JPH074430B2 - 分割シリンダ型カテーテル取付装置 - Google Patents

分割シリンダ型カテーテル取付装置

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JPH074430B2
JPH074430B2 JP3515901A JP51590191A JPH074430B2 JP H074430 B2 JPH074430 B2 JP H074430B2 JP 3515901 A JP3515901 A JP 3515901A JP 51590191 A JP51590191 A JP 51590191A JP H074430 B2 JPH074430 B2 JP H074430B2
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    • A—HUMAN NECESSITIES
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は、概ね、哺乳動物の血管系に直接液状の薬剤
のような処置材料を供給するためのカテーテルの組立構
造の分野に関係する。特に、この発明は、カテーテルの
端部を血管との接続ポートや他の機器に着脱自在に取り
付けるための装置に関する。
多くの外科的又は非外科的な処置手続において、カテー
テルによって患者の血管系と液体の流通を保つようにす
ることが必要とされる。この目的のためにいくつかの機
器が知られている。米国特許4,673,394に開示されてい
るような埋込み可能な貯蔵槽、及び伝統的なカニューレ
のいずれによっても、これらの機器に取り付けられたカ
テーテルを用いて患者の血管系への接続が可能となって
いる。
これらの従来技術においては、カテーテルは、典型的に
は埋込み作業の前に埋込まれる機器に取付られている。
また、埋込み作業の間、埋込み機器をその機器のポート
へカテーテルを取付けて一緒に用いることも知られてい
るが、この取付けは機器が患者の中に埋め込まれた後で
ある。典型的には、このようなカテーテルは、機器の円
管状のポートに対して滑らせてこれの上に置かれて用い
られ、摩擦力によってその位置を保つようになってい
る。患者には外科的にこれらの埋込み機器を埋込むとい
う作業の性質上、カテーテルと埋込み機器の間の接続は
簡単に達成される必要がある。これによって外科医が埋
込み機器を正しい場所に置く作業に集中することができ
る。この摩擦によって適当な位置決めの作業は実際には
非常に難しいことが分っている。
このような形態によって安定した接続が提供される一
方、永久的な接続によって埋込み機器の操作性が制限さ
れることになり、それによって装着が煩わしいものとな
る。その結果、埋込み機器の望ましい配置の達成が往々
にして非常に大きな困難を伴うか、又は、ときには全く
達成されないことになる。
カテーテルに外接して設けられ、埋込み機器から突出す
る雄管にこれを覆うように係合する単なるカラーを有す
る公知のコネクタは、安定した取付のためには往々にし
て充分でない。もし、カラーの内径がカテーテルの外径
に正しく対応していない場合には、カラーがカテーテル
に係合しないか、又はカテーテルを出口ポートに固定す
るための充分な圧縮力をカラーが生成しないかのいずれ
かとなる。従って、従来知られている組立構造では、接
続される特定のカテーテルに対して用いるために特に設
計されたようなコネクタを用いることができるように、
いくつかの種類のコネクタを用意することが必要とな
る。
米国特許3,673,394は、埋込まれた接続ポートにカテー
テルを取付けるための特に効果的な機器を提供する。こ
の機器は、一対のバイヨネットピンが、カプラの概ね円
筒状の外表面から互いに反対側の方向に延びているよう
な捩りロック（バイヨネットタイプ）カプラである。こ
のピンは、カプラの幾何学的形状とあいまって、接続装
置の円管状のポートに対して滑らせながら、特定の角度
の向きをもって位置決めすることができ、次に捩られ
て、埋込み機器のピン把持用空間領域を形成する部分に
