JPH074460U - 封凾機のテープ貼り不良検出装置 - Google Patents

封凾機のテープ貼り不良検出装置

Info

Publication number
JPH074460U
JPH074460U JP3891893U JP3891893U JPH074460U JP H074460 U JPH074460 U JP H074460U JP 3891893 U JP3891893 U JP 3891893U JP 3891893 U JP3891893 U JP 3891893U JP H074460 U JPH074460 U JP H074460U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
sealing
sealing machine
encoder
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3891893U
Other languages
English (en)
Inventor
道郎 田中
Original Assignee
鐘紡株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鐘紡株式会社 filed Critical 鐘紡株式会社
Priority to JP3891893U priority Critical patent/JPH074460U/ja
Publication of JPH074460U publication Critical patent/JPH074460U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 化粧箱をシールする封凾機のテープ貼り不良
検出装置を提供する。 【構成】 封凾機のテープ不良を検出する検出装置であ
って、封凾用コンベア上に設けられ、封凾中の段ボール
箱の通過時間を検出する巾検出センサと、テープの繰り
出し部に設けられ、該テープを接圧ローラ間に挟んでテ
ープ繰り出し長を検出するエンコーダと、前記巾検出セ
ンサの通過時間と条件値として初期設定されたコンベア
速度とから実際の段ボール箱の長さを演算する巾演算手
段とからなり、前記エンコーダの値と巾演算手段の値の
差が一定範囲内になければテープ貼り不良信号を出力す
る。本装置によれば、無地のテープを用いたランダム封
凾機に於ても、テープ貼り不良を確実に検出することが
出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、箱詰めされた化粧箱をシールする封凾機において、該化粧箱のシー ル不良等を検出する封凾機のテープ貼り不良検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
封凾機は段ボール箱の天面、及び底面(または両側面)のフラップの折りたた み及び封凾作業を自動的に行うものである。そして封凾機は、天面だけの封凾か 天面、底面同時封凾の2種類に分けられ、封凾材としてテープ封かん、糊封かん 、ステープル封凾の3種類があるが、テープ封凾の場合テープは粘着テープ又は ガムテープのいずれかが用いられている。
【0003】 従来、封凾時のテープの異常検出方法として、テープ終了検出装置を図3およ び図4に示す。図において、テープの残量が十分にある場合には〔図3〕、テー プの押さえローラのアーム21がテープの終了検出用のリミットスイッチ20を 作動させない位置にある。しかし、テープの残量が少なくなり、テープ押さえロ ーラ22がテープの中心の芯部23に接触する位置に来た場合には〔図4〕、テ ープ押さえローラ22のアーム21が下がり、リミットスイッチ20を作動させ ることでテープの終了を検出する。 他方、テープ貼り不良の要因となるテープ送り不良や、テープづまりなどは検 出困難なため現場作業者が常時監視することで対応していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来のリミットスイッチを用いた検出方法では、検出 機構がシンプルであるという利点を有するが、単なるテープ終了しか検出できず 、テープ送り不良やテープづまりなどの化粧箱をシールする際のテープの送り状 態は、検出できないという大きな欠点がある。 また、従来よりロール状の包材を一定量ずつ繰り出す方法として、包材に包装 単位長ごとにレジスターマークを印刷し、このレジスターマークを光電管で検出 し、レジスターマーク間の包材長をステッピングモーターなどを用いて確実に繰 り出すという技術が知られている。従って、このレジスターマークが印刷された テープを用いれば、テープは次のレジスターマークまで必ず繰り出される様に制 御されるからテープ送り不良は発生しない。又、テープづまりが生じてテープが 繰り出されないときは、所定時間内に、次に検出すべきレジスターマークが現れ ないとして、タイマーを作動させることにより、簡単にテープづまりなどのトラ ブルを検出することができる。
