JPH074431U - 不定形塊状物の安定走行装置 - Google Patents

不定形塊状物の安定走行装置

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JPH074431U
JPH074431U JP4094993U JP4094993U JPH074431U JP H074431 U JPH074431 U JP H074431U JP 4094993 U JP4094993 U JP 4094993U JP 4094993 U JP4094993 U JP 4094993U JP H074431 U JPH074431 U JP H074431U
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JP
Japan
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belt conveyor
pair
lump
horizontal belt
horizontal
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Application number
JP4094993U
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English (en)
Inventor
広次 内野
Original Assignee
株式会社不二レーベル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不定形塊状物を一定の姿勢を保ってぐらつか
ないように走行させる安定走行装置を提供することにあ
る。 【構成】 不定形塊状物の安定走行装置は、不定形塊状
物(B)を搬送する水平ベルトコンベア装置(1,1
1,12,13,16,17)と、該水平ベルトコンベ
ア装置で搬送されてきた不定形塊状物(B)の側面を挟
持しながら水平ベルトコンベア装置(1)と同調して不
定形塊状物(B)を搬送し、また寸法形状の異なった不
定形塊状物(B)を受け入れやすいように出入口が末広
がりに開口している一対の側面ベルトコンベア装置
(2,21,24,25,26,27,28)と、前記
水平ベルトの進行方向と平行で、かつ一対の側面ベルト
コンベア装置の重心位置よりも上方に配された軸(3
4)を中心にして一対の側面ベルトコンベア(2,2)
を低摩擦で揺動可能に懸垂させる保持装置(31,3
2,33)とから成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、不定形塊状物を一定の姿勢を保ってぐらつかないように走行させる 安定走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
不定形塊状物をベルトコンベアで安定走行させる必要がある場合としては、例 えば真空包装したブロックハムをベルトコンベアで搬送し、それが所定位置に来 たとき、そのブロックハムの品質、生産者、製造年月日や賞味期間を記載したラ ベルを包装紙に張り付ける場合がある。従来においては、ブロックハムの形状の みならず、大きさもまちまちであるため、ベルトコンベア上で安定走行させるの が難しく、そのためベルトコンベア上では何もせず、むしろラベル貼るとき、そ のラベルを一旦真空源に吸着してブロックハムが水平ベルトコンベアで運ばれて きたときに、吸着したラベルを逆に風圧でブロックハムの包装紙に吹き付けて仮 付けし、次いでラベルをスポンジのようなソフトローラで押圧して包装紙に密着 させていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、これでうまくいくものもあるが、大部分のものはソフトローラで押 圧するときに位置が狂ってしまうため、後で手直しする必要があった。この修正 作業には根気と時間がかかるため、この種の装置を用いず、ラベリングに際して はラベルをラベル発行機で発行し、人手でによりブロックハムの包装紙に一々張 り付けることが行われていた。したがって、以前より省力化のため簡易な構造で 自動的にラベリングできる装置の出現が望まれていた。 そこで、本考案の目的は上記要望に答えることができる不定形塊状物の安定走 行装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成する、本考案に係る不定形塊状物の安定走行装置は、不定形塊 状物を搬送する水平ベルトコンベア装置と、該水平ベルトコンベア装置で搬送さ れてきた不定形塊状物の側面を挟持しながら水平ベルトコンベア装置と同調して 不定形塊状物を搬送し、また寸法形状の異なった不定形塊状物を受け入れやすい ように出入口が末広がりに開口している一対の側面ベルトコンベア装置と、前記 水平ベルトの進行方向と平行で、かつ一対の側面ベルトコンベア装置の重心位置 よりも上方に配された軸を中心にして一対の側面ベルトコンベアを低摩擦で揺動 可能に懸垂させる保持装置とから成ることを特徴とする。
【0005】
【作用】
