JPH0744414Y2 - 金属切削屑のせん断処理装置 - Google Patents

金属切削屑のせん断処理装置

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JPH0744414Y2
JPH0744414Y2 JP1990055849U JP5584990U JPH0744414Y2 JP H0744414 Y2 JPH0744414 Y2 JP H0744414Y2 JP 1990055849 U JP1990055849 U JP 1990055849U JP 5584990 U JP5584990 U JP 5584990U JP H0744414 Y2 JPH0744414 Y2 JP H0744414Y2
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debris
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三智夫 長曽根
勝美 天羽
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、金属切削屑のせん断処理装置の改良に関す
る。
〈従来の技術〉 従来から、金属切削加工により発生する切削屑をスクリ
ューコンベアにより搬送し、搬送されてきた切削屑をせ
ん断手段によりせん断して、細片状態になす装置とし
て、例えば実開昭58−119844号に提案されている。しか
し、このもはスクリューコンベアと、スクリューコンベ
アの搬送方向(軸方向)に直行する回転軸に形成された
せん断刃と、せん断刃に対応する位置に形成された固定
刃とを備えて構成されたものであるため、スクリューコ
ンベアと、回転ドラムと、せん断刃の回転軸との計3個
の回転動力源を必要とするとともに装置自体も大型化し
てしまうという課題がある。
そこで、この課題を解決するものとして、本出願人はす
でに実願平1−125751号に提案して出願した。このもの
は、円筒形のケーシングと、このケーシング内の中心軸
上に配された回転軸と、この回転軸の基端側の搬送領域
に形成された切削屑を回転軸の先端方向に送るスクリュ
ーと、回転軸の先端側のせん断領域に径外方向へ突設さ
れたせん断刃と、ケーシング内周面のせん断刃と対応す
る位置から径内方向へ突設された固定刃と、ケーシング
に形成された排出口とを備えたものである。
ところが、このものにおいてはスクリューの外周全体が
平滑な円形状に形成されている。このため、一度に大量
の切削屑が投入され、ケーシング内に切削屑を引き込む
のに多少の力を必要とする場合にはスクリューの外周と
切削屑とが滑りを起こしてしまい、スクリューの回転に
よって切削屑をケーシング内に引き込み難い場合があ
る。特に切削屑が大きな塊状に絡み合った状態で投入さ
れた場合にはケーシングの投入用開口から上方側に逃げ
てしまい、スクリューの外周とケーシングの内壁との間
の隙間から下方のケーシング内に入難い。
一方、例えば実開平1−75014号公報には、スクリュー
の外周先端部に切欠部を設けた穀類配分供給装置が提案
されている。
この装置は、スクリューの外周先端部に間隔をおいて複
数の切欠部を設け、穀粒が搬送中に切欠部に入ることに
より攪拌できるものとし、スクリューによって穀粒を攪
拌しつつ所定位置まで搬送するようにしたものである。
しかしながら、塊状になり易い金属切削屑を搬送してせ
ん断する装置に、この外周先端部に切欠部を設けたスク
リューを採用しても、切欠部で引っ掛けた塊の一部を部
分的にケーシングに引き込めたしても塊全体がケーシン
グの投入用開口から上方側に逃げてしまうため、塊全体
をケーシング内に引き込み難い場合がある。よって、こ
の実開平1−75014号公報に開示されたスクリューを金
属切削屑のせん断処理装置にそのまま利用しても塊状に
なった金属切削屑を効率良く搬送できないという課題が
残る。
〈考案が解決しようとする課題〉 本考案は、以上の実情に鑑み提案されたもので、大量の
塊状に絡まった切削屑が投入された場合にも、投入用開
口から上方に逃げることなくスクリューの回転だけで円
滑にケーシング内に引き込め、良好にせん断できる金属
切削屑のせん断処理装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 切削屑の搬送手段を有する搬送領域と、切削屑のせん断
