JPH074525U - 簡便・安定ポール - Google Patents

簡便・安定ポール

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Publication number
JPH074525U
JPH074525U JP055996U JP5599691U JPH074525U JP H074525 U JPH074525 U JP H074525U JP 055996 U JP055996 U JP 055996U JP 5599691 U JP5599691 U JP 5599691U JP H074525 U JPH074525 U JP H074525U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole
ring
safety
sign
ball
Prior art date
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Pending
Application number
JP055996U
Other languages
English (en)
Inventor
璋 大西
保造 池中
輝雄 宇野
Original Assignee
大阪施設工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 大阪施設工業株式会社 filed Critical 大阪施設工業株式会社
Priority to JP055996U priority Critical patent/JPH074525U/ja
Publication of JPH074525U publication Critical patent/JPH074525U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鉄道線路の保守作業をするような場合、隣接
線路への飛出し防止用安全柵(安全ロープ)として、又
一般路上工事等で工事現場への立入りを防止する注意標
識として更に用地界の標識、又は立入り防止柵として持
運び簡便で、かつ物が当たっても倒れずに復元しうる安
定ボール。 【構成】 リング状鋼棒11の内周、又は外周の一点に
弾性体14を中間に介したブロック13を取付けたスタ
ンドの上部差込穴に抜き差し自由な安全標識等を施した
軽量材質のボール16を差し込んだ構造からなる簡単な
安全ボール。