一対の側面ベルトコンベアは、その出入口が末広がりで、しかも保持装置の軸 回りで外側に拡がるようにされているので不定形塊状物の形状や大きさが異なっ ていてもその大きさに合わせて搬送することができる。また一対の側面ベルトコ ンベアは、不定形塊状物が接触したとき左右に拡がり、その結果として自重によ り元に戻ろうとする水平方向の分力が発生するため、その分力によって不定形塊 状物が挟み込まれるので安定した状態で走行させることができる。
【0006】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。 本考案にかかる安定走行装置は、図1に示すように不定形塊状物Bを搬送する 水平ベルトコンベア装置1と、この水平ベルトコンベア装置1と同調して不定形 塊状物Bの側面を挟持しながら搬送する一対の側面ベルトコンベア装置2,2と 、その一対の側面ベルトコンベア装置を懸垂して、不定形塊状物Bが通過すると きに水平方向の求心力を発生させる保持装置3とから構成されている。水平ベル トコンベア装置1は、図1及び図2に示すように枠11と水平ベルト12により 構成され、水平ベルト12は枠11の前後に軸受13を介して取り付けられたベ ルト車14,15に巻掛けられている。前部に配されたベルト車14には継手1 6を介して主モータ17が接続され、その回転方向は図1でいうと、水平ベルト 12と共に不定形塊状物Bが手前に移動してくるような向きに取られている。図 示の主モータ17は固定されたように描写されていないが図示しないブラケット によりいずれかの枠の固定されている。
【0007】 一対の側面ベルトコンベア装置2,2は、図1に示すように鉛直線を対称にし て同形の構造で、各装置2は、図1及び図3に示すように、水平に配された基板 21と、その基板21の前後の下面に鉛直かつ片持で取り付けられたベルト車2 2,23と、そのベルト車22,23に卷回された側面ベルト24により構成さ れている。ベルト車22,23はその軸方向延長線で基板21の上面に固定され た軸受25,25により回転自在に支えられている。前部に配されたベルト車2 2には前記ベルト車14と同じく継手26を介してモータ27が接続されている 。このモータ27の回転方向と速度は水平ベルト12の移動方向と同方向で水平 ベルト12の移動速度と同じになるように前述の主モータ17と同期がとられて いる。また、モータ27は基板21のいずれかの箇所に固定されている。そして 、一対の側面ベルトコンベア装置2,2の出入口が末広がりとなるように各基板 21の相対向する中央部分の面が内側に迫り出し、その内側線に沿って下方に延 びるガイド板21Aが設けられ、その外側面により側面ベルト24を案内するよ うにしている。また、この一対の側面ベルトコンベア装置2,2は水平ベルトコ ンベア装置1の幅方向に揺動可能に懸吊されるため、基板21の上面には、側面 ベルトコンベア装置2の水平面上でほぼ重心位置と思われる場所に懸垂部28、 28が2ヵ所設けられている。
【0008】 一方、一対の側面ベルトコンベア装置2,2を懸吊する保持装置3は、水平ベ ルトコンベア装置1の左右の枠11上に固定された2本の支柱31,31と、そ の2本の支柱31,31の頂部に水平にしかも平行に差し渡した2本の案内棒3 2,32と、その案内棒32,32に沿って摺動する左右2個のスライダ33, 33により構成されている。各スライダ33は所定の位置で停止できるように止 めネジその他の方法で案内棒32に固定されるようになっている。そして、スラ イダ33の下部には前後方向に貫通する孔33Aが明けられ、そのスライダ33 の前後を挟むようにして配された側面ベルトコンベア装置2の懸垂部28にも、 鉛直面上での重心位置よりも高い部分に同様の孔28Aが明けられている。これ らの孔33A,28Aには側面ベルトコンベア装置2を水平ベルトの幅方向に揺 動可能に懸吊する軸34が貫通して嵌め込まれ、その軸34の両端には懸垂部2 8が抜け落ちないようにその外側に例えばEリングが嵌め込まれている。
【0009】 次に動作について説明する。例えばこの安定走行装置を形の定まらないブロッ クハムの包装紙のラベル張り付けに用いるときは、側面ベルトコンベア装置の間 隔が、最小と思われるブロックハムの大きさよりも若干狭くなるようにスライダ 位置を調整して固定し、その後一対の側面ベルトコンベア装置2,2の中間にラ ベリングマシンを配置する。ラベリングマシンは貼り付け位置に高低差があって も十分貼り付けることができるように、例えば前述したような、ラベルを一旦真 空源で吸着し、次に吸着したラベルを風圧でブロックハムの包装紙に吹き付ける ようにしたものを用いる。そのラベリングマシンの前方にソフトローラを配置し てラベルを包装紙に密着させるようにしてもよい。水平ベルトコンベア装置1の 主モータ17と一対の側面ベルトコンベア装置2,2のモータ27,27の同期 を取った後、後方よりラベリングするブロックハムを水平ベルト12上に間隔を 置いて次々に載せる。これは手作業でもよいし、機械的に自動的に行うようにし てもよい。