JPH0743937U - 防火区画を貫通する冷媒管の防火施工管 - Google Patents

防火区画を貫通する冷媒管の防火施工管

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JPH0743937U
JPH0743937U JP5702393U JP5702393U JPH0743937U JP H0743937 U JPH0743937 U JP H0743937U JP 5702393 U JP5702393 U JP 5702393U JP 5702393 U JP5702393 U JP 5702393U JP H0743937 U JPH0743937 U JP H0743937U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロックウール成型部材の鉄管口からの露出危険
性の解消と冷媒管の保温チューブ部の簡便な結露防止穴
嵌めができて、配管工事業者だけで簡単確実安全な冷媒
管貫通施工ができ、運搬,取扱いの安全便利な経済性,
需要性の高い製品を提供する。 【構成】規格サイズより長目の鉄管(1)内に冷媒管
R,R’貫通の小円穴(3)(3)’を設けた規格サイ
ズの短いロックウール成型部材(6)を嵌着して鉄管両
口に空筒部(7)(7)’を設け、該空筒部に、冷媒管
の保温チューブ(8)(8)’部を嵌める円穴を一条の
カット(9)(9)’で二又開閉自在に分割した結露防
止用割穴(10)(10)’を貫通した不燃の円形軟質
ピース体(12)(12)’を嵌着組合わせる。

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主に建築中のコンクリート防火区画に対し、空調装置の冷媒管を鉄管 を介して防火状態のもとに貫通配管させる防火施工管に関する。
(従来の技術) 従来、空調装置の冷媒管を防火区画の穴に取付けた空筒鉄管に貫通配管する施工 は、一対の冷媒管に割筒体を嵌め、その外周を不燃帯布巻きして巻層を設け、そ の巻層を鉄管内に嵌挿して鉄管と巻層とに生ずる隙間を不燃パッキング材で埋め 塞ぎ、更に鉄管と配管との境目を結露防止のために複雑面倒な作業で密封状態に するという非常に熟練技術を要する多工数の施工であるから、配管工事業者と保 温工事業者の2業者の手間がかゝり、非常にコスト高となっている欠点を除去す るため、配管工事業者だけで冷媒管の防火区画に対する貫通施工ができ、而も簡 単な組成で冷媒管の結露防止ができ、作業性が抜群で経済的に富んで需要性が高 い防火施工管が、先行技術として本願考案者のもとに特願平1−239017号 ・239018号として発明開発された。
特に、特願平1−239018号の先行発明に係る防火施工管は、添付図面の第 7図および第8図のとおり、規格サイズの鉄管(1)’内に対し、管口から両側 突出部(2)(2)’が突出する長尺で且つ冷媒管を貫通するための対応の小円 穴(3)(3)’と該突出部(2)(2)’に冷媒管を包んだウレタンの保温チ ューブを密に嵌着させるに適する径の段差穴(4)(4)’(5)(5)’を連 通させて設けた不燃材の長尺のロックウール成型部材(6)’を嵌着し、管口か ら両側突出部(2)(2)’を同長において突出露出させてなる構成のものであ って、一方の段差穴(4)(5)から小円穴(3)(3)’に冷媒管を貫通し、 各段差穴(4)(4)’(5)(5)’に冷媒管を包んだ保温チューブの端部を 結露防止を目的として密に嵌着させるものであるが、該チューブ部を嵌める突出 部(2)(2)’が鉄管(1)両口から露出しているから、その露出の該突出部 (2)(2)’は施工管の運搬や取扱い施工等において、金属と違って損傷し易 いロックウール樹脂材であるため、不慮に折れたり損傷する危険性を持っている し、更に異径の冷媒管に対する小円穴(3)(3)’とそれに両側に連通の段差 穴(4)(4)’(5)(5)’を設けての一本の長いロックウール成型部材( 6)’(第8図参照)の成型製作は複雑面倒でコスト高となり、又、段差穴(4 )(4)’(5)(5)’に対する柔軟なウレタンチューブ部の密なる嵌挿は容 易性に欠けてしまう等の問題がある。