JPH0744494B2 - バンドパスフイルタ構造体を有する無線ゾ−ン式の無線電話システムのためのゾ−ンエンハンサ - Google Patents

バンドパスフイルタ構造体を有する無線ゾ−ン式の無線電話システムのためのゾ−ンエンハンサ

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JPH0744494B2
JPH0744494B2 JP61299793A JP29979386A JPH0744494B2 JP H0744494 B2 JPH0744494 B2 JP H0744494B2 JP 61299793 A JP61299793 A JP 61299793A JP 29979386 A JP29979386 A JP 29979386A JP H0744494 B2 JPH0744494 B2 JP H0744494B2
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    • H04W16/24—Cell structures
    • H04W16/26—Cell enhancers or enhancement, e.g. for tunnels, building shadow

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般に、無線周波数信号のための増幅装置の
分野に係り、特に、無線ゾーン（cell）の少なくとも若
干の部分においてそのゾーンの無線電話信号をさえぎる
ビルディングや丘陵のごとき障害物によって無線ゾーン
式の無線電話システムに生じるデッドスポットを除去又
は克服するような増幅システムに関する。
従来の技術 無線ゾーン式の無線電話システムは、オフィスの外部か
ら電話をかけねばならない人や、従来の電話線を介して
中央オフィスに固定布線された電話を使用できない人に
電話の有効利用を与えるために多くの分野で最近導入さ
れてきている。
無線ゾーン式の無線電話システムにおいては、地域が複
数の小さな領域、即ち、「無線ゾーン」に分割され、各
区域が比較的低出力の送信器によってカバーされる。現
在、無線ゾーン式の無線電話サービスは、825−845MHz
及び870−890MHzの周波数帯域で行なわれている。高い
方の周波数帯域は、加入者によって受信するために「無
線基地局」からの「ダウンリンク」送信に使用される。
「無線基地局」は、送信器の位置であり、より詳細に
は、無線ゾーンに対して送信を行なうアンテナの位置で
ある。低い方の周波数帯域は、無線基地局に配置された
受信装置によって受信するために無線ゾーン内の加入者
からの「アップリンク」送信を行なうのに使用される。
無線ゾーン式の無線電話システムに指持された各周波数
帯域は、２つの部分に分割される。その一方の部分は市
内電話局のために指定されそしてもの他方の半分はそれ
と競合する業者に振り分けられる。各チャンネルは帯域
巾が30KHzであって、各20MHzの帯域に666個のチャンネ
ルをとることができ、電話局には333のチャンネルが与
えられ、他の業者にも同数のチャンネルが与えられる。
発明が解決しようとする問題点 無線ゾーン式の無線電話システムは、比較的低い出力を
使用していると共に、信号の波長が短いので、無線基地
局と、無線ゾーン内の様々な位置にいる加入者との間に
あるビルディングや山のような障害物によって或る地域
では信号レベルが著しく低下し、利用できないレベルま
で信号が減少する。これらの区域では、信号の出力を増
加すれば、受け入れられるレベルとなるが、多数の問題
が生じる。先ず第１に、隣接する無線ゾーンは同じチャ
ンネルを使用しないが、次に隣合う無線ゾーンの少なく
とも幾つかは同じチャンネルを使用することがあり、或
る無線ゾーンにおいて出力を上げると、他の無線ゾーン
に信号障害が生じることになる。更に、１つのチャンネ
ルにおいて信号の出力を上げると、隣接する無線ゾーン
のチャンネル間で隣接チャンネル障害が生じることがあ
る。
いずれにせよ、無線基地局から送られた信号の出力を増
加しても、無線基地局で加入者から受信する信号を増大
することにはならない。実際上、加入者が送信できる出
力は、特にポータブル電話の加入者の場合には、少なく
ともバッテリの容量によって制限される。
米国特許出願第780,332号（セサリ及びマッケナ氏、ド
