JPH0744279A - 携帯型情報処理機器 - Google Patents

携帯型情報処理機器

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JPH0744279A
JPH0744279A JP5185790A JP18579093A JPH0744279A JP H0744279 A JPH0744279 A JP H0744279A JP 5185790 A JP5185790 A JP 5185790A JP 18579093 A JP18579093 A JP 18579093A JP H0744279 A JPH0744279 A JP H0744279A
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JP
Japan
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information processing
portable information
processing device
base
main body
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JP5185790A
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English (en)
Inventor
Toru Numata
徹 沼田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】携帯型情報処理機器基部,携帯型情報処理機器
本体間での電力供給や信号伝達に関して、電気的接点方
式が持っていた接触不良による諸問題を回避すること。 【構成】基部及び本体は、磁束密度変化による電力供
給,受給手段と、電気的接点を介せず光あるいは電磁波
を介した信号伝達手段を有する。 【効果】電力供給や信号伝達に際して、機械的圧着によ
り電気的接点を持つコネクタを介しない為、接触不良に
より電力供給或いは信号電送が阻害されることがない。
また外部に露出した電圧端子が無くなる為、機器の故障
原因となる、外的要因による端子間短絡が発生しない。
更に、使用者による基部,本体間での電力供給路,信号
伝達路の形成を簡略化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯型情報処理機器に関
するものであり、更に細かくは、携帯型情報処理機器本
体と、外部電源を元に携帯型情報処理機器本体に電力を
供給する携帯型情報処理機器基部とが筐体として分離さ
れている携帯型情報処理機器において、携帯型情報処理
機器基部から携帯型情報処理機器本体への電力供給手段
及び携帯型情報処理機器基部,携帯型情報処理機器本体
間の信号伝達手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯型情報処理機器に対する電力
供給は、本体に内蔵する1次電池を交換する手段以外に
は、外部交流電源から整流器を介して直流電流を携帯型
情報処理機器本体に供給し、携帯型情報処理機器本体に
内蔵した2次電池に充電し電源とする手段が取られてい
た。
【0003】また、外部記憶装置,通信装置,LANコ
ネクタ等が内蔵或いは接続されている携帯型情報処理機
器基部と、携帯型情報処理機器本体との間で信号伝達を
行なう場合には、I/Oポートを介してバスに直接接続
する,RS232CやGP−IB等の規格の信号電送用
コネクタを介して接続する,等というように両者間を電
気的に結線,信号電送を行なう手段が取られていた。
【0004】一部においては、信号伝達手段として、特
開平2−176814号公報やSONY社のPTC−3
00に見られるように近接接触式の光通信を用いたり、
NEC社のRC−9801に見られるように無線モデム
を内蔵して無線通信により信号伝達を行う、等の方法を
とることにより、電気的結線無しに他の携帯型情報処理
機器あるいは周辺機器通信端末との信号伝達が可能にな
っている。
【0005】しかしながら、従来の技術は、電気的結線
無しには、携帯型情報処理機器本体,携帯型情報処理機
器基部間における電力伝送,情報伝達の双方を可能にす
るものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術によれば、
外部より電力供給を受け、情報伝達を行う携帯型情報処
理機器には、電力供給用或いは情報信号電送用等の電気
的接点が不可欠であった。この電気的接点は、携帯を目
的として発生する分離,接続を繰り返す度に、抜き差し
が行われる為、摩耗,変形,汚れなどに起因した接触不
良により、電力供給或いは情報信号電送が阻害される可
能性を持っている。また電力供給用の電圧端子は露出状
態となる為、保護具無しでの携帯使用時には水滴や導電
性のゴミ等が付着することにより端子間が短絡し、機器
の故障原因となる可能性を持っている。
【0007】
【課題を解決するための手段】外部からの電力供給は携
帯型情報処理機器に具備されたコイルを通過する磁束密
