JPH0743713B2 - 候補一覧表示方式 - Google Patents

候補一覧表示方式

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JPH0743713B2
JPH0743713B2 JP4360494A JP36049492A JPH0743713B2 JP H0743713 B2 JPH0743713 B2 JP H0743713B2 JP 4360494 A JP4360494 A JP 4360494A JP 36049492 A JP36049492 A JP 36049492A JP H0743713 B2 JPH0743713 B2 JP H0743713B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文字入力システムに関
し、特に入力用の複数の候補文字列に候補番号を付して
ディスプレイ装置に一覧表示する候補一覧表示方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】複数の候補文字列に候補番号を付してデ
ィスプレイ装置に一覧表示するということは、日本語入
力システム等の種々の文字入力システムで従来から行な
われている。
【0003】例えば、ワードプロセッサに於いては、か
な漢字変換時、入力された読みに対応する複数の漢字,
数字(候補文字列)に候補番号を付して一覧表示すると
いうことが行なわれている。
【0004】また、金額の入力を受け付けて処理を行な
うシステムに於いては、金額一覧要求が行なわれた時、
入力候補となる複数の金額(候補文字列)に候補番号を
付して一覧表示するということが行なわれている。
【0005】ところで、このような候補一覧表示を行な
う従来のシステムに於いては、ディスプレイ装置に表示
する候補番号の文字幅はそのシステムで固定であった。
また、候補番号と候補文字列との間にスペース,ピリオ
ド等のセパレータ文字を表示するシステムもあるが、従
来のこの種のシステムは、ディスプレイ装置に表示する
セパレータ文字の種類はそのシステムで固定であった
(例えば、LANWORD4利用ガイドブック,第35
頁,第107頁,昭和62年6月第3版,日本電気株式
会社発行)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、候補番号の文字幅が固定であったため、候補一覧表
示が見にくくなる場合があるという問題があった。例え
ば、候補番号の文字幅が全角に固定されているシステム
に於いて、読み「さんじゅうに」を入力してかな漢字変
換を行なうと、図17に示すような候補一覧表示が行な
われるため、「32」を「232」と誤って認識した
り、「30に」を「330に」と誤って認識してしまう
場合があるという問題があった。
【0007】また、上述したように、従来は、セパレー
タ文字の種類がシステムで固定であったため、ユーザが
候補一覧機能を備えている複数のシステムを同時に使用
する場合、各システムのセパレータ文字の種類が違った
りする場合がある。このようにシステム毎にセパレータ
文字の種類が異なると、ユーザにとっては候補一覧表示
が大変見にくい。
【0008】本発明の目的は候補番号の文字幅,セパレ
ータ文字の種類を変更できるようにすることにより、候
補一覧表示を見やすいものにすることができる候補一覧
表示方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、 (A)複数の候補文字列にそれぞれ候補番号を付して表
示する候補一覧表示機能を備えたシステムに於いて、候
補番号の文字幅を示す文字幅情報を入力する入力手段
と、複数の候補文字列に前記入力手段から入力された文
字幅情報が示す文字幅の候補番号を付した候補一覧情報
を作成する候補一覧作成手段と、該候補一覧作成手段が
作成した候補一覧情報をディスプレイ装置に表示する候
補一覧表示手段とを設けたものである。
【0010】また、本発明は上記目的を達成するため、 (B)複数の候補文字列にそれぞれ候補番号及び候補番
号と候補文字列とを区別するセパレータ文字を付して表
示する候補一覧表示機能を備えたシステムに於いて、セ
パレータ文字の種類を示すセパレータ情報を入力する入
力手段と、複数の候補文字列に候補番号及び前記入力手
段から入力されたセパレータ情報によって示される種類
のセパレータ文字を付した候補一覧情報を作成する候補
一覧作成手段と、該候補一覧作成手段が作成した候補一
覧情報をディスプレイ装置に表示する候補一覧表示手段
とを設けたものである。
【0011】
【作用】(A)の構成に於いては、ユーザが入力手段を
用いて候補番号の文字幅を示す文字幅情報を入力する。
