JPH0743872Y2 - ガス絶縁ブッシング - Google Patents

ガス絶縁ブッシング

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JPH0743872Y2
JPH0743872Y2 JP1989020274U JP2027489U JPH0743872Y2 JP H0743872 Y2 JPH0743872 Y2 JP H0743872Y2 JP 1989020274 U JP1989020274 U JP 1989020274U JP 2027489 U JP2027489 U JP 2027489U JP H0743872 Y2 JPH0743872 Y2 JP H0743872Y2
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JP
Japan
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gas
epoxy resin
bushing
center conductor
elastic body
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JP1989020274U
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哲雄 吉田
政光 対馬
胖 毛利
信男 正木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、ガス絶縁ブッシングに関する。
(従来の技術) 従来のガス絶縁ブッシングの一例を示す第4図におい
て、絶縁ガスが封入された図示しない電気機器の外壁5
に設けられた取付穴を横に貫通して、外壁5の外面にフ
ランジ部6とボルト6aで固定されたガス絶縁ブッシング
は、棒状の中心導体1の外周にエポキシ樹脂2が注型で
成形されている。
又、中心導体1の左部には、注型前にあらかじめ実開昭
62-84114号公報に示された気密部3が取付られ、この気
密部3は、図示しない環状の板の片側(例えば左端)の
全周が中心導体1に密着されろう付されている。そして
この結果、注型成形時のエポキシ樹脂2を、図示しない
環状の板の他側と中心導体1との間に注入させること
で、エポキシ樹脂2と中心導体1間の気密性をあげ、ガ
ス絶縁ブッシングが取付られた外壁5のOリング4とと
もに、左側の圧力の高い絶縁ガス室から右側の気中への
ガス洩れを防いでいる。
又、第5図に示すガス絶縁ブッシングもある。
第5図においては、中心導体1の左方には、あらかじめ
サンドブラスト処理された後にエポキシ樹脂系の接着剤
が塗布され、後工程で注型されるエポキシ樹脂2と中心
導体1との接着力が高められている。
(考案が解決しようとする課題) ところが前者は、図示しない環状の板が棒状の中心導体
1から片側に突き出た電極部となって電位傾度が増える
だけでなく、注型時にエポキシ樹脂が図示しない環状の
板の内側の空隙に完全に浸透せず、ボイトが残るおそれ
もある。
また後者は、作業工程が増えるだけでなく、はけ塗りさ
れる接着剤内にこれ又ボイドができるおそれがある。
更に、エポキシ樹脂2の端部2aの中心導体1の周りに
は、注型で中心導体1の露出部に形成したばりを取った
跡が第6図のように内側にV字状の鋭角θの微小な欠損
部となる。すると、このV字状の欠損部のエポキシ樹脂
2と中心導体1とのなす角θは鋭角となり、この部分の
電界強度が高くなる。そしてこの特性は、絶縁ガス中の
絶縁ブッシングで著しい。
そこで本考案の目的は、耐圧特性と気密性を上げること
のできるガス絶縁ブッシングを得ることである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段と作用) 本考案は、棒状の中心導体の外周に中心導体を突出させ
てエポキシ樹脂が筒状に注型成形され、絶縁ガスが封入
された外壁に気密に貫設されたガス絶縁ブッシングにお
いて、突出した中心導体とエポキシ樹脂端面で挟まれた
隅部にゴム弾性体を装着することで、エポキシ樹脂と中
心導体間の気密性をあげるとともに、エポキシ樹脂端の
中心導体突出部の電界を緩和して耐電圧特性を上げたガ
ス絶縁ブッシングである。
(実施例) 以下、本考案のガス絶縁ブッシングの一実施例を図面を
参照して説明する。但し、第4図と重複する部分は省
く。
第1図は、本考案のガス絶縁ブッシングの部分縦断面
図、第2図は第1図のA部詳細図である。
第1図と第2図において、第4図とほぼ同形状に成形さ
れたエポキシ樹脂12の左端の端部12aの中心導体1の周
りには、断面U形の溝2bが全周に亘って環状に注型成形
で設けられている。そして、この溝2bは成形後に中心導
体1を含めて脱脂処理された後に、例えば一液性シリコ
ーンゴム(例えば東芝シリコーンTSE370RTV、注:商品
名)やウレタンゴムなどのゴム弾性体8が充填され、常
温で硬化されている。
すると、例えば東芝シリコーンTSE370RTVは、硬化後に
