JPH0744089Y2 - アンテナ - Google Patents

アンテナ

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JPH0744089Y2
JPH0744089Y2 JP1986169808U JP16980886U JPH0744089Y2 JP H0744089 Y2 JPH0744089 Y2 JP H0744089Y2 JP 1986169808 U JP1986169808 U JP 1986169808U JP 16980886 U JP16980886 U JP 16980886U JP H0744089 Y2 JPH0744089 Y2 JP H0744089Y2
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JP
Japan
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antenna
titanium nitride
rod
rods
nitride film
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JP1986169808U
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JPS6374808U (ja
Inventor
郷志 横地
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Harada Industry Co Ltd
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Harada Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、アンテナに関する。
[従来の技術] ロッドアンテナ、ループアンテナ等のアンテナは、一般
に、屋外に設置されることが多く、雨、風等にさらさ
れ、その環境が厳しい程、寿命が短い。アンテナの寿命
を長くするには、従来、その表面に金属メッキを行な
い、耐候性、耐摩耗性を向上させている。
つまり、ロッド10、20は導電性金属から成るアンテナ本
体であり、本考案は、導電性金属から成るアンテナ本体
と、このアンテナ本体の表面に設けられたチタニウムナ
イトライド膜とを有し、チタニウムナイトライド膜にお
ける1つのチタニウムナイトライド粒子とその隣のチタ
ニウムナイトライド粒子との間に隙間が生じ、この隙間
を介してアンテナ本体の表面が露出しているものであ
る。
しかし、従来の金属メッキを行なっただけでは、その耐
侯性、耐摩耗性に限界があり、より長寿命化したいとい
う要請に応じることが困難である。
[考案の目的] 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、寿命をさ
らに長くすることができるアンテナを提供することを目
的とするものである。
[考案の実施例] 第1図は、本考案の一実施例を示す正面図である。
ロッドアンテナRAは、複数のロッドで構成され、その表
面に、チタニウムナイトライド(TITANIUM NITERIDE)
膜を有している。上記ロッドのうち、2本のロッドに符
号10、20を付してある。
第2図は、第1図の一部分を拡大した縦断面図である。
第2図において、ロッド20の中にロッド10が挿入され、
互いに摺動自在である。ロッド10は、外表面11と内表面
12とを有し、その下部に、湾曲したリン青銅1が溶接
(または半田付け)されている。リン青銅1は脚部2、
3と突部4とを有し、脚部2、3がロッド10の外表面に
溶接され、突部4がロッド20の内表面22に摺接するよう
になっている。
ロッド20は、外表面21と内表面22とを有し、その上部に
絞り23が設けられ、この絞り23とリン青銅1とによって
ストッパが構成されている。ロッド10の上部にも、同様
の絞りが設けられ、ロッド20の下部にも、同様のリン青
銅が溶接されている。
ロッド10の外表面11と、ロッド20の外表面21とには、チ
タニウムナイトライド(窒化チタン)膜Cが設けられて
いる。このチタニウムナイトライド膜Cは、イオンプレ
ーティング法によって作られる。
このイオンプレーティング法は、真空容器内で蒸着させ
たい金属を蒸発させ、グロー放電や熱電子線、アーク放
電、高周波等のイオン化手段を用いて蒸発した金属をプ
ラズマ化して、ロッド10、20の表面に金属膜を形成させ
るか、または、プラズマ化している金属蒸気の他に、反
応ガスを真空容器内に導入して、ロッド10、20の表面に
両者の反応膜を形成させるものである。
ロッド10、20以外に設けられたロッドも、上記と同様の
構成を有し、その表面に、同様にチタニウムナイトライ
ド膜Cを有している。
上記チタニウムナイトライド膜Cの膜厚は、通常形成さ
れる膜厚よりも薄く形成され、その導通抵抗値が低くな
っている。
上記ロッドアンテナは、その表面に、薄い膜厚ではある
がチタニウムナイトライド膜Cを有するので、耐摩耗
性、耐蝕性、耐熱性が非常に高く、ロッドアンテナの寿
命が非常に長くなる。また、プラズマ化している金属蒸
気の他に、真空容器内に導入する反応ガスを選択するこ
とによって、ロッド10、20の表面の色として、金色、黒
色等の色から、適宜選ぶことができ、美観的に優れたア
ンテナを作ることができる。
チタニウムナイトライド膜Cは、耐摩耗性を向上させる
ために通常行なう膜形成の場合、103〜104Ωcm2程度の
体積固体抵抗を有する。よって、チタニウムナイトライ
ド膜Cをアンテナに形成すると、ロッド同志の間で電気
抵抗が大き過ぎ、アンテナの機能を果たさない。したが
って、アンテナにチタニウムナイトライド膜を施すこと
は無意味であるということが技術的な常識であり、実際
にも製品化された例が無い。
しかし、チタニウムナイトライド膜の膜厚を通常使用す
るよりも薄くすれば、チタニウムナイトライドの粒子が
