JPH0743711Y2 - 背面投写型プロジェクションテレビのスクリーン - Google Patents

背面投写型プロジェクションテレビのスクリーン

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JPH0743711Y2
JPH0743711Y2 JP1988046762U JP4676288U JPH0743711Y2 JP H0743711 Y2 JPH0743711 Y2 JP H0743711Y2 JP 1988046762 U JP1988046762 U JP 1988046762U JP 4676288 U JP4676288 U JP 4676288U JP H0743711 Y2 JPH0743711 Y2 JP H0743711Y2
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JP
Japan
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lenticular
screen
incident side
lens
projection
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JP1988046762U
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JPH01151680U (ja
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雅昭 羽生
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Pioneer Corp
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、スクリーンの背面から投写管の画像を投写し
てスクリーンの前面から投写像を視認するようにしたい
わゆる背面投写型プロジェクションテレビに係わり、特
に視野角を大きくし、スクリーン性能を向上させるため
にスクリーンの前面に用いられるレンチキュラーレンズ
に関する。
〔考案の技術的背景およびその課題〕
従来、背面投写型プロジェクションテレビにおいてはス
クリーン前面の斜め方向からでもある程度明るい像が見
れるようにするために、投射光をスクリーンで拡散し、
所定の視野角が得られるようにしている。
第5図は上記のような背面投写型プロジェクションテレ
ビの基本構成を示す図であり、図において、10はCRT投
写管,投影レンズ等からなる投写装置、20は投写装置10
側に配設されたフレネルシート、30はフレネルシート20
の出射面側に配設されたレンチキュラーレンズであり、
上記フレネルシート20とレンチキュラーレンズ30でスク
リーンが構成される。
上記フレネルシート20の出射面にはフレネルレンズ20a
が形成され、また、レンチキュラーレンズ30の入射面に
はスクリーンの水平方向(図面に直角な方向)をピッチ
方向として並ぶ多数のレンチキュラー30aが形成されて
おり、投写装置10からの投射光はフレネルシート20、レ
ンチキュラーレンズ30を通り、スクリーン前面に出射す
る。
このとき、投写装置10からの投射光は、フレネルシート
20の出射面に形成されたフレネルレンズ20aでマクロに
収束されて平行光になり、レンチキュラーレンズ30の入
射面に形成されたレンチキュラー30aによって水平方向
に拡散され、レンチキュラーレンズ30からの出射光は水
平方向の指向角が拡大される。
また、フレネルシート20あるいはレンチキュラーレンズ
30には拡散剤が混入されており、この拡散剤によっても
投射光の拡散が行われ、これによって、垂直方向にもあ
る程度の指向角が得られるようになっている。
上記のようにスクリーンからの出射光は水平および垂直
方向に指向角が与えられ、この出射光の指向角の付与に
よってスクリーンの前面から見る水平方向、垂直方向の
視野角がある程度拡大されるようになっている。なお、
通常の視野角はこの構造により鑑賞位置にみあうよう
に、現状では水平方向で±49°、垂直方向で±5°とな
っている。
しかしながら、視野角が上記のように水平方向で大きく
垂直方向で小さくなっているのは、通常の鑑賞位置に対
応して設定されているというよりは、垂直方向の拡散を
拡散剤の混入のみによって行うようにしていることに起
因している。
すなわち、拡散剤の量を増やすと、光の透過率が低くな
