JPH0744931Y2 - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
- Publication number
- JPH0744931Y2 JPH0744931Y2 JP1990041996U JP4199690U JPH0744931Y2 JP H0744931 Y2 JPH0744931 Y2 JP H0744931Y2 JP 1990041996 U JP1990041996 U JP 1990041996U JP 4199690 U JP4199690 U JP 4199690U JP H0744931 Y2 JPH0744931 Y2 JP H0744931Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- refrigerator
- vegetable
- vegetable compartment
- vegetables
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は冷蔵庫の改良に係り、詳しくは低温障害を起し
易い野菜又は果実と起こしにくい野菜又は果実をそれぞ
れの最適温度で貯蔵し得る冷蔵庫に関する。
易い野菜又は果実と起こしにくい野菜又は果実をそれぞ
れの最適温度で貯蔵し得る冷蔵庫に関する。
第6図は、従来の多ドア型冷凍冷蔵庫等の冷蔵庫を示す
斜視図である。
斜視図である。
この冷蔵庫51は、野菜や果実等を収納する1つの野菜室
52を備えたタイプである。
52を備えたタイプである。
この野菜室52は、第7図に示すように同野菜室52内を高
湿度に保つフィルタ53を有している。また、この冷蔵庫
51では、第7図の矢印Xで示すように蒸発器54で冷却さ
れた冷気を冷蔵庫へ送り込むと共に、その一部を野菜室
52の外面に沿って循環させることにより、野菜等の間接
冷却を行って野菜室52内の乾燥を防止する。
湿度に保つフィルタ53を有している。また、この冷蔵庫
51では、第7図の矢印Xで示すように蒸発器54で冷却さ
れた冷気を冷蔵庫へ送り込むと共に、その一部を野菜室
52の外面に沿って循環させることにより、野菜等の間接
冷却を行って野菜室52内の乾燥を防止する。
ところで、野菜又は果実の鮮度や品質を保つ最適貯蔵温
度は、キャベツ,ホウレンソウ,ダイコン,イチゴ等の
多くの野菜又は果実では約0℃であるが、一般に熱帯及
び亜熱帯原産のピーマン,ナス,キュウリ等の野菜又は
果実では、例えば約10〜15℃等の高い温度である。
度は、キャベツ,ホウレンソウ,ダイコン,イチゴ等の
多くの野菜又は果実では約0℃であるが、一般に熱帯及
び亜熱帯原産のピーマン,ナス,キュウリ等の野菜又は
果実では、例えば約10〜15℃等の高い温度である。
この熱帯及び亜熱帯原産のピーマン等の野菜又は果実
を、例えば上記他の野菜等の最適貯蔵温度の0℃で貯蔵
すると、品質が早期に劣化するいわゆる「低温障害」が
発生する。
を、例えば上記他の野菜等の最適貯蔵温度の0℃で貯蔵
すると、品質が早期に劣化するいわゆる「低温障害」が
発生する。
それゆえに、従来の冷蔵庫51では、上記低温障害を起こ
し易い野菜等を考慮した上記約0℃よりも高い温度の例
えば約5℃〜10℃となるように野菜室52内の温度が制御
される。
し易い野菜等を考慮した上記約0℃よりも高い温度の例
えば約5℃〜10℃となるように野菜室52内の温度が制御
される。
上述したように従来の冷蔵庫51では、低温障害を起し易
い野菜等と低温障害を起しにくい野菜等が共に1つの野
菜室52に入れられ、いずれの野菜等に対しても最適でな
い貯蔵温度の約5℃〜10℃に同野菜室52が温度制御され
ていた。
い野菜等と低温障害を起しにくい野菜等が共に1つの野
菜室52に入れられ、いずれの野菜等に対しても最適でな
い貯蔵温度の約5℃〜10℃に同野菜室52が温度制御され
ていた。
それゆえに、上記野菜等の鮮度や品質の劣化を早期にひ
き起こす場合があった。
き起こす場合があった。
従って、本考案は低温障害を起し易い野菜等と起しにく
い野菜等をそれぞれの最適温度で貯蔵し得るようにした
冷蔵庫を提供することを目的としてなされたものであ
る。
い野菜等をそれぞれの最適温度で貯蔵し得るようにした
冷蔵庫を提供することを目的としてなされたものであ
る。
上記目的を達成するために本考案は、2以上の独立した
野菜室を具備し、冷蔵室へ送り込む冷気の一部を上記野
菜室へ送り込んで上記野菜室を冷却してなる冷蔵庫にお
いて、上記2以上の独立した野菜室の内の一部の野菜室
のみに当該野菜室内の温度を検出する温度検出手段と、
該温度検出手段の検出信号に基づいて上記一部の野菜室
への冷気の送り込み量を調節するダンパとを設け、上記
一部の野菜室を低温障害の生じない温度に制御するよう
にしたことを特徴とする冷蔵庫として構成されている。
野菜室を具備し、冷蔵室へ送り込む冷気の一部を上記野
菜室へ送り込んで上記野菜室を冷却してなる冷蔵庫にお
いて、上記2以上の独立した野菜室の内の一部の野菜室
のみに当該野菜室内の温度を検出する温度検出手段と、
該温度検出手段の検出信号に基づいて上記一部の野菜室
への冷気の送り込み量を調節するダンパとを設け、上記
一部の野菜室を低温障害の生じない温度に制御するよう
にしたことを特徴とする冷蔵庫として構成されている。
この冷蔵庫では、2以上の独立した野菜室の内の一部の
野菜室のみに設けられたダンパが、当該野菜室に設けら