しっかり保持される。
このカプラにおける１つの問題点は、外科医がカプラを
円管状のポートの上に位置させるときに、カテーテルの
外径とカプラの内径を正確に適合させることに困難を感
じるかもしれないことである。このような困難性は、ポ
ートにカテーテルを取付ける場合に同様の困難性を生じ
る結果を招く。さらに、バイヨネットカプラは、外科医
によってその位置に縫い合わせられる間、及びそれが終
わるまで、手でその場所に保持されなければならない。
従って、この発明の目的は、埋込み機器にカテーテルを
しっかりと取付けることができるような改良されたコネ
クタを提供することにある。
この発明の他の目的は、装着が簡単であるカテーテルか
ら埋込み機器へのコネクタを提供することである。
この発明のさらなる別の目的は、異なる直径を持つよう
な複数種のカテーテルに対して用いることができるよう
なコネクタを提供することである。
発明の概要 公知のカテーテル用コネクタに関連する問題点は、この
発明である、埋込み機器にカテーテルを簡単にかつ固定
して取付けるための圧縮可能な分割シリンダ型バイヨネ
ット固定機器によって充分解決された。この発明は、発
明を簡単に挿入し、また、埋込み機器にしっかり接続す
ることができるようにする分割された本体を具備する。
この発明は、単一のカプラによって、外径が異なる複数
種類のカテーテルの使用を可能とする。
この発明の１つの形態は、米国特許3,673,394に開示さ
れているような埋込み機器に対して用いられる。この埋
込み機器は、その縁部から延びる円管状のポートを有
し、ここでは、このポートは周辺のフランジによって形
成された概ねＴ字状の空間領域によって取り囲まれてい
る。
発明のこの形態においては、長手方向に延びた弾性のあ
るカプラ本体によって、カテーテルを受入れるための中
央の軸方向に延びる開口部が形成される。本体はその長
手軸に平行な１つの側面に沿って分割されている。これ
は、本体が弾性的材料から形成されているという事実と
あいまって、本体が蝶番動作によって変形して中央の開
口部を拡大し、その開口部へのカテーテルの挿入と、内
装されたカテーテルの埋込み機器から延びる円管状出口
ポートへの接続を容易にすることができる。
バイヨネットは、本体のカテーテルから遠い側の端部か
ら径方向に突出するピンを把持する。バイヨネット把持
ピンは、コネクタが最初にコネクタの長手軸に沿う第１
の方向に沿って滑りながら円管状のポートに被せられ、
次その軸の回りに「ロック」位置まで回転させられてバ
イヨネットピンが埋込み機器のＴ字状の空間領域の中に
捕えられて配置されることが可能となる。コネクタがロ
ック方向に対して回転変位させられたとき、バイヨネッ
ト把持ピンは、ポートの開口部形成部分と共同して、コ
ネクタが埋込み機器の円管状の出口ポートから外れるの
を防止する。
好ましい実施例においては、カプラ本体のスリットに近
い各側部から、対向翼部が径方向に突出する。これらの
翼部は、スリットを閉じるために埋込み機器のフランジ
に対して一体にクランプされて用いられ、それによっ
て、カテーテルの端部を円管状ポートに対して圧縮し、
カプラをその埋込み部材に対してロック位置に固定す
る。従って、使用の際には、カプラの本体がカテーテル
を受入れるに充分なように中央開口部を拡大するように
変形させられている間に、カテーテルが中央の開口部に
挿入される。そして、カプラはカテーテルと一緒になっ
て、摺動しながら埋込み部材の円管状のポートを覆う位
置に置かれ、そしてコネクタは、バイヨネットピンを把
持し係合させるために捩れロックされる。そして、本体
の翼部は互いにクランプされ、それによって、カテーテ
ルをポートに固定するための圧縮力を伝達する。翼部
は、例えば、縫い合わせることによって一緒にクランプ
され、コネクタが不注意に回転させられることがないよ
うにそれらが埋込み機器に固定されることが望ましい。
これによって、カテーテルが埋込み機器のポートから外
れることが防止される。
この発明の１つの形態において、埋込み機器は、バイヨ
ネットピンを把持するために用いられるＴ字状の空間領