ケット番号G42−001）には、無線基地局から障害のある
地域へ送られたダウンリンク信号を受信し、増幅しそし
て再送信すると共に、障害のある地域の加入者から送ら
れたアップリング信号を受信し、増幅しそしてこの増幅
した信号を無線基地局へ再送信するための種々の構成の
増幅器を有するゾーンエンハンサシステムの多数の実施
例が開示されている。この特許出願に開示された１つの
実施例では、１つの広帯域の増幅器が設けられていて、
その入力端子は、デュープレクサ回路網を通してアンテ
ナからのアップリンク及びダウンリンク信号を受信し、
別のデュープレクサ回路網を通してその増幅したアップ
リンク及びダウンリンク信号を適当な送信アンテナに転
送する。この広帯域増幅器は、少なくとも２つの無線ゾ
ーン式の無線電話帯域において全ての信号を増幅する。
上記したゾーンエンハンサは、市内電話局及び他の業者
に割り当てられたレンジで信号を増幅するので、色々な
問題が生じる。障害物によって遮蔽される実際のエリア
は無線基地局の位置に基づくものであり、電話局及び他
の業者は無線ゾーン内の別々の無線基地局を選択できる
ので、無線ゾーン内の障害エリアのパターンが電話局と
他の業者との間で異なることになる。例えば、業者の無
線基地局に対して障害の生じるエリアが、電話局の無線
基地局に対して障害を受けないことがある。然し乍ら、
上記のゾーンエンハンサは、電話局及び他の業者の両方
のレンジで障害を受けるエリアにダウンリンク信号を送
信し、電話局の無線基地局から直接送られる信号と干渉
を生じる。
問題点を解決するための手段 本発明は、障害物が信号レベルを減少させるようなエリ
アにおいて無線基地局又は加入者からの信号のレベルを
増大すると共に、市内電話局又は他の業者に指定された
周波数レンジ内のみにある信号を増幅及び再送信して他
のレンジ内の信号との干渉を回避するに充分な選択性を
有するような新規で且つ改良された装置を提供する。
要約すれば、この装置は、無線基地局からの送信信号を
受信しそして無線基地局に対して障害のある無線ゾーン
内の加入者からの増幅された信号を送信するように無線
基地局に向けられた「上流」のアンテナシステムを備え
ている。又、「下流」のアンテナシステムも設けられて
おり、このアンテナシステムは、無線基地局からの増幅
された信号を放射すると共に障害のあるエリア内の加入
者からの信号を受信するように障害のあるエリアに向け
られる。増幅システムは、各アンテナシステムにおいて
受信した選択されたレンジの信号をフィルタ及び増幅
し、他のアンテナシステムを通して放射する。増幅シス
テムは、他の無線ゾーンの業者との干渉を回避するため
に周波数レンジの端付近にカットオフ点を有する広帯域
フィルタを備えたフィルタ構成体を具備している。周波
数レンジの端にあるチャンネル、特に、ページング／ア
クセス制御チャンネルの作用を確保するために、帯域巾
の挟い第２のフィルタも設けられている。両方のフィル
タは、広帯域の増幅器に信号を供給する。
１つの実施例においては、上記増幅システムは、２つの
広帯域フイルタと少なくとも２つの狭帯域フィルタとを
備えた増幅器を具備しており、これは、電話局又は他の
業者に割り当てられた帯域の信号を選択的に増幅する。
各々の無線ゾーン業者に指定されたアップリンク及びダ
ウンリンク周波数レンジの各々に対して１つの広帯域フ
ィルタと１つの狭帯域フィルタとが設けられている。各
アンテナシステムはデュープレクサに接続され、このデ
ュープレクサは、アンテナシステムからの信号を上記増
幅路の入力／出力に接続する。
第２の実施例においては、「アップリンク」信号に対し
て１つと、「ダウンリング」信号に対して１つの合計２
つの増幅システムが設けられている。各増幅システム
は、特定のアップリンク及びダウンリンク周波数レンジ
に適した広帯域フィルタ及び狭帯域フィルタを含むフィ
ルタセットを具備している。
実施例 本発明は、特許請求の範囲に特に指摘する。
本発明の上記及び他の特徴は、添付図面を参照した以下
の実施例の詳細な説明より明らかとなろう。
前記の米国特許出願第787,332号（セサリ及びマッケナ
氏、ドケット番号D42−001）に開示されたゾーンエンハ
ンサを示した第１図を説明すれば、公知のゾーンエンハ
ンサは、無線基地局に向けられたアンテナシステム６
と、障害を受ける領域に向けられた第２のアンテナシス