【0005】 しかしながら、段ボールなどの化粧箱をシールする際に、この技術を適用し、 該テープにレジスターマークを印刷するには、テープコストがかかるだけでなく 、化粧箱サイズが変動するような場合には、対応できないという問題がある。特 に、レジスターマークを用いたテープにおいては、常に一定寸法の製品を外装す る場合に用いているため、製品を切換えない限り、該テープを交換することはな いが、ガムテープなどを用いた封凾機においては、生産工程の最終工程に設けら れており、しかも種々の生産系列に対して共用されていることが多いため、封凾 すべき化粧箱サイズは常時変動することが多い。中でも、ランダム封凾機におい ては、しかりである。従って、この様な状況においては封凾機用テープにレジス ターマークを用いることができなかった。
【0006】 本考案は、前述した従来の技術の問題点に鑑みなされたもので、テープにレジ スターマークを印刷しなくても異なる化粧箱サイズに対し、常に該化粧箱サイズ に応じた所定量のテープ送り出し不良があればこれを確実に検出することが出来 る封凾機のテープ貼り不良検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的は、封凾機のテープ不良を検出する検出装置であって、封凾用コン ベア上に設けられ、封凾中の段ボール箱の通過時間を検出する巾検出センサと、 テープの繰り出し部に設けられ、該テープを接圧ローラ間に挟んでテープ繰り出 し長を検出するエンコーダと、前記巾検出センサの通過時間と条件値として初期 設定されたコンベア速度とから実際の段ボール箱の長さを演算する巾演算手段と からなり、前記エンコーダの値と巾演算手段の値の差が一定範囲内になければテ ープ貼り不良信号を出力することを特徴とする封凾機のテープ貼り不良検出装置 によって達成される。
【0008】
【作用】
すなわち、この考案の封凾機のテープ貼り不良検出装置は、封凾中の実際の段 ボール箱の長さを計り、それに対応した所定量のテープ長が繰り出されているか を比較するようにしたものである。したがって、この装置によれば、テープ繰り 出しのトラブル、例えばテープ不良によって所定量テープが繰り出されない場合 は、計測した段ボール箱の長さとテープ繰り出し量の長さの差が一定範囲を越え るため、テープ繰り出し機構の不良又はテープ終了のアラームとして出力し、テ ープ貼り不良を作業者に知らせることができる。 又、逆に、段ボール箱の長さに比しテープの繰り出し量の方が多い場合は、テ ープがカッティングされないで繰り出された等のトラブルに起因するため、大き なトラブルを事前に回避することが出来る。 特に、本考案に係る装置は、ランダム封凾機の様に、都度、段ボール箱の長さ が異なるものに適用した場合に効果を発揮する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係るテープ不良検出装置の実施例について添付図面にもとずき 説明する。 図1は、本考案に係るテープ不良検出装置を封凾機に組み込んだ全体説明図で ある。 図2は、このテープ不良検出装置の制御フロー図を示す。 図1において、1は封凾機に内蔵された搬送コンベアで、供給された段ボール を図示方向に搬送させながら、その天面および底面をテープにて封凾する。 10は、ガムテープ(以下「テープ」という)の送り出し機構を示すもので、 4はロール状のガムテープを装着するテープリール、5は、前記搬送コンベアと 同一速度に同期させてテープを繰り出す繰り出しローラ、7は、この繰り出され るテープ量を検出するための公知のエンコーダで、このエンコーダの回転軸に固 着されたゴムローラ7aと、ゴムローラに対し、常に付勢する回転自在に軸着さ れた接圧ローラ6との間に前記テープを通すことによりテープの送り量を検出す る様に構成されている。
【0010】 3は、供給される段ボールにテープを最初に貼り付ける位置に設けられたリミ ットスイッチで後述する様に制御装置に入力され、繰り出すテープ長を計測する 信号として用いられる。 11は、該リミットスイッチ3の下流に設けられた光電スイッチで、後述する 制御装置に入力され、該段ボール長を計測する信号として用いられる。 9は、テープ不良検出を判別する制御装置で、入力信号として前記エンコーダ 入力信号7b、リミットスイッチ入力信号3a、光電スイッチ入力信号11a、 コンベア速度入力信号が接続され、出力信号として搬送コンベア停止信号および アラーム出力信号が出力される。