手段を有するせん断領域とにより構成される金属切削屑
のせん断処理装置において本考案は、次の特徴を有する
ものを提供することにより上記課題を解決する。
本考案の金属切削屑のせん断処理装置は、せん断領域側
の先端面12の閉じた円筒径のケーシング1と、ケーシン
グ1内の中心軸上に配された回転軸2と、回転軸2の基
端側の搬送領域に形成され切削屑を回転軸2の先端方向
に送るスクリュー21と、回転軸2の先端側のせん断領域
に径外方向へ突設されたせん断刃9と、ケーシング1内
周面のせん断刃9と対応する位置から径内方向へ突設さ
れた固定刃8と、ケーシング1に形成された排出口7と
を備える。
上記ケーシング1が、せん断領域側における上部に切削
屑を投入する投入用開口6aを備えるとともに、投入用開
口6aの下方側、且つスクリュー21の引き込み側に切削屑
を収納し得る切削屑収納部61が備えられる。この切削屑
収納部61は、引き込み側におけるスクリュー21の外周と
所定間隔だけ隔てて配設された側部61bと、側部61bの上
部からスクリュー21側に向かって少なくともスクリュー
21の外周の上方位置まで延ばされた逃げ防止部61cと、
側部61cの下部から下方にいくに従い漸次スクリュー21
側に傾斜するように延ばされた傾斜部61aとにより、投
入用開口6aと連なるように区画形成された空間部からな
るものである。
上記スクリュー21は、その外周先端部に切削屑をケーシ
ング1内に引き込む切削屑引込爪40を有する。そして、
この切削屑引込爪40が、回転軸2の回転に伴い切削屑を
引っ掛けて投入用開口6aから切削屑収納部61に収納させ
るとともに、その切削屑収納部61からケーシング1内に
押入可能とされたものである。
〈作用〉 本考案においては、スクリュー21の外周先端部に切削屑
引込爪40を設けるとともに、ケーシング1における投入
用開口6aの下方側、且つスクリュー21の引き込み側に、
逃げ防止部61cと側部61bと傾斜部61aとにより形成した
切削屑収納部61を備えるため、まず、投入された塊状の
切削屑は、切削屑引込爪40に引っ掛けられ、投入用開口
6aから切削屑収納部61に運ばれる。そして、切削屑収納
部61に入った切削屑は、投入用開口6aから上方側に逃げ
ようとするが、その際、切削屑収納部61を形成する逃げ
防止部61cによって上方側への逃げが阻止される。しか
も、切削屑収納部61の傾斜部61aによって下方側に案内
され、その結果、切削屑引込爪40に引っ掛けられた切削
屑収納部61内の切削屑は、上方に逃げることなくそのま
まケーシング1内に引き込まれる。これにより、大量の
塊状に絡まった切削屑が投入された場合にも切削屑をス
クリュー21の回転だけで円滑にケーシング1内に引き込
むことができる。
〈実施例〉 以下、図面に基づき本考案の一実施例を具体的に説明す
る。
この実施例の金属切削屑のせん断処理装置は第1図に示
すように円筒形のケーシング1と、このケーシング1内
の中心軸上に配された回転軸2と、この回転軸2の基端
側の搬送領域に形成され切削屑を回転軸2の先端方向に
送るスクリュー21と、回転軸2の先端側のせん断領域に
径外方向へ突設されたせん断刃9と、ケーシング1内周
面のせん断刃9と対応する位置から径内方向に突設され
た固定刃8と、ケーシング1に形成された排出口7とを
備えてなる。
ケーシング1は先端、基端の両端面11,12がケーシング
カバー11a,12aにより閉ざされ、この基端側上部が開口
され、切削屑を投入するための投入用開口6aが形成され
ている。又、この投入用開口6aには、ホッパー6が取り
付けられている。
このホッパー6は、第2図に示すようにスクリュー21の
引き込み側の側面に形成された切削屑収納部61と、この
切削屑収納部61の上部に配設された直立壁部62とを有し
てなる。ここで、スクリュー21の引き込み側とは、投入
用開口6aに投入された切削屑をケーシング1内に引き込
む側を意味する。より具体的には、例えば第2図に示す
ようにスクリュー21が反時計方向に回転するものである
場合は、第2図におけるケーシング1の左半分側が引き
込み側となり、右半分側が引き戻し側となる。一方、ス
クリュー21が時計方向に回転するものである場合は、第
2図におけるケーシング1の右半分側が引き込み側とな
り、左半分側が引き戻し側となる。これらは共に後述す
るスクリュー21の切削屑引込爪40によるケーシング1内