度の変動の形で行い、コイルにおいて電磁誘導により発
生する交流電流は整流器により直流電流に変換し、携帯
型情報処理機器に内蔵される2次電池に充電を行ない、
電源とする。
【0008】携帯型情報処理機器基部,携帯型情報処理
機器本体間での信号伝達には、電力供給用の磁束密度変
動に対し磁気的に遮蔽された状態において磁束密度変動
の変調や光電送,無線等の手段を用いる。
【0009】
【作用】電気的接点を介すこと無く、携帯型情報処理機
器基部から携帯型情報処理機器本体への電力供給、及び
携帯型情報処理機器基部,携帯型情報処理機器本体間で
の信号伝達が可能になる。
【0010】
【実施例】図1に本発明の実施例における携帯型情報処
理機器本体の概略構成図を示す。1a及び1bは携帯型
情報処理機器本体の外郭をなす筐体部品である。
【0011】2は表示入力一体型パネルである。図中で
は表示入力一体型パネル2は情報表示部と情報入力部が
組合わさった単一部品として示しているが、情報表示部
と情報入力部とが分離可能な構成あるいは分離された構
成であっても構わない。3は情報制御処理部を含む回路
基板を示している。図中では1枚構成となっているが複
数枚の基板より構成されていても構わない。4は情報記
憶部である。情報記憶部4は、例えば半導体記憶素子集
積回路を複数個組合せて構成してもよい。また図中で
は、情報記憶部4は情報制御処理部回路3と別部品とし
て表現されているが、情報記憶部4の一部もしくは全体
が、情報制御処理部回路基板3上に配置されていても構
わない。また、情報記憶部4における情報記憶媒体の一
部もしくは全体が、ICカード,ハードディスク装置,
磁気ディスク,光学ディスク等の形態をとっており、分
離可能であっても構わない。5は2次電池電源部であ
る。図中では筐体内に内蔵する形をとっているが、2次
電池電源部5の外形の一部が筐体 1a,1bの一部と
して機能し且つ脱着可能であっても構わない。6は磁束
密度の変動を交流に変換するための電力受給用コイルで
ある。7は磁芯である。磁芯7は、線状若しくは板状の
強磁性体材料を多数束ねたものを用いるのが一般的であ
るが、強磁性体微粉末を樹脂により結着した材料を用い
ても構わない。8はコイル6で発生する交流を直流に変
換する整流回路である。整流回路8において整流された
電流は2次電池電源部5に供給,充電される。但し、携
帯用情報処理機器本体が駆動中である場合には、整流回
路8において整流された電流の少なくとも一部が携帯用
情報処理機器本体の駆動用電流として直接供給されても
構わない。9は電力供給用の変動磁場から表示入力一体
型パネル2,情報制御処理部回路基板3及び情報記憶部
4等を保護するための磁気シールド材である。磁気シー
ルド材9は筐体内体積の制約から薄板状もしくは可尭的
なシート状材料からなることが望ましい。但し、部品や
構造材の凹凸に合わせてエンボス加工が為されていても
構わない。10は情報光電変換部である。情報光電変換
部10は、携帯用情報処理機器本体から携帯型情報処理
機器基部への伝達用信号を電気信号から光パルス信号に
変換したり、逆に携帯型情報処理機器基部からの光パル
ス信号を電気信号に変換し、情報制御処理部回路基板3
及び情報記憶部4等へ適した信号形式で伝達する機能を
持つ。11は、携帯用情報処理機器本体,携帯型情報処
理機器基部間で伝達される光パルス信号が透過する、携
帯用情報処理機器本体の筐体に設けられた光学的開口部
である。光学的開口部11は信号伝達に用いる波長領域
が透過可能な樹脂,ガラス等により,構造的には閉じら
れている。
【0012】図1において、実施例における携帯型情報
処理機器本体を略板状の形態で示したが、図2に示すよ
うに、情報表示部と情報入力部とが別筐体に配置され且
つ両筐体が略蝶番状接続部によって機械的,電気的に連
結された、俗にブック型あるいはノート型と称される形
態を取っていても構わない。図2において、12はキー
ボード、13は情報表示部を具備した情報表示用筐体、
13aは情報表示用筐体13の略蝶番状接続部である。
【0013】図3は本発明の第1の実施例における携帯
型情報処理機器基部の概略構成図を示したものである。
20a及び20bは携帯型情報処理機器基部の外郭をな
す筐体部品である。21は直流電源部である。直流電源
部21では外部から供給される交流電流を整流、直流電
流に変換し携帯型情報処理機器基部内各部へと電力供給
を行う。22は発振器である。発振器22は直流電源部
21から供給される直流電流を電力伝送用である高周波
数の交流に再変換する。23は電力供給用コイルであ
る。発振器22から供給される交流電流は電力供給用コ
イル23によって、電力供給用の磁束密度変化に変換さ
れる。24は電力供給用コイル23用の磁芯である。2
5は電力供給用コイル23で発生された磁束密度変化即
ち磁場変動から携帯型情報処理機器基部内各回路を保護
するための磁気シールド材である。26は情報光電変換
部である。27は光パルス信号伝達用の光学的開口部で
ある。28は情報制御処理部を含む回路基板を示してい
る。情報制御処理部回路基板28に載せられた情報制御
処理部は、携帯型情報処理機器基部に要求される情報処
