JPH0414840Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0414840Y2
JPH0414840Y2 JP1987020838U JP2083887U JPH0414840Y2 JP H0414840 Y2 JPH0414840 Y2 JP H0414840Y2 JP 1987020838 U JP1987020838 U JP 1987020838U JP 2083887 U JP2083887 U JP 2083887U JP H0414840 Y2 JPH0414840 Y2 JP H0414840Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole piece
vacuum envelope
tapered surface
contact
wave circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987020838U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63129945U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987020838U priority Critical patent/JPH0414840Y2/ja
Publication of JPS63129945U publication Critical patent/JPS63129945U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0414840Y2 publication Critical patent/JPH0414840Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microwave Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、遅波回路の真空領域を囲う真空外
囲器の外周に磁石とポールピースが装着された進
行波管、特にその放熱効果の改良に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
第3図は従来の進行波管の遅波回路部分の一例
の構造を示す断面図であり、図において1はヘリ
ツクス、2は誘電体支持棒、3は真空外囲器、4
はポールピース、5は磁石である。
遅波回路には、ヘリツクス形(らせん形)、空
胴結合形、はしご形、その他の構造のものがある
が、前二者が最も一般的である。
第4図は第3図のヘリツクス1の形状を示す斜
視図である。
電子銃の陰極から放出された電子は円柱ビーム
状の電子流に集束、加速されて、遅波回路部に入
る。電子流は、遅波回路部においては、磁石5と
ポールピース4が形成する集束磁界により広がら
ないように集束されるが、一部がヘリツクス1に
衝突し、ヘリクツス1の温度を上昇させる。
また、遅波回路部を通過した電子流は、コレク
タに捕捉され、コレクタの温度を上昇させる。
ヘリツクス1やコレクタの温度が高くなると、
色々な弊害が現れるために、これらの放熱効率を
高めることが、正常な動作を維持する上で不可欠
要件である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のこの種構造の進行波管においては、ポー
ルピースは上記のように装着されているので、ポ
ールピースと真空外囲器の接触を密にできなく、
〓間ができて、熱伝導が悪くなり、放熱効率を下
げることができるという問題があつた。
また、遅波回路と真空外囲器の熱膨張差によ
り、遅波回路と真空外囲器間にゆるみが生じ、こ
こでも熱伝導を阻害するという問題があつた。
この考案は上記の問題を解消するためになされ
たもので、ポールピースと真空外囲器間の接触が
密で、真空外囲器内面と遅波回路間にゆるみが生
じないものを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の進行波管は、上記問題を解決するた
めに、真空外囲器の外周に装着するポールピース
を、2つに分割し、第1のポールピースは真空外
囲器に接する面と該真空外囲器の中心軸から外周
方向へ厚みが小さくなるようなテーパー面を有す
ることと、第2のポールピースは、上記テーパー
面と同じ傾きのテーパー面を有し、第1のポール
ピースを第2のポールピースの内側に強く押し込
んで第1のポールピースが真空外囲器の中心軸方
向に締めつけられる構造としたものである。
〔考案の実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であ
り、図において第3図の符号と同一の符号は同一
または相当する部分を示し、4aはテーパ面をも
つくさび型の一方の部分41が前記部分41のテ
ーパ面と同じ傾きのテーパ面をもつ他方の部分4
2の内側に押し込まれて装着された二重構造のポ
ールピースである。
第2図は第1図のポールピース4aの部分ごと
の形状を示す断面図である。
一方の部分41はテーパ面をもつくさび型で、
二片に分割されていて、他方の部分42は上記部
分41のテーパ面と同じ傾きのテーパ面をもつ一
体の環状形である。
一方の部分41を他方の部分42の内側に強く
押し込んで、真空外囲器3の外周に装着すると、
一方の部分41と真空外囲器3の接触が十分密な
状態になるとともに、一方の部分41が真空外囲
器3を締め付け、真空外囲器3の内面と遅波回路
間のゆるみが抑制される。
真空外囲器3内面と遅波回路間にゆるみがなく
なり、真空外囲器3とポールピース4aの接触が
密になると、遅波回路からの放熱効率が向上し、
安定した動作が得られる。
〔考案の効果〕
以上の説明のとおり、この考案によれば、真空
外囲器とポールピースの接触が密になるととも
に、真空外囲器内面と遅波回路間にゆるみがなく
なり、遅波回路の放熱効率が向上し、安定した動
作が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図のポールピースの部分ごとの形状を
示す断面図、第3図は従来の進行波管の遅波回路
部分の一例の構造を示す断面図、第4図は第3図
のヘリツクスの形状を示す斜視図である。 1……ヘリツクス、2……誘電体支持棒、3…
…真空外囲器、4a……ポールピース、5……磁
石、41,42……ポールピース4aの各部分。 なお図中同一符号は同一または相当する部分を
示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 遅波回路の真空領域を囲う真空外囲器の外周に
    磁石とポールピースが装着され、該ポールピース
    は断面形状が真空外囲器に接する長方形部分と、
    磁石間に突出する凸状部分を有する進行波管にお
    いて、 上記ポールピースの長方形部分が、2つに分割
    され、第1のポールピースは、真空外囲器に接す
    る面と、該真空外囲器の中心軸から外周方向へ厚
    みが小さくなるようなテーパー面を有すること
    と、第2のポールピースは、上記テーパー面と同
    じ傾きのテーパー面を有し、第1のポールピース
    が第2のポールピースの内側に押し込まれて装着
    され第1のポールピースが上記真空外囲器の中心
    軸方向に締めつけられる構造を特徴とする進行波
    管。
JP1987020838U 1987-02-17 1987-02-17 Expired JPH0414840Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987020838U JPH0414840Y2 (ja) 1987-02-17 1987-02-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987020838U JPH0414840Y2 (ja) 1987-02-17 1987-02-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63129945U JPS63129945U (ja) 1988-08-25
JPH0414840Y2 true JPH0414840Y2 (ja) 1992-04-03

Family

ID=30816720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987020838U Expired JPH0414840Y2 (ja) 1987-02-17 1987-02-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0414840Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58115064U (ja) * 1982-02-01 1983-08-05 日本電気株式会社 周期磁界集束装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63129945U (ja) 1988-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0414840Y2 (ja)
JP3038830B2 (ja) 伝導冷却形多段コレクタ
JPS6247166Y2 (ja)
US4251746A (en) Direct-heated cathode structure
JPS6318297B2 (ja)
US2229152A (en) Rotary anode X-ray tube
JP2758286B2 (ja) マイクロ波管の電子銃構体
KR100210065B1 (ko) 마그네트론의 캐소드구조
JPS6219017B2 (ja)
US5394060A (en) Inclined getter structure for a magnetron
JPH06290712A (ja) 電子レンジ用マグネトロン
JPS6079644A (ja) 大電力クライストロン用電子銃
JPS59688Y2 (ja) マクネトロン
JP2647866B2 (ja) 電子管封止構造
JPH0141149Y2 (ja)
JP2549476Y2 (ja) 多段コレクタを有する進行波管
JPH0412587Y2 (ja)
US3761759A (en) Spewing shield for planar triode tubes
JPH0228589Y2 (ja)
JPS624999Y2 (ja)
JP2612111B2 (ja) グリッド型電子銃とその製造方法
JPH0254143U (ja)
JPH07169422A (ja) X線管
JPH04255642A (ja) マイクロ波管
JPH0850999A (ja) ビームダクト