JPH07448Y2 - トイレットペーパ巻取用のエアーシャフト - Google Patents

トイレットペーパ巻取用のエアーシャフト

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JPH07448Y2
JPH07448Y2 JP1990074175U JP7417590U JPH07448Y2 JP H07448 Y2 JPH07448 Y2 JP H07448Y2 JP 1990074175 U JP1990074175 U JP 1990074175U JP 7417590 U JP7417590 U JP 7417590U JP H07448 Y2 JPH07448 Y2 JP H07448Y2
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JP
Japan
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toilet paper
air shaft
winding
tube
paper
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JP1990074175U
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JPH0431754U (ja
Inventor
一史 加地
Original Assignee
有限会社加地製作所
春日製紙工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はトイレットペーパ巻取用のエアーシャフトに関
する。さらに詳しくは、芯なしトイレットペーパを巻取
るためのエアーシャフトに関する。
現在、最も多用されているトイレットペーパ用ホルダー
は、差替え式の芯棒をホルダー両サイドのブラケットに
適宜取り付けるタイプのものであり、その差替え式芯棒
は、通常直径が20〜25mmぐらいで中空筒状に成形された
プラスチック製のものである。そして、最も一般的に使
用されているトイレットペーパも、前記ホルダーの差替
え式芯棒でホルダーに取り付けて使用するため、ロール
の内周に内径が30〜35mm位の紙管を挿入したロールタイ
プのものである。
なお、芯のないトイレットペーパとして巻体の中心に実
質上空洞が生じないように紙を巻き付け、細い(たとえ
ば、直径5〜10mm程度の)中実芯棒を強制的に挿入する
ことによりホルダーに取り付けるタイプのものも、少数
ながら存在しているが、本考案はそのような巻体の中心
に空洞のないトイレットペーパを対象としていない。本
考案の対象とする芯なしトイレットペーパとは、あくま
でも最も多用されている太軸の差替え式芯棒を挿入しう
る空洞を有するものをいう。そして、「芯なしトイレッ
トペーパ」の「芯」とは、後述するようにロールの内周
に挿入されている紙管を意味するものである。
[従来の技術] 従来のエアーシャフトによるトイレットペーパの巻取り
は第5図に示すようにして行われていた。
Zは従来のエアーシャフトで、基本構造として、金属製
の筒体1とラグ2、ゴムチューブ3とを有している。筒
体1の長孔4にはラグ2が出没可能に挿入されており、
ラグ2の内側にはゴムチューブ3が挿入されている。エ
アーシャフトZの一端には給気口5が設けられており、
ここからエアーを注入するとゴムチューブ3が膨らみラ
グ2を半径方向外側に押し出すことができる。このラグ
2の突出により紙管Pを内側からクランプし、しっかり
と締め付けるので、トイレットペーパTをシワやブレが
生じないように巻き取ることができる。またエアーを排
気すると、ゴムチューブ3がしぼみラグ2が筒体1内に
没入するので、紙管Pに巻き取られたトイレットペーパ
を取り外すことができる。
そして、このトイレットペーパTは、巻取りと同時に、
あるいは巻取り後にスリッターによって所定の幅に裁断
され、放送されて市場に出荷される製品の姿に仕上げら
れる。
[考案が解決しようとする課題] ところで、トイレットペーパは新聞用紙や段ボール原紙
などの工業用紙と比べると、密度が低く、クレープ加工
などがされているので柔軟性に富み、かつ強度的には非
常弱いという特性を有している。したがって、紙管Pを
コアとして巻き取らなくては、シワやブレが生じないよ
うに巻き取ることは不可能であった。
しかるに、本考案者は、ホテルや病院、学校などの多人
数の利用する場所での、定期的(たとえば毎朝)に使用
済みトイレットペーパの紙管Pをホルダーから取り外
