と、0.05
〜0.50重量部のMnOと、0.05〜1.00重量
部の希土類酸化物(Nd23 、Sm2 3 、Gd2
3 、La2 3 、Y2 3 、Ce2 3 、Yb2 3
Ho2 3 、Dy2 3 )とから成る組成物で形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い誘電率を有する誘
電体磁器及びこれを使用した単層又は積層の誘電体磁器
コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】磁器コンデンサの誘電体磁器基体として
BaTiO3 (チタン酸バリウム)を主成分とした磁
器、又はBaTiO3 のBa(バリウム)の一部をCa
(カルシウム)に置換し、且つTi(チタン)の一部を
Zr(ジルコニウム)に置換した磁器を使用することは
公知である。この種の誘電体磁器の比誘電率の最大値は
ほぼ14000である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、誘電体磁器
コンデンサの容量の増大及び信頼性の向上が要求されて
いる。容量の増大を図るために一対の電極間に介在する
誘電体磁器層の厚みを薄くすることが考えられる。しか
し、誘電体磁器層を薄くすると、一対の電極間の絶縁耐
圧が低下する。容量の増大を図るための別の方法とし
て、比誘電率が高く、且つ絶縁耐圧の高い誘電体磁器を
使用する方法がある。しかし、従来のBaTiO3 系の
誘電体磁器では比誘電率及び絶縁耐圧に限界があり、高
容量化に限界があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、−25℃〜+8
5℃の範囲における比誘電率の最大値が15000以上
であり、20℃のtan δ(誘電損失)が1.5%以下で
あり、150℃における抵抗率が4×106 MΩ・cm
以上であり、結晶粒子の平均粒径が5μm以下であり、
且つ巨大粒子が存在しない誘電体磁器及びこれを使用し
た磁器コンデンサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、(BaαCaβErγ)(Ti1-x
x 2 )ここで、α、β、γ、k、xは、 0.01≦β≦0.12 0.003≦γ≦0.026 0.996≦α+β+γ=k≦1.020 0.10≦x≦0.21 を満足する数値から成る100重量部の基本成分と、 0.05〜0.50重量部のマンガン酸化物と、 0.05〜1.00重量部のイットリウム酸化物、ラン
タン酸化物、セリウム酸化物、ネオジム酸化物、サマリ
ウム酸化物、ガドリニウム酸化物、ジスプロシウム酸化
物、ホルミウム酸化物、及びイッテルビウム酸化物の内
の少なくとも1種から成る希土類酸化物とを含む誘電体
磁器に係わるものである。なお、請求項2に示すよう
に、請求項1の誘電体磁器を磁器コンデンサの誘電体磁
器基体として使用することができる。
【0006】
【作用及び効果】誘電体磁器を本発明で特定した組成に
すると、−25℃〜+85℃の温度範囲における最大比
誘電率εmax が15000以上、20℃のtan δが1.