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 鉄道線路の保守作業をするような場合、隣接線路ヘの飛出し防止用安全柵(安全 ロープ)として、又、一般路上工事等で、工事現場ヘの立入りを防止する注意標 識として更に、用地界の標識又は立入り防止柵として利用分野が広い。
〔従来の技術〕
鉄道線路における保守作業時の安全柵(安定ロープ)として用いられているのは 、第1図に示すもので、線路と線路の間(線間と云う)に、道床バラスト2を通 して、路盤1に達するまで約40cm程度鋼棒杭3をハンマーで打込んで、当該 作業区間全長に亘って、安全ロープ4を張っている。
そして、作業区間が移動するに従い、これらを移動させてゆくのであるが、或る 調査によると実際に安全対策上線間に設置しなければならないのに、完全実施さ れている割合は約40%程度であり、その安全ロープを設置しない理由を調べる と、鋼棒杭の打込みに手間がかゝる、移動に手間がかゝる、などによるものが、 約75%を占めている。
次に、路上工事などでよく見掛ける標識として第2図に示すようなプラスチック 製等のものがあるが、大型で持ち運びが不便で本体5が軽く、体が触れたり、風 により倒れ易く、重しゴム輪6などで保護されている。
又、用地界などの標識や、立入り防止柵として、第3図のように、コンクリート 又はアスファルト地盤7に穴8を明けておいて、ポール9を差込んで、それらを 鎖10などでつないだものがあり、自動車などの出入りの時に、一々、引抜いて いるが、操作が大変で、又、経費も多大となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
第1図の場合、打込みの手間をはぶくと共に、移動が容易に出来るようにするこ と。
第2図の場合、触れても簡単には倒れにくく、風の影響も受けにくくし、而も安 価にすること。
第3図の場合、何と云っても安価であることと、設置及び取外しが、容易である ようにすること、などをねらったものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記、諸悪条件を解決するために、第4図に示す如く、 先ず、打込んだり、引抜いたりしないで済むように、スタンドのベースとして 、リング状鋼棒11を用いる。
もし、このベースに平鋼板を用いると、鉄道線路では、道床バラスト表面が凸凹 で安定しないばかりでなく、スライドしてしまう。この場合、リング状鋼棒を用 いることにより、道床バラスト表面が例え凸凹であっても、足で少しかきならす 程度で、セットしてからリングを上から踏みつけてやれば、平らとなり、かつ、 バラストの中にはリングが喰込んで、スライドしなくなって安定する。
又、路上など舗装面上に設置する場合、路面には不陸があり、平板ではガタガタ する上に、スライドしてしまう。しかし、リングを用いると、微少移動してやれ ば、3点支持に近い個所を見付けることが出来、ガタが少なくなると同時に、ス ライドに対する抵抗値についてもリング周辺でとることが出来、安定しやすくな る。
なお、リングは重い程よいのであるが、余り重すぎると、持ち運びに不便なため 、適当な重さにおさえるため、鋼棒の径を可能な限り細くしてやる。その代り、 転倒しないように、リングの径を出来るだけ大きくしてやることが肝要である。
次に、リングの内側又は外側の一点12に垂直なブロック(13.14.15 から構成されている)を取り付けるが、もし、このブロックがリングと剛結して おれば、ポール16に体が触れたり、風の影響で倒れたり、移動したりし易い。
そこで、スタンドの構造として、鋼片13の中間に弾性体14を挟んでやること により、ポール16に力がかゝっても、弾性体14が撓んで14から上だけが横 に振れ、大きな力が、ベースにかゝらないことになる。そして、外力が無くなる と、ポールは元の位置に緩やかに戻ってくれる。
次に持ち運びを容易にするために、下部の構造とポールは、別体とし、スタン ド上部差込穴15を設けておき、ポール16を抜き差しするようにする。
ポール16で、特に注意を要するものは、出来るだけ軽量材質のものを用い、 かつ、丈夫であることである。
なぜなら、下部構造の重さに比べ、軽ければ軽いほど全体の転倒を少なくしてく れるからである。
もし、ポールを下部構造と同じ鋼棒を用いるとすれば、ポール16は、イナーシ ャにより大きく振れるため、振巾が大きくなると同時に、振動が吸収されにくく いつまでも振れ続く恐れがあり、更に、この振動が下部に影響を及ぼして、転倒 もしくは、スライドしてしまうのである。又、ポール16を軽量材質で造ること は持ち運びにも便利である。
更に、持ち運びを簡単にするために、ブロック(13.14.15)をベース のリング11の内側又は外側の一点に取付ける。こうすることにより、リングが 同心内で重ねられる。
もし、これをリングの上面に取付けたとすれば、下部構造を(11.12.13 .14.15からなる)沢山重ね合せることが出来ず、持ち運びが不便となる。
上記のような趣旨で、第4図のような、簡便・安定ポールがセットされると、 そのまゝ単体として用いるのもよく、又、ポール16の上端に安全ロープ等を通 して用いるのもよい。
〔作用〕
以上のような各種構造を用いることにより、運搬、設置、移動などが極く簡便と となり、かつ、物理的に安定したポールが構成される。
〔実施例〕
持ち運びを容易にすることを考慮して、先ずリング11の鋼棒の径を出来るだけ 小さくすべく、12mmの鋼棒を使用し、かつ、転倒しにくく、スライドしにく くするために、リング11の径を出来るだけ大きく155mmとした。
これに、立上りのブロック部分(13.14.15)に相当するものとして、既 製の振動防止用部品を用い、点12において、リング11と溶接した。これらの 重さは約600gであり、例え、まとめて持運びしたとしても、大したことはな い。
又、差込み部15には、鋼製パイプを切断してスタンド上部13に連接させた。
ポール16は、出来るだけ丈夫で軽いものと云うことで、ポリカーボネートの細 棒を用いた。
〔考案の効果〕 道床バラストの上に設置する場合、バラスト表面を足で軽く均してやり、その 上に、リング11の部分を置いて、リングを軽く踏みつけてやるだけで安定する 。