理能力に応じて適宜決定され、携帯用情報処理機器本体
用情報制御処理部回路基板3に載せられた情報処理部と
は異なるものであって構わない。29は大容量情報記憶
部である。図中では筐体内に内蔵しているが、別筐体と
して、携帯型情報処理機器基部に外付け可能とする形を
とっても構わない。また図中には図示していないが、携
帯型情報処理機器基部は基板拡張用のコネクタやキーボ
ード,ディスプレイ用のインターフェース及び外部情報
回線接続用コネクタ等を具備するものであっても構わな
い。
【0014】図4は本発明の実施例における携帯型情報
処理機器基部から携帯用情報処理機器本体への電力伝送
の流れを示す流れ図である。商用電源等の外部電源30
から供給される交流電流は、携帯型情報処理機器基部の
直流電源部21で整流され、直流電流として発振器22
に供給される。発振器22で直流電流は電力伝達用に数
百Hzから数十KHzの交流電流へ再変換される。この
電力伝達用交流電流は電力供給用コイル23において、
周期的な磁束密度変化を発生する。この際、携帯用情報
処理機器本体の電力受給用コイル6を電力供給用コイル
23に近接して配置することにより、電力供給用コイル
23で発生した周期的な磁束密度変化は電力受給用コイ
ル6に交流電流を誘導する。この誘導された交流電流は
整流器8によって適当な電圧状態で整流され、直流電流
として2次電池電源部5に供給される。2次電池電源部
5では供給された直流電流を充電し、携帯時には携帯用
情報処理機器本体内各部に対し電源として機能する。ま
た携帯用情報処理機器本体,携帯型情報処理機器基部が
電力伝達可能な配置状態にあり、且つ携帯用情報処理機
器本体が駆動状態にある場合には、整流器8から直接携
帯用情報処理機器本体の駆動回路部に駆動電流を供給し
ても構わない。
【0015】また、電力伝達時に携帯型情報処理機器基
部が携帯用情報処理機器本体に接触する部位の一部にセ
ンサもしくはスイッチを設け、該センサもしくはスイッ
チが携帯用情報処理機器本体と携帯型情報処理機器基部
とが正しく配置されていないことを示している場合に
は、直流電源部21から発振器22への電力供給を停止
する,発振器22での発振を停止する,あるいは携帯型
情報処理機器基部内各部を停止ないしは低消費電力型待
機状態にする等の制御を行っても構わない。このことに
より、充電を行わない際の携帯型情報処理機器基部の消
費電力を低減することができる。
【0016】また、電力伝達時に携帯型情報処理機器基
部と携帯用情報処理機器本体が接触する部位の一部に凹
凸状の嵌合部あるいはガイドを設け、それにより電力供
給用コイル23及び電力受給用コイル6の中心軸あるい
は磁芯を合わせるようにしても構わない。このことによ
り、容易に携帯型情報処理機器基部,携帯用情報処理機
器本体間の位置決めができ、電力伝達,受給用両コイル
間での磁束の漏洩が低減される為、伝達効率を向上する
ことができる。
【0017】図5は本発明の実施例における電力供給,
受給用両コイル及び磁芯の形状及び配置に関して第1の
電力伝達時概略配置断面図を例示したものである。携帯
型情報処理機器基部に具備された電力供給用コイル23
及びその磁芯24,携帯用情報処理機器本体に具備され
た電力受給用コイル6及びその磁芯7は共通の中心軸を
有する。図5(a)においては、磁芯7,24は携帯型
情報処理機器本体筐体1b,携帯用情報処理機器基部筐
体20aを挟んで対向しする配置を取っており、各磁芯
は露出せず、均一な筐体外見が得られる。図5(b)か
ら(f)においては、磁芯7,24は携帯型情報処理機
器本体筐体1b,携帯用情報処理機器基部筐体20aに
設けられた開口部より露出し、互いに直接接触可能にな
っている。このことにより、磁芯間での磁束漏洩がより
低減され、電力の伝達効率が向上する。また、図5
(c)から(f)においては、磁芯7,24が互いに周
辺部あるいはそれ自身に嵌合形状を有しており、容易に
位置合わせが可能になっている。
【0018】図6は本発明の実施例における電力供給,
受給用両コイル及び磁芯の形状及び配置に関して第2の
電力伝達時概略配置断面図を例示したものである。図中
に示した磁芯が図5に示したものと異なる点は、各磁芯
の非対向端がコイルを覆う形で折り返された形状にあ
る。これにより、電力供給用コイル23により発生され
る磁場は、その殆どが磁芯7,24によって形成される
空間内のみで閉じる為、他の電気回路に対する漏洩磁束
の影響がより低減される。
【0019】図7は本発明の実施例における電力供給,
受給用両コイル及び磁芯の形状及び配置に関して第3の
電力伝達時概略配置断面図を例示したものである。図中
に示した電力供給,受給用両コイル及び磁芯の形状及び
配置が図5,図6に示したものと異なる点は、携帯型情
報処理機器本体,携帯用情報処理機器基部の内一方の装
置に具備されたコイル及び磁芯が、その筐体の合体用基
準平面より突出しており、他方の装置に具備されたコイ
ルは前述のコイル及び磁芯と中心軸を同じくして包み込
むように配置されていることにある。この時、前述の磁
芯は両コイルにより共有される形となる為、電力供給用
コイル23により励起された磁束はそのまま受給用両コ