5%以下、150℃における抵抗率ρが4×106 Ω・
cm以上、平均粒径が5μm以下になる。本発明の磁器
に含まれているEr(エルビウム)は絶縁耐圧の向上及
び比誘電率の向上に寄与している。即ち、エルビウムは
誘電体磁器を構成している結晶粒子の平均粒径を小さく
する作用を有する。またエルビウムは結晶粒子の平均粒
径の例えば10倍以上のような異常粒子(巨大粒子)の
発生を抑制する作用を有する。小さい結晶粒子から成る
誘電体磁器は、大きな結晶粒子から成る誘電体磁器より
も大きな絶縁耐圧を示す。マンガン酸化物は平均粒径を
小さくして抵抗率を大きくする。希土類酸化物は比誘電
率の増大に寄与する。
【0007】
【第1の実施例】本発明の第1の実施例においては、図
1に示す誘電体磁器コンデンサ10を作製した。この磁
器コンデンサ10は、円板状の誘電体磁器基体12と、
この一対の主面に設けられた一対の電極14、16とか
ら成る。
【0008】図1の磁器基体12を形成するための基本
成分 (BaαCaβErγ)(Ti1-x Zrx 2 ) を得るために、BaCO3 (炭酸バリウム)とCaCO
3 (炭酸カルシウム)とEr2 3 (酸化エルビウム)
とTiO2 (酸化チタン)とZrO2 (酸化ジルコニウ
ム)とを用意し、基本成分の各原子のモル比を示すα、
β、γ、k、xを表1の試料NO.1〜57に示すように
変えた57種類の基本成分の原料混合物を用意した。ま
た、添加成分のマンガン酸化物としてのMnO(酸化マ
ンガン)、希土類酸化物としてNd2 3 (酸化ネオジ
ム)、Sm2 3 (酸化サマリウム)、Gd2 3 (酸
化ガトリニウム)、La2 3 (酸化ランタン)、Y2
3(酸化イットリウム)、CeO2 (酸化セリウ
ム)、Yb2 3 (酸化イッテルビウム)、Ho2 3
(酸化ホルミウム)、Dy2 3 (酸化ジスプロシウ
ム)を表1に示すように用意した。
【0009】
【表1】
【表2】
【0010】試料NO. 1に従う誘電体磁器コンデンサの
製造方法を詳しく説明する。試料NO. 1の基本成分は、
αが0.940、βが0.050、γが0.020、k
が1.010、xが0.190であるので、次式で示す
ことができる。 (Ba0.94Ca0.05Er0.021.01)(Ti0.81Zr
0.192 ) この基本成分の各原子のモル比を満足する割合にBaC
3 、CaCO3 、Er2 3 、TiO2 、ZrO2
秤量し、これ等の混合物を得た。次にこの混合物をボー
ルミルで湿式混合し、これを乾燥した後、大気中(酸化
性雰囲気中)において1150℃で2時間仮焼して基本
成分を得た。
【0011】次に、100重量部の基本成分に対して
0.30重量部のMnOと0.1重量部のNd2 3
添加し、ボールミルで湿式混合及び粉砕し、150℃で
3時間乾燥することによって磁器材料粉末を得た。
【0012】次に、磁器材料粉末に有機バインダを添加
したものを乾式プレス成形法で成形し、直径10mm、
厚さ0.5mmの円板状成形体を得た。
【0013】次に、この成形体を大気(酸化性雰囲気)
中に置いて1300℃で2時間焼成して焼結体から成る
図1に示した誘電体磁器基体12を得た。次に、この磁
器基体12の一方及び他方の主面に銀ペーストを印刷法
で塗布し、しかる後、800℃で焼付けることによって
一対の電極14、16を形成し、磁器コンデンサ10を
完成させた。
【0014】次に、完成した磁器コンデンサの最大比誘
電率εmax とtan δと抵抗率ρと平均粒径Dを次の要領
で測定した。 (a) 最大比誘電率εmax 磁器コンデンサを恒温槽に入れて−25℃から+85℃
まで温度を変化させた時の最大容量をインピーダンスア
ナライザを用いて、1kHz、1Vrms の条件で測定
し、この最大容量と磁器基体との寸法に基づいて比誘電
率を計算した。 (b) tan δ(誘電損失) 20℃におけるtan δを測定した。 (c) 抵抗率ρ 磁器コンデンサを150℃にして一対の電極14、16
間に直流100Vを20秒間印加して絶縁抵抗を測定
し、この絶縁抵抗の値と磁器基体12の寸法とから抵抗
率ρを計算した。 (d) 平均粒径D 電極14、16を形成する前の磁器基体12の表面を無
