JPH0744897U - 農業用薬液容器の積載台 - Google Patents

農業用薬液容器の積載台

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JPH0744897U
JPH0744897U JP3442793U JP3442793U JPH0744897U JP H0744897 U JPH0744897 U JP H0744897U JP 3442793 U JP3442793 U JP 3442793U JP 3442793 U JP3442793 U JP 3442793U JP H0744897 U JPH0744897 U JP H0744897U
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JP
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support
chemical
container
spring
chemical liquid
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JP3442793U
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Inventor
恵一 野田
善士郎 野田
Original Assignee
恵一 野田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】散布する薬液を入れた容器を自然に傾斜させる
ことによって、作業の能率向上と薬液を汲み上げるポン
プの空運転をによる故障の防止。 【構成】散布する薬液の入った容器を積載する台を傾斜
台7と支持台6との一対で構成し、傾斜台7を支持台6
の支持軸4上に載置し、傾斜台7の一端をスプリング1
0にて係止杆9に係合すると同時に係止杆9を連結金具
15・固定金具にて支持台6に連結する。薬液の重量と
スプリング10の張力とのバランスによって薬液の減少
に伴い傾斜台7が前傾横傾斜し、薬液を片隅に溜めポン
プによる汲み上げを容易にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、農作業、植物園、果樹園、ゴルフ場等に於いて薬液を散布する際に 用いる薬液容器を積載し薬液の散布を容易にする積載台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から野菜を栽培する農作業、果実・柑橘類を栽培する果樹園、さらには植 木等の栽培、あるいはゴルフ場等において、農作物の病気、害虫、雑草等の発生 を防ぐ為に薬液を散布する。この際、薬剤を溶解した薬液100リットル乃至5 00リットルを容器に入れ、軽トラック等の運搬車にて散布場所まで運搬する。
【0003】 あるいは散布現場にて薬剤を溶解して薬液を作る。これらの薬液は当然ポンプ で汲み上げ圧送噴霧状にして散布する。この際散布液を入れた容器は軽トラック 等の運搬車に直接載せているか、台の上に乗せた上で運搬車に乗せている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来形式によると、散布薬液が減少して残り僅かになると、薬液を汲み 上げるホースの先端が薬液中から浮き上がり薬液を充分に汲み上げないばかりか 空気を吸い込むことになる。
【0005】 そこで作業者は再三に亘り薬液の減少の確認、あるいはホースが浮き上がって いないかの確認、更に浮き上がっていた場合にはその防止を施す必要が生じる。 広い農園、果樹園、ゴルフ場等では散布場所から薬液がある場所までの距離が かなりある為に、その間は薬液の散布を一時中止する必要を生じ、手間がかかり 時間及び労力の無駄となる。
【0006】 さらには薬液の減少に伴い汲み上げホースの先端が薬液中から浮き上がり空気 を吸い込むとポンプは空運転をすることになりポンプの故障の原因となる。 ポンプの故障はその状況によっては数日間作業を中止せざるを得ない状態を生 じ、作業日程の大幅な変更を余儀なくされ、農作物等の成育にも影響を生じる結 果となる。 本考案はこれ等の問題を解決する目的でなされたものである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
スライド金具を挿入したスライド軸及び支持軸を接合した支持軸受をさらに支 持台に接合し、支持軸上に傾斜台を回動可能に載置し、該傾斜台の係止部とスラ イド金具の係止杆とをスプリングにて係合した上下一対からなる積載台を提供す るものである。
【0008】
