JPH0745305B2 - 粘着テ−プもしくはシ−トの捲出装置 - Google Patents

粘着テ−プもしくはシ−トの捲出装置

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JPH0745305B2
JPH0745305B2 JP62193949A JP19394987A JPH0745305B2 JP H0745305 B2 JPH0745305 B2 JP H0745305B2 JP 62193949 A JP62193949 A JP 62193949A JP 19394987 A JP19394987 A JP 19394987A JP H0745305 B2 JPH0745305 B2 JP H0745305B2
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JP
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adhesive tape
sheet
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roll
drive roll
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弘之 坂本
修 下田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、粘着テープもしくはシートの捲出装置に関す
る。
(従来の技術) 粘着テープもしくはシートは、通常、製造段階では、第
一工程として長尺広幅基材の表面に粘着剤を塗布した後
乾燥装置を経て一旦捲き取り、粘着テープもしくはシー
トの捲重体(以下、単に捲重体という)の形で製造し、
次に、顧客の要望する長さと幅のロール状或いはシート
状の製品に切断加工をするという第二工程を経る。而し
て、該第二工程では、第4図に示すように捲重体1がブ
レーキ調整可能且つ回転自在になし得る回転制動機構を
具えた架台2に懸架され、又捲重体1にはピンチロール
3が該捲重体1の径の変動に追従可能に設けられてお
り、捲重体1から粘着テープ4が繰出される際に、100
〜160dB程度の騒音が発生し、作業環境として悪影響を
及ぼすので、これを防ぐ為、防音壁5で囲っていた。
(従来技術の問題点) しかしながら、防音壁5には捲重体1から繰出される粘
着テープもしくはシート4の出口6を設けなければなら
ず、密閉ができないので、尚相当の騒音が外部へ漏出
し、又、防音壁の設置の為の余分のスペースを要し、更
には捲重体の交換の為に、防音壁の開閉もしくは取外
し、取付け等を要するという作業性の問題点を有してい
た。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、叙上の如き従来技術の問題点を解消する為に
なされたものであり、粘着テープもしくはシートの捲重
体を回転自在に装着し得る回転制動機構を具えた該捲重
体の架台と、該架台に装着された捲重体の径の変動に追
従して常時定圧で接触回転により該捲重体を回転し得る
駆動ロールと、粘着テープもしくはシートの捲重体から
の剥離位置が、粘着テープもしくはシート捲重体と駆動
ロールとの各々の外周を結ぶ接線の粘着テープもしくは
シート捲重体との接点と、粘着テープもしくはシート捲
重体の軸芯を通る駆動ロールの外周の接線が粘着テープ
もしくはシート捲重体の外周と交差する交点との間にあ
るように制御可能な制御装置とを有することを特徴とす
るものである。
而して、本発明者等は、防音壁を用いない騒音防止シス
テムを種々研究した結果、捲重体からの剥離角度、捲出
しの為の駆動力の付与方法如何により騒音が相当変化す
ることを見出し、本発明を完成するに至ったものであ
る。
従来技術の場合、捲重体から粘着シート等を繰り出す為
の捲出力は、切断加工する装置に装備された引取力に頼
っていた為、粘着テープ等はピンチロール3に沿って方
向転換することになり、その剥離位置に於ける状況を精
査すると、剥離位置は圧力のかかったC点であって、そ
の剥離角度はC点に於ける接線に対して極めて鋭角であ
