JPH0744818Y2 - 操作力伝達部材の連結装置 - Google Patents

操作力伝達部材の連結装置

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JPH0744818Y2
JPH0744818Y2 JP1990108319U JP10831990U JPH0744818Y2 JP H0744818 Y2 JPH0744818 Y2 JP H0744818Y2 JP 1990108319 U JP1990108319 U JP 1990108319U JP 10831990 U JP10831990 U JP 10831990U JP H0744818 Y2 JPH0744818 Y2 JP H0744818Y2
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female
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清広 満藤
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案はロッド、索条等からなる、操作力伝達部材の連
結装置に関するものである。
(2)従来の技術 一般に操作レバー等の操作部と、そこから離間した機器
等の被操作部とを連結し、それら間に操作力を伝達する
ための、ロッド、索条等の操作力伝達部材において、操
作側の第1の操作力伝達部材と、被操作側の第2の操作
力伝達部材とを連結する連結装置は従来では第7図に示
すものが採用されている。このものでは第1の操作力伝
達部材01の雄連結端03と第2の操作力伝達部材02の雌連
結端07とを相互に嵌合し、それらに穿設したピン孔を一
致させたのち、それらにクリップ015に設けた連結ピン0
14を差込むことにより両部材01,02を着脱可能に連結し
ている。
(3)考案が解決しようとする課題 ところがかかる連結装置では、組付性、着脱性を良好に
すべく、第7図に示すように連結ピンの径をピン孔のそ
れよりも小径としているためそれら間の遊びd1によるガ
タを生じ、加えて前記雌,雄連結端07,03の嵌合面間に
も遊びd2によりガタを生じるのを否めず、その結果操作
力伝達時に無用な遊びや操作騒音が発生するという課題
がある。
而してかゝる課題を解決すべく、ピン孔に連結ピンを圧
入すれば、それらの組付性、着脱性が悪くなるという別
の課題が生じる。
本考案はかゝる実情にかんがみてなされたもので、連結
ピンとピン孔との組付性、着脱性がよく、しかも操作力
伝達時に無用なあそびや騒音の発生しない新規な操作力
伝達部材の連結装置を提供することを目的とするもので
ある。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 前記目的達成のため本考案の特徴とするところは、第1
の操作力伝達部材の雄連結端と第2の操作力伝達部材の
雌連結端とを相互に嵌合し、それら両連結端に連結ピン
を差込んで両操作力伝達部材をピン連結してなる操作力
伝達部材の連結装置であって、前記第1,第2の操作力伝
達部材間に、それらに操作力伝達方向に沿って互いに逆
方向の偏倚力を付与させるばね部材等の弾性部材を介装
する。
(2)作用 前記構成によれば、2つの操作力伝達部材の連結装置に
ガタが生じることがなく、それによる操作力伝達時に無
用な遊びや操作騒音を発生させることがなく、しかも連
結ピンによる連結、連結解除操作が容易となる。
(3)実施例 以下、第1〜5図を参照して本考案の第1実施例につい
て説明する。第1図は本考案連結装置の分解斜視図、第
2図はその組付時の縦断側面図であり、これらの図にお
いて、第1の操作力伝達部材、すなわち第1のロッド1
と、第2の操作力伝達部材すなわち第2のロッド2とが
本考案連結装置Jによって連結される。第1のロッド1
の端部には、該ロッド1と同径の中実円筒体より雄連結
端3が一体に形成され、その中間部には径方向に貫通す
る第1ピン孔4が穿設される。また雄連結端3の基端に
は、それよりも小径の環状のばね係合溝5が形成され、
このばね係合溝5の端面に環状のばね係合面51が形成さ
れる。
一方、前記第2のロッド2の端部には、雄ねじ6が刻設
され、この雄ねじ6には、前記雄連結端3に対応する雌
連結端7が螺挿され、これを左右に回転することによ
り、雌連結端7は第2のロッド2に対して軸方向に調節
可能である。また前記雄ねじ6にはロックナット8が螺
挿され、このナット8を雌連結端7の基端に係合するこ
とにより雌連結端7は第2のロッド2にロックされる。
前記雌連結端7は端面開放の嵌合孔9を有する中空円筒
体により形成され、その外周面にはクリップ係合部10が
