JPH0744467Y2 - 吸着装置 - Google Patents

吸着装置

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JPH0744467Y2
JPH0744467Y2 JP1988157251U JP15725188U JPH0744467Y2 JP H0744467 Y2 JPH0744467 Y2 JP H0744467Y2 JP 1988157251 U JP1988157251 U JP 1988157251U JP 15725188 U JP15725188 U JP 15725188U JP H0744467 Y2 JPH0744467 Y2 JP H0744467Y2
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JP
Japan
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valve
negative pressure
suction
work
compressed air
Prior art date
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JP1988157251U
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JPH0278283U (ja
Inventor
智信 東川
Original Assignee
太陽鉄工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、負圧によって鉄板やガラス板などのワークを
吸着するための吸着装置に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、ワークの搬送や位置決めなどのために、負圧
によってワークを吸着する吸着装置が用いられている。
負圧を発生させる真空源として、圧縮空気の噴出によっ
て負圧を発生するエジェクタバルブがしばしば用いられ
る。
エジェクタバルブを用いた従来の吸着装置は、空気圧源
と、空気圧源からの圧縮空気の供給又は停止を切り換え
るための切換え弁と、エジェクタバルブと、吸着パッド
とを、この順に互いに配管接続して構成していた。
したがって、これらの配管作業に時間と労力とを要して
いたとともに、装置が大型化するという問題があった。
また、吸着装置によって複数個のワークを同時に吸着す
る場合、又はワークの表面積が大きい場合などには、そ
れらワークに対応するように複数個の吸着パッドが配置
されて用いられる。
そのような場合に、従来の吸着装置では、エジェクタバ
ルブにより発生した負圧を多数の吸着パッドに分配供給
するようになっているが、複数のワークの内の1個が欠
けた場合に、それに対応する吸着パッドはワークがない
ために吸着面から大量のリークが発生し、これによって
負圧が低下して他の吸着パッドの吸着力が低下し、正常
な吸着が行えないことがあるという問題があった。
本考案は、上述の問題に鑑み、配管の手間を要せず、圧
縮空気を供給するのみで吸着が行えるとともに、ワーク
がある場合にのみエジェクタバルブに圧縮空気を供給し
て負圧を発生させ、圧縮空気を効率良く利用することの
できる吸着装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上述の課題を解決するため、負圧によってワ
ークを吸着する吸着装置であって、吸着パッドと、空気
流によって負圧を発生し前記吸着パッドに負圧を供給す
るエジェクタバルブと、前記エジェクタバルブに圧縮空
気を供給するための切換え弁と、が一体的に連結されて
構成されており、前記切換え弁は、圧縮空気を供給する
ためのポートと、前記ポートと前記エジェクタバルブの
空気噴出口との接続又は遮断を切り換えるための弁体
と、前記吸着パッドの吸着面から突出しワークが当接し
たときには前記弁体を接続の側に切り換えるための操作
バーとを有して構成される。
〔作用〕
操作バーは、通常は吸着パッドの吸着面から突出してい
るが、ワークに当接するとそれによって移動し、弁体を
接続の側に切り換える。
切換え弁は、弁体が接続の側に切り換えられることによ
って、ポートから供給された圧縮空気をエジェクタバル
ブの空気噴出口に接続する。
エジェクタバルブは、供給された圧縮空気を空気噴出口
から噴出することによって負圧を発生し、その負圧は吸
着パッドに供給される。これによってワークが吸着され
る。
ワークがない場合には、ワークによる操作バーの移動が
ないため、弁体は切り換わらず、エジェクタバルブには
圧縮空気が供給されないため、吸着面には負圧が供給さ