【作用】
傾斜台が固定されることなく支持軸とスプリングによって回動可能に支持台に 載置されており、傾斜台上に積載された薬液入り容器の重量とスプリングの張力 とがバランスされている。即ち薬液の減少による減量に比例しスプリングが縮小 していくように設計されている為に、薬液の減少によって傾斜台が前面に傾斜し つつ横傾斜し常に薬液を容器の片隅に溜める。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基づいて説明する。 先ず図3に示すごとく二等辺山形鋼を主体とした支持台(6)を製作する。該 支持台(6)には支持軸受(5)二本が支軸線を斜線上にボルト、ナットを用い て支持台枠(11)に締結されている。支持台枠(11)には後述の傾斜台(7 )に施してある半円状の切り欠ぎ(14)に合致した位置数箇所に取付け孔を施 し、支持軸受(5)二本を該取付け孔を利用して取り付ける。従って取付け位置 は前後に変更することが可能である。さらに支持台枠(11)にはスライド金具 (2)を挿入したスライド軸(3)及びストッパー(12)及び取付け金具(1 9)を溶接接合する。 支持軸受(5)の上端は支持軸(4)を載置可能にする為に半円溝を施し支持 軸(4)を溶接接合する。本実施例においては支持軸(4)を支軸線を斜線上に 取付けたが、前傾斜のみで横傾斜の必要無き場合は傾斜台(7)の長手方向に直 角に取付けても良い。
【0010】 一方、図2に示す傾斜台(7)は支持台(6)と同じく二等辺山形鋼を主体に し、スプリング(10)を係止する係止部(8)を溶接接合する。さらに容器( 18)のずれを防止するずれ防止片(13)を、容器(18)の大きさ、形状の 違いによって取付け位置を変更可能に取り付けている。該傾斜台(7)には支持 軸(4)に合致した半円状の切り欠ぎ(14)を適宜数施す。これは容器(18 )の大きさによって傾斜の際の軸心を変更するためである。このように製作した 傾斜台(7)は切り欠ぎ(14)を支持軸(4)に合わせ載置する。この場合、 傾斜台(7)と支持台(6)とは取外し可能であるが、持ち運びのおりに別々に なったのでは取扱が不便である。従って、傾斜台(7)を支持台(6)に取り付 けられている支持軸(4)に回動可能にUボルト・ナットにて取り付けて一体化 し持ち運びを容易にしても良い。
【0011】 傾斜台(7)の他端に溶接接合されている係止部(8)にスプリング(10) を係止し、スプリング(10)の他端はスライド金具(2)に設けられている係 止杆(9)に係合する。係止杆(9)にはレバー(17)の挿入口(23)を施 した固定金具(20)が回動自在に軸支B(21)されており、固定金具(20 )は連結金具(15)にこれも回動自在に軸支C(22)されている。さらに連 結金具(15)の他端は支持台(6)の取付金具(19)に軸支A(16)され ている。即ち、これら連結金具(15)、固定金具(20)によってトグル機構 が構成されている。
【0012】 このようにして組み立てた農業用薬液容器の積載台(1)は通常は支持台(6 )と傾斜台(7)は平行であるが、固定金具(20)に施されている挿入口(2 3)にレバー(17)を挿入し、該レバー(17)を押し下げるとトグル機構に よってスライド軸(3)に挿入されているスライド金具(2)が上昇する。スラ イド金具(2)の上昇にしたがって、スライド金具(2)に設けられている係止 杆(9)、該係止杆(9)に係止されているスプリング(10)を介して係合さ れている傾斜台(7)を持ち上げる。この際、傾斜台(7)は支軸線を斜線上に 取り付けられている支持軸(4)を軸として回動し、図1の如く前面に傾斜する とともに横傾斜する。この際のトグル機構は図5に示す。 傾斜している傾斜台(7)を支持台(6)と平行状態に戻す場合はレバー(1 7)を上方に持ち上げることによって前述のトグル機構の働きを解除することが 出来る。(図4参照)
【0013】 薬液の注入作業は平行状態となった農業用薬液容器の積載台(1)を運搬車に に乗せ、傾斜台(7)の上に空の容器(18)を積載して薬剤を投入溶解し、薬 液を充満した後散布場所に運搬する。その間容器(18)は水平状態を保持して いる。 尚、薬液の注入作業は水利が良好であれば農業用薬液容器の積載台(1)を散 布現場に運搬後行っても良い。
【0014】 薬液の散布を開始する際には先ず固定金具(20)の挿入口(23)にレバー (17)を挿入し(レバー(17)は通常は運搬の際に邪魔になるので挿入口( 23)より取り外しておく)、該レバー(17)を押し下げる。この際スライド 金具(2)は上昇するが、容器には薬液が充満している為にスプリング(10) が伸張し傾斜台(7)と支持台(6)は平行状態を保持したまま、連結金具(1 5)・固定金具(20)によるトグル機構が働いた状態となる。(図6参照) この際、傾斜台(7)の平行状態を支持軸(4)とスプリング(10)の張力 によって保持していたのでは不安定でありスプリング(10)の寿命にも影響を およぼす。そこで支持軸(4)とスプリング(10)とともに薬液の重量をスト ッパー(12)にて支持し傾斜台(7)の平行を保ち安定させている。
【0015】 薬液の散布を開始し薬液が暫時減少するとその重量にバランスを保持しつつス プリング(10)は次第に縮小し、傾斜台(7)は前方に傾斜すると同時に支持 軸(4)が支軸線を斜線上に取付けられている為に横傾斜する。従って容器(1 8)内の薬液は前方片隅に溜りポンプの汲み上げを容易にし残量がゼロになるま で汲み上げが可能である。
【0016】 当然、容器(18)の大きさ、即ち散布液の容量によってスプリング(10) の変更あるいは支持軸(4)を前後に移動する。支持軸(4)の移動は支持台( 6)に施されいる支持軸受(5)の取付け用孔を利用し支持軸受(5)を前後に 移動させれば良い。 尚、農業用薬液容器の積載台(1)には車輪を取付け運搬車から降ろし最適場 所まで運搬出来るようにしても良い。
【0017】
【効果】
薬液の減少によってスプリングがバランス良く縮小していくので、自然に容器 が前傾横斜し、中の薬液が片隅に集中して溜まるので、最後ゼロになるまでポン プによる汲み上げが可能であるし、ホースが浮き上がることもない。従って、ポ ンプが空気を吸い込む心配もなく、空運転を防止しこれによる故障もない。さら には散布の途中で再三に亘り薬液の減少状態を確認する必要も生じず一回程度で 済む。従って時間及び労力の無駄を解消出来能率の良い作業が可能である。又故 障による作業の中断もなく、スケジュールの変更による農作物の成育にも何等悪 影響与えない効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の農業用薬液容器の積載台の斜視図。
【図2】傾斜台の斜視図。
【図3】支持台の斜視図。
【図4】図1のA矢視でスプリング・連結金具・固定金
具・レバーの取付けを示し、トグル機構を解除した状態
図。
【図5】図1のA矢視でスプリング・連結金具・固定金
具・レバーの取付けを示し、トグル機構が働いた状態
図。
【図6】図1のA矢視でスプリング・連結金具・固定金
具・レバーの取付けを示し、トグル機構が働き、薬液を
充満した容器を積載している為スプリングが伸張した状
態を示す図。
【図7】薬液散布完了後の容器積載状態を示す図。
【符号の説明】 1 農業用薬液散布容器の積載台 2 スライド金具 3 スライド軸 4 支持軸 5 支持軸受 6 支持台 7 傾斜台 8 係止部 9 係止杆 10 スプリング 11 支持台枠 12 ストッパー 13 ずれ防止片 14 切り欠ぎ 15 連結金具 16 軸支A 17 レバー 18 容器 19 取付金具 20 固定金具 21 軸支B 22 軸支C 23 挿入口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド金具(2)を挿入したスライド
    軸(3)及び支持軸(4)を接合した支持軸受(5)を
    支持台(6)に接合し、支持軸(4)上に傾斜台(7)
    を回動可能に載置し、該傾斜台(7)の係止部(8)と
    スライド金具(2)の係止杆(9)とをスプリング(1
    0)にて係合したことを特徴とする農業用薬液容器の積
    載台(1)
JP3442793U 1993-05-31 1993-05-31 農業用薬液容器の積載台 Pending JPH0744897U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101572659B1 (ko) * 2013-10-16 2015-11-27 강명수 수위 조절 장치
JP6364523B1 (ja) * 2017-04-26 2018-07-25 株式会社テクネット 容器傾斜装置

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JP6364523B1 (ja) * 2017-04-26 2018-07-25 株式会社テクネット 容器傾斜装置
JP2018184258A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 株式会社テクネット 容器傾斜装置

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