作為に5箇所選び、これ等を走査型電子顕微鏡で200
0倍又は5000倍に拡大して撮影し、これ等の写真か
ら200個の結晶粒子をランダムに選んで切片法により
大きさを測定し、平均値を求めて平均粒径Dとした。な
お、磁器基体12における巨大粒子の有無も調べた。こ
の巨大粒子の判定は平均粒径を測定した磁器基体12の
表面を電子顕微鏡で100倍に拡大して観察し、平均粒
径Dの10倍以上の粒子を巨大粒子とした。表2は各試
料の電気特性、平均粒径及び巨大粒子の有無を示す。
【0015】
【表3】
【表4】
【0016】試料NO. 1の場合には、表2から明らかな
ように、最大比誘電率εmax が25300、誘電損失ta
n δが0.62%、抵抗率ρが6.24×106 MΩ・
cm、平均粒径Dが4.2μmであり、また巨大粒子は
存在しなかった。
【0017】試料NO. 2〜57においても試料NO. 1と
同様な方法で磁器コンデンサを作り、同様な方法でε
max 、tan δ、ρ、Dを測定し、また巨大粒子の有無を
判定した。
【0018】表1及び表2から明らかなように、本発明
で特定した組成を満足する試料NO.1、3、4、7、
8、11、12、15、16、19、20、23、2
4、26〜29、30、32、33、36、37、4
0、41、44、45、48、49、51、52、54
〜57の磁器コンデンサは、本発明で目標としている−
25℃〜+85℃の範囲における最大比誘電率εmax
15000以上、20℃のtan δが1.5%以下、15
0℃における抵抗率ρが4×106 MΩ・cm以上、平
均粒径Dが5μm以下、巨大粒子無しを満足している。
一方、表1及び表2の試料NO. 2、5、6、9、10、
13、14、17、18、21、22、25、31、3
4、35、38、39、42、43、46、47、5
0、53の磁器コンデンサは本発明で目標とする特性を
得ることができないので、本発明の比較例である。
【0019】次に、誘電体磁器の組成の限定理由を述べ
る。試料NO.2及び31に示すようにβが0の場合には
巨大粒子が発生し、またεmax が15000未満にな
る。しかし、試料NO.3及び32に示すようにβが0.
01の場合には所望特性が得られる。従って、βの下限
値は0.01である。試料NO.5及び34に示すように
βが0.13の場合にはεmax が15000未満にな
る。しかし、試料NO.4及び33に示すようにβが0.
12の場合には所望特性が得られる。従って、βの上限
値は0.12である。
【0020】試料NO. 6及び35に示すようにγが0.
002の場合には巨大粒子が発生し、ρも目標値未満に
なる。しかし、試料NO. 7及び36に示すようにγが
0.003の場合には所望特性が得られる。従って、γ
の下限値は0.003である。試料NO. 9及び38に示
すようにγが0.030の場合には、εmax が1500
0未満である。しかし、試料NO. 8及び37に示すよう
にγが0.026の場合には所望特性が得られる。従っ
て、γの上限値は0.026である。
【0021】試料NO. 10及び39に示すようにkが
0.994の場合には巨大粒子が発生する。しかし、試
料NO. 11及び40に示すようにkが0.996の場合
には所望特性が得られる。従って、kの下限値は0.9
96である。試料NO. 13及び42に示すようにkが
1.030の場合には緻密な焼結体が得られない。しか
し、試料NO. 12及び41に示すようにkが1.020
の場合には所望特性が得られる。従って、kの上限値は
1.020である。
【0022】試料NO. 14及び43に示すように、xが
0.080の場合にはεmax が15000未満になり、
且つtan δが1.5%よりも大きくなる。しかし、試料
NO.15及び44に示すようにxが0.100場合には
所望特性が得られる。従って、xの下限値は0.100
である。試料NO. 17及び46に示すように、xが0.
230の場合にはεmax が15000未満になる。しか
し、試料NO. 16及び45に示すようにxが0.21場
合には所望特性が得られる。従って、xの上限値は0.