域を形成するようなフランジを含む。好ましい形態にお
いては、フランジは埋込み機器の縁の表面から径方向外
側に延びる。弾性のあるクランプ用つまみがフランジか
ら上方に突出する。このランプ用つまみには、コネクタ
の一緒に押された翼部をフランジに対してクランプする
ための部分が設けられている。コネクタは、翼部がクラ
ンプつまみによってクランプされる位置にあるときには
挿入された向きから回転させられてそのロック位置まで
変位させられ、翼部がクランプされたときには開口部か
ら外れることがないように形成されている。この発明の
他の実施例においては、翼部は開口部を形成し、これに
よって、つまみによるクランプに加え、又はその替り
に、翼部を埋込み機器のフランジに縫込むことができ
る。そのようにすることによって、カテーテルが不注意
にポートから外れることがないというさらなる安定性が
付与される。
図面の簡単な説明 発明のこれらの又は他の利点は、以下に続く詳細な説明
と、同等の部材については同様の参照番号が付されてい
る添付図を参照することによってさらに完全に理解され
る。
図１は、この発明に合致するように構成されたカテーテ
ルコネクタの斜視図で、カテーテルを埋込み機器に捩り
ロックする直前を示している。
図２は、この発明のコネクタに関連して用いられる埋込
み機器の底面図である。
図3Aから3Cは、この発明のコネクタの互いに直交する３
つの平面図である。
図４は、この発明のコネクタのロック位置での状態を示
す斜視図である。
発明の詳細な説明 この発明は、埋込み機器にカテーテルをしっかりと取付
けるための可圧縮分割シリンダ型バイヨネットロック式
コネクタである。このコネクタは、中央軸に沿って延び
る実質的に円筒状の中央開口部を形成するほぼ円筒状の
カプラ本体を有し、これは、一端においてカテーテルを
受容し、他端において埋込み機器の円管状のポートを受
容する。このコネクタはさらに、埋込み機器にコネクタ
を固定するためのバイヨネットロック部分と、カプラ本
体から実質的に径方向に突出し、カテーテルを埋込み部
材の円管状のポートに圧縮して固定することを可能とす
る一対の対向翼部材をも有する。コネクタは、カプラ本
体が弾性的にその中央軸に実質的に平行な蝶番軸の回り
で弾性的に蝶番結合されるように、１つの側面に沿って
分割され、それによって、異なる厚さのカテーテルを受
容するために中央開口部を拡大することが可能となって
いる。この発明のこの形態においては、互いに対向する
翼部材が一緒に傾斜しているときは、埋込み機器の円管
状のポートの外表面にカテーテルを固定するための圧縮
力が発生する。
図１は、この発明を具体化したコネクタ10の斜視図であ
り、柔軟性のある血管用カテーテル20の基端部を埋込み
機器30に固定するところを示す。カテーテル20の先端部
（図示されていない）は、患者の血管系の所望の位置に
配置されている。
機器30は、貯蔵用つまり処置用液体や薬剤を保持するた
めの空間34を形成するほぼカップ状の内側凹所を形成す
るハウジング32を有する。このハウジングは、覆い36に
よって閉じられる開口面を有している。この覆い36は、
好ましくはシリコン、ゴム、又はラテックスのようなエ
ラストマーのような自己再封型のポリマーから形成さ
れ、皮下注射用針を用いて貯蔵用空間34に接続されるこ
とを許容するために用いられる。図２は、機器30の底面
図で、ハウジング32からポート軸37aに沿って延びる単
に円管状のポート37（外径ａを有する）を示している。
ポート37の内部は空間34に直接に連結されている。
ハウジング32は、電気的に研磨された316Lステンレス鋼
若しくは他の外科級の鋼のよううな生物学的適合性を持
つ材料、又は、チタニウムやデュポンのDelrin（デルリ
ン、商標、アセタール樹脂）又はテフロン（商標、テト
ラフルオロエチレン重合体）、ナイロン、ポリエチレン
の耐熱性プラスチック又はそれらの混合物のような生物
学的適合性を持つ高硬度材料から形成されている。
実質的に平坦で、径方向に延びるフランジ38が、接続ポ