への切削屑の引き込みをより一層効率的に補助するため
のものである。切削屑収納部61はスクリュー21の切削屑
引込爪40によって運ばれてきた切削屑がケーシング1上
方に逃げないように一旦この内部に収納のしておくため
のものであり、回転軸2の軸芯Oとほぼ同じ高さ位置の
ケーシング1から上方に傾けられて形成された傾斜部61
aとこの傾斜部61aから垂直方向に延設された側部61bと
この側部61bから水平方向に延設される逃げ防止部61cと
により囲まれた投入用開口6aと連なる空間部から構成さ
れている。直立壁部62は上記切削屑収納部61よりさらに
上方に運ばれてくるような切削屑に対し、これを下方に
落としてスクリュー21に引っ掛けられるようにするため
のものであり、ケーシング1内の上方となる位置に切削
屑収納部61の逃げ防止部61cから垂直方向に延設されて
形成されている。尚、これら切削屑収納部61,直立壁部6
2の形状等については図示したものに限らず、切削屑の
大きさ,形状等に応じ適宜変更すれば良いものである。
更に、切削屑収納部61,直立壁部62の双方を設けたもの
に限らず、切削屑収納部61のみを設けるようにしても良
い。
又、ケーシング1の先端寄りの下部から側部にかけて
は、第1図に示すように排出口7が開口されている。さ
らに、ケーシング1の内周面には先端部側に固定刃8が
径内方向に突出して取り付けられている。この固定刃8b
はスクリュー21によって送られてきた切削屑を回転軸2
に設けられたせん断刃9とによりせん断するためのもの
であり、この実施例においては第4図に示すように、ケ
ーシング1の先端上半分15をケーシング1本体から取り
外し可能になし、両者15,1間にこのせん断用固定刃8bの
基端を挟着して、ボルト,ナット16により固定してい
る。尚、この取り付け方法については上述したようにボ
ルト,ナットにより取り付け、固定刃8の交換を可能と
したものに限らず、例えば溶接等により固定するように
しても良く、適宜変更できるものである。又、ケーシン
グ1のせん断領域と搬送領域とを同じ大きさにしたもの
に限らず、例えばせん断領域を搬送領域よりも大きな径
に形成して固定刃8をそのせん断領域における内周面か
ら突出させて設けるようにしても良い。
回転軸2は、ケーシング1の両端に軸受け13,14により
回転可能に支持されている。そして、先端側がケーシン
グ1のケーシングカバー12aを貫き、第5図に示すよう
にこのケーシング1の左側にケーシング1と同一基板4
上に並べられて配設される減速モータ3に接続される。
尚、この減速モータ3の配設位置については、上述のも
のに限らず、例えばケーシング1の後方側に横二列に配
設してチェーン等を介して接続させるようにしても良
く、設置場所に応じ適宜変更すれば良いものである。
又、ケーシング1内における回転軸2は基端側にスクリ
ュー21が螺旋状に形成され、先端側にせん断刃9が径外
方向に突設されている。
スクリュー21はホッパー6から投入された切削屑を先端
側に搬送するためのものである。このスクリュー21の外
周先端には複数の切削屑引込爪40…40が設けられてい
る。これらの切削屑引込爪40…40は、切削屑を確実にケ
ーシング1内に引き込むためのものであり、この実施例
では第2図,第3図に示すようにホッパー6の投入口の
下方となる部分に外周先端から回転軸2方向(ケーシン
グ1に対しては径内方向)にカットして凹部30を形成
し、そしてスクリュー21外周先端から回転軸2の軸芯O
方向に沿って形成された凹部30の内周面30aとスクリュ
ー21外周とでこの切削屑引込爪40を形成している。尚、
この切削屑引込爪40の形状等については上述のように凹
部30の内周面30aを回転軸2の軸芯O方向に沿って形成
したものに限らず、スクリュー21の回転に伴い切削屑を
引っ掛けて回転方向に押圧できる形状であれば良く、凹
部30の内周面30aとスクリュー21外周とのなす角度Aを
大きく又は小さく形成する等適宜変更できるものであ
る。更に、第6図に示すようにスクリュー21外周先端に
別体の突片を溶接等の固定手段によりスクリュー21外周
先端から突出するようにして取り付けるようにしても良
い。
一方、せん断刃9は、第4図に示すように固定リング22
の外周に等間隔に3個配設されている。この固定リング
22は、回転軸2にキー溝及びねじ等により着脱自在に固