候補一覧作成手段は複数の候補文字列に候補番号を付し
た候補一覧情報を作成する際、候補番号の文字幅を入力
手段から入力された文字幅情報が示す文字幅にする。候
補一覧作成部によって作成された候補一覧情報は候補一
覧表示手段によってディスプレイ装置に表示される。
【0012】(B)の構成に於いては、ユーザが入力手
段を用いてセパレータ文字の種類を示すセパレータ情報
を入力する。候補一覧作成手段は複数の候補文字列に候
補番号及びセパレータ文字を付して候補一覧情報を作成
する際、セパレータ文字の種類を入力手段から入力され
たセパレータ情報が示すものにする。候補一覧作成部に
よって作成された候補一覧情報は候補一覧表示手段によ
ってディスプレイ装置に表示される。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り、かな漢字変換時に候補一覧表示を行なうワードプロ
セッサに本発明を適用した場合についてのものである。
同図に示すように、本実施例はキーボード100と、入
力制御部101と、候補一覧作成部102と、候補番号
文字幅切り換え部103と、かな漢字変換サーバ104
と、辞書105と、候補番号文字幅切り換えファイル1
06と、候補一覧表示部107と、ディスプレイ装置1
08とから構成されている。
【0015】図2はかな漢字変換時の処理例を示すフロ
ーチャート、図3は文字幅切り換え指示時の処理例を示
すフローチャート、図4は文字幅切り換え解除指示時の
処理例を示すフローチャートであり、以下各図を参照し
て本実施例の動作を説明する。
【0016】ユーザはかな漢字変換を行なう場合、先
ず、キーボード100から読みを入力し、次いで変換キ
ー(図示せず)を押下する。
【0017】入力制御部101はキーボード100から
読みが入力されると、図2に示すように、それを受け付
け (ステップS1)、変換キーが押下されると (ステッ
プS2がYES)、読みを候補一覧作成部102に送
る。 (ステップS3)。
【0018】候補一覧作成部102は入出力制御部10
1から読みが送られてくると、それをかな漢字変換サー
バ104に渡す (ステップS4)。
【0019】かな漢字変換サーバ104は候補一覧作成
部102から読みが渡されると、辞書105から読みに
対応した候補文字列群を取り出し、候補一覧作成部10
2に渡す (ステップS5)。
【0020】候補一覧作成部102に候補文字列群が渡
されると、候補番号文字幅切り換え部103が候補番号
文字幅切り換えファイル106を参照し (ステップS
6)、文字幅切り換え指示が設定されているか否かを判
断する (ステップS7)。
【0021】そして、文字幅切り換え指示が候補番号文
字幅切り換えファイル106に設定されていないと判断
した場合 (ステップS7がNO)は、候補番号文字幅切
り換え部103は全角を示す文字幅情報を候補一覧作成
部102に渡し (ステップS8)、設定されていると判
断した場合 (ステップS7がYES)は半角を示す文字
幅情報を候補一覧作成部102に渡す (ステップS
9)。
【0022】文字幅切り換え指示の設定は、ユーザがキ
ーボード100から文字幅切り換え指示を入力すること
により行なわれるものである。即ち、ユーザは候補文字
列に付す候補番号の文字幅を半角にしたい場合、キーボ
ード100から文字幅切り換え指示を入力する。そし
て、キーボード100から文字幅切り換え指示が入力さ
れると、図3に示すように、入力制御部101が候補一
覧作成部102に文字幅切り換え指示を渡し (ステップ
S21)、候補一覧作成部102が候補番号文字幅切り
換えファイル106に文字幅切り換え指示を設定する
(ステップS22)。
【0023】また、文字幅切り換え指示の設定解除は、
ユーザがキーボード100から文字幅切り換え解除指示
を入力することにより行なわれるものである。即ち、ユ
ーザは候補文字に付す候補番号の文字幅を全角にしたい
場合、キーボード100から文字幅切り換え解除指示を
入力する。そして、キーボード100から文字幅切り換
え解除指示が入力されると、図4に示すように、入力制
御部101が候補一覧作成部102に文字幅切り換え解
除指示を渡し (ステップS31)、候補一覧作成部10
2が候補番号文字幅切り換えファイル106に設定され
ている文字幅切り換え指示を削除する (ステップS3
2)。
【0024】候補一覧作成部102は候補番号文字幅切
り換え部103から全角を示す文字幅情報が渡される
と、既にかな漢字変換サーバ104から渡されている候
補文字列群に全角の候補番号を付した候補一覧情報を作
成して候補一覧表示部107に渡す (ステップS1
0)。また、半角を示す文字幅情報が渡されると、候補
文字列群に半角の候補番号を付した候補一覧情報を作成