ート30のハウジング32を取り囲んでいる。このフランジ
38は、機器30を患者の組織に埋込み作業の間機器30を患
者の組織の層に縫い付けるために用いるためのハウジン
グ32の周囲に等間隔に配置された穴40の列を含む。
使用に際しては、カバー36を突き刺して処置液を貯蔵空
間34に流通させるために皮下注射用針が用いられる。こ
こで、処置液は機器30の円管状の排出口に連結されたカ
テーテル20に以下に示す方法によって流入し、それによ
って患者の血管系に供給される。この代りに、機器30
を、例えば血液透析の作業に関連する血液のような体液
の流出を許容するように形成することも可能である。
機器30は患者に対して直接に縫い付けられるように意図
されているので、埋込みの外科的過程を容易とするよう
に、機器30の高度の操作性と縫い付け穴40への近付き易
さとが望まれる。これに加えて、機器30がカテーテル20
を介して患者の血管系に直接に連絡されるので、カテー
テル20と機器30の間の連結の完全性が保証されなければ
ならない。さらに、患者に対して害を与える危険性を減
少させるために、その先端が血管系の中に配置される間
及び配置された後は、カテーテルの最小限の動きが許容
されることが望ましい。
これらの目的に対しては、まず第一に機器30を位置決め
して固定し、次に、カテーテルの先端を所望の位置に挿
入し、そして最後に、カテーテル20の基端部を切断して
その長さを調整し、これを滑らせてその基端部を機器30
の円管状のポートに被せるようにすることが望ましい。
カテーテル20の機器30への連結は、捩り固定可能コネク
タ10によって達成される。コネクタ10は、ある範囲の外
径を持つカテーテルを受容し、それらを簡単にかつしっ
かりと埋込み機器30に固定するために用いられる。この
発明の重要な特徴は、コネクタをそれが回転しないよう
に安全に固定し、埋込み機器から不注意に外されること
がないようにするための手段が設けられていることであ
る。
図２に示すように、フランジ38は、Ｔ字状の開口部つま
り円管状のポート37の回りに配置された空間領域を形成
する。図２において、空間領域24は軸方向延長部44と周
方向延長部46とを有する。軸方向部44は幅Ｄを持ち、周
方向部46は幅Ｄ′を持ち、ここで、Ｄ′はＤよりも大き
い。この発明の文脈においては、「Ｔ字状」とは、フラ
ンジ38の縁部の幅が、フランジの縁部から遠い側の空間
領域24の端部の幅よりも小さいような任意の妥当な形状
をも含む。このような開口部の替りになる他の例は、鳩
の尾状の開口部である。
図3A〜3Cは側端部及び頂面及び側面を示す図で、それぞ
れコネクタ10を直交するXY及びＺ軸に対して示す。コネ
クタ10は、Ｚ方向に軸12aに沿って長く延びたほぼ円柱
状のカプラ本体12を含む。バイヨネット部（又はピン）
14Aと14Bは、（軸12aに関して）外側に向かって本体12
から実質的に１つの方向（Ｘ）に、単に図3Bに示すよう
なほぼＴ字状の（ｘ方向に幅ｄ′を持つ）部分を形成す
るためにコネクタ10に向かって延び、図3Cにおける視野
においては、（ｙ方向に幅Ｄを有する）ほぼ直線的な形
状でコネクタ10に向かって延びている。幅ｄはＤより小
さく、幅ｄ′はＤよりも大きいがＤ′よりも小さい。カ
プラ本体12は、直径Ａを持つほぼ円柱状の中央開口部26
を形成する。
カプラ本体12は、本体12を長手方向に分割して中央開口
部の全長に沿って延びるギャップを形成するスリット48
を有する。一対の対向する翼部材16Aと16Bが、本体12の
それぞれの端部のスリット48の端部の位置において径方
向外向きに（実質的に図示するｘ方向に）延びている。
部材10は、例えば、ポリオキシメチルアクリレイトのよ
うな、弾性があって変形可能な材料から形成されてい
る。このような構成によって、スリット48は、ほぼスリ
ットの反対の側の本体12の中に蝶番領域を形成する。こ
の蝶番領域は、蝶番軸Ｈの回りの本体12の蝶番状の変形
を許容して、中央開口部26を拡大して、フランジ20を容
易に受入れさせ、また、開口部26を縮小してカテーテル
20の基端部を機器30の円管状のポート37の外表面に対し