ロッド10、20の表面で散在し、1つのチタニウムナイト
ライド粒子とその隣のチタニウムナイトライド粒子との
間に隙間が生じ、この隙間を介して、導電部分(ロッド
10、20の表面、つまり、黄銅、ステンレス等))が露出
し、導電性が向上する。ただし、このように通電する部
分が残っていることは、電子顕微鏡を通して初めて見る
ことができる程度の非常に細かな隙間である。
つまり、ロッド10、20は導電性金属から成るアンテナ本
体であり、本考案は、導電性金属から成るアンテナ本体
と、このアンテナ本体の表面に設けられたチタニウムナ
イトライド膜とを有し、チタニウムナイトライド膜にお
ける1つのチタニウムナイトライド粒子とその隣のチタ
ニウムナイトライド粒子との間に隙間が生じ、この隙間
を介してアンテナ本体の表面が露出しているものであ
る。
このようにすれば、ロッド10、20をイオンプレーティン
グした後に、第2図において、ロッド10の外表面11とリ
ン青銅1の脚部2または3とが電気的に接続される。リ
ン青銅1とロッド20の内表面22との間も、上記と同様に
電気的に接続される。ロッド20の内表面22がイオンプレ
ーティングされないか、その程度が低ければ、それらの
間の導電性がより高くなる。
また、上記のように、チタニウムナイトライドの膜厚が
相当薄くても、ロッド10、20は、耐摩耗性、耐蝕性、耐
熱性が非常に高く、また、金色等の彩やかな色を帯びさ
せることができる。
ロッド10と20とのストッパ機構は、第2図に示すもの以
外のものを採用してもよい。また、リン青銅1は、ロッ
ド間の導電性と摺動性とを確保するものであるが、これ
らの機能を有するものであれば、リン青銅以外のものを
使用してもよい。
さらに、上記実施例において、イオンプレーティング法
によって、ロッドにチタニウムナイトライド膜Cを形成
しているが、他の手段によってチタニウムナイトライド
膜Cを形成するようにしてもよい。
上記実施例においては、アンテナとしてロッドアンテナ
について説明したが、ループアンテナについても同様に
説明できる。ループアンテナの場合は、チタニウムナイ
トライド膜の膜厚を所定の厚さ以下にすれば、ループの
端部とループアンテナの基部との電気的接触が確保され
る。
[考案の効果] 本考案によれば、耐摩耗性、耐蝕性、耐熱性が高くな
り、アンテナの寿命が長くなるとともに、アンテナを構
成する導電部分同士が、チタニウムナイトライド粒子か
らの露出部分同士を介して、電気的に確実に接触するの
で、アンテナとして確実に機能するという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す正面図である。 第2図は、第1図の一部分を拡大して示す縦断面図であ
る。 1……リン青銅、10、20……ロッド、11、21……外表
面、12、22……内表面、C……チタニウムナイトライド
膜。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性金属から成るアンテナ本体と; このアンテナ本体の表面に設けられたチタニウムナイト
    ライド膜と; を有し、上記チタニウムナイトライド膜には、1つのチ
    タニウムナイトライド粒子とその隣のチタニウムナイト
    ライド粒子との間に隙間があり、この隙間を介して上記
    アンテナ本体の表面が露出していることを特徴とするア
    ンテナ。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項において、 上記アンテナは、ロッドアンテナまたはループアンテナ
    であることを特徴とするアンテナ。
JP1986169808U 1986-11-05 1986-11-05 アンテナ Expired - Lifetime JPH0744089Y2 (ja)

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JP1986169808U JPH0744089Y2 (ja) 1986-11-05 1986-11-05 アンテナ

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JP1986169808U JPH0744089Y2 (ja) 1986-11-05 1986-11-05 アンテナ

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Publication Number Publication Date
JPS6374808U JPS6374808U (ja) 1988-05-18
JPH0744089Y2 true JPH0744089Y2 (ja) 1995-10-09

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ID=31103954

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JP1986169808U Expired - Lifetime JPH0744089Y2 (ja) 1986-11-05 1986-11-05 アンテナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5075989A (ja) * 1974-04-02 1975-06-21
JPS527830A (en) * 1975-07-09 1977-01-21 Shinko Seiki Process for forming very hard coating on stainless steel

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Publication number Publication date
JPS6374808U (ja) 1988-05-18

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