して候補一覧表示部107に渡す (ステップS10)。
【0025】候補一覧表示部107は候補一覧作成部1
02から渡された候補一覧情報をディスプレイ装置10
8に表示する (ステップS11)。
【0026】従って、今、例えば、キーボード100か
ら文字幅切り換え指示を入力して候補番号文字幅切り換
えファイル106に文字幅切り換え指示を設定した状態
で、読み「さんじゅうに」を入力し、変換キーを押下し
たとすると、ステップS7の判断結果がYESとなり、
候補番号文字幅切り換え部103から候補一覧作成部1
02に半角を示す文字幅情報が渡されるので、ディスプ
レイ108に表示される候補一覧表示は図5に示すもの
となる。即ち、候補番号が半角で表示されるため、図1
7の候補一覧表示に比較して候補文字列と候補番号とが
区別しやすくなり、候補一覧表示を見やすいものにする
ことができる。
【0027】また、これとは反対に候補番号を全角文字
にした方が、候補文字列と候補番号とを区別しやすくな
る場合は、ユーザはキーボード100から文字幅切り換
え解除指示を入力し、候補番号文字幅切り換えファイル
106から文字幅切り換え指示を削除しておく。
【0028】尚、上述した実施例では候補番号の文字幅
を全角と半角とに切り換えるようにしたが、文字幅を切
り換えるのであればこれに限られず、例えば全角と倍角
とに切り換えるようにしても良い。また、切り換える文
字幅の種類も2種類に限られるものではなく、それ以上
であっても良いことは勿論である。
【0029】図6は本発明の他の実施例のブロック図で
あり、金額一覧表示を行なうシステムに本発明を適用し
た場合についてのものである。同図に示すように、本実
施例は、キーボード200と、入力制御部201と、候
補一覧作成部202と、候補番号文字幅切り換え部20
3と、金額一覧データファイル205と、候補番号文字
幅切り換えファイル206と、候補一覧表示部207
と、ディスプレイ装置208とから構成されている。
【0030】図7は本実施例の金額一覧表示時の処理例
を示すフローチャートであり、以下各図を参照して本実
施例の動作を説明する。
【0031】ユーザは金額一覧表示を行なう場合、キー
ボード200から金額一覧要求を入力する。この金額一
覧要求は入力制御部201で受け付けられ (ステップS
41)、候補一覧作成部202に送られる (ステップS
42)。
【0032】候補一覧作成部202は入力制御部201
から金額一覧要求が送られてくると、金額一覧データフ
ァイル205から上記金額一覧要求が要求する金額一覧
データを取得する (ステップS43)。
【0033】その後、候補番号文字幅切り換え部203
が候補番号文字幅切り換えファイル206を参照し (ス
テップS44)、文字幅切り換え指示が設定されている
か否かを判断する (ステップS45)。尚、文字幅切り
換え指示の設定,解除は前述した実施例と同様に行なわ
れるものである。
【0034】文字幅切り換え指示が設定されていないと
判断した場合 (ステップS45がNOの場合)は、候補
番号文字幅切り換え部203は全角を示す文字幅情報を
候補一覧作成部202に渡し (ステップS46)、文字
幅切り換え指示が設定されていると判断した場合 (ステ
ップS45がYES)は、半角を示す文字幅情報を候補
一覧作成部202に渡す (ステップS47)。
【0035】候補一覧作成部202は候補番号文字幅切
り換え部203から全角を示す文字幅情報が渡された場
合は、既にステップS43で取得している複数の金額か
ら構成される金額一覧データに全角の候補番号を付した
候補一覧情報を作成し、候補一覧表示部207に渡す
(ステップS48)。また、半角を示す文字幅情報が渡
された場合は、金額一覧データに半角の候補番号を付し
た候補一覧情報を作成し、候補一覧表示部207に渡す
(ステップS48)。候補一覧表示部207は候補一覧
情報をディスプレイ装置208に表示する (ステップS
49)。
【0036】今、例えば、候補番号文字幅切り換えファ
イル306に文字幅切り換え指示が設定されている状態
でキーボード200から金額一覧要求を入力すると、ス
テップS45の判断結果がYESとなるため、各金額に
付される候補番号の文字幅は半角となる。従って、金額
の数字が半角であるとすると、ディスプレイ装置208
に表示される金額一覧表示は図8(a)に示すようにな
り、候補番号と金額とが区別しにくくなる。
【0037】このような場合は、キーボード200から
文字幅切り換え解除指示を入力し、候補番号文字幅切り
換えファイル206に設定されている文字幅切り換え指
示を解除する。このようにすることにより、候補番号の
文字幅が全角となるので、ディスプレイ装置208に表