イル6を通過することになり、高い電力伝達効率を得る
ことができる。この時、図7(b)に示したように、樹
脂を含浸させた後表面を平滑化したコイルを筐体表面に
配置して、両コイルの巻径を同程度にしても構わない。
また、図7(c)に示したように、両コイル及び磁芯に
かぶさるように碗状の強磁性体材を配置しても構わな
い。電力供給用コイル23により発生される磁場を碗状
強磁性体材と磁芯によって構成される空間内に閉じるこ
とにより、他の電気回路に対する漏洩磁束の影響がより
低減される。また、この碗状強磁性体材が筐体の一部を
なすものであっても構わない。
【0020】図8は本発明の実施例における電力供給,
受給用両コイル及び磁芯の形状及び配置に関して第4の
電力伝達時概略配置断面図を例示したものである。図中
に示した電力供給,受給用両コイル及び磁芯の形状及び
配置が図5,図6,図7に示したものと異なる点は、電
力供給,受給用両コイルが各筐体の合体用基準平面に対
しほぼ並行に配置されており、且つ各磁芯がU字型形状
を取りながらその両端部を筐体の合体用基準平面に対し
垂直に向けていることにある。電力供給用コイル23で
はコイル長が長い程、長岡係数の分だけ磁束密度の発生
効率を向上することができるが、コイルを垂直に配置し
た状態では筐体の厚みを増す要因となる為、コイル長は
規制を受け易い。これに対し、電力供給用コイル23を
筐体の合体用基準平面に対しほぼ並行に配置することに
より、筐体厚みに制約を受けることなくコイル長を伸ば
すことが可能になる。
【0021】図9は本発明の実施例における携帯型情報
処理機器基部,携帯用情報処理機器本体間の光通信を用
いた情報伝送の流れを示す流れ図である。例えば、携帯
用情報処理機器本体から携帯型情報処理機器基部へ情報
伝送を行う場合には、携帯用情報処理機器本体に具備さ
れた情報入力部や情報記憶部からの情報や情報制御処理
部での演算結果は情報制御処理部を経由して情報光電変
換部へと送られる。この時の情報は一般的に電気的なパ
ラレルデータであるが、情報光電変換部においてシリア
ルあるいはパラレルな光パルスデータに変換される。こ
の光パルスデータは、各筐体に設けられた光学的窓を透
過して、携帯型情報処理機器基部の情報光電変換部に到
達する。情報光電変換部において、光パルスデータは電
気的なパラレルデータに逆変換され、携帯型情報処理機
器基部の情報制御処理部へと送られる。情報制御処理部
では送られてきた命令,情報に基づき、制御あるいは処
理が行われる。機器間の情報伝達は光パルスデータ即ち
光信号を用いて行われている為、接続用の電気的端子を
要しない。また、携帯用情報処理機器本体の光学的窓を
装置側面部など使用時に隠蔽されない部所に設け、情報
光電変換部の光出力能力を十分強く与えた場合には、直
接光,間接光による光路確保がなされた条件下におい
て、携帯用情報処理機器本体と携帯型情報処理機器基部
とが離れていても、情報伝達は可能である。この時用い
る光信号の主波長領域は、生活光による外乱の防止や、
同一居室者が光ノイズとして不快感を覚えることを防止
する等の理由により、可視領域外辺部もしくは可視領域
外にあることが望ましい。波長領域としては0.6μm
以上、望ましくは0.65μm以上に主波長領域がある
ことにより、上記問題を回避できる。ただし、両機器の
光学的窓が近接して光路が外部に対し閉じていると見做
され得る状態でのみ光通信を行なう構成においてはこれ
以外の波長領域を用いるものであっても構わない。
【0022】図10は、情報光電変換部の概略構成図で
ある。図中において、40は情報変換部、41は発光ダ
イオード等を用いた発光部,42はCCD等による受光
部である。情報変換部40は携帯型情報処理機器本体及
び携帯型情報処理機器基部内部におけるデータ形式と光
通信用のデータ形式とを双方向に変換するとともに、回
線接続確認,誤り訂正等の通信制御を行う。また情報変
換部40には情報を一時的に蓄えておく為の少容量情報
記憶機能が具備されている。発光部41及び受光部42
は、情報の伝達効率を向上する為に、複数個の素子より
構成されていても構わない。
【0023】
【発明の効果】携帯型情報処理機器本体に対する電力供
給や携帯型情報処理機器基部,携帯型情報処理機器本体
間での信号伝達を行なう際に、機械的圧着により電気的
接点を持つコネクタを介しない為、接触不良により電力
供給或いは信号電送が阻害されることがない。また携帯
型情報処理機器本体外部に露出した電圧端子が無くなる
為、機器の故障原因となる、外的要因による端子間短絡
が発生しない。更に、携帯型情報処理機器基部,携帯型
情報処理機器本体間での電力供給路,信号伝達路の形成
を簡略化できる為、携帯型情報処理機器本体と携帯型情
報処理機器基部の合体,分離が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における携帯型情報処理機器本
体の概略構成図である。
【図2】本発明の実施例における第2の携帯型情報処理
機器本体の概略構成図である。
【図3】本発明の実施例における携帯型情報処理機器基
部の概略構成図である。
【図4】本発明の実施例における携帯型情報処理機器基