て圧接させる。図示された実施例においては、蝶番領域
は本体12の比較的大きな角度範囲の部分に渡って分布し
ている。他の実施例においては、この蝶番領域又は湾曲
部は、例えば、スリット48に向い合う中央開口部の正面
に沿って軸方向に延びる溝を配置することにより、もっ
て局所的なものにすることもできる。
コネクタ10は、カテーテルが開口部26に挿入されたとき
に、スリット28を形成する壁が、蝶番軸の回りの変形を
伴いつつわずかに分離されるように寸法が決められてい
る。このように、向い合う翼部材16Aと16Bを互いにクラ
ンプすることによって、カテーテル20に作用する圧縮力
が発生し、カテーテルをポート37に圧縮固定する。
コネクタ10は、ポート37に柔軟性のあるカテーテル27を
クランプするために用いられ、ここではカテーテル20の
名目的な内径はａよりも小さく、カテーテルが引き延ば
されてその内径がａに等しくなったとき（つまり、カテ
ーテルがポート37上に位置しているとき）は、カテーテ
ル20の名目的な外径はＡよりも大きい。
カテーテル30を円管状のポート37の上へ配置した後の上
述したような形態で、コネクタ10はカテーテルの上に置
かれ、コネクタ10の狭い（寸法ｄ）部分とカテーテル20
とが滑りながら、ポート37の上及びＴ字状の空間領域24
の中に配置されるような角度に向けられる。コネクタ10
のピン14Aと14Bが一旦空間領域24に完全に挿入され、背
面15がハウジング32に当接すると、コネクタ10はその長
手軸の回りに回転することができる。このようにして、
コネクタ10が軸方向に空間領域24に中に動かされ、ハウ
ジング32に対して突き当てられたとき、コネクタ10の空
間領域24の中での回転によってコネクタ10はＴ字状の開
口部24の中で把持され、バイヨネット作用によってその
軸方向の動きが防止される。
図４は、コネクタ10がフランジ38のＴ字状開口部24の中
にロックされ、埋込み機器30にカテーテル20が固定され
た状態を示す。補助的な翼部材16Aと16Bは、それぞれフ
ランジ38中の開口部19と位置揃えされた開口部18を有
し、縫線49によってフランジ38に対して一定の位置に保
持されている。
図示された実施例は、必要に応じて用いられる弾性クラ
ンプタブ50を有し、これはフランジ38から上方に延び、
舌部50Aを有する。このクランプタブ50は、翼部16Aと16
Bがフランジ38に向けて動かされたときに、これらの翼
部が最初はタブ50を片寄らせ、次にタブ50がもとの位置
に戻ったときに、舌部50Aに捕えられるように係合させ
られる。このときに、タブ50は翼部16Aと16Bをフランジ
30に固定しつつ、これらを一緒にクランプする。
翼部16Aと16Bを一緒にクランプすることによって、タブ
50はコネクタ10の本体12を経由して、円管状のポート37
にカテーテル20を固定するための圧縮力を作用させる。
また、コネクタ10が回転するのを防ぐことによって、ス
ナップダウンタブ50がコネクタ10をその位置にロックす
ることができるようにする。その結果、カテーテル20は
出口ポート37から不注意に取り除かれることがない。付
加的な安全手段として、補助的な翼部16Aと16Bがフラン
ジ38に縫い付けられている。
発明の他の実施例において、もし一つの一貫した外径を
持つカテーテルが使われるならば、コネクタ10は隣接す
る一体のものとして形成することができる。つまり、分
割はされない。このような発明の実施例においても、翼
部16Aと16Bがスナップダウン手段50と協力することによ
って、スナップダウン機器50がカテーテル20と埋込み機
器30の間の安定した接続を可能とするという従来のコネ
クタに対する利点を有する。
上述したように、ハウジングに対してカテーテルを捩り
ロックして結合させるという他の形態が可能であり、そ
して、ある与えられたバイヨネット構造に対して、フラ
ンジの開口部の対応する形状が製造できるということは
注目すべき利点である。この発明の１つの視点の原理か
らすれば、ハウジングはその貯蔵部から延びる出口ポー