テム７と、アンテナシステム６によって無線基地局から
の信号を信号を受信し、これを増幅して、アンテナシス
テム７を通して影になる領域へ送信する増幅器８とを具
備している。更に、増幅器８は、影になる領域の加入者
からアンテナシステム７を通して信号を受信し、これを
増幅し、アンテナシステム６を通して無線基地局へ送信
する。
第１図に示したゾーンエンハンサでは、増幅器８が単一
の広帯域増幅器であって、営業用の無線ゾーンに割り当
てられた２つの20MHzの無線周波数帯域に含まれる全て
の周波数を増幅することができる。上記２つの帯域の一
方は、無線基地局から加入者へのダウンリンク送信のた
めのものであり、そしてその他方は、加入者から無線基
地局へのアップリング送信のためのものである。アンテ
ナシステム６に接続されたデュープレクサ２は、このア
ンテナシステムからの無線周波数信号を受信し、適当な
870−890MHz帯域の信号を第２のデュープレクサ３の入
力端子へ通す。
又、デュープレクサ３は、第２の入力端子を有してお
り、この入力端子は、加入者において発せられてアンテ
ナシステム７から送られた825−845MHz帯域の１つにお
ける無線周波数信号を別のデュープレクサ５から受け取
る。デュープレクサ３は、両方のデュープレクサ２及び
５からの選択された帯域における無線周波数信号を広帯
域増幅部１の入力端子へ接続する。
広帯域増幅部１によって増幅された後に、信号は別のデ
ュープレクサ４の入力端子に接続される。このデュープ
レクサ４は、825−845MHz帯域の信号の一部分をデュー
プレクサ２の入力端子に接続し、そしてこのデュープレ
クサ２は、無線基地局へ送信するためにアンテナシステ
ム６に信号を接続する。又、デュープレクサ４は、広帯
域増幅部からの870−890MHz帯域の信号部分をデュープ
レクサ５の入力端子に接続し、そしてこのデュープレク
サ５は、影になった領域に送信するためにアンテナシス
テム７に信号を接続する。
第２図は、典型的なデュープレクサ２、３、４及び５に
よって825−845MHz及び870−890MHzの周波数帯域におい
て与えられる選性を示すグラフである。このグラフから
明らかなように、第１図に示されたゾーンエンハンサ
は、市内電話局に指定された周波数レンジと他の業者に
指定された周波数レンジとを分離することができず、両
周波数帯域内の全ての信号を増幅する。然し乍ら、市内
電話局と他の業者とでは無線基地局の設置場所が異なる
ので、ゾーンエンハンサの作用を受けるエリアにおいて
一方のレンジの信号が障害を受けないことがあり、従っ
て、これらレンジではその無線基地局からの直接信号と
ゾーンエンハンサからの信号との間に干渉が生じる。
第３図を説明すれば、本発明により構成されたゾーンエ
ンハンサは、複数の選択フィルタ23−26より成るフィル
タ構成体20を具備している。参照番号１−７で示された
回路素子は、第１図の対応素子と同じである。第４図に
示すように、フィルタの２つ、例えば、フィルタ23及び
25は、広帯域フィルタであって、ゾーンエンハンサを保
持する市内電話局又は他の業者のような無線ゾーン信号
供給者に指定された周波数レンジの大部分において信号
を通過させる。これらのフィルタは、第４図に曲線13及
び15で示すようなバンドパスフィルタ特性を有してい
る。これらの広帯域フィルタ23及び25は、別の無線ゾー
ンの業者に指持されたレンジに隣接する周波数レンジの
端付近にカットオフ点を有している。従って、ゾーンエ
ンハンサを保持する無線ゾーンの業者が、例えば、その
帯域の低い方のレンジにおいて指定のチャンネルを有し
ている場合には、広帯域フィルタがそのレンジの上限付
近にカットオフ点を有し、その帯域の高い方のレンジを
用いる業者からの信号と干渉しないようにする。同様
に、ゾーンエンハンサを保持する無線ゾーンの業者に帯
域の高い方のレンジが指定されている場合には、広帯域
フィルタがそのレンジの下限付近にカットオフ点を有す
る。
他のフィルタ24及び26は狭帯域フィルタであって、広帯
域フイルタによってカットオフされた周波数レンジの少
なくとも一部分しか通さないものである。これらのフィ
ルタ24及び26は、第４図に曲線14及び16で示したような
バンドパスフィルタ特性を有している。例えば、ゾーン
エンハンサが低いレンジをカバーす場合には、広帯域フ
ィルタがそのレンジの上端においてチャンネルをカット