定され、せん断刃9は固定リング22ボルトにより固定さ
れるが、これらの固定方法は適宜変更でき、最も単純に
は、回転軸2にせん断刃9を溶接してもよい。このせん
断刃9は、回転軸2の中心軸と平行にあるいはスクリュ
ー21のリード角と同じ又は反対方向に傾けて形成しても
よいが、この実施例では、スクリュー21のリード角と正
逆が反対となるように、回転軸2の中心軸を含む平面と
交差させられている。これにより、切削屑は、せん断刃
9によって、スクリュー21と逆方向、即ち基端方向へ送
られる。このように、この実施例では、せん断刃9が、
せん断手段と逆送手段との両作用をなすが、逆送手段の
例としては、スクリュー21と逆方向のスクリューをせん
断領域内の回転軸2に設けることも可能である。尚、説
明の都合上、リード角の言葉を用いたが、せん断刃9は
つる巻線を描く必要はなく、直線の刃を傾斜させて配設
するだけでも良い。又、この実施例ではせん断用固定刃
8bを2個に対し、せん断刃9を3個設けたが、この数
は、ケーシングの大きさ等により適宜変更しうる。
次に、この装置の作動状態について説明する。
回転軸2は、減速モータ3を駆動源として回転する。そ
して、ホッパー6に投入された金属の切削屑は、スクリ
ュー21の切削屑引込爪40により引っ掛けれられ、ケーシ
ング1内に引き込まれる。ここで、第3図に示すよう
に、例えば大きな塊状に絡み合った切削屑Sが投入され
ると、まず、切削屑引込爪40に引っ掛けられ、投入用開
口6aから切削屑収納部61に運ばれる。そして、切削屑収
納部61に入った切削屑は、スクリュー21の回転により引
っ張られ、あるいはスクリュー21が回転して次の切削屑
引込爪40bに引っ掛けられて又はスクリュー21が一回転
して元の切削屑引込爪40aに引っ掛けられてケーシング
1内に引き込まれる。その際、切削屑収納部61に入った
切削屑は、投入用開口6aから上方に逃げようとするが、
切削屑収納部61の逃げ防止部61cによって上方側への逃
げが阻止される。しかも、傾斜部61aによって下方側に
案内され、その結果、切削屑引込爪40に引っ掛けられた
切削屑収納部61内の切削屑は、上方に逃げることなくそ
のままケーシング1内に引き込まれる。又、切削屑収納
部61よりも上方に運ばれてくる切削屑Sは直立壁部62当
たって下方に落ち、同様に次の切削屑引込爪40bに引っ
掛けられケーシング1内に引き込まれる。これにより、
どのような状態の切削屑が投入されても自動的にケーシ
ング1内に確実にに引き込むことができる。
ケーシング1内に引き込まれた切削屑はスクリュー21に
より搬送され、スクリュー21の先端まで運ばれた切削屑
は、そのまません断刃9と固定刃8とにより構成される
せん断領域に入り、両刃によってせん断される。
せん断された切削屑は、排出口7から排出される。尚、
この排出口7の配設位置はせん断領域に一つだけ設けた
ものに限らず、例えばこれに加え、第1図に示すように
他の排出口7aを搬送領域の下方にも設けるようにして、
もともと十分小さくせん断する必要のないような切削屑
をここから排出させるようにしても良い。又、搬送領域
の下方にこの排出口7aを設けておくことにより、ホッパ
ー6から工具等を落とした場合にもここから取り出すこ
とができる。
以上が、作動説明である。
次に、第7図,第8図に基づき他の実施例について説明
する。
第7図に示す装置は、カール状になった細長状の切削屑
がスクリュー21の外周先端に絡み付かないようにした実
施例に係り、スクリュー21の外周先端に刃部33を形成す
るとともにケーシング1の内周面に荒せん断用固定刃8c
をそれと対応する位置に設け、スクリュー21の外周先端
に絡み付く切削屑S1をこれらによってせん断し、切削屑
を円滑にせん断領域内に搬送できるようにしたものであ
る。そしてこの装置のスクリュー21に切削屑引込爪40…
40を複数設けている。
第8図は、塊状になった切削屑がそのままケーシング1
内に引き込まれた場合にこれを搬送領域内で分散してせ
ん断領域に搬送できるようにした実施例に係り、ホッパ
ー6の下方におけるスクリュー21の外周先端にコの字状
の凹部50を設けるとともにこの凹部50と対応するケーシ
ング1内周面にスクリュー21の回転に際し凹部50内を挿
通する分散用固定刃8bを径内方向に突設させ、これらの
噛み合いにより分散可能としたものである。そしてこの
スクリュー21に切削屑引込爪40…40を複数設けている。