ってコントラストが低下するとともに投写像にボケが生
じて解像力を低下させるため、混入する拡散剤の量には
制限があり、この制限によって垂直方向拡散の指向角を
大きくすることができず、垂直方向の視野角を大きくす
ることができなかった。
また、拡散剤の拡散性能は等方的であるため、レンチキ
ュラーレンズの作用によって充分な拡散が行われる水平
方向にもさらに拡散作用が付与されることになり、スク
リーン全体として効率の悪い拡散性能の与えかたとなっ
ていた。
〔考案の目的〕 本考案は背面投写型プロジェクションテレビにおいて上
記のような従来の課題を解決し、高コントラスト、高解
像力、高輝度を維持するとともに、水平方向のみならず
垂直方向の視野角をも大きくしたレンチキュラーレンズ
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前述の課題を解決するためになされた本考案の背面投写
型プロジェクションテレビのスクリーンは、 出射面側にフレネルレンズを形成したフレネルシート
と、前記フレネルシートの出射面側に位置してスクリー
ン面となるレンチキュラーレンズからなる背面投写型プ
ロジェクションテレビのスクリーンにおいて、 前記レンチキュラーレンズは、 入射側には前記スクリーン面の水平方向をピッチ方向と
して並ぶ入射側レンチキュラーが形成され、その出射側
には前記入射側レンチキュラーと同じ前記ピッチ方向に
並ぶブラックストライプを有する突出部およびこの突出
部の間隙の各谷部に前記入射側レンチキュラーと同じ前
記ピッチ方向に並びかつ前記入射側レンチキュラーと対
応するように光軸どおしが一致する出射側レンチキュラ
ーが形成されてなるレンチキュラー基板と、 前記レンチキュラー基板の出射側に貼り合わせ、前記ピ
ッチ方向と直角な方向に並ぶレンチキュラーを形成した
可撓性の透明フィルムとから構成されることを特徴とす
る。
〔実施例〕
第1図は本考案実施例のレンチキュラーレンズを用いた
スクリーンの一部を示す斜視図、第2図はその断面図で
ある。なお、第2図(a)は縦断面、同図(b)は横断
面を示し、同図(a)には同図(b)のA−A断面およ
びB−B断面を示してある。
図において、1は背面投写型プロジェクションテレビに
取り付けられたとき投写装置側に位置し、出射面側にサ
ーキュラーフレネルレンズ1aが形成されたフレネルシー
ト、2はフレネルシート1の出射面側に位置してスクリ
ーン面となるレンチキュラーレンズであり、このフレネ
ルシート1とレンチキュラーレンズ2とによってスクリ
ーンが構成される。
上記レンチキュラーレンズ2において、21は樹脂成形さ
れたレンチキュラー基板、22はレンチキュラー22aを有
するラミネート層で、このラミネート層22は、第3図に
示したような多数のレンチキュラーが形成された透明な
フィルムを上記レンチキュラー基板11の表面にラミネー
ト加工によって貼り合わせて形成されている。
上記レンチキュラー基板21の入射側(フレネルシート1
側)にはスクリーンの水平方向をピッチ方向として並ぶ
レンチキュラー21aが形成されるとともに、表側(ラミ
ネート層22側)には上記レンチキュラー21aと同じピッ
チで水平方向に並ぶ突出部21bが形成され、この突出部2
1bの間隙の各谷部には出射面21cが形成されている。な
お、この出射面21cは、3管のCRT投写管を水平に配置し
た場合に生じるカラーシフトを補正するために上記レン
チキュラー21aより幅の狭い非球面状のシリンドリカル
レンズになっている。
また、上記レンチキュラー21a、突出部21bおよび出射面
21cは、レンチキュラー21aと出射面21cの光軸が一致す
るような位置に形成されている。
前記ラミネート層22は、表面のレンチキュラー22aの並
ぶ方向を上記突出部21bのピッチ方向と直角な方向にし
て貼り合わされ、このラミネート層22の上記突出部21b
の部分にはブラックストライプ23が印刷等によって形成
されている。
上記のようにして、レンチキュラー基板21の出射面21c
の表面にはブラックストライプ23のピッチ方向と直角な
方向(ブラックストライプ23の長手方向)に並ぶ多数の
レンチキュラー22aが形成されている。
投写装置からの投射光はフレネルシート1のフレネルレ
ンズ1aによってマクロに収束されてレンチキュラーレン
ズ2の入射側に平行光として入射され、レンチキュラー
レンズ2の入射側のレンチキュラー21aによって水平方
向に拡散されて出射面21cを通して出射される。
このとき出射光は、第4図に示したように、出射面21c