れない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は、本考案に係る吸着装置1の断面正面図であ
る。
吸着装置1は、吸着パッド2、空気流によって負圧を発
生し吸着パッド2に負圧を供給するエジェクタバルブ
3、及び、エジェクタバルブ3に圧縮空気を供給するた
めの切換え弁4から構成されている。
エジェクタバルブ3及び切換え弁4は、ハウジング11に
一体的に設けられており、ゴムなどの弾性材料からなる
吸着パッド2は、ハウジング11の凸部11aに嵌まり込ん
で取りつけられている。
エジェクタバルブ3は、中央部に空気噴出口12が設けら
れており、この空気噴出口12から圧縮空気が勢いよく噴
出することによってその周囲の空気を排出口13の方へ引
き込んで移動させ、エジェクタ室14に負圧を発生させる
ようにしたそれ自体は公知のものである。排出口13に連
通するポート15にはフィルタ16が取りつけられている。
切換え弁4は、ハウジング11の中央部に位置するよう連
結部11bによって支持された円筒状のシリンダ21、シリ
ンダ21の内周面を軸方向に摺動可能な弁体22、弁体22の
下端面中央部に連結され吸着パッド2の吸着面2aから突
出した操作バー23、弁体22を吸着面2aの方向へ付勢する
圧縮バネ28、及び、ハウジング11の周面から突出して設
けられた供給口24などから構成されている。なお、シリ
ンダ21の外周面とハウジング11の内周面との間が、上述
のエジェクタ室14又はエジェクタ室14と負圧室2bとを連
通する通路となっている。
弁体22には、その外周面に環状の溝25が形成されてお
り、この溝25は流路26によって空気室30に開口し、空気
噴出口12の流入側に連通している。供給口24には供給孔
27が設けられており、弁体22が第1図の状態から上方へ
移動したときに、弁体22の溝25が供給孔27に接続される
ようになっている。なお、29はパッキンである。
また、ハウジング11の上方部の外周面には螺子31が形成
されており、この螺子31に螺合したナット32,33によっ
て、吸着装置1を支持するための支持部材34が固定され
ている。
次に、上述のように構成された吸着装置1の作用につい
て説明する。
供給口24には、図示しないホースなどが接続され、供給
孔27には圧縮空気が供給されている。
第1図に示す状態では、供給孔27と空気噴出口12との間
が弁体22にによって遮断されているので、エジェクタバ
ルブ3には圧縮空気が供給されず、負圧も発生しない。
吸着装置1は支持部材34を介して図示しない適当なアク
チュエータに取りつけられており、そのアクチュエータ
によって吸着パッド2の吸着面2aがワークWに押し付け
られる。
そうすると、操作バー23の先端部23aがワークWに当接
し、操作バー23は第1図の鎖線で示すようにシリンダ21
に対して相対的に上昇移動し、これによって弁体22が上
方へ移動して溝25が供給孔27の位置に達し、供給孔27か
らの圧縮空気が流路26を経て空気噴出口12に流入し、そ
の上端部から噴出する。
これによって、エジェクタバルブ3のエジェクタ室14に
は負圧が発生し、その負圧は吸着パッド2の負圧室2bに
供給され、ワークWは吸着パッド2の吸着面2aに吸着さ
れる。
吸着パッド2がワークWを吸着した状態で、先程のアク
チュエータによって吸着装置1を適当な搬送位置まで移
動させ、供給口24への圧縮空気の供給を停止することに
よってワークWを離脱させる。このとき、操作バー23の
重力及び圧縮バネ28の付勢力によって、ワークWの離脱
が迅速に行われる。ワークWが離脱すると、弁体22は圧
縮バネ28によって下方へ付勢されているので、操作バー
23は次のワークWに当接するまで第1図に示す位置を維
持する。
上述の実施例によると、吸着パッド2、エジェクタバル
ブ3、及び切換え弁4の相互間を配管接続する作業が不
要であり、且つ吸着装置1をコンパクトに構成すること
ができる。吸着面2aにワークWがない場合には、エジェ
クタバルブ3に圧縮空気が供給されず、且つ負圧室2bに
負圧が供給されないため、供給口24に供給された圧縮空
気がリークして無駄に消費されるということがなく、圧
縮空気が有効に利用される。しかも、多数の吸着装置を
同時に使用する場合でも、ワークWがないために他の吸
着装置に供給される負圧が低下するということがなく、
正常な吸着が行われる。
また、供給口24には常に圧縮空気を供給しておくことが
できるので、吸着面2aがワークWに達してから負圧室2b
に負圧が発生するまでの遅れ時間が極めて短く、レスポ
ンスの速い吸着動作を行わせることができる。
上述の実施例において、排出口13の途中に切換え弁を設
けておき、吸着したワークWを離脱するときに、この切
換え弁を閉じることによって空気噴出口12からの空気を
負圧室2bに導き、ワークWを空気圧によって強制的に離
脱させるとともに、空気室30の空気圧を上昇させて弁体