オフしそして狭帯域フィルタがそのレンジの他のチャン
ネルの少なくとも若干を増幅部に接続するように設けら
れており、従って、ゾーンエンハンサはこれらのチャン
ネルでも信号を搬送することができる。同様に、ゾーン
エンハンサは、高いレンジをカバーし、狭帯域フィルタ
は、そのレンジの低いチャンネルの信号を増幅部１に転
送する。
１つの特定の実施例においては、広帯域フィルタが全て
の音声チャンネル周波数を通過し、狭帯域フィルタが無
線ゾーンのページング／アクセス制御に使用される制御
チャンネル周波数を通過する。ページング／アクセス制
御チャンネルは全て帯域の中心付近にあり、これらは通
常無線ゾーンに使用される制御チャンネルのうちの若干
に過ぎない。１つの無線ゾーンに２つ以上の制御チャン
ネルが使用される場合には、各チャンネルごとに狭帯域
フィルタを設けてもよいし、或いは又、無線ゾーン内が
制御チャンネルが隣接する場合には、狭帯域フィルタが
それらを全て通過するに充分な帯域巾をもつようにして
もよい。第３図に示す実施例では、無線ゾーンに使用さ
れるアップリンク及びダウンリンクの両帯域における周
波数レンジをカバーするために２つの広帯域フィルタと
２つの狭帯域フィルタとが設けられている。各々の無線
ゾーンの帯域ごとに１つの広帯域フィルタと１つの狭帯
域フィルタとが使用される。
フィルタ23−26は、全て、マルチカップラ21からの入力
信号を受け取るように接続され、該カップラは、デュー
プレクサ３からの入力信号を受け取る。フィルタ23−26
からの出力信号は合成器22において合成され、増幅部１
の入力端子に接続される。
フィルタ23−26は、上記で説明し第４図のグラフに示し
た所要の選択性を発揮することのできるものであれば、
多数の色々な形式のフィルタのいずれでもよい。１つの
適当なフィルタにおいては、ミクサ（図示せず）が設け
られていて、フィルタ作用が与えられる中間周波数に信
号をヘテロダイン化し、次いで、増幅部１に接続するた
めに元の周波数に再ヘテロダイン化する。
第４図は、第３図に示したゾーンエンハンサのフィルタ
の所望の選択性を825−845MHz及び870−890MHzの低いレ
ンジに対して示したグラフである。広帯域フィルタ23及
び25の選択性は、曲線13及び15によって示されており、
狭帯域フィルタ24及び26の選択性は、曲線14及び16によ
って示されている。各々の広帯域フィルタは、約9MHzの
通過帯域を有し、各々の狭帯域フィルタは、30KHzの通
過帯域を有していて、ページング／アクセス制御チャン
ネルに中心定めされるのが好ましい。アップリンク及び
ダウンリンクの各周波数レンジにおいて２つのフィルタ
を組み合わせた場合には、その周波数レンジに必要とさ
れる信号を通過させそして他のレンジの信号からの干渉
を最小にするのに充分なものとなる。特に、広帯域フィ
ルタは、主として、無線ゾーンシステムの音声チャンネ
ルの信号を通過し、狭帯域フィルタは、無線基地局のペ
ージング／アクセスチャンネルの信号を通過させる。
第５図を説明すれば、第２の実施例によるゾーンエンハ
ンサは、増幅部33及び34を備えており、その各々は、20
MHzの通過帯域を有しており、無線ゾーン式の無線電話
に割り当てられたアップリンク及びダウンリンクの各周
波数帯域において増幅を行なうのに適したものである。
増幅部33はダウンリンク信号を増幅し、増幅部34はアッ
プリンク信号を増幅する。又、ゾーンエンハンサは、複
数の選択フィルタ23−26を備えており、その各々は、第
４図に示したような選択性を有している。従って、狭帯
域フィルタ24及び26は30KHzのページング／アクセスチ
ャンネルを選択し、広帯域フィルタ23及び25は9MHzの音
声チャンネル帯域を通過し、無線ゾーン式の無線電話に
割り当てられた20MHzの帯域の他の部分を抑制する。
フィルタ23及び24は、マルチカップラ35からの信号を受
信し、合成器37へ信号を送信する。フィルタ25及び26
は、マルチカップラ36からの信号を受信し、合成器38へ
信号を送信する。
又、第５図に示されたゾーンエンハンサは、無線基地局
と信号をやり取りするアンテナシステム６と、障害のあ
るエリアの加入者と信号をやり取りするアンテナシステ
ム７を備えている。アンテナシステム６は、適当な870
〜890MHz帯域の信号をデュープレクサ31を通してマルチ