部から携帯用情報処理機器本体への電力伝送の流れを示
す流れ図である。
【図5】本発明の実施例における電力伝達,受給用両コ
イル及び磁芯の形状及び配置に関して第1の概略配置断
面図である。
【図6】本発明の実施例における電力伝達,受給用両コ
イル及び磁芯の形状及び配置に関して第2の概略配置断
面図である。
【図7】本発明の実施例における電力伝達,受給用両コ
イル及び磁芯の形状及び配置に関して第3の概略配置断
面図である。
【図8】本発明の実施例における電力伝達,受給用両コ
イル及び磁芯の形状及び配置に関して第4の概略配置断
面図である。
【図9】本発明の実施例における携帯型情報処理機器基
部,携帯用情報処理機器本体間の光通信を用いた情報伝
送の流れを示す流れ図である。
【図10】情報光電変換部の概略構成図である。
【符号の説明】
1,1a,1b…筐体部品、 2…表示入力一体型パネル、 3…情報制御処理部を含む回路基盤、 4…情報記憶部、 5…2次電池電源部、 6…電力受給用コイル、 7…磁芯、 8…整流回路、 9…磁気シールド材、 10…情報光電変換部、 11…光通信用光学窓、 12…キーボード、 13…情報表示用筐体、 13a…略蝶番状接続部、 20,20a,20b…筐体部品、 21…直流電源部、 22…発振器、 23…電力供給用コイル、 24…磁芯、 25…磁気シールド材、 26…情報光電変換部、 27…光通信用光学窓、 28…情報制御処理部を含む回路基盤、 29…情報記憶部。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、情報制御処理部,情報表示
    部,情報入力部,情報記憶部及び2次電池電源部を具備
    した携帯型情報処理機器本体と、 携帯型情報処理機器本体に適切な形で電力を供給する機
    能を持つ携帯型情報処理機器基部からなり、 携帯型情報処理機器基部から携帯型情報処理機器本体へ
    の電力供給手段が磁束密度変化を用いたものであり、 携帯型情報処理機器本体,携帯型情報処理機器基部間に
    おいて、直接両者間を結ぶ電気的接点を介さない情報伝
    達手段を有する、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  2. 【請求項2】少なくとも、情報制御処理部,情報表示
    部,情報入力部,情報記憶部及び2次電池電源部を具備
    した携帯型情報処理機器本体と、 携帯型情報処理機器本体に適切な形で電力を供給する機
    能を持つ携帯型情報処理機器基部からなり、 携帯型情報処理機器基部から携帯型情報処理機器本体へ
    の電力供給手段が磁束密度変化を用いたものであり、 電力供給に用いられる磁束が、電力供給時の携帯型情報
    処理機器本体,携帯型情報処理機器基部間の接触面の一
    部に対し、垂直に交差する構造となっており、 携帯型情報処理機器本体,携帯型情報処理機器基部間に
    おいて、直接両者間を結ぶ電気的接点を介さない情報伝
    達手段を有する、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  3. 【請求項3】少なくとも、情報制御処理部,情報表示
    部,情報入力部,情報記憶部及び2次電池電源部を具備
    した携帯型情報処理機器本体と、 携帯型情報処理機器本体に適切な形で電力を供給する機
    能を持つ携帯型情報処理機器基部からなり、 携帯型情報処理機器本体は携帯型情報処理機器基部に対
    し、背面部もしくは底面部が面接触する形で配置可能と
    なっており、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部は
    それぞれ相互の接触面に垂直にコイルを具備しており、
    そのうち携帯型情報処理機器本体に具備されたコイルに
    は整流回路が結合されているとともに、 携帯型情報処理機器本体,携帯型情報処理機器基部間に
    おいて、直接両者間を結ぶ電気的接点を介さない情報伝
    達手段を有する、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  4. 【請求項4】少なくとも、情報制御処理部,情報表示
    部,情報入力部,情報記憶部及び2次電池電源部を具備
    した携帯型情報処理機器本体と、 携帯型情報処理機器本体に適切な形で電力を供給する機
    能を持つ携帯型情報処理機器基部からなり、 携帯型情報処理機器本体は携帯型情報処理機器基部に対
    し、背面部もしくは底面部が面接触する形で配置可能と
    なっており、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部は
    それぞれ相互の接触面に垂直にコイルを具備しており、
    携帯型情報処理機器本体に具備したコイルには整流回路
    が、携帯型情報処理機器基部に具備したコイルには高周
    波発生回路がそれぞれ結合されているとともに、 携帯型情報処理機器本体,携帯型情報処理機器基部間に
    おいて、直接両者間を結ぶ電気的接点を介さない情報伝