一対の側面ベルトコンベア装置2,2の入口に差し掛かると末広がり になっているので、ブロックハムはその側面が側面ベルト24.24に接触する まで水平ベルト12により搬送され、接触後側面ベルト24,24との摩擦で更 に奥の方に引き込まれる。一対の側面ベルトコンベア装置2,2の間隔はブロッ クハムの幅より小さくされているので、ブロックハムが中央部を通るときに、一 対の側面ベルトコンベア2,2がブロックハムによりその差だけ外側に押し広げ られる。一対の側面ベルトコンベア2,2の回転位置はその重心位置よりも上に あるから元の位置に戻ろうとする水平方向の求心力が起こり、その結果水平ベル ト12と側面ベルト24の三方よりブロックハムが押さえ付けられる。この三方 からの圧力でブロックハムが水平ベルト12と共に安定走行するのでその間を利 用してラベルをブロックハムの包装紙に張り付ける。もし、側面ベルト24の押 し付け力が弱いときには懸垂部28とスライダ33との間にバネを入れて押圧力 を強化してもよい。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば不定形塊状物、すなわち搬送物の形状が まちまちで大きさに大小があっても水平ベルト上で安定走行させることが可能で ある。その結果、形や大きさの異なったブロックハムのラベリングに使用する場 合にはラベリングミスも少なくなるので、この種のラベリングに際して大いに省 力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る安定走行装置の正面図である。
【図2】図1のII─II矢視図である。
【図3】図1のIII ─ III矢視図である。
【符号の説明】 1 水平ベルトコンベア装置 2 側面ベルトコンベア装置 3 保持装置 11 枠 12 水平ベルト 13,25 軸受 14.15.22.23 ベルト車 16,26 継手 17,27 モータ 21 基板 21A ガイド板 24 側面ベルト 28 懸垂部 28A,33A 孔 31 支柱 32 案内棒 33 スライダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不定形塊状物を搬送する水平ベルトコン
    ベア装置と、該水平ベルトコンベア装置で搬送されてき
    た不定形塊状物の側面を挟持しながら水平ベルトコンベ
    ア装置と同調して不定形塊状物を搬送し、また寸法形状
    の異なった不定形塊状物を受け入れやすいように出入口
    が末広がりに開口している一対の側面ベルトコンベア装
    置と、前記水平ベルトの進行方向と平行で、かつ一対の
    側面ベルトコンベア装置の重心位置よりも上方に配され
    た軸を中心にして一対の側面ベルトコンベアを低摩擦で
    揺動可能に懸垂させる保持装置とから成ることを特徴と
    する不定形塊状物の安定走行装置。
JP4094993U 1993-06-28 1993-06-28 不定形塊状物の安定走行装置 Pending JPH074431U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4094993U JPH074431U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 不定形塊状物の安定走行装置

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JP4094993U JPH074431U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 不定形塊状物の安定走行装置

Publications (1)

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JPH074431U true JPH074431U (ja) 1995-01-24

Family

ID=12594760

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JP4094993U Pending JPH074431U (ja) 1993-06-28 1993-06-28 不定形塊状物の安定走行装置

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JP (1) JPH074431U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005199110A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Hitachi Industries Co Ltd 塗布装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005199110A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Hitachi Industries Co Ltd 塗布装置

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