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、前記先行発明の改良であり、前記先行発明におけるロックウール成型 部材の鉄管両口から露出している突出部が損傷し易い危険性および保温チューブ 部の密なる穴嵌めの非容易性等の前記問題点を解消すること、並びに結露防止の チューブ部の密なる嵌着作業のスムーズ化により、冷媒管貫通と結露防止の施工 を配管工事業者だけで簡単確実にできるようにし且つ防火施工管の運搬・取扱い 施工の安全性を全く確実にする上に、各部品の製作を簡単にして安価量産性さら しめて、経済性,需要性を高めることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 長目の鉄管内に対し、空調装置の冷媒管を貫通する対応の小円穴を貫通した規格 サイズの短い不燃材のロックウール成型部材を、鉄管の両口に空筒部を残して嵌 着固定し、該各空筒部に対して、冷媒管を包んだ保温チューブの端部を嵌着する に適する大径の円穴が設けられ且つその一方の円穴の外周部を残して両円穴を一 条のカットで分割した結露防止用割穴を貫通して二又開閉自在となり、閉じた状 態で該空筒部内に嵌合する大きさの別個の不燃の一対の円形軟質ピース体を嵌着 組合わせてなる構成である。
(作 用) 上記の長尺鉄管からなる防火施工管を、防火区画の床スラブの貫通穴に貫通固定 させれば、鉄管両口には空筒部が開口されて、管内には短い(規格サイズ)不燃 材のロックウール成型部材が嵌着固定されているから、該成型部材の小円穴に空 調装置からの対応の冷媒管を貫通し、その露出管部をウレタンの保温チューブで 包んで配管しておいて、該成型部材とは分離体であり且つ二又開閉して該チュー ブ部を嵌通させる径の結露防止用割穴を設けてなる軟質断熱材で空筒部に押込み 嵌合する大きさの一対の別個の円形軟質ピース体の二又開閉をもって、該チュー ブ部に該割穴を嵌通してピース体を閉じて、該ピース体をチューブ部から滑りズ ラせるようにして鉄管の対応の空筒部内に嵌着をすると、該割穴の閉じ合わせで 該チューブ部は結露防止の嵌着形態になる。
(実 施 例) 防火区画としてのコンクリートの床スラブEに設けた貫通穴HにLアングルFの UボルトVで貫通固定させる(第6図)鉄管(1)を規格サイズSよりも両側に 所定サイズS1分だけ長目とし、該鉄管(1)内に対し、空調装置の冷媒管RR ’を貫通する対応の小円穴(3)(3)’を貫通した規格サイズの短い不燃材の ロックウール成型部材(6)を、鉄管(1)の両口に空筒部(7)(7)’を均 等に残して嵌着固定し(第2図参照)、その各空筒部(7)(7)’に対して、 鉄管(1)とは別に、冷媒管RR’を包んだウレタンの保温チューブ(8)(8 )’の端部を嵌着するに適する大径の円穴が設けられ且つその一方の円穴の外周 部を残して両円穴を一条のカット(9)(9)’で分割した結露防止用割穴(1 0)(10)’(11)(11)’を貫通して二又開閉自在となり、閉じた状態 で該空筒部(7)(7)’内に押込み嵌合する大きさの該成型部材(6)と同材 質若しくはその他適当な不燃の軟質断熱材に係る別個の一対の円形軟質ピース体 (12)(12)’(第5図)を嵌着組合わせて構成するものである。
本考案は上記のように構成したから、第6図において、防火区画に貫通固定され た鉄管(1)は、両側が所定サイズS1分だけ長目で、管内には規格サイズの短 いロックウール成型部材(6)が両口に空筒部(7)(7)’を残して内蔵嵌着 されているから、運搬や取扱い施工時に該成型部材(6)が損傷する危険性が全 くなく、該成型部材(6)の小円穴(3)(3)’に対応の冷媒管RR’を貫通 しておいて、次に、一対別個の円形軟質ピース体(12)(12)’をカット( 9)(9)’の切口で二又に開き、結露防止用割穴(10)(10)’(11) (11)’を開放し(第5図)、その開放割穴に露出の冷媒管RR’を包んだ該 チューブ(8)(8)’の対応端部を嵌めて、該ピース体(12)(12)’を 閉じて穴閉じをすれば、該チューブ(8)(8)’は閉穴で密に嵌通されること になるから、その嵌通にそって該ピース体(12)(12)’を空筒部(7)( 7)’に向ってズラせて空筒部(7)(7)’内に押込んで嵌着させることによ り、該ピース体(12)(12)’に該チューブ(8)(8)’の端部が難なく 密嵌状態となって結露防止施工が完了し、冷媒管RR’の配管が完成することに なる。