示される金額一覧表示は図8(b)に示すように、候補
番号と金額とを区別しやすいものになる。
【0038】また、金額が全角の場合は、キーボード2
00から文字幅切り換え指示を入力し、候補番号の文字
幅を半角とすることにより、候補番号と金額とを区別し
やすいものにすることができる。
【0039】図9は本発明の更に別の実施例のブロック
図であり、かな漢字変換時に候補一覧表示を行なうワー
ドプロセッサに本発明を適用した場合についてのもので
ある。同図に示すように、本実施例はキーボード300
と、入力制御部301と、候補一覧作成部302と、セ
パレータ変更部303と、かな漢字変換サーバ304
と、辞書305と、セパレータ変更ファイル306と、
候補一覧表示部307と、ディスプレイ装置308とか
ら構成されている。
【0040】図10はかな漢字変換時の処理例を示すフ
ローチャート、図11はセパレータ情報設定時の処理例
を示すフローチャート、図12はセパレータ情報解除時
の処理例を示すフローチャートであり、以下各図を参照
して本実施例の動作を説明する。
【0041】かな漢字変換を行なう場合、ユーザは先
ず、キーボード300から読みを入力し、次いでキーボ
ード300に設けられている変換キー(図示せず)を押
下する。
【0042】入力制御部301はキーボード300から
読みが入力されるとそれを受け付け(ステップS5
1)、変換キーが押下されると (ステップS52がYE
S)、キーボード300から入力された読みを候補一覧
作成部302に送る (ステップS53)。
【0043】候補一覧作成部302は入力制御部301
から送られてきた読みをかな漢字変換サーバ304に渡
す (ステップS54)。
【0044】かな漢字変換サーバ304は読みが渡され
ると、その読みに対応した候補文字列群を辞書305か
ら取り出し、候補一覧作成部302に渡す (ステップS
55)。
【0045】その後、セパレータ変更部303がセパレ
ータ変更ファイル306を参照し (ステップS56)、
セパレータ情報が設定されているか否かを判断する (ス
テップS57)。
【0046】セパレータ変更ファイル306にセパレー
タ情報が設定されていないと判断した場合 (ステップS
57がNO)は、セパレータ変更部303はデフォルト
で設定されているセパレータ情報を候補一覧作成部30
2に渡し (ステップS58)、セパレータ情報が設定さ
れていると判断した場合 (ステップS57がYES)
は、設定されているセパレータ情報を候補一覧作成部3
02に渡す (ステップS59)。
【0047】ここで、セパレータ情報の設定は、ユーザ
がキーボード300からセパレータ情報を入力すること
により行なわれるものである。即ち、ユーザは候補文字
列と候補番号とを区切るセパレータ文字の種類をデフォ
ルトで設定されているセパレータ情報が示す種類以外の
ものにしたい場合、キーボード300からその種類を示
すセパレータ情報を入力する。そして、キーボード30
0からセパレータ情報が入力されると、図11に示すよ
うに、入力制御部301が入力されたセパレータ情報を
候補一覧作成部302に渡し (ステップS71)、候補
一覧作成部302がセパレータ変更ファイル306にセ
パレータ情報を設定する (ステップS72)。
【0048】また、セパレータ情報の設定解除は、ユー
ザがキーボード300からセパレータ変更解除指示を入
力することにより行なわれるものである。即ち、ユーザ
はセパレータ文字の種類をデフォルトで設定されている
セパレータ情報が示す種類にしたい場合はキーボード3
00からセパレータ変更解除指示を入力する。そして、
キーボード300からセパレータ変更解除指示が入力さ
れると、図12に示すように、入力制御部301が入力
されたセパレータ変更解除指示を候補一覧作成部302
に渡し (ステップS81)、候補一覧作成部302がセ
パレータ変更ファイル306に設定されているセパレー
タ情報を削除する (ステップS82)。
【0049】候補一覧作成部302はセパレータ変更部
303からセパレータ情報が渡されると、既に渡されて
いる候補文字列群の各候補文字列に候補番号を付し、更
に候補文字列と候補番号とを区切るセパレータ文字の種
類をセパレータ変更部303から渡されたセパレータ情
報が示すものにした候補一覧情報を作成し、候補一覧表
示部307に渡す (ステップS60)。
【0050】候補一覧表示部307は候補一覧作成部3
02から渡された候補一覧情報をディスプレイ装置30
8に表示する (ステップS61)。
【0051】図13(a)はスペースを示すセパレータ
情報をセパレータ変更ファイル306に設定した状態
で、読み「きのう」を入力し、かな漢字変換を行なった
時にディスプレイ装置308に表示される候補一覧表示
