JP3043224U - 配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ド - Google Patents
配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ドInfo
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- JP3043224U JP3043224U JP1997004321U JP432197U JP3043224U JP 3043224 U JP3043224 U JP 3043224U JP 1997004321 U JP1997004321 U JP 1997004321U JP 432197 U JP432197 U JP 432197U JP 3043224 U JP3043224 U JP 3043224U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 壁部を貫通して配管する際、壁部に生ずる配
管との間隙を迅速、確実に閉塞する。 【解決手段】 配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ドとし
て、中心に配管嵌入用円孔を有する不燃性ボ−ドを使用
する。不燃性ボ−ドはロックウ−ルからなるものがが好
適である。 【効果】 壁部を貫通して配管する際、壁部に生ずる配
管との隙間を迅速、確実に閉塞することができるので、
配管工事の作業効率を著しく向上させることができる。
管との間隙を迅速、確実に閉塞する。 【解決手段】 配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ドとし
て、中心に配管嵌入用円孔を有する不燃性ボ−ドを使用
する。不燃性ボ−ドはロックウ−ルからなるものがが好
適である。 【効果】 壁部を貫通して配管する際、壁部に生ずる配
管との隙間を迅速、確実に閉塞することができるので、
配管工事の作業効率を著しく向上させることができる。
Description
【0001】
本考案は壁部を貫通して配管する際、壁部に生ずる配管との間隙を閉塞するも のに関する。
【0002】
従来、石膏ボ−ドやコンクリ−トによる壁を貫通して配管する際、配管のため 壁部をあらかじめ若干大きめに開口しておく。この場合、壁部両面の開口部の水 平位置が左右一致しないことが多く、いわゆる芯ずれをきたす。防火区画におい ては、これらの場合、壁部と配管との間隙を不燃材を用いて閉塞する必要が生ず る。このため、間隙に不燃材の小塊を充填したり、あるいは不燃材を配管に巻い て針金等で固定してから圧入する作業がおこなわれているが、それにかなりの時 間を要し、作業効率上好ましくない。
【0003】
本考案は壁部を貫通して配管する際、壁部に生ずる配管との間隙を迅速、確実 に閉塞することができるものを提供せんとするものである。
【0004】
ここにおいて本考案者は、壁部を貫通して配管する際、壁部に生ずる配管との 間隙を閉塞するため、その間隙を被覆して壁面に固定する、中心に配管嵌入用円 孔を有する不燃性ボ−ドよりなる配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ドを見出し、不 燃性ボ−ドとしてロックウ−ルよりなるものが好適であることを見出すにいたっ た。
【0005】
本考案の配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ドは防火区画に使用されるので不燃性 であることを要する。使用する不燃性物としてはロックウ−ルが最好適であるが 、これ以外のものでも不燃性と剛性があれば使用することができる。ロックウ− ルはけい酸分と酸化カルシウムを主成分とする高炉スラグや玄武岩その他天然鉱 物などを原料としている。これら配合された原料鉱物を1,500〜1,600 ℃の高温で溶かし、これを炉から流し、遠心力等を利用して繊維化してロックウ −ル繊維を得、さらにバインダ−を添加してキュア炉で固めボ−ドに成形したも のを使用する。すでに他の目的で防火ボ−ドとして広く使用されているので、こ れを利用することができる。密度は120kg/m3 程度で軽量であり、厚さは 25mmのもので足りる。
【0006】 間隙閉塞用ボ−ドの外側形状は円形が適当であるが、その形状はこれに限定さ れるものではない。円形の場合、その大きさは配管嵌入用円孔とともに、配管サ イズの種類に応じて、何段階かに分け用意しておくとよい。すなわち、呼び径2 0A以下の配管に対しては、外径130mm、内径30mm、厚み25mm(以 下、同じ)、25A〜65Aの配管に対しては、外径200mm、内径70mm 、80A〜125Aの配管に対しては、外径300mm、内径130mmのもの をそれぞれ対応させることができる。中心に配管嵌入用円孔を有する円形ボ−ド は切削刃を圧入回転して得ることができる。また、このものは緩衝性があるので 、嵌入用円孔が配管の嵌入を容易にする利点がある。
【0007】 配管には給水や給湯、排水のほか、冷温水管、冷水管、丸形ダクトなどの種類 があり、保温材を被覆する場合が多い。保温材を巻く場合は30〜40mm程度 の厚さのものが使用されるので、その分だけ配管径が大となる。配管嵌入口を現 場の状況に合わせて切断加工する場合は、パン切り包丁等を使用して容易におこ なうことができる。
【0008】 配管貫通壁の対象となる壁には、空間を挟む石膏ボ−ドの場合やコンクリ−ト などの場合があるが、配管用の開口作業において、配管を容易にするため、開口 サイズを配管サイズに対し余裕あるものにしている。したがって、壁部を貫通し て配管する際、壁部と配管とに間隙が生ずることは避けられない。さらに、壁部 両面における開口部の水平位置が左右一致せず、いわゆる芯ずれの生ずることが 多い。
【0009】 これらに対応するため、間隙閉塞用ボ−ドが壁部と配管との間隙部分を完全に 閉塞する位置を予め確認した上、間隙閉塞用ボ−ドの配管嵌入口を必要に応じて 切削調整してから、切削調整を要しない場合はそのまま、間隙閉塞用ボ−ドを壁 面に当て、接着剤で要所を接着して固定する。接着剤は木工ボンドで足りる場合 が多い。設定された間隙閉塞用ボ−ドに配管を嵌入して作業が完了する。
【0010】
以下、実施例により本考案をさらに具体的に説明する。 図1に間隙閉塞用ボ−ド1を使用してある説明図を示しているが、壁5は厚さ 12mmの石膏ボ−ドであり、顕著な芯ずれの状態になっている。配管3には保 温材4が巻かれてあり太めになっている。配管1全体の太さに合わせて間隙閉塞 用ボ−ド1の配管嵌入口2を切削加工してある。配管1の位置と壁の開口部6の 位置に合わせ、配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ド1が間隙を充分に被覆するよう その位置決めをして、それぞれを木工用接着剤7で壁5に接着、固定してから壁 貫通配管工事が完了する。
【0011】
本考案の配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ドは、壁部を貫通して配管する際、壁 部に生ずる配管との間隙を迅速、確実に閉塞することができるので、配管工事の 作業効率を著しく向上させることができる。
【図1】 壁貫通配管と間隙閉塞用ボ−ドとの位置関係
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】 使用時における間隙閉塞用ボ−ドの外観を示
す説明図である。
す説明図である。
1 間隙閉塞用ボ−ド 2 配管嵌入口 3 配管 4 保温材 5 壁 6 壁の開口部 7 接着剤
Claims (2)
- 【請求項1】 中心に配管嵌入用円孔を有する不燃性ボ
−ドよりなる配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ド。 - 【請求項2】 不燃性ボ−ドがロックウ−ルよりなる請
求項1記載の配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997004321U JP3043224U (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997004321U JP3043224U (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3043224U true JP3043224U (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=43177690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997004321U Expired - Lifetime JP3043224U (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 配管貫通壁部の間隙閉塞用ボ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3043224U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012237185A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-12-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 防火区画貫通部構造 |
JP2012255263A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 防火区画貫通部構造 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP1997004321U patent/JP3043224U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012237185A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-12-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 防火区画貫通部構造 |
JP2012255263A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 防火区画貫通部構造 |
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