21である。
【0023】なお、αは、0.996≦k=α+β+γ
≦1.020の式を満足する範囲の値になる。
【0024】試料NO. 18及び47に示すように、Mn
Oが0.02重量部の場合にはρが4×106 MΩ・c
m未満になり、且つ平均粒径Dが5μmよりも大きくな
る。しかし、試料NO. 19及び48に示すように、Mn
Oが0.05重量部の場合には所望特性が得られる。従
って、MnOの添加量の下限値は0.05重量部であ
る。試料NO. 21及び50に示すようにMnOが0.6
0の場合にはεmax が15000未満になり、且つρが
4×106 MΩ・cm未満になる。しかし、試料NO. 2
0及び49に示すようにMnOが0.50重量部の場合
には所望特性が得られる。従って、MnOの添加量の上
限値は0.50重量部である。
【0025】試料NO. 22に示すように希土類酸化物が
無添加の場合にはεmax が15000未満になる。しか
し、試料NO. 23及び51に示すように希土類酸化物
(Gd2 3 、Ho2 3 )が0.050重量部の場合
には所望特性が得られる。なお、表1及び表2には示さ
れていないが、Gd2 3 又はHo2 3 の代りにSm
2 3 、Nd2 3 、La2 3 、Y2 3 、Ce
2 、Yb2 3 又はDy23 を0.050重量部添
加した場合及び表1の9種類の希土類酸化物の複数の混
合物を0.050重量部添加した場合も所望特性が得ら
れた。従って、希土類酸化物の添加量の下限値は0.0
50重量部である。試料NO. 25及び53に示すように
Gd2 3 、Ho2 3 が1.100重量部の場合には
εmax が15000未満になり、且つρが4×106
Ω・cm未満になる。しかし、試料NO.24及び52に
示すようにGd2 3 、Ho2 3 が1.00重量部の
場合には所望特性が得られる。なお、表1及び表2には
示されていないが、Gd2 3 又はHo2 3 の代りに
Sm2 3 、Nd2 3 、La2 3 、Y2 3 、Ce
2 、Yb2 3 又はDy2 3 を1.00重量部添加
した場合及び表1の6種類の希土類酸化物の複数の混合
物を1.00重量部添加した場合も所望特性が得られ
る。従って、1種又は複数種の希土類酸化物の添加量の
上限値は1.00重量部である。なお、希土類酸化物と
してNd2 3 、Gd2 3 、Ho2 3 の他にLa2
3 、Y2 3 、CeO2 、Yb2 3 、Dy2 3
使用できることは表1、2の種々の試料から明らかであ
る。
【0026】
【第2の実施例】図2は第2の実施例の積層型磁器コン
デンサ18を示す。この磁器コンデンサ18は誘電体磁
器基体20と、複数の第1の内部電極22と、複数の第
2の内部電極24と、第1及び第2の外部電極26、2
8とから成る。誘電体磁器基体20は、図1の誘電体磁
器基体12と同様に、 (BaαCaβErγ)(Ti1-x Zrx 2 ) から成る100重量部の基本成分と、0.005〜0.