形成され、このクリップ係合部10の前後両端には外向き
フランジよりなるストッパ11,12が突設される。前記ク
リップ係合部10の前後中間部には、径方向に貫通する二
組の第2ピン孔13,13が約90°の位相差をもって穿設さ
れる。
前記雌連結端3の嵌合孔9には、その端面より前記第1
のロッド1の雄連結端3が着脱可能に嵌合され、前記第
1ピン孔4と二組の第2ピン孔13,13の何れか一方とを
一致させたのち、それらのピン孔4,13に連結ピン14を差
込むことにより雌、雄連結端7,3の連結が可能である。
各第2ピン孔13の開口端縁には座ぐり131が形成され、
そこに連結ピン14が差込み易いようになっている。
前記連結ピン14は、後述するばね付クリップ15により連
結される。次にこのばね付クリップ15の構造を説明する
と、これは板材の板金加工により一体に成形されてお
り、クリップ本体16と、その一側に一体に連設されるば
ね部材17とよりなる。
前記クリップ本体16は頂壁161の両側に略直角に下向き
に屈曲形成される一対のクリップ片162,162を有して断
面逆U字状に形成され、前記頂壁161の中央部に前記連
結ピン14の頭部が結着される。そしてこの連結ピン14は
前記一対のクリップ片162,162間を下向きに延びてお
り、その下端は前記ばね部材17の下端より下方に長く延
びている。各クリップ片162,162には通孔163,163が開
口される。
クリップ本体16の頂壁161の、クリップ片162,162と直
交する一端縁からは前記ばね部材17が一体に連設され
る。このばね部材17は下端に彎曲端を有して断面U字状
に形成されて、外向きに凸に彎曲する一対のばね片1
71,171を有する。また前記ばね部材17の左右中間部に
は、彎曲下端に開放する逆U字状の切欠溝172が形成さ
れている。
而して前記ばね付クリップ15は第4図に示すようにT字
状に打抜かれた鋼板よりなる板素材の曲げ加工により一
体成形されるもので、該板素材Wの上下方向に延びる長
方形部分W1の中央に前記連結ピン14が結着され、その
上,下部分は略直角に曲げ加工されて一対の前記クリッ
プ片162,162が形成される。また板素材Wの左右方向に
延びる長方形部分W2は、前述のようにU字状に曲げ加工
されてばね部材17が形成され、そこに開口される長孔H
は前記切欠溝172を形成する。
次に主に第5図を参照して第1の操作力伝達部材であ
る、第1のロッド1と、第2の操作力伝達部材である第
2のロッド2とを、連結ピン14を有するばね付クリップ
15を用いて連結する手順について説明する。
第5図(A)に示すようにまず第1のロッド1の雄連結
端3を、第2のロッド2の雌連結端7の嵌合孔9内に嵌
合し、第1,第2ピン孔4,13を符号させる。
このとき、第1,第2のロッド1,2の第1,第2ピン孔4,13
が符号しないときは、ロックナット8を緩め、雌連結端
7を回動してその長さ調整を行って前記第1,第2ピン孔
4,13を一致させる。
次にクリップ係合部10にばね付クリップ15のクリップ本
体16を係合させつつ、そこに結着される連結ピン14を前
記両ピン孔4,13に差込む。
ところで連結ピン14が両ピン孔4,13に差込まれるとU字
状のばね部材17の切欠溝172は第1のロッド1のばね係
合溝5に漸次嵌め込まれるが、連結ピン14はばね部材17
の彎曲下端よりも下方に突出しているので、第5図
(B)に示すように連結ピン14が第1,第2ピン孔4,13に
共に差込まれた初期ではばね部材17はばね係合溝5に半
係合の状態にあって雌,雄連結端7,3間に軸方向の偏倚
力を殆ど与えることがなく、連結ピン14の第1,第2ピン
孔4、13への差込みは、ばね部材17の弾発力の影響を殆
どうけることなく、円滑、容易に行われる。
続いて第5図(C)に示すように連結ピン14を第1,第2
ピン孔4,13に完全に差込めば、ばね部材17の切欠溝172
もばね係合溝5に完全に嵌込まれる。
而してこの嵌合終了状態では断面U字状のばね部材17の
ばね片171,171は、ばね係合溝5のばね係合面51と雌連
結端7の端面とに係合し、連結ピン14と協働して雌,雄
連結端7,3に軸方向の互いに逆向きの偏倚力を与え、連
結ピン14と第1,第2ピン孔3,13間の遊びによって生じる
ガタを吸収することができる。しかもばね部材17の偏倚
力により、雌,雄連結端7,3は連結ピン14を介して相互
に弾発係合されるので、雌,雄連結端7,3の嵌合面間の
遊びに起因するガタつきも解消される。
さらにばね部材17はばね係合溝5を取囲むようにしてそ
こに係合され、その一対のばね片171,171は雌、雄連結
端7,3の軸線を挟んで、それぞれ係合面51の左右両側、
および雌連結端7の端面左右両側に係合されるので、前