る。このように、圧力のかかった接点で鋭角に剥離して
いたのが、従来技術の状況であった。
そこで、本発明装置の場合、第1図及び第2図に示すよ
うに、従来のピンチロールに駆動力を与えて駆動ロール
8とし、該駆動ロール8によって捲重体1を回転させる
ようにしたので、剥離位置を圧力のかかった第4図に於
けるC点から離脱させることに成功した。即ち、従来の
場合、剥離された粘着テープは、第1図の点線の方向に
移行していたが、本発明の場合は、実線のように剥離
し、移行するようにしたのである。この駆動ロール8
は、従来のピンチロールと同様、捲重体の径の変動に追
従して適度の圧力で接触するが、これに速度の増減機能
を具有せしめ、且つ捲重体1を回転可能にした点が大き
く異なる。
又、粘着テープもしくはシートが捲重体から剥離する際
に発生する騒音は、無論粘着テープもしくはシートに用
いられる粘着剤のSP粘着力、剥離スピードにも左右され
るが、かかる要因に加えて捲重体からの剥離角度が影響
することを見出した。即ち、種々実験を重ねた結果、粘
着テープもしくはシートが捲重体から剥離する位置は、
第1図に於いて捲重体1と駆動ロール8との各々の外周
を結ぶ接線L1の捲重体1との接点Aと、捲重体1の軸芯
Oを通る駆動ロール8の外周の接線L2が捲重体1の外周
と交差する交点Bとの間にあるように制御すればよいと
いう結果を得た。従来の剥離位置Cもしくはその近辺で
は100〜160dBレベルで推移する剥離音が、本発明の如
く、AB間で剥離するようにすれば、80dB以下で運転で
き、最早防音壁を必要としない程度に軽減される。只、
剥離位置がAを越えても騒音は低下するが、引張力が弱
いと、逆に捲重体に捲込む恐れがある。
本発明装置に於いて、捲重体からの剥離位置がAB間にあ
るようにする為の制御装置としては、第2図に於いて、
駆動ロール8が、捲重体1の径の変動にタイムリーに
追従して常に一定圧力で捲重体に接すると共にその捲出
速度を一定にする為の速度可変制御器11を具備した駆動
源12、捲重体1の回転を外部からの信号により制御し
得る軸ブレーキ制御器13を有する回転制動機構を具えた
架台2、粘着テープもしくはシートの繰出位置7を検
出するセンサー9と該センサー9を捲重体1の径の変動
に追従して検出し易い位置に移動すると共に、該センサ
ー9の記号を速度可変制御器11や軸ブレーキ制御器13に
伝達して制御する装置とを、少なくとも必要とし、でき
ればこれら全体を制御する中央制御器13、粘着テープ等
が駆動ロールに接しないようにするガイドロール14、粘
着テープが切断加工機に至る迄の張力を調整する機構を
具えたものがよい。
本発明装置に用いる繰出位置7を検出するセンサーとし
ては、光センサー、エアセンサー等公知のセンサー機構
が採用される。又、軸ブレーキ制御器としては、バンド
ブレーキ、エアブレーキ、電磁クラッチ等のブレーキ機
構に、センサー9からの信号に追従してそのブレーキの
強弱可変調整が可能な制御機構を具備していなければな
らない。
又、中央制御器を設ける場合は、センサーの信号を受信
し、これを速度可変制御器11や軸ブレーキ制御器13に伝
達して、これら制御器を自動的に制御するものでなけれ
ばならず、自動制御機構としては、必要に応じてコンピ
ュータを内蔵して入出力装置を介して記憶装置に入力さ
れた必要条件に関する指定データを読出して、各制御器
に転送し、各制御器は、該データに従って、速度可変制
御器や軸ブレーキ制御器を制御するようにしてもよい。
(作用) 本発明装置は、捲重体からの剥離位置が、捲重体と駆動
ロールとの各々の外周を結ぶ接線の捲重体との接点と、
捲重体の軸芯を通る駆動ロールの外周の接線が捲重体の
外周と交差する交点との間にあるように制御可能な制御
装置を有するので、剥離位置でのピンチロールの押圧力
がなく、然も剥離位置での捲重体の接線と粘着テープも
しくはシートとのなす角度が鈍角となり、捲重体と粘着
テープもしくはシートとの間に形成される空間が大き
く、騒音が捲重体や粘着テープもしくはシートの表面に
反射し共鳴して大きくなることがない。
(実施例) 以下に,本発明装置の実施例について説明する。
本発明装置は、第3図に示す如く、広幅(1,250mm)長