し、新しいトイレットペーパに交替する作業は相当な手
間がかかっているであろうと感じていた。
そこで、本考案者は、紙管Pを用いないで、トイレット
ペーパを巻き取るためまったく新規な構造のエアーシャ
フトを既に提供している(平成2年7月10日付実用新案
登録願)。
そのエアーシャフトは、第6図に示されるように、その
筒体1に半径方向に出没するラグ2が設けられており、
断面形状が円弧状で軸方向に延びる複数のリーフ10が前
記各列のラグ2に個別に固定されたことを特徴とするも
のである。
このエアーシャフトによれば、リーフ10がエアーシャフ
トの外周面を円周方向に数等分した形状となっており、
ラグの天面よりもはるかに広い接触面積を有しているの
で、紙管を用いずに、直接エアーシャフトの外周に形崩
れを生じさせることなくトイレットペーパを巻き取るこ
とができることとなった。
[考案が解決しようとする課題] ところで、トイレットペーパの巻取り中は、リーフ10を
半径方向に突出させておき、巻取り終了後に抜き取ると
きはリーフ10を半径方向内側に収縮させるため、数枚の
リーフ10の間には軸方向に延びる隙間dが存在していな
ければならない。
ところが、巻取り作業を進めていくうちに、巻取り中の
張力が内周側の紙を半径方向内側に押すので、前記隙間
に位置する部分では、第7図の符号pに示すように、巻
体の内周面に数条の突起ができることがあった。
このような突起があると、トイレットペーパホルダーに
支持して使用するとき、芯棒に当ってカラカラと音を出
してしまう。とくに、女性が使用するとき、このような
音を出すのは羞恥心を刺激するという問題がある。
本考案は、かかる事情に鑑み、内周に突起が生じないよ
うにトイレットペーパを巻き取ることのできるエアーシ
ャフトを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案のトイレットペーパ巻取用エアーシャフトは、エ
アーシャフトのラグに断面形状が円弧状で軸方向に延び
る複数のリーフが前記各列のラグに個別に固定されてお
り、 該リーフの外周に滑り性が良好で弾性を有する外装チュ
ーブが被せられており、該外装チューブがウレタン製弾
性チューブであることを特徴とする。
[作用] 本考案では、リーフの外周に弾性に富み滑り性の良好な
ウレタン製弾性チューブが外装されているので、リーフ
の間の隙間を塞いでいる。したがって、巻取中のトイレ
ットペーパに強い張力が加わっても、内周部の紙がリー
フ間の隙間に押し込まれたり、挟まれたりすることがな
い。そのため、巻体の内周に突起が生じない。さらに、
ウレタン製弾性チューブは弾性に富むのでエアーシャフ
トの拡径力が小さくて良く、滑り性が良いので巻取りを
終えたトイレットペーパをエアーシャフトから抜き取っ
たとき、トイレットペーパロールに形崩れが生じないと
いう利点がある。
[実施例] つぎに本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかわるエアーシャフトB
の部分破断斜視図、第2図は同エアーシャフトBの拡大
断面図である。
同図において、1は筒体であり、巻取軸として必要な剛
性を備えた金属性のパイプである。この筒体1の両端に
は、巻取作業時にエアーシャフトBを支えるための軸受
部6が形成されている。
筒体1の内部には、ウレタン製の弾性チューブ7が挿入
されており、この弾性チューブ7にはエアーシャフトB
の一端に設けられた給気口5からエアーを給排できるよ
うになっている。なお、この弾性チューブ7は、給気口
5に接続されていない方の端末は閉塞されており、エア
ーの注入により半径方向に膨脹し、エアーの排出により
収縮するものである。
筒体1には、円周方向に120度間隔で長孔4が穿孔され
ており、かつ軸方向に沿って適当な間隔で数個穿孔され
ている。そして、各長孔4にはラグ2が出没可能に挿入
されている。ラグ2の下端には断面円弧状で軸方向に延
びる受金8が固定されており、この受金8は筒体1の内
周と弾性チューブ7の外周との間に位置している。な
お、本明細書において、「列」とは軸方向の同一線上に
存する長孔4あるいはラグ2の群をいう。図示の実施例
では、各列10個で3列の長孔4とラグ2を有している。
そして、各列のラグ2には、1枚づつのリーフ10が固定
されている。なお、軸方向の長さが短いリーフ10を2枚
以上づつ各列のラグ2に固定してもよい。このリーフ10
はジュラルミン製であり、ラグ2と一体のものでもよ
く、別体のものをビス止めなどで固定したものでもよ