    達手段を有する、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  5. 【請求項5】請求項2,3又は4記載の携帯型情報処理
    機器において、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部の
    相互接触部には互いに具備したコイルの中心軸を揃える
    機能を持った形状が取られている、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  6. 【請求項6】請求項2,3又は4記載の携帯型情報処理
    機器において、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部に
    具備したコイルのうち、少なくとも一方のコイルは、そ
    の内側に磁芯を有する、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  7. 【請求項7】請求項6記載の携帯型情報処理機器におい
    て、 コイルの内側に配置された磁芯の少なくとも一端は、筐
    体背面もしくは底面に設けられた開口部より露出し、筐
    体外装の一部を形成している、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  8. 【請求項8】請求項5記載の携帯型情報処理機器におい
    て、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部の
    相互接触部には凹凸状の嵌合部が設けられている、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  9. 【請求項9】請求項8記載の携帯型情報処理機器におい
    て、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部の
    相互接触部に設けられた凹凸状の嵌合部は携帯型情報処
    理機器本体及び携帯型情報処理機器基部に具備されたコ
    イルと同じ中心軸を持つ、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  10. 【請求項10】請求項9記載の携帯型情報処理機器にお
    いて、 携帯型情報処理機器本体の背面部もしくは底面部には具
    備されたコイルと中心軸を同じくする円柱状の凹部が設
    けられており、 携帯型情報処理機器基部の携帯型情報処理機器本体接触
    部には具備されたコイルと中心軸を同じくする円柱状の
    凸部が設けられており、 携帯型情報処理機器本体の凹部と携帯型情報処理機器基
    部の凸部は互いに嵌合可能となっており、 携帯型情報処理機器本体はこの嵌合部の中心軸を中心と
    して回転可能である、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  11. 【請求項11】請求項5記載の携帯型情報処理機器にお
    いて、 携帯型情報処理機器本体の背面部もしくは底面部には、
    具備されたコイルと中心軸を同じくする円筒状もしくは
    多角柱状の突起が設けられており、 携帯型情報処理機器基部には携帯型情報処理機器本体の
    背面部突起の底面及び側面の一部と接触する受け部が設
    けられている、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  12. 【請求項12】請求項5記載の携帯型情報処理機器にお
    いて、 携帯型情報処理機器基部には携帯型情報処理機器本体側
    面部の少なくとも一部と接触,嵌合するガイドが設けら
    れている、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  13. 【請求項13】請求項8記載の携帯型情報処理機器にお
    いて、 携帯型情報処理機器基部の携帯型情報処理機器本体に対
    する接触面もしくは嵌合部には、嵌合,分離に応じてO
    N/OFFするスイッチが具備されており、 スイッチが嵌合部の分離を示している場合には、携帯型
    情報処理機器基部は少なくとも具備するコイル及び高周
    波発生回路に対して電力供給を行わない、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  14. 【請求項14】請求項1,2,3又は4記載の携帯型情
    報処理機器において、 携帯型情報処理機器基部の携帯型情報処理機器本体に対
    する接触面部には、携帯型情報処理機器本体が携帯型情
    報処理機器基部に対して正しく配置されているか否かを
    判別する感知器が具備されており、 この感知器からの信号が、携帯型情報処理機器本体が正
    しい配置状態にあることを示していない場合には、携帯
    型情報処理機器基部は少なくとも具備するコイル及び高