強力(引張り強さ20kgf/cm2)にエポキシ樹脂12と中心
導体1に接着される他、第2図に示すように硬化するま
えにその一部が中心導体1の突出部の基部に沿って流れ
て表面が弧状になり、中心導体1とゴム弾性体8の表面
間で形成される角度θ1は鈍角となって硬化する。
このように構成されたガス絶縁ブッシングにおいて、
今、第1図のように電気機器の外壁6のOリングが装着
された外面からフランジ6で取付られると、電気機器内
に大気圧以上の圧力が封入された絶縁ガスの圧力で、ゴ
ム弾性体8はエポキシ樹脂12と中心導体1に押しつけら
れるので、接着部は剥離せず、長い寿命で気密性を保つ
ことができる。
因みに考案者らは、第1図のガス絶縁ブッシングにおい
て、ヘリウムガスを2kgf/cm2としてガス洩れ試験をした
が、ガス洩れ量は1×10-7cc/sec以下であった。
又、上述のように中心導体1とゴム弾性体8の表面間で
形成される角θ1が鈍角となるので、この角部の電界が
緩和され、雷インパルス耐圧値を上げることのできるガ
ス絶縁スペーサとなる。
次に、第3図は本考案のガス絶縁スペーサの他の実施例
を示す。
第3図においては、エポキシ樹脂12の端部12aの左側面2
cは中心導体1まで平坦となっていて、ゴム弾性体9は
この左側面2cと中心導体1で形成する角部に前述と同様
に前処理の後接着され、外面が弧状となって硬化してい
る。
この場合も、第1図と同様に角部の電界を緩和すること
ができる。
なお、上記実施例において、ゴム弾性体8を充填する溝
2bはU形断面としたが、底面を外面にした台形にして型
を含めた注型を容易にしてもよい。
〔考案の効果〕
以上、本考案によれば、棒状の中心導体の外周に中心導
体を突出させてエポキシ樹脂が筒状に注型成形され、内
部に絶縁ガスが封入された電気機器の外壁に貫設され気
密に取付られたガス絶縁ブッシングにおいて、中心導体
の突き出し部の中心導体とエポキシ樹脂で形成された隅
部にゴム弾性体を装着して隅部を鋭角にし、エポキシ樹
脂と中心導体との境界部の電界を緩和したので、耐電圧
特性と気密性を上げることのできるガス絶縁ブッシング
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のガス絶縁ブッシングの一実施例を示す
部分縦断面図、第2図は第1図の要部を示す詳細断面
図、第3図は本考案のガス絶縁ブッシングの他の実施例
を示す部分詳細図、第4図と第5図は従来のガス絶縁ブ
ッシングの部分縦面図、第6図は従来のガス絶縁ブッシ
ングの作用を示す部分詳細断面図である。 1…中心導体、5…外壁 8…ゴム弾性体、12…エポキシ樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 正木 信男 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (56)参考文献 実開 昭57−18226(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状の中心導体の外周に前記中心導体の端
    部を突出させてエポキシ樹脂が筒状に注型成形され、絶
    縁ガスが封入された外壁に気密に貫設されたガス絶縁ブ
    ッシングにおいて、突出した前記中心導体と前記エポキ
    シ樹脂端面で挟まれた隅部の全周に液状より成るゴム弾
    性体を充填して硬化させたゴム弾性体層を形成させたこ
    とを特徴とするガス絶縁ブッシング。
JP1989020274U 1989-02-27 1989-02-27 ガス絶縁ブッシング Expired - Lifetime JPH0743872Y2 (ja)

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JP1989020274U JPH0743872Y2 (ja) 1989-02-27 1989-02-27 ガス絶縁ブッシング

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Publication Number Publication Date
JPH02113235U JPH02113235U (ja) 1990-09-11
JPH0743872Y2 true JPH0743872Y2 (ja) 1995-10-09

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ID=31236504

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6240495Y2 (ja) * 1980-07-04 1987-10-16

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JPH02113235U (ja) 1990-09-11

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