トと、その出口ポートの上の搭載手段とを含み、これ
は、組合わせられる捩りロック式カテーテル連結部を受
容するために用いられる。しかしながら、ハウジングの
搭載手段の特有の細部は選ばれたバイヨネット連結構造
に従って変化する。
さらに、この発明は、体外循環のための用途に用いられ
ていてもよく、この場合は、流体の移送手段は埋込み機
器以外の他の機器である。例えば、コネクタ10は、円管
状の流出ポートに沿って延びる適当なＴ字状の開口部を
持つ機器と連結されて用いられている。
従って、上述した説明は、単にこの発明のいくつかの実
施例のうちの２つについてのものであることは理解すべ
きである。つまり、上の説明は、限定するためのもので
はなくて、理解させるためのものである。従って、この
発明はこれまでの説明によって限定されるものではな
く、以下に続くクレームによって限定されるべきもので
ある。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】液体輸送構造体の円管状の延長部（37）の
    外部に弾性を有する管（20）の端部を結合するためのコ
    ネクタ装置（10）であって、上記延長部はポート軸（37
    a）に沿って延びかつ外径ａを持ち、上記コネクタ装置
    は、 中心軸線（12a）に沿って延びる実質的に円筒状の中央
    開口部（26）を持つ弾性本体部材（12）によって特徴付
    けられ、 上記開口部は内径Ａを持ち、ここで内径Ａは延長部（3
    7）の外径ａよりも大きく、上記弾性体部材は以下のも
    のを有する。 上記中央開口部の１つの側面に沿って延び、上記本体部
    材の対向する端部によって確定されるスリット（48）；
    及び 外力を受けて、上記スリットの上記端面を向い合せて傾
    けるための圧縮手段。
  2. 【請求項２】請求の範囲１のコネクタ装置であって、上
    記本体部材がさらに以下のものを有する： 上記本体部材を上記流体移送構造体に対して上記円管状
    の延長部と同軸でかつその回りに位置させて選択的に係
    合させるため、上記ポート軸と上記中心軸線を同軸上に
    配置したバイヨネット手段。
  3. 【請求項３】請求の範囲１のコネクタ装置であって、上
    記延長部（37）は、弾性本体部材（12）の内径Ａよりも
    大きな外径を有する管（20）に嵌合し、上記本体部材
    は、上記本体部材が上記流体移送構造体に係合させられ
    たときに、上記管の端部を上記管の延長部に把持して保
    持するために用いられる。
  4. 【請求項４】請求の範囲４のコネクタ装置であって、上
    記圧縮手段は、上記第１の部分の上記スリットの端部か
    ら径方向に延びる第１の実質的に平坦な翼部材（16A）
    と、上記第２の部分の上記スリットの端部からスリット
    の方へ延びる第２の平坦な翼部材（16B）とを有する。
  5. 【請求項５】請求の範囲５のコネクタ装置であって、さ
    らに、上記本体部材が上記開口部をチューブ状の延長部
    と同軸にかつその回りに位置させ、またスリットの向い
    合う端部が互いに実質的に近いところに位置させて上記
    流体移送構造体に係合させられたときに、上記翼部材の
    上記流体移送構造体に選択的に捕獲せしめる手段を有す
    る。
  6. 【請求項６】請求の範囲６のコネクタ装置であって、上
    記捕獲手段が、上記流体移送構造体から延びて設けら
    れ、上記翼部材が上記流体移送構造体上の所定の位置に
    対して位置決めされたときに、上記翼部材と捕獲的に係
    合するように用いられる弾性的な捕獲部材（50）を有す
    る。
  7. 【請求項７】カテーテル（20）の端部を、縁部からポー
    ト軸（37a）に沿って内側に延びるＴ字状の開口部を有
    する流体移送機器に固定するためのロック用コネクタ
    （10）であって、上記流体移送機器は上記Ｔ字状開口部
    の中で上記ポート軸に沿って延びる円管状のポート（3
    7）を持ち、上記Ｔ字状開口部は上記ポート軸と交差す
    る方向において最小幅Ｄと最大幅Ｄ′を持ち、上記コネ
    クタは以下のものを具備することを特徴とする： 中心軸線（12a）に沿って延び、バイヨネット部（14A,1
    4B）を有する弾性本体（12）であって、上記バイヨネッ
    ト部は、上記中心軸線に交差する第１の方向においてＤ
    よりも小さい最大外径を持つとともに上記中心軸線に交
    差する第２の方向において最大の外径Ｄ′を持ち、上記
    第２の方向は上記第１の方向に直交し、上記本体はカテ
    ーテルの端部を受けるために上記中心軸線と同軸に設け
    られた実質的円筒状の開口部（26）と上記長手軸に平行
    なスリットを形成し、圧縮スリットはカテーテルを上記
    開口部に挿入するのを容易にするために上記本体が弾性
    的に変形して上記開口部を拡大するのを許容し、これに
    よって、上記バイヨネット部はＴ字状の開口部との組合
    わせによって用いられ、上記コネクタが第１の方向にあ
    るときにはコネクタが自由に開口部に挿入可能となり、
    上記コネクタが上記第１の方向から回転変位した第２の
    方向にあるときには、コネクタが挿入も取り外しもでき
    ないようになり、 上記本体は、さらに、上記スリットの近傍において上記
    中心軸線に対してそれから径方向に延びる補助的な翼部
    材（16A,16B）を有し、 上記翼部材は、一緒に傾斜させられ、上記流体移送機器
    の領域に対してクランプされて用いられ、これによって
    上記コネクタが上記中心軸線の回りに回転することを防
    ぎながらカテーテルを円管状のポートに固定するための
    圧縮力を作用させる。
  8. 【請求項８】埋込み構造体であって以下のものを有す
    る： 流体の貯蔵部（34）を形成するハウジング（32）； 少なくとも部分的に上記ハウジングに外接する最小幅Ｄ
    を有するＴ字状の開口部を形成するフランジ（38）； 上記Ｔ字状の開口部のポート軸（37a）に沿って外向き
    に延び、上記貯蔵部から上記ポートの先端に向かう流路
    を付与する流体ポート（37）； カテーテル（20）を上記ポートに対して取り外し可能に
    固定するコネクタ（10）、 上記コネクタは以下のものを具備することを特徴を有す
    る； 中心軸線（12a）に沿って延び、上記中心軸線に交差す
    る第１の方向においてＤより小さい最大外径を持ち、上
    記中心軸線に交差する第２の方向において最大外径Ｄ′
    を有するバイヨネット部（14A,14B）を含む弾性本体（1
    2）であって、上記第２の方向は上記第１の方向に直交
    し、上記本体は上記中心軸線と同軸な実質的に円筒状の
    カテーテル端部受容用開口部（26）と、上記長手軸に平
    行なスリットを形成し、上記スリットは上記本体が弾性
    変形により上記開口部を拡大してカテーテルを上記開口
    部に挿入することを容易にする；これにより、上記バイ
    ヨネット部は上記Ｔ字状の開口部と組合わせて用いられ
    て、上記コネクタが、コネクタが第１の方向にあるとき
    には自由に開口部に挿入することができ、コネクタが上
    記第１の方向から回転して変位させられた第２の方向に
    あるときには、開口部に挿入することも取り外すことも
    できないようにされ； 上記本体はさらに、上記スリットの近傍でかつ上記中心
    軸線に対してそれから径方向に延びる補助的な翼部材
    （16A,16B）を有する；及び 上記翼部材は一緒に傾斜して用いられ、上記流体移送機
    器の領域に対してクランプさせられ、それによって、上
    記コネクタが上記Ｔ字状軸の回りで回転するのを防ぎつ
    つカテーテルを円管状のポートに対して固定するための
    圧縮力を作用させる。
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