尚、第7図,第8図で示した実施例においても第2図で
示したような切削屑収納部61あるいは直立壁部62を備え
たホッパー6を付設するようにしても良い。
又、切削屑引込爪40の位置,個数についても図示したも
のに限らず、使用に応じ適宜変更できるものである。
<考案の効果> 以上実施例で述べたように本考案は、スクリューの外周
先端部に設けた切削屑引込爪と、ケーシングにおける投
入用開口の下方側、且つスクリューの回転方向側の側面
に設けた切削屑収納部とにより、大量の塊状に絡まった
切削屑が投入された場合にもスクリューの回転だけで円
滑にケーシング内に引き込むことができる。
以上、本考案はどのような状態の切削屑が投入されえて
も自動的にケーシング内に引き込むことができ、円滑に
せん断作業の行える装置を提供し得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は第5図のI−I線断面に沿う拡大説明図、第2
図は第5図のII−II線断面に沿う部分拡大説明図、第3
図は塊状の切削屑をケーシング内に引き込む際の部分拡
大説明図、第4図は第5図のIV−IV線に沿う拡大説明
図、第5図は一実施例の金属切削屑のせん断処理装置の
平面図、第6図は切削屑引込爪の他の実施例を示す拡大
説明図、第7図は他の実施例を示す拡大説明図、第8図
は他のもう一つの実施例を示す拡大説明図である。 (1)…ケーシング、(2)…回転軸、(6)…ホッパ
ー、(7)…排出口、(8)…固定刃、(9)…せん断
刃、(21)…スクリュー、(40)…切削屑引込爪、(6
1)…切削屑収納部、(62)…直立壁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切削屑の搬送手段を有する搬送領域と、切
    削屑のせん断手段を有するせん断領域とにより構成され
    る金属切削屑のせん断処理装置において、 この装置が、せん断領域側の先端面(12)の閉じた円筒
    径のケーシング(1)と、ケーシング(1)内の中心軸
    上に配された回転軸(2)と、回転軸(2)の基端側の
    搬送領域に形成され切削屑を回転軸(2)の先端方向に
    送るスクリュー(21)と、回転軸(2)の先端側のせん
    断領域に径外方向へ突設されたせん断刃(9)と、ケー
    シング(1)内周面のせん断刃(9)と対応する位置か
    ら径内方向へ突設された固定刃(8)と、ケーシング
    (1)に形成された排出口(7)とを備え、スクリュー
    (21)側に開口部(61d)を有する。 上記ケーシング(1)が、せん断領域側における上部に
    切削屑を投入する投入用開口(6a)を備えるとともに、
    投入用開口(6a)の下方側、且つスクリュー(21)の引
    き込み側に切削屑を収納し得る切削屑収納部(61)が備
    えられ、この切削屑収納部(61)が、引き込み側におけ
    るスクリュー(21)の外周と所定間隔だけ隔てて配設さ
    れた側部(61b)と、側部(61b)の上部からスクリュー
    (21)側に向かって少なくともスクリュー(21)の外周
    の上方位置まで延ばされた逃げ防止部(61c)と、側部
    (61b)の下部から下方にいくに従い漸次スクリュー(2
    1)側に傾斜するように延ばされた傾斜部(61a)とによ
    り、投入用開口(6a)と連なるように区画形成された空
    間部からなるものであり、 上記スクリュー(21)が、その外周先端部に切削屑をケ
    ーシング(1)内に引き込む切削屑引込爪(40)を有
    し、この切削屑引込爪(40)が、回転軸(2)の回転に
    伴い切削屑を引っ掛けて投入用開口(6a)から切削屑収
    納部(61)に収納させるとともに、その切削屑収納部
    (61)からケーシング(1)内に挿入可能とされたもの
    であることを特徴とする金属切削屑のせん断処理装置。
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JP6284966B2 (ja) * 2016-02-23 2018-02-28 株式会社イーエムエンジニアリング スクリューユニット、吸殻消火装置

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