れた温度検出手段の検出信号に基づいて制御され、当該
野菜室内の温度が低温障害の生じない程度に調節され
る。他の野菜室へは冷蔵室へ送られる冷気の一部が途中
で絞られることなく十分多量に送り込まれる。
野菜室のみに設けられたダンパが、当該野菜室に設けら
れた温度検出手段の検出信号に基づいて制御され、当該
野菜室内の温度が低温障害の生じない程度に調節され
る。他の野菜室へは冷蔵室へ送られる冷気の一部が途中
で絞られることなく十分多量に送り込まれる。
従って、低温障害を起し易い野菜等を収納する野菜室の
温度と低温障害を起こしにくい野菜等を収納する野菜室
の温度とをそれぞれの野菜等の貯蔵に適した温度とする
ことができる。
温度と低温障害を起こしにくい野菜等を収納する野菜室
の温度とをそれぞれの野菜等の貯蔵に適した温度とする
ことができる。
以下、添付図面を参照して、本考案を具体化した実施例
につき説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施
例は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術
的範囲を限定する性格のものではない。
につき説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施
例は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術
的範囲を限定する性格のものではない。
第1図は本考案の一実施例に係る冷蔵庫を示す斜視図、
第2図は同冷蔵庫の野菜室等を示す斜視図、第3図は同
野菜室等の縦断面模式図、第4図は第1図に示す冷蔵庫
の制御回路のブロック図、第5図は同冷蔵庫の温度制御
処理を示すフローチャートである。
第2図は同冷蔵庫の野菜室等を示す斜視図、第3図は同
野菜室等の縦断面模式図、第4図は第1図に示す冷蔵庫
の制御回路のブロック図、第5図は同冷蔵庫の温度制御
処理を示すフローチャートである。
第1図に示すようにこの多ドア型冷凍冷蔵庫等の冷蔵庫
1では、2以上(例えば2つ)の独立した野菜室2a、2b
を備えている。
1では、2以上(例えば2つ)の独立した野菜室2a、2b
を備えている。
この野菜室2a、2bの間は、例えば第2図に示すように断
熱材3で断熱されている。
熱材3で断熱されている。
従って、低温障害を起し易い野菜室と低温障害を起こし
にくい野菜等をそれぞれ別々の野菜室に収納して別々の
温度条件下におくことができる。
にくい野菜等をそれぞれ別々の野菜室に収納して別々の
温度条件下におくことができる。
また、この野菜室2bには、この第2図に示すように同野
菜室2bの温度を検出する温度センサ4bが取り付けられて
いる。
菜室2bの温度を検出する温度センサ4bが取り付けられて
いる。
上記温度センサ4bが温度検出手段の一例である。
なお、この第2図に示すように上記野菜室2a、2bにそれ
ぞれフィルタ5a、5bが取り付けられている点、および第
3図の矢印Yで示すように冷蔵庫への冷気の一部が野菜
室2a、2bのそれぞれの外面に沿って循環される点は従来
と同様である。
ぞれフィルタ5a、5bが取り付けられている点、および第
3図の矢印Yで示すように冷蔵庫への冷気の一部が野菜
室2a、2bのそれぞれの外面に沿って循環される点は従来
と同様である。
しかしながら、上記冷気の循環量は、上記野菜室2bの冷
気循環経路上に設けられたダンパ6b(第2図)により、
後述するように制御される。
気循環経路上に設けられたダンパ6b(第2図)により、
後述するように制御される。
この冷蔵庫1の制御回路は、第4図に示すようにマイク
ロコンピュータCPU等からなる制御部7を中心として構
成され、この制御部7に、上記温度センサ4b及び上記ダ
ンパ6b等が接続されている。
ロコンピュータCPU等からなる制御部7を中心として構
成され、この制御部7に、上記温度センサ4b及び上記ダ
ンパ6b等が接続されている。
次に、第5図を参照してこの冷蔵庫1の野菜室2a、2bの
温度制御処理手順についてステップS1,S2,…の順に説明
する。
温度制御処理手順についてステップS1,S2,…の順に説明
する。
この冷蔵庫1では、所定起動操作がなされると、野菜室
2bの温度が温度センサ4bの検出信号に基づいて検出さ
れ、この検出温度が未だ11℃以上であるので(S1)、ダ
ンパ6bが開かれて(S2)、同野菜室2bが冷却される。
2bの温度が温度センサ4bの検出信号に基づいて検出さ
れ、この検出温度が未だ11℃以上であるので(S1)、ダ
ンパ6bが開かれて(S2)、同野菜室2bが冷却される。
その後、この野菜室2bの温度が下がって9℃以下になる
と(S3)、ダンパ6bが閉じられる(S4)。
と(S3)、ダンパ6bが閉じられる(S4)。
即ち、この冷蔵庫1では、野菜室2bが約10℃となるよう
にダンパ6bの開閉制御がなされる。
にダンパ6bの開閉制御がなされる。
従って、この野菜室2bは、低温障害を起し易い野菜等を
貯蔵するのに好適な温度に保たれる。
貯蔵するのに好適な温度に保たれる。
一方、上記野菜室2aへの冷気通路にはダンパが無いの
で、常に多量の冷気が野菜室2aに供給され、野菜室2aは
常に十分冷却される。
で、常に多量の冷気が野菜室2aに供給され、野菜室2aは
常に十分冷却される。
従って、この野菜室2aは、低温障害を起こしにくい野菜
等を貯蔵するのに好適な十分低い温度となる。
等を貯蔵するのに好適な十分低い温度となる。