    周波発生回路に対して電力供給を行わない、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  15. 【請求項15】請求項1,2,3又は4記載の携帯型情
    報処理機器において、 携帯型情報処理機器本体,携帯型情報処理機器基部間の
    信号伝達手段が、無線によるものである、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  16. 【請求項16】請求項1,2,3又は4記載の携帯型情
    報処理機器において、 携帯型情報処理機器本体,携帯型情報処理機器基部間の
    信号伝達手段が、光通信によるものである、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  17. 【請求項17】請求項16記載の携帯型情報処理機器に
    おいて、 光通信に用いる波長域が0.6μm以上である、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  18. 【請求項18】請求項16記載の携帯型情報処理機器に
    おいて、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部の
    相互接触部の少なくとも一部には、光通信に用いる波長
    を透過する光学フィルターを用いた窓が設けられてい
    る、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  19. 【請求項19】請求項16記載の携帯型情報処理機器に
    おいて、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部の
    相互接触部には凹凸状の嵌合部が設けられており、 この嵌合部に携帯型情報処理機器本体,携帯型情報処理
    機器基部間の光通信用光路が形成される、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  20. 【請求項20】請求項18又は19記載の携帯型情報処
    理機器において、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部の
    相互接触部には凹凸状の嵌合部が設けられており、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部に
    はそれぞれ光通信用発光素子及び受光素子が具備されて
    おり、 携帯型情報処理機器本体筐体及び携帯型情報処理機器基
    部筐体の発光素子及び受光素子周辺部には光学的開口部
    が設けられており、 各筐体に設けられた開口部のうち、少なくとも一方の開
    口部は、携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機
    器基部が分離状態にある場合には、開口部保護具により
    自動的に覆われており、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部が
    合体状態にある場合には、携帯型情報処理機器本体及び
    携帯型情報処理機器基部の相互接触部に設けられた凹凸
    状嵌合部の嵌合に伴い、開口部保護具は自動的に光通信
    用光路から除去される、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  21. 【請求項21】請求項16又は18記載の携帯型情報処
    理機器において、 携帯型情報処理機器本体及び携帯型情報処理機器基部の
    それぞれ相互の接触面に垂直に具備されたコイルの中心
    軸上に光通信用光路が形成される、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
  22. 【請求項22】請求項1,2,3又は4記載の携帯型情
    報処理機器において、 電力伝送に用いられる空間は、少なくとも情報制御処理
    部及び情報記憶部を含む電子回路に対して、少なくとも
    漏洩磁束や電磁波が電子回路に誤動作を生じさせない程
    度にまで電磁気的に遮蔽されている、 ことを特徴とする携帯型情報処理機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079075A (ja) * 2001-09-04 2003-03-14 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像素子内蔵携帯装置
JP2006065693A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Fujitsu Ltd 電子装置および回路基板
JP2007185017A (ja) * 2006-01-05 2007-07-19 Dainippon Printing Co Ltd 情報処理装置及び情報送信装置

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