【0011】 次に、9は制御装置で、図2に示す制御フローにもとづきテープ不良検出処理 を行っている。 このテープ不良検出内容は、段ボール長に比し、テープが短かすぎたり、長す ぎた場合の他、ロールテープの終了をも検出するものである。これらの異常検出 を以下に述べるロジックで判別し検出している。 まず、段ボール箱2が、封凾機の搬送コンベア1上に供給され、段ボール箱検 出用リミットスイッチ3をしゃ断する位置(A点)に到着すると(ステップF1 )、図1に示すガムテープ送り出し機構10の繰り出しローラ5が駆動し、テー プ8の送り出しが開始される。 そして、テープ8の送り出しが開始されると同時にエンコーダ7の回転が開始 し、エンコーダ入力カウントを開始する(ステップF2)。段ボール箱2が、搬 送コンベア1上をさらに走行し、前貼部のテープ貼りが終了し、光電スイッチ1 1をしゃ断する位置(B点)に来ると(ステップF3)、段ボール長検出タイマ ーが起動する(ステップF4)。 段ボール箱2が、搬送コンベア1上をさらに走行し、後貼部のテープ貼りが終 了し、該光電スイッチ11をしゃ断しない位置に来ると(ステップF5)、テー プ送りが終了し、段ボール長検出タイマーが停止し、エンコーダカウントが終了 する(ステップF6)。 次に、制御装置9内の段ボール長検出用タイマーにより、光電スイッチ11を しゃ断していた時間を認識し、これと搬送コンベア1のスピードとの積を演算す ることで、段ボール箱を封凾すべき理論上の長さが求まる。さらに、エンコーダ 7の回転量にもとづき制御装置9に入力されたカウント値を長さに変換した値を 演算し、テープ送り出し量を求め、これからあらかじめ定められた前後貼部の寸 法を引き、これをテープ送り出し量の実測値とする(ステップF7)。 そして、ステップF7で求めた、テープ送り出し量の理論値と実測値を比較判 定し(ステップF8)、所定の判定基準により、実測値が理論値より大きい場合 、すなわち、テープを送り出し過ぎた場合(ステップF9)や実測値が理論値よ り小さい場合、すなわちテープ送り量が少ない場合(ステップF10)には、ア ラーム報知により、現場作業者にテープ送り異常を知らせるとともに、テープ貼 り不良の製品を次工程に送らないようにするため、封凾機を停止する。
【0012】 なお、テープ送り量の理論値と実測値が所定の範囲内に収まっていればテープ 送り状態を正常とみなし、引き続き封凾処理が継続される。 以上のような処理により、段ボール箱2のサイズがランダムに変動するような 場合でも、そのケースサイズに応じたテープ貼り不良の有無を検出することがで きる。 また、本実施例では、段ボール箱サイズを検出するために、光電スイッチとタ イマーにより求めるようにしたが、実際のテープ送り量を検出するのと同様に、 エンコーダとしてもよく、この場合には、テープ送り量の理論値と実測値を比較 するのに、エンコーダの回転量の差として扱うことができるので演算処理が容易 となる。 テープ送り出し量の理論値と実測値の比較判定に関しては、ハードウエアおよ びソフトウエア側で色々と変形例が考えられることは言うまでもない。
【0013】 また、本実施例では、段ボール箱2にシールする際の前後貼りを考慮するため 、該段ボール箱検出用リミットスイッチ3を必要としたが、前後貼りを実施しな ければ該段ボール箱検出用リミットスイッチ3は不要となるという利点がある。
【0014】
【考案の効果】
以上、詳述したように、本考案装置によれば封凾すべき段ボール長を都度計測 しながらその段ボール長に合ったテープが繰り出されているかを常時、検出する ようにしたから、従来技術のような単なるテープ終了だけではなく、テープ送り 不良や、テープづまりなどテープ貼り不良に起因する全てのトラブルを検出する ことができる。 特に、本考案装置をランダム封凾機に適用すれば、その機能をより有効に発揮 させることが出来る。したがって、段ボールのテープ貼り不良に起因する中身の 飛び出しなどの事故が皆無となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体説明図を示す。
【図2】図1の制御装置の制御フロー図を示す。
【図3】従来の検出方法の説明図を示す。
【図4】図3の検出時の状態説明図を示す。
【符号の説明】
1 搬送コンベア 2 段ボール箱 3 段ボール箱検出用リミットスイッチ 3a リミットスイッチからの入力信号 4 テープリール 5 テープ繰り出しローラ 6 接圧ローラ 7 エンコーダ 7a ゴムローラ 7b エンコーダからの回転量入力信号 8 テープ 9 制御装置 10 テープ送り出し機構 11 光電センサー 11a 光電センサーからの入力信号 20 リミットスイッチ 21 アーム 22 テープ押さえローラ 23 芯部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封凾機のテープ不良を検出する検出装置
    であって、封凾用コンベア上に設けられ、封凾中の段ボ
    ール箱の通過時間を検出する巾検出センサと、テープの
    繰り出し部に設けられ、該テープを接圧ローラ間に挟ん
    でテープ繰り出し長を検出するエンコーダと、前記巾検
    出センサの通過時間と条件値として初期設定されたコン
    ベア速度とから実際の段ボール箱の長さを演算する巾演
    算手段とからなり、前記エンコーダの値と巾演算手段の
    値の差が一定範囲内になければテープ貼り不良信号を出
    力することを特徴とする封凾機のテープ貼り不良検出装
    置。