50重量部のマンガン酸化物と、0.05〜1.00重
量部の表1の希土類酸化物とから成る組成物で形成され
ている。第1及び第2の内部電極22、24は誘電体磁
器基体20にそれぞれ埋設され、これ等の一端が誘電体
磁器基体20の一対の側面に露出し、ここに設けられた
第1及び第2の外部電極26、28に接続されている。
第1及び第2の内部電極22、24は誘電体磁器基体2
0の一部から成る誘電体磁器層を介して互いに対向して
いるので、これ等の容量を得ることができる。
【0027】積層型磁器コンデンサを製造する時には、
周知のように、誘電体磁器材料からなるグリーンシート
(未焼成セラミックシート)を複数枚用意する。次に複
数のグリーンシートに第1及び第2の内部電極22、2
4を得るためのAg(銀)とPd(パラジウム)との混
合物を導電材料とする導電ペーストを所望パターンに塗
布して積層し、更にこの上下にグリ−ンシ−トを重ね、
これ等を圧着した後に、所望形状にカッティングして焼
成する。これにより、図2に示す第1及び第2の内部電
極22、24を伴った磁器基体20が得られる。しかる
後、磁器基体20の側面に導電ペースト(Agペース
ト)を塗布して焼付けることによって第1及び第2の外
部電極26、28を形成する。
【0028】図2の積層コンデンサ18についても、図
1の磁器コンデンサ10と同様に表1の試料NO.1、
3、4、7、8、11、12、15、16、19、2
0、23、24、26〜29、30、32、33、3
6、37、40、41、44、45、48、49、5
1、52、54〜57と同一の組成の試料をそれぞれ作
成し、これ等のεmax 、tan δ、ρ、D、及び巨大粒子
を測定したところ、本発明の目標特性を満足していた。
【0029】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 焼成温度は例えば1000〜1400℃の範囲
で変えることができる。また、仮焼の温度を例えば10
00〜1300℃の範囲で変えることができる。 (2) 誘電体磁器材料の出発物質として、Er2 3
の代りにEr(OH)3 等のエルビニウム化合物を使用
することができる。 (3) 誘電体磁器材料の出発物質としてMnOの代り
にMn3 4 、Mn23 、MnO2 等の酸化物、Mn
(OH)2 、MnO(OH)等の水酸化物を使用するこ
とができる。 (4) 内部電極を得るための導電材料として、Ag
(銀)とPd(パラジウム)との混合物の代りにPd
(パラジウム)100%を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の磁器コンデンサを示す正面図で
ある。
【図2】第2の実施例の積層磁器コンデンサを示す断面
図である。
【符号の説明】
12 誘電体磁器基体 14、16 電極
【表2】
【表2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (BaαCaβErγ)(Ti1-x
    Zrx 2 ) ここで、α、β、γ、k、xは、 0.01≦β≦0.12 0.003≦γ≦0.026 0.996≦α+β+γ=k≦1.020 0.10≦x≦0.21 を満足する数値、から成る100重量部の基本成分と、 0.05〜0.50重量部のマンガン酸化物と、 0.05〜1.00重量部のイットリウム酸化物、ラン
    タン酸化物、セリウム酸化物、ネオジム酸化物、サマリ
    ウム酸化物、ガドリニウム酸化物、ジスプロシウム酸化
    物、ホルミウム酸化物、及びイッテルビウム酸化物の内
    の少なくとも1種から成る希土類酸化物とを含む誘電体
    磁器。
  2. 【請求項2】 誘電体磁器基体と、この誘電体磁器基体
    に接触している少なくとも2つの電極とから成る磁器コ
    ンデンサであって、前記誘電体磁器基体が、 (BaαCaβErγ)(Ti1-x Zrx 2 ) ここで、α、β、γ、k、xは、 0.01≦β≦0.12 0.003≦γ≦0.026 0.996≦α+β+γ=k≦1.020 0.10≦x≦0.21 を満足する数値、から成る100重量部の基本成分と、 0.05〜0.50重量部のマンガン酸化物と、 0.05〜1.00重量部のイットリウム酸化物、ラン
    タン酸化物、セリウム酸化物、ネオジム酸化物、サマリ
    ウム酸化物、ガドリニウム酸化物、ジスプロシウム酸化
    物、ホルミウム酸化物、及びイッテルビウム酸化物の内
    の少なくとも1種から成る希土類酸化物とから成ること
    を特徴とする誘電体磁器コンデンサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004093109A3 (en) * 2003-04-09 2005-06-16 Mra Lab Inc High dielectric constant very low fired x7r ceramic capacitor, and powder for making

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WO2004093109A3 (en) * 2003-04-09 2005-06-16 Mra Lab Inc High dielectric constant very low fired x7r ceramic capacitor, and powder for making

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