カップラ35の入力端子に供給する。マルチカップラ35の
出力端子は、各フィルタ23及び24の入力端子に接続され
ている。フィルタ23−26の機能及び特性は、第３図に示
した実施例の場合と同様である。各フィルタからの出力
信号は、合成器37に接続され、次いで、ダウンリンク用
として設けられた広帯域増幅部33に接続されている。ア
ンテナシステム７は、適当な825−845MHz帯域の信号を
デュープレクサ32を経てマルチカップラ36の入力端子に
供給する。マルチカップラ36は、マルチカップラ35と同
じ構成であり、アップリンクに対して同様の選択性が与
えられる。
第６図を説明すれば、第３の実施例によるゾーンエンハ
ンサは、３つの増幅部1a、1b及び1cと、合成器22aと、
広帯域フィルタ23及び25からの出力信号受け取る合成器
22bとを備えている。合成器22bは、増幅部1aに信号を供
給し、狭帯域フィルタ24及び26は、増幅部1b及び1cに直
接的に信号を供給する。全ての増幅部1a、1b及び1cから
の出力信号は、合成器22aにおいて合成され、それによ
り生じる信号がデュープレクサ４に接続される。
増幅部1b及び1cは、フィルタ24及び26によって選択され
たページング及びアクセス制御チャンネル信号を増幅す
るように狭帯域フィルタに接続される。それ以外は、第
６図に示すゾーンエンハンサは、第２図の装置と同様に
作動する。
以上の説明は、本発明の特定の実施例に限定される。然
し乍ら、本発明は、種々の基本構造を有するシステム又
は前記とは異なる内部回路を用いたシステムで実施して
も、前記効果の幾つか又はその全部を得られることが明
らかであろう。それ故、本発明の真の精神及び範囲内に
入る全ての変更及び修正は、特許請求の範囲に網羅され
るものとする。
【図面の簡単な説明】
第１図は、公知のゾーンエンハンサのブロック図、 第２図は、第１図に示したゾーンエンハンサの選択性を
示すグラフ、 第３図は、本発明により構成されたゾーンエンハンサの
ブロック図、 第４図は、第３図に示したゾーンエンハンサの選択性を
示すグラフ、 第５図は、本発明の第２の実施例によるゾーンエンハン
サのブロック図、そして 第６図は、本発明の第３の実施例によるゾーンエンハン
サのブロック図である。 １……広帯域増幅部 ２、３、４、５……デュープレクサ ６……アンテナシステム ７……第２のアンテナシステム ８……増幅器 20……フィルタ構成体 21……マルチカップラ 22……合成器 23−26……選択フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一ノ瀬 友次 アメリカ合衆国 フロリダ州 32771 サ ンフォード ランディング ドライブ イ ー 1802 (72)発明者 エドワード エフ ウェインガート アメリカ合衆国 ニュージャージー州 08801 アンナデイル ウイスペリング ヒルズ ドライブ ボックス 346 アー ル ディ １ 審査官 梅沢 俊

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】無線ゾーン式の無線電話システムに使用す
    るためのもので、種々の無線周波数チャンネルを介して
    無線基地局と加入者との間でデュープレックス通信を促
    進するゾーンエンハンサにおいて、 A.種々の無線周波数チャンネルを介して無線基地局から
    の信号を受け取ると共に無線基地局へ信号を送信するた
    めの無線基地局通信手段と、 B.種々の無線周波数チャンネルを介して加入者からの信
    号を受け取ると共に加入者へ信号を送信するための加入
    者通信手段と、 C.上記無線基地局通信手段及び加入者通信手段の両方に
    よって受信された信号を受け取り、この受け取った信号
    を増幅し、この増幅した信号を、上記無線基地局及び加
    入者へ送信するために上記無線基地局通信手段及び加入
    者通信手段の他方へ接続するためのデュープレックス増
    幅手段とを具備することを特徴とするゾーンエンハン
    サ。
  2. 【請求項２】上記無線基地局通信手段及び加入者通信手
    段の各々は、 A.無線基地局又は加入者からの電磁信号と電気信号との
    間で信号の変換を行なうアンテナ手段と、 B.上記アンテナ手段からの電気信号を受け取ってこれを
    上記デュープレックス増幅手段の入力端子に向けると共