尺のセロファンテープからなる粘着シート捲重体1に、
駆動ロール8を外接させて、該粘着シートの剥離速度に
見合った回転数で回転させる。セロファン粘着シートの
捲重体1からの剥離位置が、常に捲重体1と駆動ロール
8との各々の外周を結ぶ接線の捲重体との接点Aと、捲
重体の軸芯Oを通り駆動ロールの外周に接する直線が捲
重体1の外周と交差する交点Bとの間にあるように、剥
離位置をセンサーによって検出し、駆動ロールの回転数
及び捲重体の軸ブレーキを制御した。
その結果、剥離に伴う騒音は、第2図に示すように、80
dB以下に低減された。
尚、同図に於いてCE間の剥離音を示すデータは、同じ捲
重体を用い、第4図に示す装置で防音壁を用いなかった
場合を比較例として示したものである。
(発明の効果) 本発明装置は、捲重体からの剥離位置が、捲重体と駆動
ロールとの各々の外周を結ぶ接線の捲重体との接点と、
捲重体の軸芯を通る駆動ロールの外周の接線が捲重体の
外周と交差する交点との間にあるように制御可能な制御
装置を有するので、剥離位置でのピンチロールの押圧力
がなく、然も剥離位置での捲重体の接線と粘着テープも
しくはシートとのなす角度が鈍角となり、捲重体と粘着
テープもしくはシートとの間に形成される空間が大き
く、騒音が捲重体や粘着テープもしくはシートの表面に
反射し共鳴して大きくなることがない。かくして、剥離
に伴って発生する騒音を、防音壁を特に必要としない程
度に低減して作業環境を改善でき、防音壁の設置スペー
ス、捲重体の交換の際の防音壁の開閉を不要ならしめ
て、作業性を改善し、総じてコストダウンを実現するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置に於ける粘着テープもしくはシート
捲重体と駆動ロールの位置関係並びに粘着テープもしく
はシートの剥離位置を示す説明図、第2図は同上装置の
粘着テープもしくはシートの捲重体からの剥離位置を制
御する機構を示す要部説明図、第3図は同上装置による
剥離音の変化を示すグラフ、第4図は従来装置を示す一
部切欠概略図である。 1……粘着テープもしくはシート捲重体、 2……架台、 4……繰出された粘着テープもしくはシート、 7……繰出位置、8……駆動ロール、9……センサー、 11……速度可変制御器、12……駆動源、 13……軸ブレーキ制御器、 L1……捲重体と駆動ロール8との各々の外周を結ぶ接
線、 L2……捲重体の軸芯を通り駆動ロール8の外周に接する
直線、 A……L1の捲重体1との接点、 B……L2が捲重体1の外周と交差する交点、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘着テープもしくはシートの捲重体を回転
    自在に装着し得る回転制動機構を具えた該捲重体の架台
    と、該架台に装着された捲重体の径の変動に追従して常
    時定圧で接触回転により該捲重体を回転し得る駆動ロー
    ルと、粘着テープもしくはシートの捲重体からの剥離位
    置が、粘着テープもしくはシート捲重体と駆動ロールと
    の各々の外周を結ぶ接線の粘着テープもしくはシート捲
    重体との接点と、粘着テープもしくはシート捲重体の軸
    芯を通る駆動ロールの外周の接線が粘着テープもしくは
    シート捲重体の外周と交差する交点との間にあるように
    制御可能な制御装置とを有することを特徴とする粘着テ
    ープもしくはシートの捲出装置。
JP62193949A 1987-08-03 1987-08-03 粘着テ−プもしくはシ−トの捲出装置 Expired - Fee Related JPH0745305B2 (ja)

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KR100538810B1 (ko) * 2003-12-29 2005-12-23 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의 소자분리 방법
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