本考案に係る冷蔵庫は上記の如く構成されているため、
2以上の独立した野菜室の内の一部の野菜室のみに設け
られたダンパが、当該一部の野菜室に設けられた温度検
出手段の検出信号に基づいて制御され、当該一部の野菜
室内の温度が低温障害の生じない程度に調節される。そ
の一方、他の野菜室への冷気通路にはダンパが設けられ
ていないので、当該他の野菜室へは冷蔵室へ送られる冷
気の一部が途中で絞られることなく十分多量に送り込ま
れる。従って、当該他の野菜室に収納される低温障害を
起こしにくい野菜等をも適切な温度に保つことができ
る。
2以上の独立した野菜室の内の一部の野菜室のみに設け
られたダンパが、当該一部の野菜室に設けられた温度検
出手段の検出信号に基づいて制御され、当該一部の野菜
室内の温度が低温障害の生じない程度に調節される。そ
の一方、他の野菜室への冷気通路にはダンパが設けられ
ていないので、当該他の野菜室へは冷蔵室へ送られる冷
気の一部が途中で絞られることなく十分多量に送り込ま
れる。従って、当該他の野菜室に収納される低温障害を
起こしにくい野菜等をも適切な温度に保つことができ
る。
このように本考案では、簡単な構成で低温障害を起し易
い野菜等と起こしにくい野菜等をそれぞれの最適温度で
貯蔵できる。
い野菜等と起こしにくい野菜等をそれぞれの最適温度で
貯蔵できる。
第1図は本考案の一実施例に係る冷蔵庫を示す斜視図、
第2図は同冷蔵庫の野菜室等を示す斜視図、第3図は同
野菜室等の縦断面模式図、第4図は第1図に示す冷蔵庫
の制御回路のブロック図、第5図は同冷蔵庫の温度制御
処理を示すフローチャート、第6図は従来の冷蔵庫を示
す斜視図、第7図は同冷蔵庫の縦断面模式図である。 〔符号の説明〕 1……冷蔵庫 2a、2b……野菜室 4b……温度センサ(温度検出手段) 6b……ダンパ 7……制御部
第2図は同冷蔵庫の野菜室等を示す斜視図、第3図は同
野菜室等の縦断面模式図、第4図は第1図に示す冷蔵庫
の制御回路のブロック図、第5図は同冷蔵庫の温度制御
処理を示すフローチャート、第6図は従来の冷蔵庫を示
す斜視図、第7図は同冷蔵庫の縦断面模式図である。 〔符号の説明〕 1……冷蔵庫 2a、2b……野菜室 4b……温度センサ(温度検出手段) 6b……ダンパ 7……制御部
Claims (1)
- 【請求項1】2以上の独立した野菜室を具備し、冷蔵室
へ送り込む冷気の一部を上記野菜室へ送り込んで上記野
菜室を冷却してなる冷蔵庫において、 上記2以上の独立した野菜室の内の一部の野菜室のみに
当該野菜室内の温度を検出する温度検出手段と、該温度
検出手段の検出信号に基づいて上記一部の野菜室への冷
気の送り込み量を調節するダンパとを設け、上記一部の
野菜室を低温障害の生じない温度に制御するようにした
ことを特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990041996U JPH0744931Y2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990041996U JPH0744931Y2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041376U JPH041376U (ja) | 1992-01-08 |
JPH0744931Y2 true JPH0744931Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=31553149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990041996U Expired - Fee Related JPH0744931Y2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744931Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002031466A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-01-31 | Mitsubishi Electric Corp | 冷蔵庫 |
JP5121897B2 (ja) | 2010-08-11 | 2013-01-16 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
JP6343803B2 (ja) * | 2013-11-19 | 2018-06-20 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 冷蔵庫 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6183857A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-28 | 株式会社日立製作所 | 冷蔵庫の冷気通路 |
-
1990
- 1990-04-19 JP JP1990041996U patent/JPH0744931Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH041376U (ja) | 1992-01-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |