JP2000128284A - 液体容器載置台 - Google Patents

液体容器載置台

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JP2000128284A
JP2000128284A JP10299586A JP29958698A JP2000128284A JP 2000128284 A JP2000128284 A JP 2000128284A JP 10299586 A JP10299586 A JP 10299586A JP 29958698 A JP29958698 A JP 29958698A JP 2000128284 A JP2000128284 A JP 2000128284A
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liquid container
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horizontal
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Masato Kinoshita
正人 木下
Masamichi Inada
正道 稲田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底面から所要高さの前部側壁に排出
口を備えた液体容器を載置し、前記排出口から液体が排
出されて容器内の液面が少なくとも排出口の位置に達し
て以後の排出が不可能となる以前に、前記排出口側が低
く後部が高くなるよう人手で容易に傾けて、容器内の液
体が最小限まで少なくなるよう排出が継続できる液体容
器載置台の提供を課題とする。 【解決手段】 上記の液体容器50の載置台1を、
略水平面に載置される下部台2と、該下部台2の長手方
向前部に設けられた左右一対の傾動脚部3により、長手
方向中央より前方位置を傾動・水平復帰自在に支持さ
れ、略水平位置にあるときは、長手方向中央より後方に
位置する左右一対の水平支持脚部4により後部を支持さ
れる上部台5と、前記上部台5が所定の前傾位置にある
時はにこの位置に保持する前部ストッパ6fと後部スト
ッパ6bとからなるストッパ装置6とを備えて、構成す
ることを解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体容器載置台に
関し、特に底面から所要の高さの前部側壁に液体排出口
を備えた液体容器を水平に載置し、前記排出口から例え
ば送給ポンプにより排出されて、容器内の液面が少なく
とも前記排出口の略上端に達して以後の排出が不可能に
なる以前に、該液体容器を前記排出口側の底面が下位
に、排出口側と反対側の底面が上位に来るように、何ら
動力装置を使うことなく、人力により容易に傾動させ、
排出口の高さを残留液体の液面より低くすることによ
り、容器内の液体が最小限まで少なくなるように排出を
継続することが可能な液体容器載置台に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、田畑や果樹園における農薬、除草
剤や殺虫剤等の散布の作業負荷の軽減や作業環境の改善
を目的として、自走式液体自動散布装置や小型の液体自
動散布装置を搭載した遠隔操作の無人小型ヘリコプタに
よる散布が行われている。また、従来から大規模な森林
用の殺虫剤散布等は有人ヘリコプタを用いて行われてい
る。
【0003】上記のような農薬、除草剤や殺虫剤等の散
布に際しては、容積が100〜3000l の可搬式ポリ
エチレン容器等でこれらの薬剤を予め調合し、貯留す
る。その際に、 (1)背負い式散布機を用いた小規模な(散布範囲の狭
い)散布を行う場合は、地上に前記容器を略水平に置い
たまま薬剤を調合し、容器内の薬剤をポンプ等を用い
ず、容器内の液体ヘッドを利用した自然排出で、背負い
式散布機に直接供給する。 (2)中規模〜大規模な散布を行う場合は、自走式散布
車や無人小型ヘリコプタへ前記薬剤を供給するため、予
め空の液体容器を人手でトラック等の荷台に搭載してお
き、荷台上で薬液を調合するとともに、トラックを移動
する自走式散布車や無人小型ヘリコプタの移動に追随さ
せ、薬液を必要に応じて自走式散布車や無人小型ヘリコ
プタの搭載タンクにポンプ等で供給する。 (3)有人ヘリコプタを用いて大規模な森林用の殺虫剤
散布等を行う際には、薬液調合・供給基地(ヘリポー
ト)を設け、ヘリコプタが基地まで帰還して、前記液体
容器からポンプ等を介して薬液の供給を受ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には、
以下のような問題点がある。 (1)前記のような可搬式ポリエチレン容器は直接地面
や床面に置くために、底壁に液体排出口を設けることが
できず、また、強度や製作加工上の制約から、液体排出
口が底面からある程度上方の側壁に設けられている。ド
ラム缶を水平に倒して使用する場合も同様に、排出口は
底壁(直立時の側壁)からある程度上方の側壁(直立時
の上蓋)に設けられている。そのため、送給ポンプを使
用しない自然排出の場合は、液面レベルが低下するにつ
れて排出流量が低下し、液面が排出口下端に来たときに
排出が停止し、容器の底部にかなりの液体が残る。ま
た、ポンプによる排出の場合も、液面レベルが低下する
につれて排出流量が低下し、液面が排出口上端まで低下
したときに、容器内の空気を吸い込むようになるため
に、それ以上容器内の液体の排出が不可能になり、やは
り容器底部にかなりの液体が残る。
【0005】(2)上記のような問題を避けるため、予
め、液体容器の前部排出口側が下位に、反対側後部が上
位になるように傾斜台の上に載置して置くことも考えら
れるが、その場合、該液体容器の液投入口が蓋の前記反
対側後部端に位置するように設けられていない限り、容
器の内容積を100%利用することができず、またその
ように形成された液体容器は汎用性がなく特殊な構造の
ものとなり、高価となる。
【0006】(3)前記(1)項で述べたように、容器
底部にかなりの液体が残った場合は、作業終了後に、人
手でまだかなり重い容器を傾けて容器内の残留液体を排
出し、容器内部を洗浄するが、洗浄後に洗浄液が残留す
るので、やはり人手でかなり重い容器を傾けて容器内の
残留洗浄液を排出しなければならない。また、液体が有
害なものであれば、土壌汚染や水質汚染の原因ともな
る。
【0007】(4)地上又は床上の上記液体容器内で薬
液を調合した後に、トラックの荷台に載せようとする
と、非常に重いために、予め容器にワイヤー等の吊り具
を掛けておき、クレーン付設トラック等を使用する必要
があり、設備費用又は庸車費用等が高価なものになる。
【0008】(5)上記(2)項のような問題があるた
めに、通常液体容器を空の軽量な状態で、人手によりト
ラック荷台に予め搭載しておき、荷台上で薬液の調合を
おこなっており、作業性が悪い。また、予め地上又は床
上で調合しておくことができないため、液体容器が空に
なった場合に、薬液の調合時間だけ、薬液の送給を停止
し、散布装置を待たせることになり、全体の作業時間が
延長する。
【0009】(1)本発明は、上記のような問題点を解
消し、底面から所要の高さの前部側壁に液体排出口を備
えた液体容器を、通常は、水平な状態に載置しておき、
容器内の液面が前記排出口の略上端のレベルまで低下し
た段階で、前記排出口側の底面が下位に、排出口側と反
対側の底面が上位に来るように、何ら動力装置を使うこ
となく、人力により容易に傾動させ、液体容器内の液面
が再度前記排出口上端より上になるようにして、最大限
度まで容器内の液体を排出可能とするような、構造の簡
単な安価な液体容器載置台の提供を第1の課題とする。 (2)本発明は、また、上記のような問題点を解消し、
フォークリフトによる取り扱いを可能として、地上や床
上に載置された液体容器に、薬液を調合したり、調合さ
れた薬液等の液体をタンクローリーや他の貯蔵・運搬手
段から受け入れておき、所定の液体を収容した容器をフ
ォークリフトにより、容易に運搬したり、トラックの荷
台に搭載することの可能な液体容器載置台の提供を第2
の課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の課
題を解決するために、第1の基本的な手段として、底面
から所要の高さの前部側壁に液体排出口を備えた液体容
器を載置する液体容器載置台を、略水平面に載置される
下部台と、該下部台の長手方向前部に設けられた左右一
対の傾動脚部により、長手方向中央より前方位置を傾動
・水平復帰自在に支持され、略水平位置にあるときは、
長手方向中央より後方に位置する左右一対の水平支持脚
部により後部を支持される上部台と前記上部台が所定の
前傾位置にある時にこの位置に保持するストッパ装置
と、を備えて基本的に構成した。
【0011】上記本発明においては、第2の手段とし
て、前記傾動脚部による上部台の支持位置が、前記液体
容器内の液体が所定レベル以下に低下した時に、人力で
容易に傾動可能な位置に決められてなるように構成する
ことが望ましい。
【0012】上記第2の手段を採用した本発明において
は 前記液体容器内の液体の所定レベルが、容器が水平
状態の時に、液面が前記液体排出口の略上端レベルに達
する位置以上所定の高さ範囲であるようにすればよい。
【0013】上記本発明においては、前記傾動脚部が、
その下部を水平軸を介して下部台に取り付けられ、上端
が上部台に固定されるか、又は、その下端を下部台に固
定され、上部が水平軸を介して上部台に取り付けられた
ものであり、前記水平支持脚部が、上端を上部台に固定
され下端が下部台に当接する自由端とされるか、又は、
下端を下部台に固定され上端が上部台に当接する自由端
とされるものである、ように構成すればよい。
【0014】上記本発明においては、前記ストッパ装置
が、上部台の前記傾動脚部取付け位置より前方に上部が
固定され下端が下部台に当接・離隔自在な自由端とされ
るか、又は、下部台の前記傾動脚部取付け位置より前方
に下部を固定され上端が上部台に当接・離隔自在な自由
端とされる前部ストッパと、下部台に水平軸を介して回
動可能に取り付けられ、付勢手段により前傾位置から後
傾位置方向へ回動するように常に付勢されるとともに、
上部台の前傾時に先端が上部台下部に設けられた隅角部
に係合するように形成されるか、又は、上部台に水平軸
を介して回動可能に取り付けられ、付勢手段により前傾
位置から後傾位置方向へ回動するように常に付勢される
とともに、上部台の前傾時に先端が下部台上部に設けら
れた隅角部に係合するように形成された後部ストッパ
と、からなるように構成すればよい。
【0015】本発明は、上記第1の課題と第2の課題を
解決するために、上記のように構成された液体容器載置
台の、前記下部台の直下にフォークリフトのフォークの
差し込み用空間を形成する空間形成手段を設けてなる、
ように構成した。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の構成と作用
について、添付の図面を参照して以下に説明する。図1
は本発明の液体容器載置の一実施の形態の側面図、図2
は上部台を二点鎖線で表した平面図、図3は図1のA−
A線矢視図(前面図)、図4は図1のB−B線矢視一部
破断図(後面図)、図5は上部台を前傾させた状態を示
す側面図、図6は図1に示した本発明の液体容器載置の
実施の形態にフォークの差し込み用空間を形成する空間
形成手段を設けた別の実施の形態の側面図である。
【0017】請求項1に係る本発明の液体容器載置台の
実施の形態は、底面51から所要の高さの前部側壁52
に液体排出口53を備えた液体容器50を載置する液体
容器載置台1を、略水平面に載置される下部台2と、該
下部台2の長手方向(矢印Lの方向)前部に設けられた
左右一対の傾動脚部3、3により、長手方向中心CL5
より前方位置を傾動・水平復帰自在に支持され、略水平
位置にあるときは、長手方向中心CL5 より後方に位置
する左右一対の水平支持脚部4、4とにより後端部を支
持される上部台5と前記上部台5が所定の前傾位置(図
5に示す状態)にある時にこの位置に保持するストッパ
装置6と、を備えて基本的に構成される。
【0018】上記の実施の形態は、さらに具体的には、
以下のように構成される。下部台2は、L型鋼からなる
左右一対の長手方向フレーム2lfと前後一対の幅方向
フレーム2wfを長方形に組み合わせ連結して形成され
ている。また、上部台5は、角鋼管からなる左右一対の
長手方向フレーム5lfと前後一対の幅方向フレーム5
wfを、液体容器50の底壁51の外周部を支持するよ
うに、長方形に組み合わせ連結して形成されている。な
お、上記上部台5の左右一対の長手方向フレーム5lf
の側面には、上部台5前半部の中央近辺の位置と、後半
部の中央近辺の位置に左右2対のパイプ枠差し込みボル
ト5sbが垂直に立設されており、液体容器50が上部
台5に載置されている時には、前記パイプ枠差し込みボ
ルト5sbに液体容器移動防止用パイプ枠5spが差し
込まれ、液体容器50を前後左右から支持している。
【0019】請求項2に係る本発明の液体容器載置台の
実施の形態は、前記傾動脚部3、3による上部台の支持
位置3spが、前記液体容器50内の液体が所定レベル
Llu以下に低下した時に、人力で容易に傾動可能な位
置に決められてなるように基本的に構成される。人力で
容易に傾動可能な位置とは、後で説明する後部ストッパ
6bのハンドル6bhにより、ストッパアーム6baを
図1の矢印Rで示すように後傾位置方向回動させストッ
パアーム6baの上端で上部台の後部を持ち上げるよう
に人手で操作するか、又は上部台5の後端部下面に手を
掛けて人手で持ち上げるように操作したときに容易に傾
動可能な位置を意味する。
【0020】請求項3に係る本発明の液体容器載置台の
実施の形態においては、上記液体容器内の液体の所定レ
ベルLluは、図1に示すように、液体容器50が水平
状態の時に、液面が前記液体排出口53の略上端レベル
に達する位置以上で所定の高さ範囲であるようにすれば
よい。ここで、所定の高さ範囲とは、液体容器内の液体
のレベルが高すぎて、前記請求項2に係る本発明のよう
に人力で容易に傾動が可能でないような高さ以下である
ことを意味する。
【0021】以上のように構成された本発明の液体容器
載置台の実施の形態においては、液体容器載置台1に載
置された液体容器50内の液体を、容器の底面51から
所要の高さの前部側壁52fに設けられた液体排出口5
3のストップバルブ53vを開き、その先に接続された
送給ホース53hを介して、ポンプを使用しないで自然
排出するか、前記の送給ホース53hの先に接続された
図示せぬポンプを使用して強制排出する。液体容器50
内の液面が時間とともに低下して、液面が図1の二点鎖
線で示される所定レベルLlu、即ち、前記液体排出口
53の略上端レベルに達する位置以上の位置で、前記の
ように、後部ストッパ6bのハンドル6bhにより、ス
トッパアーム6baを図1の矢印Rで示すように後傾位
置方向回動させストッパアーム6baの上端で上部台5
の後部を持ち上げるように人手で操作するか、又は上部
台5の後端部下面に手を掛けて人手で持ち上げるように
操作する。その結果、図5に示すように上部台5が所定
の前傾位置まで傾動し、後で説明するように、前部スト
ッパ6fと後部ストッパ6bとからなるストッパ装置6
により、この位置に保持される。その結果、図5の二点
鎖線Llfで示されるように、前傾した液体容器54内
の液面が、排出口53の上端よりも所定の高さだけ上位
に位置するようになり、液体の自然排出又はポンプによ
る強制排出が支障なく継続可能となる。その後、液体容
器50内の液面が排出口53の下端のレベルLllまで
低下して排出が停止する。このように、上記の本発明の
実施の形態によれば、液体容器54内の残留液体が最大
限少なくなるまで排出することができる。
【0022】なお、液体容器50の搭載された液体容器
載置台1を、トラックに搭載し、内部の液体を排出しな
がらトラックを移動させる場合には、内部の液面が上記
図1の二点鎖線で示される所定レベルLlu、即ち、前
記液体排出口53の略上端レベルに達すると、トラック
走行の加速度や、走行路の凹凸により、容器内部の液体
が前後に波打つと、容器の重心が図1の左右一対の傾動
脚部3の取付け位置3spよりも前方に来たときには、
上部台5が自然に前傾して、図5に示したような前傾状
態になり、人手で強制的に前傾させる必要がなくなるこ
ともある。
【0023】請求項4に係る本発明の液体容器載置台の
実施の形態においては、前記傾動脚部3が、その下部を
ピン3pからなる水平軸を介して下部台に取り付けら
れ、上端が上部台5に固定された左右一対の傾動脚3l
から構成されている。また、前記水平支持脚部4は、上
端を上部台に固定され下端が下部台に当接する自由端と
された左右一対の支持脚4lから構成される。
【0024】上記のように構成された支持脚部4を備え
た本実施の形態においては、液体容器54を水平に保つ
際には、左右一対の支持脚4lの下端の自由端をの各々
を前記下部台3の前記C形鋼からなる長手方向フレーム
2lfの各々の上面に当接・接地させて、前記左右一対
の傾動脚部とともに、四点で支持する。また、液体容器
50、換言すれば、上部台5を前傾させた際は、前記左
右一対の支持脚4lの下端は宙に浮いている。
【0025】請求項4に係る本発明の液体容器載置台の
別の実施の形態においては、図示を省略するが、前記傾
動脚部3が、その下端を下部台に固定され、上部が水平
軸を介して上部台に取り付けられたものであり、前記水
平支持脚部4が、下端を下部台に固定され上端が上部台
に当接する自由端とされるものである、ように構成して
もよい。
【0026】請求項5に係る本発明の液体容器載置台の
実施の形態は、前記ストッパ装置6が、上部台5の前記
傾動脚部3の取付け位置3spより前方に上部が固定さ
れ下端が下部台2の上面に当接・離隔自在な左右一対の
前部ストッパ6fと、下部台2にピン6bpからなる水
平軸を介して回動可能に下端部を取り付けられ、上端に
水平ロ−ラ6brを備えたストッパーアーム6baと、
前記ピン6bpにコイル部が外嵌され、一端の直線部が
下部台2の前記ピン6bpより前方の底面に接し、他端
の直線部が前記ストッパアーム6baに当接するように
配設され、該ストッパアーム6baを図1の矢印Rで示
す後傾方向に常に付勢する付勢手段としての捻じりコイ
ルバネ6とからなり、上部台5の前傾時には、図5に示
すように、先端の水平ロ−ラ6brが上部台5の下面と
前記水平支持脚4lの前面上端部とにより形成された隅
角部5cに当接・係合するように形成された後部ストッ
パ6bと、から構成される。
【0027】上記のように構成された本実施の形態にお
いては、上部台5の前傾時に、図5に示すように左右一
対の前部ストッパ6fの下端が下部台2の前端部上面に
当接し、それ以上の前傾を防止する。また、後部ストッ
パ6bが前記上部台5の下部の隅角部5cに当接・係合
し、上部台5の下部を支持して水平に戻るのを防止す
る。
【0028】液体容器が略空になると、前記後部ストッ
パ6bのハンドル6bhを手で押して、ストッパ6bを
前方に倒すと、略空の液体容器50を搭載した上部台5
の重心が略長手方向中央にあり、傾動脚部のピン直上の
位置よりは後方にあるので、上部台5は図1に示すよう
な水平状態に復帰する。
【0029】請求項5に係る本発明の液体容器載置台の
別の実施の形態は、前記ストッパ装置6が、図示を省略
するが、下部台2の前記傾動脚部3の取付け位置3sp
より前方に下部を固定され上端が上部台5に当接・離隔
自在な自由端とされる前部ストッパと、上部台5にピン
からなる水平軸を介して回動可能に取り付けられ、捻じ
りコイルバネ等の付勢手段により前傾位置から後傾位置
方向へ回動するように常に付勢されるとともに、上部台
5の前傾時に先端に装着された水平ロ−ラが下部台5の
上面に設けられた隅角部に当接・係合するように形成さ
れた後部ストッパと、からなるように構成してもよい。
【0030】請求項6に係る本発明の液体容器載置台の
実施の形態は、上記のように構成された液体容器載置台
1の、前記下部台2の直下にフォークリフトのフォーク
の差し込み用空間を形成する空間形成手段7を設けて基
本的に構成される。上記の実施の形態は、さらに具体的
には、上記空間形成手段7は、下部台2の長手方向両端
位置と中心位置に、下部台2の幅方向に伸びる木製、C
形鋼製あるいは長方形断面の形鋼(長方形管)等からな
る幅方向フレーム7wfを、ネジや溶接等で固定し、こ
れらの幅方向フレーム7wfの下面に、木製もしくは鋼
板製の底板7bpを、クギ、ネジあるいは溶接により固
定して構成され、フォークリフトのフォークの差し込み
用空間7v、7vを形成している。
【0031】上記の実施の形態によれば、液体容器50
を載置した液体容器載置台1のフォークリフトによる取
り扱いを可能として、地上や床上に載置された液体容器
に、薬液を調合したり、調合された薬液等の液体をタン
クローリーや他の貯蔵・運搬手段から受け入れておき、
所定の液体を収容した容器をフォークリフトにより、容
易に運搬したり、トラックの荷台に搭載することが可能
となる。
【0032】以上、本発明の液体容器載置台の実施の形
態について説明したが、本発明は前記の実施の形態に限
られるものではなく、構成の要旨を逸脱しない範囲内
で、他の実施の形態を含む。例えば、前記の実施の形態
は、略直方体形状のポリエチレン製の液体容器(タン
ク)への適用を例に述べたが、例えば、ドラム缶等の円
筒形容器を水平にして載置する場合にも、載置台のサイ
ズや、上部台からの円筒形容器転落防止手段等の相違を
除けば、略同じような構成で、同じような作用・効果が
期待できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以下のような優れた効果を奏
するものである。 (1)底面から所要の高さの前部側壁に液体排出口を備
えた液体容器を、通常は、水平な状態に載置しておき、
容器内の液面が前記排出口の略上端のレベルまで低下し
た段階で、前記排出口側の底面が下位に、排出口側と反
対側の底面が上位に来るように、何ら動力装置を使うこ
となく、人力により容易に傾動させ、液体容器内の液面
が再度前記排出口上端より上になるようにして、最大限
度まで容器内の液体を排出可能とすることができる。ま
た、構造体が簡単で安価に製作することができる。 (2)上記(1)項の副次的な効果として、液体容器の
使用終了後に、収容していた液体が殆ど残留せず、人手
によりさらに液体容器を前傾させて、完全に液体を排出
した後に、洗浄水で洗浄することが容易であり、また、
収容されていた液体が仮に生体に有害なものであったと
しても、これによる土壌汚染や水質汚染等を極めて軽度
に抑制することができる。 (3)フォークリフトによる取り扱いを可能として、地
上や床上に載置された液体容器に、薬液を調合したり、
調合された薬液等の液体をタンクローリーや他の貯蔵・
運搬手段から受け入れておき、所定の液体を収容した液
体容器を載置台に載置したままで、フォークリフトによ
り、容易に運搬したり、トラックの荷台に搭載すること
が可能である。その結果、トラックの荷台上で薬液を調
合する必要がなく、そのための作業待ち時間が発生する
こともなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液体容器載置台の一実施の形態の側
面図である。
【図2】 本発明の液体容器載置台の一実施の形態の上
部台を二点鎖線で表した平面図である。
【図3】 図2のA−A線矢視図(前面図)である。
【図4】 図2のB−B線矢視一部破断図(後面図)で
ある。
【図5】 図1に示す液体容器載置台の上部台を前傾さ
せた状態を示す側面図である。
【図6】 本発明の液体容器載置台の他の実施の形態の
側面図である。
【符号の説明】
1 液体容器載置台 2 下部台 2lf 長手方向フレ−ム 2wf 幅方向フレ−ム 3 傾動脚部 3l 傾動脚 3p ピン 4 水平支持脚部 4l 水平支持脚 5 上部台 5lf 長手方向フレ−ム 5wf 幅方向フレ−ム 5c 隅角部 5sb パイプ枠差し込みボルト 5sp 容器移動防止用パイプ枠 6 ストッパ装置 6f 前部ストッパ 6b 後部ストッパ 6ba ストッパアーム 6bp ピン 6bcs 捻じりコイルバネ 6br 水平ロ−ラ 6bh ハンドル 7 空間形成手段 7wf 幅方向フレーム 7bp 底板 50 液体容器(ポリエチレンタンク) 51 底壁 52f 前壁 52b 後壁 53 排出口 54 液体投入口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面から所要の高さの前部側壁に液体
    排出口を備えた液体容器を載置する液体容器載置台であ
    って、 略水平面に載置される下部台と、 該下部台の長手方向前部に設けられた左右一対の傾動脚
    部により、長手方向中央より前方位置を傾動・水平復帰
    自在に支持され、略水平位置にあるときは、長手方向中
    央より後方に位置する左右一対の水平支持脚部により後
    部を支持される上部台と前記上部台が所定の前傾位置に
    ある時にこの位置に保持するストッパ装置と、を備えて
    なる液体容器載置台。
  2. 【請求項2】 前記傾動脚部による上部台の支持位置
    が、前記液体容器内の液体が所定レベル以下に低下した
    時に、人力で容易に傾動可能な位置に決められてなる請
    求項1に記載の液体容器載置台。
  3. 【請求項3】 前記液体容器内の液体の所定レベル
    が、液体容器が水平状態の時に、液面が前記液体排出口
    の略上端レベルに達する位置以上所定の高さ範囲内であ
    る請求項2に記載の液体容器載置台。
  4. 【請求項4】 前記傾動脚部が、その下部を水平軸を
    介して下部台に取り付けられ、上端が上部台に固定され
    るか、又は、その下端を下部台に固定され、上部が水平
    軸を介して上部台に取り付けられたものであり、 前記水平支持脚部が、上端を上部台に固定され下端が下
    部台に当接する自由端とされるか、又は、下端を下部台
    に固定され上端が上部台に当接する自由端とされるもの
    である、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の液体
    容器載置台。
  5. 【請求項5】 前記ストッパ装置が、 上部台の前記傾動脚部取付け位置より前方に上部が固定
    され下端が下部台に当接・離隔自在な由端とされるか、
    又は、下部台の前記傾動脚部取付け位置より前方に下部
    を固定され上端が上部台に当接・離隔自在な自由端とさ
    れる前部ストッパと、 下部台に水平軸を介して回動可能に取り付けられ、付勢
    手段により前傾位置から後傾位置方向へ回動するように
    常に付勢されるとともに、上部台の前傾時に先端が上部
    台下部に設けられた隅角部に係合するように形成される
    か、又は、上部台に水平軸を介して回動可能に取り付け
    られ、付勢手段により前傾位置から後傾位置方向へ回動
    するように常に付勢されるとともに、上部台の前傾時に
    先端が下部台上部に設けられた隅角部に係合するように
    形成された後部ストッパと、からなる請求項1〜請求項
    4の何れか1項に記載の液体容器載置台。
  6. 【請求項6】 前記下部台の直下にフォークリフトの
    フォークの差し込み用空間形成手段を設けてけてなる、
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の液体容器載置
    台。
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