記ばね部材17の弾発力は、雌、雄連結端7,3の軸線方向
に沿って均等に作用させることができる。
以上のようにして第1,第2のロッド1,2の連結が完了し
たらロックナット8を締付ける。
第6図には本考案の第2実施例が示される。この第2実
施例において、前記第1実施例と同一部材には同一符号
を付される。
ばね付クリップ115のばね部材117は、断面逆U字状に形
成され、一対のばね片1171,1171は相互に接近する方向
に弾発力が付与される。一方のばね片1171は第1のロッ
ド101に形成した外向きフランジよりなる係止部1011
係合され、また他方のばね片1171は第2のロッド102の
雌連結端07に形成した外向きフランジよりなる係止部10
21に係合される。前記ばね部材117の弾発力は第6図に
おいて第1のロッド101を右方に、また第2のロッド102
を左方にそれぞれ変移するように偏倚させる。
而して、この第2実施例も前記第1実施例と同等の作用
効果を奏する。
なお前記第1,第2実施例では、第1,第2操作力伝達部材
として第1,第2のロッドを用いているが、これらに代え
て索条等の他の同効物に代えてもよい。またクリップ本
体とばね部材とを一体に形成する代わりに別体に形成し
てもよい。さらに弾性部材としてばね部材の代わりに他
の、同効物を用いてもよい。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、各々の連結端相互が雄雌
嵌合され且つピン連結される第1及び第2の操作力伝達
部材間に、それらに操作力伝達方向に沿って互いに逆方
向の偏倚力を付与させるばね部材等の弾性部材を介装し
たので、連結ピンによる連結、連結解除操作を容易化す
べく両操作力伝達部材の連結端相互のピン連結部や嵌合
面間に多少の遊びを設定しても、前記弾性部材が両操作
力伝達部材に及ぼす操作力伝達方向に沿う偏倚力に基づ
き、前記連結端相互のピン連結部や嵌合面間のガタを効
果的に吸収することができ、従って、連結装置の組付性
や着脱性の悪化を招くことなく、操作力伝達時における
操作騒音や無用な遊びの発生を有効に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第5図は本考案連結装置の第1実施例を示すもの
で、第1図はその分解斜視図、第2図はその組付時の縦
断側面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う断面図、
第4図はばね付クリップの展開図、第5図(A),
(B)および(C)は本考案連結装置の組付工程図、第
6図は本考案連結装置の第2実施例を示すもので、その
縦断側面図、第7図は従来の連結装置の縦断面図であ
る。 1,101…第1のロッド、2,102…第2のロッド、3,103…
雄連結端、7,107…雌連結端、14…連結ピン、17,117…
ばね部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の操作力伝達部材(1,101)の雄連結
    端(3,103)と第2の操作力伝達部材(2,102)の雌連結
    端(7,107)とを相互に嵌合し、それら両連結端(3,10
    3;7,107)に連結ピン(14)を差込んで両操作力伝達部
    材(1,101;2,102)をピン連結してなる操作力伝達部材
    の連結装置であって、前記第1,第2の操作力伝達部材
    (1,101;2,102)間に、それらに操作力伝達方向に沿っ
    て互いに逆方向の偏倚力を付与させるばね部材(17,11
    7)等の弾性部材を介装したことを特徴とする操作力伝
    達部材の連結装置。
  2. 【請求項2】前記連結ピン(14)と弾性部材とは、それ
    らを一体的に連結した単体として構成される第項記載
    の操作力伝達部材の連結装置。
  3. 【請求項3】前記連結ピン(14)の、雌,雄連結端(7,
    107;3,103)の径方向長さは、前記弾性部材のそれより
    も長く形成され、前記連結ピン(14)による両連結端
    (7,107;3,103)のピン連結後に前記弾性部材は第1,第
    2の操作力伝達部材(1,101;2,102)に前記偏倚力を付
    与させるようにした前記第項記載の操作力伝達部材の
    連結装置。
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JP2023127271A (ja) * 2022-03-01 2023-09-13 株式会社エムズ ダブルレンチ

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