更に、リング上にバラストを一並べすれば安定度は倍加した。
コンクリート又はアスファルト舗装上に設置する場合、リングの位置を微少移動 してやれば、3点支持に近い安定性が得られた。
又、ベースのリングの代りに鉄板を用いた場合は、バラスト上では極めて不安定 であり、舗装上もガタが多く、安定性が得られなかった。
設置した位置が容易に移動しては困るので、ベースリングの横移動抵抗力をテ ストした結果、ほぼ次の横移動抵抗力が得られた。
これらから、 ア)ベースに鉄板を用いた場合、リングの約50%程度しか、抵抗力がなく滑り 易い。
イ)ベースに鉄板を用いたものは、バラスト上では、極めて不安定である。
ウ)リングをバラストで少々カバーしたものは、そうでないものに比べ約3倍の 抵抗力がある。
本考案の特徴の一つである弾性物質を用いた場合、ポール先端に横力を加えた 際の現象についてテストした結果は、ポール先端に僅かの横力を加えただけで、 ポール先端が横に偏位(120gで50mm290gで100mm)してくれる ので、構造全体が安全している。
次に、弾性物質を用いた時と、そうでない剛にした場合について、安定度を比 較してみた。
即ち、ポール先端に横力を加えた場合に、ベースリングの一端が浮き上り初める 時のポール先端の横偏位量を調べたところ、弾性体を用いた場合には、250m m、剛にした場合には90mmで浮き始めた。即ち、ポールに力が加わった場合 に安定性の差が判っきりした。
最后に、ポールの材質による差、即ち、本考案の特徴の一つである下は重く、 上は軽くの趣旨に従い、ポールは出来るだけ軽量で丈夫なものを用いることにし ている。
そこで、ポリカーボネートを用いたものと鋼鉄を用いたものとの差を調べた。即 ち、ポール先端をベース端が浮き始めるまで横方向に押して、手を放した状態で のポールの振動の減衰傾向を調べた結果ポリカーボネートでは横振動は、直ぐに 極端な減衰をし、数回の微振動で完全に静止した。
しかし、鋼棒では、構造全体が横転してしまった。
以上の如く、第4図に示すような構造をした簡便・安定ポールは、所期の効果を 充分発揮し従来の欠点もすべて解決した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鉄道線路で線路保守をする場合など、線間に
張られた安全ロープの状況を側面から見た図、第2図
は、路面工事などで工事現場への立入りを防止するため
の注意標識の図、第3図は、用地界などに取外しの効く
棚を設置した図、第4図は、本考案の簡便・安定ポール
の全体を示す図である。 1・・・・・・・・ 鉄道線路の路盤(土) 2・・・・・・・・ 道床バラスト 3・・・・・・・・ 安全ロープ用の鋼棒杭 4・・・・・・・・ 安全ロープ 5・・・・・・・・ 注意標識の本体 6・・・・・・・・ 重しのゴム輪 7・・・・・・・・ 舗装部分 8・・・・・・・・ 9を立込む穴 90・・・・・・・ 用地界などの抜差自在の杭 11・・・・・・・・ 立入り防止用の鎖 11・・・・・・・・ リング状鋼棒 12・・・・・・・・ リングとブロックの溶着点 13・・・・・・・・ 立上りブロック部の鋼製部分 14・・・・・・・・ 立上りブロック部の中間に挟ま
れた弾性物質 15・・・・・・・・ ポール16を差込むための穴を
設けたパイプ 16・・・・・・・・ ポール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リング状鋼棒の内周又は外周の一点に弾性体を中間に介
    したブロックを取付けたスタンドの上部差込穴に抜き差
    し自由な安全標識等を施した軽量材質のポールを差込ん
    だものからなる簡便な安定ポール。
JP055996U 1991-04-17 1991-04-17 簡便・安定ポール Pending JPH074525U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP055996U JPH074525U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 簡便・安定ポール

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JP055996U JPH074525U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 簡便・安定ポール

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JPH074525U true JPH074525U (ja) 1995-01-24

Family

ID=13014695

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JP055996U Pending JPH074525U (ja) 1991-04-17 1991-04-17 簡便・安定ポール

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016211225A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 鹿島建設株式会社 杭建込工法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57118154A (en) * 1981-01-16 1982-07-22 Nippon Kokan Kk <Nkk> Measuring method for deterioration of bearing lubricant
JPS60195207A (ja) * 1984-03-15 1985-10-03 マ−ケツテイング デイスプレイズ,インコ−ポレ−テツド 標識および標識スタンドの組立体
JPS624567U (ja) * 1985-06-26 1987-01-12

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