JPH0744653U - ダブルルーメン型気管内チューブ - Google Patents

ダブルルーメン型気管内チューブ

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JPH0744653U
JPH0744653U JP003411U JP341195U JPH0744653U JP H0744653 U JPH0744653 U JP H0744653U JP 003411 U JP003411 U JP 003411U JP 341195 U JP341195 U JP 341195U JP H0744653 U JPH0744653 U JP H0744653U
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lumen
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end portion
inner cavity
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尚徳 小川
純一 宇川
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Fuji Systems Corp
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Fuji Systems Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最も折れ曲がりや内腔が狭くなる可能性があ
る気管支の部分にのみ内腔閉塞防止用の線状体を埋設す
ることにより、従来の製品よりもコストダウンを図るこ
とができるダブルルーメン型気管内チューブを提供する
こと。 【構成】 長くなっている一方の内腔のある先端部57の
周壁に線状体60が該内腔を囲んで螺旋状に、かつ弾性変
形可能に埋設され、該一方の内腔のある先端部57の周壁
以外には線状体60が埋設されていない。線状体60が埋設
された一方の内腔のある先端部57に小バルーン62が取付
けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、胸部外科手術における麻酔および呼吸管理等に使用するダブルル ーメン型気管内チューブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の気管内チューブとして、この出願人等が出願したものがある(実開平 3−64654号公報)。この気管内チューブは、チューブ本体を患者の気管内に挿 入した後の手術の操作(肺の極端な変位など)や体位変換(体位の極端な変換な ど)により、チューブ本体の気管内又は気管支内に挿入される部分が折れ曲がり 、内腔が閉塞してその後の手術ができなくなるのを防止するために、チューブ本 体のほぼ全長にわたる周壁に内腔閉塞防止用の線状体を埋設したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の気管内チューブの場合、線状体により気管内および気管 支内に挿入されるチューブ本体のどの部分で折れ曲がっても内腔の閉塞が起きな いよう、それなりの防止効果は認められるものの、チューブ本体のほぼ全長にわ たり線状体を埋設しているため、特に気管内のダブルルーメンの部分の製造が複 雑で埋設に時間がかかり、コストアップになるという問題点があった。また、出 願人のその後の試験によると、気管内に挿入されるチューブ本体の部分は余程の ことがない限り折れ曲がらず、折れ曲がりや内腔が狭くなることに注意しなけれ ばならないのは気管支に挿入される部分であることがわかった。
【0004】 そこでこの考案は、前記のような従来の問題点を排除し、最も折れ曲がりや内 腔が狭くなる可能性がある気管支の部分にのみ線状体を埋設することにより、従 来の製品よりもコストダウンを図ることができるダブルルーメン型気管内チュー ブを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1の考案は、前記のようなダブルルーメン型 気管内チューブにおいて、長くなっている一方の内腔のある先端部の周壁に線状 体が該内腔を囲んで螺旋状に、かつ弾性変形可能に埋設され、該一方の内腔のあ る先端部の周壁以外には線状体が埋設されておらず、線状体が埋設された一方の 内腔のある先端部に小バルーンが取付けられている。請求項2の考案は、請求項 1の考案において、一方の内腔のある先端部がチューブ本体と別体のものからな っていて、チューブ本体の先端部に固着されている。請求項3の考案は、請求項 1又は2の考案において、他方の内腔のある先端部の先端開口部の近くに内腔と 連通した側孔が設けられている。
【0006】
【作用】
前記のように線状体をチューブ本体のほぼ全長でなく、特に内腔が閉塞し易い 気管支に挿入されるチューブ本体の先端部のみにしか埋設していないので、埋設 を簡単に行なうことができ、コストもそれほどかからない。
【0007】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す一部省略の全体斜視図、図2は先端部の正面 図、図3は図2の平面図、図4は図1のA−A線に沿う拡大断面図である。図1 において1はシリコーンゴム製の気管内チューブで、チューブ本体2の軸方向に は図4のように内腔53,54が並設されている。56はチューブ本体2の先端部に取 付けられたバルーンで、このバルーン56よりも先端側は長短2つの先端部57,58 に形成されている。両先端部57,58のうち、右気管支換気用の内腔54のある先端 部58はバルーン56の前方の基部よりやや突出した程度の長さとなっている。一方 、左気管支換気用の内腔53のある先端部57の周壁には線状体60が内腔53を囲んで 螺旋状に、かつ弾性変形可能に埋設されている。線状体60は先端部57の周壁以外 、すなわちチューブ本体2の周壁や先端部58の周壁には埋設されていない。また 、先端部57には小バルーン62が取付けられている。両先端部57,58の分割基部は 挿管のとき気管と気管支の分岐部(カリーナ)に当ってこれを傷つける恐れがあ るので、当接部には軟らかいシリコーンゴムやシリコーンのゲル等をパッドとし て取付けておくのが好ましい。