い。リーフ10の形状は断面円弧状であり、軸方向に延び
たものである。したがって、各列のラグ2にリーフ10を
固定すると、隣接するリーフ10同士の間に若干の軸方向
の隙間ができるが、それを除いてほぼ全面的に筒体1の
外周がリーフ10で覆われることになる。もちろん3列の
リーフ10によって画定される外周は円形でなければなら
ない。
11は外装チューブであり、前記リーフ10の外周面に被せ
られている。この外装チューブ11としては、弾性に富
み、滑り性の良好なものである必要があり、ウレタン製
のチューブが用いられる。
上記構造の実施例において、給気口5から弾性チューブ
7内にエアー注入すると、第3図に示すようにリーフ10
が半径方向外側に張出され、エアーを排気すると第4図
に示されるようにリーフ10が半径方向内側内に引込めら
れる。
本考案のエアーシャフトBにおいて、トイレットペーパ
Tを巻取るばあいは、第3図のようにリーフ10を半径方
向外側に張出した状態で巻き取る。このばあい、3枚の
リーフ10の外周には外装チューブ11が存在し、その外周
形状はほぼ真円であり、隣接するリーフ10間の隙間dは
塞がれている。そして、トイレットペーパTの内周面は
外装チューブ11の外周面に全面的に接触しているので、
紙管をコアとして用いなくともトイレットペーパTを巻
取ることができる。しかも、隙間dに紙が押し込まれた
り、挟まれたりしないので、トイレットペーパTの内周
に突起ができることはない。なお、外装チューブ11は弾
性に富むウレタン製品であるので、拡開力は小さくてよ
いものである。
巻取りが終了すると、第4図に示されるようにエアーを
排気しリーフ10を収縮させる。すると巻取られたトイレ
ットペーパTの内周面Tiと外装チューブ11との間に若干
の隙間cができるので、エアーシャフトAからトイレッ
トペーパTの巻取体を抜きとることができる。この場
合、外装チューブ11は滑り性が良好であるので、トイレ
ットペーパTの抜き取りは容易であり、形崩れも生じな
い。こうして芯なしトイレットペーパ、換言すれば紙管
Pのないトイレットペーパを製造することができる。
なお、前記実施例では、ラグ2とリーフ10が3列であっ
たが、これを4列あるいは5列以上にすることもでき
る。また、各列の個数も任意であり、9個以下でもよ
く、11個以上でもよい。
[考案の効果] 本考案のエアーシャフトによれば、芯なしトイレットペ
ーパを内周面に突起を生じさせることなく巻き取ること
ができる。また、エアーシャフトの拡開力は小さくてよ
く、トイレットペーパの抜き取り時に形崩れも生じな
い。
したがって、本考案によって芯なしトイレットペーパが
大量生産されれば、ホテルなどでのトイレットペーパ用
紙管の交換作業が不要となるばかりか、羞恥心を生じさ
せるような音を発生させることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかわるエアーシャフトB
の一部破断斜視図、第2図は同エアーシャフトBの拡大
断面図、第3図はトイレットペーパTの巻取作業中のエ
アーシャフトBを示す断面図、第4図はトイレットペー
パTの抜き取り中のエアーシャフトBを示す断面図、第
5図は従来のエアーシャフトZの説明図、第6図は本考
案の基本考案にかかわるエアーシャフトAの説明図で、
第7図はトイレットペーパの内周にできた突起の説明図
である。 (図面の主要符号) B:エアーシャフト 1:筒体 2:ラグ 7:弾性チューブ 10:リーフ 11:外装チューブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアーシャフトのラグに断面形状が円弧状
    で軸方向に延びる複数のリーフが前記各列のラグに個別
    に固定されており、 該リーフの外周に、滑り性が良好で弾性を有する外装チ
    ューブが被せられており、該外装チューブがウレタン製
    弾性チューブであることを特徴とするトイレットペーパ
    巻取用のエアーシャフト。
JP1990074175U 1990-07-11 1990-07-11 トイレットペーパ巻取用のエアーシャフト Expired - Lifetime JPH07448Y2 (ja)

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JPS584217U (ja) * 1981-06-26 1983-01-12 平田プレス工業株式会社 アンコイラ用アタツチメント

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