JP3891893U 1993-06-22 1993-06-22 封凾機のテープ貼り不良検出装置 Pending JPH074460U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3891893U JPH074460U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 封凾機のテープ貼り不良検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3891893U JPH074460U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 封凾機のテープ貼り不良検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH074460U true JPH074460U (ja) 1995-01-24

Family

ID=12538600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3891893U Pending JPH074460U (ja) 1993-06-22 1993-06-22 封凾機のテープ貼り不良検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH074460U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231475A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Tokyo Seimitsu Co Ltd ウェーハ研削装置における加工良否判定方法およびウェーハ研削装置
JP2019018900A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 株式会社イシダ 製函装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009231475A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Tokyo Seimitsu Co Ltd ウェーハ研削装置における加工良否判定方法およびウェーハ研削装置
JP2019018900A (ja) * 2017-07-20 2019-02-07 株式会社イシダ 製函装置
US10882268B2 (en) 2017-07-20 2021-01-05 Ishida Co., Ltd. Box-making apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06239319A (ja) コンピュータ制御水平包装機械及び方法
JPH0520651Y2 (ja)
EP2325087B1 (en) Back-to-back bundle strapping machine
CN106428757B (zh) 一次性卫生用品单片包装装置
JPS5926532B2 (ja) シガレツト包装機の包装材検出・廃棄装置
EP0640526A1 (en) Method and device for manipulating a stream of products
KR101901882B1 (ko) 파우치 커팅기의 오절단 방지장치
US5042229A (en) Method and apparatus for controlling a driving system of a packaging apparatus
JPH074460U (ja) 封凾機のテープ貼り不良検出装置
JPH0444913A (ja) エンドシール機構の物品噛込み検出装置
US5275673A (en) Method of and apparatus for connecting a paper web threading member with a paper web
JP6117739B2 (ja) 横形製袋充填機およびその制御方法
JP3676844B2 (ja) 製袋充填包装機における原反フィルム送出し装置及び送出し方法並びに製袋充填包装機及び包装方法
JPH11217147A (ja) シート状製品の検品・不良品排出装置
EP1413521B1 (en) Horizontal packaging machine for making fluid-tight packages equipped with zip closure
JPH0752089A (ja) シートの自動切断装置
CN112678601B (zh) 包装用衬垫的生产方法
JP4538685B2 (ja) 被包装物の包装状態検出装置
JPH02205534A (ja) 包装方法及び装置
JP4194701B2 (ja) ピロー包装機の噛込み判定装置
JPH07187497A (ja) 折製品自動突揃装置
JP3575843B2 (ja) 製袋充填包装機における原反送出し方法及び装置
JP2005132633A (ja) 製袋充填包装機及び包装方法
CN221138927U (zh) 一种小盒透明纸的位置检测和校正系统
JPH08282890A (ja) 製袋充填包装機における原反フィルム径検出方法及び装置並びにそれを用いた原反フィルムの送出し方法及び装置