を示した図である。また、図13(b)はコロンを示す
セパレータ情報をセパレータ変更ファイル306に設定
した状態で、読み「きのう」を入力し、かな漢字変換を
行なった時にディスプレイ装置308に表示される候補
一覧表示を示した図である。
【0052】このように、本実施例によれば、セパレー
タ文字の種類をユーザが希望するものに変更することが
可能になる。従って、ユーザが候補一覧表示機能を備え
ている複数のシステムを同時に使用する場合、各システ
ムのスペース文字の種類をユーザが希望するものに統一
することができるので、候補一覧表示の内容が見やすく
なる。
【0053】図14は本発明のまた更に別の実施例のブ
ロック図であり、金額一覧表示を行なうシステムに本発
明を適用した場合についてのものである。本実施例は同
図に示すように、キーボード400と、入力制御部40
1と、候補一覧作成部402と、セパレータ変更部40
3と、金額一覧データファイル405と、セパレータ変
更ファイルと、候補一覧表示部407と、ディスプレイ
装置408とから構成されている。
【0054】図15は金額一覧表示時の処理例を示すフ
ローチャートであり、以下各図を参照して本実施例の動
作を説明する。
【0055】ユーザは金額一覧表示を行なう場合、キー
ボード300から金額一覧要求を入力する。
【0056】キーボード300から金額一覧要求が入力
されると、図15に示すように、入力制御部401は金
額一覧要求を受け付け (ステップS91)、それを候補
一覧作成部402に送る (ステップS92)。
【0057】候補一覧作成部402は金額一覧要求が入
力されると、金額一覧データファイル405から上記金
額一覧要求に対応する金額一覧データを取得する (ステ
ップS93)。
【0058】その後、セパレータ変更部403がセパレ
ータ変更ファイル406を参照し (ステップS94)、
セパレータ変更ファイル406にセパレータ情報が設定
されているか否かを判断する (ステップS95)。尚、
セパレータ情報の設定は図9の実施例の場合と同様にし
て行なう。
【0059】そして、セパレータ情報が設定されていな
いと判断した場合 (ステップS95がNO)は、セパレ
ータ変更部403はデフォルトで設定されているセパレ
ータ情報を候補一覧作成部402に渡す (ステップS9
6)。また、設定されていると判断した場合 (ステップ
S95がYES)は、セパレータ変更ファイル406に
設定されているセパレータ情報を候補一覧作成部402
に渡す (ステップS97)。
【0060】候補一覧作成部402はセパレータ情報が
渡されると、既にステップS93で取得してある金額一
覧データの各金額に候補番号を付し、更に候補番号と金
額とを区切るセパレータ文字の種類をセパレータ変更部
403から渡されたセパレータ情報が示すものにした候
補一覧情報を作成し、候補一覧表示部407に渡す(ス
テップS98)。
【0061】候補一覧表示部407は候補一覧作成部4
02から渡された候補一覧情報をディスプレイ装置40
8に表示する (ステップS99)。
【0062】今、例えば、デフォルトで設定されている
セパレータ情報がスペースを示すものである場合、セパ
レータ情報をセパレータ変更ファイル406に設定しな
いと、金額一覧表示は図16(a)に示すものとなる。
【0063】これに対して、キーボード400からピリ
オドを示すセパレータ情報を入力し、セパレータ変更フ
ァイル406に設定した場合は、金額一覧表示は図16
(b)に示すものとなる。また、キーボード400から
閉じ括弧を示すセパレータ情報を入力し、セパレータ変
更ファイル406に設定した場合は、金額一覧表示は図
16(c)に示すものとなる。
【0064】このように、本実施例によれば、セパレー
タ文字の種類をユーザが希望するものに変更することが
可能になるので、ユーザが候補一覧表示機能を備えてい
る複数のシステムを同時に使用する場合、各システムの
セパレータ文字の種類をユーザが希望するものに統一す
ることができ、ユーザにとって候補一覧表示を見やすい
ものにすることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、候補番
号の文字幅を示す文字幅情報を入力する入力手段と、複
数の候補文字列に候補番号を付して候補一覧情報を作成
する際、候補番号の文字幅を入力手段から入力された文
字幅情報が示す文字幅にする候補一覧作成部を備えてお
り、候補番号の文字幅を候補文字列に合わせて変更する
ことができるので、候補一覧表示を見やすいものにする
ことができる効果がある。
【0066】また、本発明は、セパレータ文字の種類を
示すセパレータ情報を入力する入力手段と、複数の候補
文字列に候補番号及びセパレータ文字を付して候補一覧