22を下降させ、切換え弁4を遮断の側に切り換えるよう
に構成してもよい。
上述の実施例において、ハウジング11の構造として、加
工及び組み立てを可能とするために適当な箇所で分割
し、それらを螺子や溶接などで一体的に連結するように
しておけばよい。弁体22の移動を検知してワークWの存
在すること及び吸着が行われた旨の検知信号を出力する
検知センサーを設けてもよい。吸着パッド2、エジェク
タバルブ3、切換え弁4、及びその他の部材の構造、形
状、配置、又は材料などは、上述した以外の種々のもの
を採用することができる。
〔考案の効果〕
本考案によると、吸着パッド、エジェクタバルブ、及び
切換え弁の相互間を配管接続する作業が不要であり、且
つ吸着装置をコンパクトに構成することができる。ワー
クがある場合にのみエジェクタバルブに圧縮空気を供給
して負圧を発生させるので、圧縮空気がリークして無駄
に消費されるということがなく、圧縮空気を効率良く利
用することができる。
したがって、多数の吸着装置を同時に使用する場合で
も、ワークがないために他の吸着装置に供給される負圧
が低下するということがなく、正常な吸着が行われる。
また、ポートには常に圧縮空気を供給しておくことがで
きるので、吸着面がワークに達してから吸着パッドに負
圧が発生するまでの遅れ時間が極めて短く、レスポンス
の速い吸着動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吸着装置の断面正面図である。 1…吸着装置、2…吸着パッド、2a…吸着面、3…エジ
ェクタバルブ、4…切換え弁、12…空気噴出口、22…弁
体、23…操作バー、24…供給口(ポート)、W…ワー
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】負圧によってワークを吸着する吸着装置で
    あって、 吸着パッドと、 空気流によって負圧を発生し前記吸着パッドに負圧を供
    給するエジェクタバルブと、 前記エジェクタバルブに圧縮空気を供給するための切換
    え弁と、 が一体的に連結されて構成されており、 前記切換え弁は、 圧縮空気を供給するためのポートと、 前記ポートと前記エジェクタバルブの空気噴出口との接
    続又は遮断を切り換えるための弁体と、 前記吸着パッドの吸着面から突出しワークが当接したと
    きには前記弁体を接続の側に切り換えるための操作バー
    と、 を有してなることを特徴とする吸着装置。
JP1988157251U 1988-11-30 1988-11-30 吸着装置 Expired - Lifetime JPH0744467Y2 (ja)

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JP1988157251U JPH0744467Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 吸着装置

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JP1988157251U JPH0744467Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 吸着装置

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Publication Number Publication Date
JPH0278283U JPH0278283U (ja) 1990-06-15
JPH0744467Y2 true JPH0744467Y2 (ja) 1995-10-11

Family

ID=31436533

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JP1988157251U Expired - Lifetime JPH0744467Y2 (ja) 1988-11-30 1988-11-30 吸着装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013193191A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Toshiba Corp 吸着装置、電子部品の製造装置、及び、電子部品の製造方法
EP2949433A1 (en) * 2014-05-28 2015-12-02 ATIS S.r.l. A device for manipulating objects especially sacks, by means of suction

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