【0008】 図4で67はバルーン56用の小ルーメン、68はバルーン62用の小ルーメンである 。70は両先端部57,58の内腔53,54間の軸方向に設けたスリットで、その両縁を 適宜の位置で切断することにより先端開口面が図示のような先端部58を簡単に形 成できるようになっている。先端部57はチューブ本体2と一体でもよいが、別体 として構成し、チューブ本体2の先端部58より短く切断した基部に先端部58と隣 接して固着してもよい。図3に示すように先端部58の先端開口部の近くには内腔 54と連通した側孔72が複数個設けられている。図1で21,22はチューブ本体2の 後端部にそれぞれ内腔53,54と連通して接続された左枝チューブと右枝チューブ 、23,24は両枝チューブ21,22に取付けられたストリップジョイント、25はバル ーン56用パイロットバルーン、26はバルーン62用パイロットバルーン、28,29は それぞれのパイロットバルーンに取付けられた一方弁、31は結束バンドである。
【0009】 次に前記気管内チューブ1の使用法を説明する。挿管するときは図示しないス タイレットで予め曲がっている先端部57を真っ直にしてから該先端部側から患者 の気管内に挿入する。そして、先端部57の分割基部の位置を確認しながらチュー ブ本体2を進め、先端部57が気管から右気管支に挿入された時点でスタイレット を静かに抜く、そして分割基部が気管と気管支のカリーナに直接当らないように して位置させる。挿管後、バルーン56,62を膨らませチューブ本体2の先端部57 をしっかりと固定する。これで気管内チューブ1は図5のように適正位置に挿管 固定の状態となり、この状態で各種の手術が施される。
【0010】 そして、この手術の操作や体位変換により、チューブ本体2の左気管支内に挿 入された先端部57が折れ曲がりそうになっても、該先端部には線状体60が埋設さ れているため、その内腔53は閉塞されない。また、挿管に際しては先端部58の先 端開口部が図5のように右気管支が充分換気できるような対向する適正の位置と なるように注意深く挿入しなければならないが、誤って通常よりも深く挿入され て図6のように先端部58の先端開口部がカリーナに当接して閉塞してしまう場合 がある。しかし、この実施例はこのようなときでも、前記のように側孔72があり 、この側孔が右気管支と対向するため、この側孔72を利用して右気管支の換気を 確実に行なえる。したがって、より安全に手術を行なうことができる。
【0011】
【考案の効果】
請求項1の考案は前記のようにチューブ本体の先端部にのみ線状体を埋設し、 従来のようにチューブ本体のほぼ全長にわたり埋設していないので、線状体の埋 設を簡単に行なうことができるとともに、コストダウンも図ることができる。請 求項2の考案は線状体が埋設された一方の内腔のある先端部の製作が容易にでき 、しかもこれをチューブ本体に簡単に固着して一体化することができる。請求項 3の考案は他方の内腔のある先端部の先端開口部が適正位置にならなくとも、側 孔で該先端部の先端開口部の代用をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す一部省略の全体斜視
図である。
【図2】先端部の正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図5】使用状態を示す概略図である。
【図6】異なる使用状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 気管内チューブ 2 チューブ本体 53,54 内腔 56 バルーン 57,58 先端部 60 線状体 62 小バルーン 72 側孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ本体の軸方向に内腔が2つ並設
    されているとともに、先端部にバルーンが取付けられ、
    かつこのバルーンよりも先端側で、前記一方の内腔のあ
    る先端部が他方の内腔のある先端部より長くなっている
    ダブルルーメン型気管内チューブにおいて、長くなって
    いる前記一方の内腔のある先端部の周壁に線状体が該内
    腔を囲んで螺旋状に、かつ弾性変形可能に埋設され、該
    一方の内腔のある先端部の周壁以外には線状体が埋設さ
    れておらず、前記線状体が埋設された一方の内腔のある
    先端部に小バルーンが取付けられていることを特徴とす
    るダブルルーメン型気管内チューブ。
  2. 【請求項2】 前記一方の内腔のある先端部がチューブ
    本体と別体のものからなっていて、チューブ本体の先端
    部に固着されたものである請求項1記載のダブルルーメ
    ン型気管内チューブ。
  3. 【請求項3】 前記他方の内腔のある先端部の先端開口
    部の近くに内腔と連通した側孔が設けられている請求項
    1又は2記載のダブルルーメン型気管内チューブ。
JP1995003411U 1995-04-17 1995-04-17 ダブルルーメン型気管内チューブ Expired - Lifetime JP2568048Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838565A (ja) * 1981-08-31 1983-03-07 デイビツド・エス・シエリダン 強化型外科医療用チュ−ブの製造方法
JPS633841B2 (ja) * 1978-06-13 1988-01-26 Takeda Chemical Industries Ltd

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