    に、上記デュープレックス増幅手段からの増幅された出
    力信号を受け取ってこれを上記アンテナ手段に向け、各
    々の無線基地局又は加入者へ送信するための電磁信号に
    変換するためのデュープレックス手段とを備えている特
    許請求の範囲第１項に記載のゾーンエンハンサ。
  3. 【請求項３】上記デュープレックス増幅手段は、単一の
    狭帯域チャンネル及び比較的広帯域のチャンネルのため
    の信号を各々選択する複数のフィルタモジュール手段を
    備え、上記デュープレックス増幅手段は、更に、 A.各々のデュープレックス手段の出力と、全部又は一部
    分の上記フィルタモジュール手段の入力とに接続されて
    いて、上記デュープレックス手段からの信号を受け取
    り、信号を選択するための各々のフィルタモジュール手
    段へこれらの信号を接続するマルチカップ手段と、 B.全部又は一部分の上記フィルタモジュール手段の出力
    と、それに関連したデュープレックス増幅手段の各入力
    とに接続され、全部又は一部分の上記フィルタモジュー
    ル手段からの出力信号を、上記デュープレックス増幅手
    段に接続するために単一の合成信号に合成する手段とを
    具備し、上記デュープレックス増幅手段は、上記合成信
    号を増幅して上記デュープレクサへ接続し、次いで、上
    記デュープレクサはこの信号を上記アンテナ手段へ接続
    する特許請求の範囲第２項に記載のゾーンエンハンサ。
  4. 【請求項４】各々のデュープレクサ手段に接続される信
    号を増幅するように上記合成手段の出力と各々の上記デ
    ュープレクサ手段の入力との間に接続された増幅手段を
    更に具備し、これは、アップリンク及びダウンリンク増
    幅手段のための共通の手段又は個別の手段として設けら
    れるか、狭帯域増幅手段及び広帯域増幅手段のための個
    別の手段として設けられるか或いは個々の増幅手段のた
    めの個別の手段として設けられるか特許請求の範囲第３
    項に記載のゾーンエンハンサ。
  5. 【請求項５】各々のフィルタモジュール手段は、 A.予め選択された周波数の信号を発生する周波数合成手
    段と、 B.上記周波数合成手段及びマルチカップラ手段の各出力
    に接続され、この接続されたマルチカップラ手段及び上
    記周波数合成手段からの信号に応答して中間周波数信号
    を発生するための中間周波数信号発生手段と、 C.上記中間周波数信号発生手段の出力に接続された選択
    フィルタ手段を有していて、上記中間信号を増幅及び選
    択するための中間信号増幅手段と、 D.上記中間信号増幅手段の出力、上記周波数合成手段及
    び信号ミクサ手段に接続され、選択フィルタ手段を有す
    る上記中間信号増幅手段及び上記周波数合成手段からの
    信号に応答して上記接続された合成手段へ送るための出
    力信号を発生する無線周波数信号発生手段とを備えた特
    許請求の範囲第３項に記載のゾーンエンハンサ。
  6. 【請求項６】上記アップリンク及びダウンリンク増幅手
    段は、更に、上記中間周波数信号に基づいてフィルタ動
    作を実行するように上記中間信号発生手段の出力と上記
    中間信号増幅手段の入力とに接続されたバンドパスフィ
    ルタ手段を備えている特許請求の範囲第５項に記載のゾ
    ーンエンハンサ。
  7. 【請求項７】上記バンドパスフィルタ手段は、市内電話
    局又は他の業者に指定された複数のページング及びアク
    セスチャンネルを選択する狭帯域フィルタ手段と、無線
    ゾーン式の無線電話システムの市内電話局又は他の業者
    に指定された音声チャンネルの全部又は一部分を選択す
    る複数の比較的広帯域のフィルタ手段とを更に具備して
    いる特許請求の範囲第６項に記載のゾーンエンハンサ。
JP61299793A 1985-12-16 1986-12-16 バンドパスフイルタ構造体を有する無線ゾ−ン式の無線電話システムのためのゾ−ンエンハンサ Expired - Lifetime JPH0744494B2 (ja)

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