情報を作成する際、セパレータ文字の種類を入力手段か
ら入力された文字幅情報が示すものにする候補一覧作成
部を備えており、候補文字列に合わせてセパレータ文字
を変更することができるので、候補一覧表示を見やすい
ものにすることができる。また、ユーザが候補一覧表示
機能を有するシステムを同時に複数使用する場合、各シ
ステムのセパレータ文字の種類を同じものにすることが
できるので、ユーザにとって候補一覧表示を見やすいも
のにすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1の実施例のかな漢字変換時の処理例を示す
フローチャートである。
【図3】図1の実施例の文字幅切り換え指示設定時の処
理例を示すフローチャートである。
【図4】図1の実施例の文字幅切り換え解除指示時の処
理例を示すフローチャートである。
【図5】図1の実施例に於ける候補一覧表示の一例を示
す図である。
【図6】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図7】図6の実施例の金額一覧表示時の処理例を示す
フローチャートである。
【図8】図6の実施例に於ける候補一覧表示の一例を示
す図である。
【図9】本発明の更に別の実施例のブロック図である。
【図10】図9の実施例のかな漢字変換時の処理例を示
すフローチャートである。
【図11】図9の実施例のセパレータ情報設定時の処理
例を示すフローチャートである。
【図12】図9の実施例のセパレータ情報解除指示時の
処理例を示すフローチャートである。
【図13】図9の実施例に於ける表示例を示す図であ
る。
【図14】本発明のまた更に別の実施例のブロック図で
ある。
【図15】図14の実施例の金額一覧表示時の処理例を
示す流れ図である。
【図16】図14の実施例の候補一覧表示の一例を示す
図である。
【図17】従来の技術の問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
100,200,300,400…キーボード 101,201,301,401…入力制御部 102,202,302,402…候補一覧作成部 103,203…候補番号文字幅切り換え部 104,304…かな漢字変換サーバ 105,305…辞書 106,206…候補番号文字幅切り換えファイル 107,207,307,407…候補一覧表示部 108,208,308,408…ディスプレイ装置 205,405…金額一覧データファイル 303,403…セパレータ変更部 306,406…セパレータ変更ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7315−5L 506 A

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の候補文字列にそれぞれ候補番号を
    付して表示する候補一覧表示機能を備えたシステムに於
    いて、 候補番号の文字幅を示す文字幅情報を入力する入力手段
    と、 複数の候補文字列に前記入力手段から入力された文字幅
    情報が示す文字幅の候補番号を付した候補一覧情報を作
    成する候補一覧作成手段と、 該候補一覧作成手段が作成した候補一覧情報をディスプ
    レイ装置に表示する候補一覧表示手段とを備えたことを
    特徴とする候補一覧表示方式。
  2. 【請求項2】 複数の候補文字列にそれぞれ候補番号及
    び候補番号と候補文字列とを区別するセパレータ文字を
    付して表示する候補一覧表示機能を備えたシステムに於
    いて、 セパレータ文字の種類を示すセパレータ情報を入力する
    入力手段と、 複数の候補文字列に候補番号及び前記入力手段から入力
    されたセパレータ情報によって示される種類のセパレー
    タ文字を付した候補一覧情報を作成する候補一覧作成手
    段と、 該候補一覧作成手段が作成した候補一覧情報をディスプ
    レイ装置に表示する候補一覧表示手段とを備えたことを
    特徴とする候補一覧表示方式。
JP4360494A 1992-12-29 1992-12-29 候補一覧表示方式 Expired - Fee Related JPH0743713B2 (ja)

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US7539472B2 (en) * 2005-09-13 2009-05-26 Microsoft Corporation Type-ahead keypad input for an input device
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