(考案の効果) 上記の構成と作用により、規格サイズの不燃材のロックウール成型部材(6)は 長目の鉄管(1)内に両口に空筒部(7)(7)’を残して内蔵されるし、二又 開閉自在の一対の該ピース体(12)(12)’は別個組立部材であるから、該 成型部材(6)を嵌着してなる防火施工管としては、その運搬や取扱い施工にお いて、該成型部材(6)の損傷危険は皆無となる上に、該ピース体(12)(1 2)’も空筒部(7)(7)’に嵌合されるから、鉄管(1)の延長部でカバー され、破損危険は生じないし、更に、該成型部材(6)は規格サイズで小円穴( 3)(3)’を貫通するだけの成型製作で済むし、該ピース体(12)(12) ’も無段差穴の割穴形成で済むから製作が簡単で安く生産できる結果、先行発明 の段差穴の成型部材の面倒な成型製作に比べて製造が安価量産性に富み経済的に 提供できて至便である上に、更に円穴に対するチューブの嵌挿が難儀であるのに 対し、該ピース体(12)(12)’の二又開閉での結露防止用割穴(10)( 10)’(11)(11)’の開閉で挟み込む状態でチューブ嵌通ができ、該ピ ース体(12)(12)’をズラせるだけで結露防止のチューブ嵌め作業が実に 簡単スムーズ、確実迅速にできるから、鉄管カバーと相俟って結露防止が確実と なり、この結果、先行発明の問題は総べて解消され、保温工事業者は不要となっ て、配管工事業者だけで簡単に冷媒管の防火区画に対する貫通施工ができ便利で あり施工コストも安くなる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は正面図、
第2図はピース体を分離した一部断面の正面図、第3図
は第1図の平面図、第4図はピース体を嵌めない平面
図、第5図はピース体の開き状態を示す拡大斜面図、第
6図は一部断面で示す施工状態例図、第7図は先行発明
品の正面図、第8図は先行発明のロックウール成型部材
の正面図である。 (1)・・・鉄管、RR’・・・冷媒管、(3)
(3)’・・・小円穴、(6)・・・ロックウール成型
部材、(7)(7)’・・・空筒部、(8)(8)’・
・・保温チューブ、(10)(10)’(11)(1
1)’・・・結露防止用割穴、(9)(9)’・・・カ
ット、(12)(12)’・・・・円形軟質ピース体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防火区画としてのコンクリートの床スラブEに設けた貫
    通穴Hに貫通固定させる長目の鉄管(1)内に対し、空
    調装置の冷媒管RR’を貫通する対応の小円穴(3)
    (3)’を貫通した規格サイズの短い不燃材のロックウ
    ール成型部材(6)を、鉄管(1)の両口に空筒部
    (7)(7)’を残して嵌着固定し、該各空筒部(7)
    (7)’に対して、冷媒管RR’を包んだ保温チューブ
    (8)(8)’の端部を嵌着するに適する大径の円穴が
    設けられ且つその一方の円穴の外周部を残して両円穴を
    一条のカット(9)(9)’で分割した結露防止用割穴
    (10)(10)’(11)(11)’を貫通して二又
    開閉自在となり、閉じた状態で該空筒部(7)(7)’
    内に嵌合する大きさの別個の不燃の一対の円形軟質ピー
    ス体(12)(12)’を嵌着組合せてなる防火区画を
    貫通する冷媒管の防火施工管。
JP5702393U 1993-09-16 1993-09-16 防火区画を貫通する冷媒管の防火施工管 Expired - Lifetime JP2502034Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001004070A (ja) * 1999-06-18 2001-01-09 Suueeden House Kk 床下点検口用キャップ
JP2016187398A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 積水化学工業株式会社 建築物の区画体における貫通部の耐火構造の施工方法
JP2020022823A (ja) * 2019-11-12 2020-02-13 積水化学工業株式会社 建築物の区画体における貫通部の耐火構造の施工方法

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