表面にラミネート層22によって形成されたレンチキュラ
ー22aの拡散作用によってブラックストライプ23の長手
方向すなわちスクリーンの垂直方向に拡散されるため、
垂直方向の拡散の指向角が増大し、これによって垂直方
向の視野角が拡大される。
上記のようなレンチキュラーレンズ2によれば、垂直方
向の視野角が拡大されるばかりか、出射面21cのレンチ
キュラー22a表面およびブラックストライプ23の表面が
凹凸状になっているため、レンチキュラーレンズ2の表
面、すなわち、スクリーン面に入射する外光は広い角度
で拡散され、外光の反射によるコントラストの低下を防
ぐことができる。
また、拡散剤等を多量に使用する必要がないため、投写
像にボケを生じることがなく、高い解像力を得ることが
でき、さらに、拡散剤による無駄な拡散がなくなるため
高輝度のスクリーンを得ることができる。
さらに、実施例のレンチキュラーレンズはレンチキュラ
ーを形成した透明フィルムをラミネート加工によって貼
り合わせるようにしているため、前記突出部21bあるい
は出射面21cによってレンチキュラー基板21の表面に凹
凸が形成されていても、簡単に製造することができる。
また、前記透明フィルムはシート状で厚みが薄く、この
透明フィルムに形成されたレンチキュラーは幅とピッチ
を小さくなっており、このレンチキュラーが目立たず、
見栄えのよいものとなる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、多数のレンチキュ
ラーを形成した可撓性の透明フィルムを、この透明フィ
ルムのレンチキュラーの並ぶ方向を前記ブラックストラ
イプのピッチ方向と直角な方向にして前記レンチキュラ
ーレンズの出射面側に貼り合わせ、ブラックストライプ
のピッチ方向と平行な方向に並ぶ裏面のレンチキュラー
によって水平方向の拡散を行うとともに上記透明フィル
ムのレンチキュラーによって垂直方向の拡散を行うよう
にしたので、高コントラスト、高解像力、高輝度を維持
するとともに水平方向のみならず垂直方向の視野角をも
大きくしたレンチキュラーレンズを得ることができる。
また、前記透明フィルムは可撓性であるので、前記レン
チキュラーレンズの出射面側にブラックストライプを形
成するための突条や出射面の表面形状等による凹凸が形
成されていても、この可撓性の透明フィルムをラミネー
ト加工等により簡単に貼り合わせることができ、容易に
製造することができる。
さらに、前記透明フィルムはシート状で厚みが薄いの
で、この透明フィルムに形成する前記レンチキュラーの
幅およびピッチを小さくでき、このレンチキュラーが目
立たず、見栄えのよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のレンチキュラーレンズを用いた
スクリーンの一部分を示す図、 第2図は第1図のスクリーンの断面図、 第3図は実施例のレンチキュラーレンズに貼り合わされ
る透明フィルムを示す図、 第4図は実施例における出射面での垂直方向の拡散を説
明する図、 第5図は本考案に係わる背面投写型プロジェクションテ
レビの基本構成を示す図である。 2……レンチキュラーレンズ、21……レンチキュラー基
板、21c……出射面、22……ラミネート層、22a……レン
チキュラー、23……ブラックストライプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】出射面側にフレネルレンズを形成したフレ
    ネルシートと、前記フレネルシートの出射面側に位置し
    てスクリーン面となるレンチキュラーレンズからなる背
    面投写型プロジェクションテレビのスクリーンにおい
    て、 前記レンチキュラーレンズは、 入射側には前記スクリーン面の水平方向をピッチ方向と
    して並ぶ入射側レンチキュラーが形成され、その出射側
    には前記入射側レンチキュラーと同じ前記ピッチ方向に
    並ぶブラックストライプを有する突出部およびこの突出
    部の間隙の各谷部に前記入射側レンチキュラーと同じ前
    記ピッチ方向に並びかつ前記入射側レンチキュラーと対
    応するように光軸どおしが一致する出射側レンチキュラ
    ーが形成されてなるレンチキュラー基板と、 前記レンチキュラー基板の出射側に貼り合わせ、前記ピ
    ッチ方向と直角な方向に並ぶレンチキュラーを形成した
    可撓性の透明フィルムとから構成されることを特徴とす
    る背面投写型プロジェクションテレビのスクリーン。
JP1988046762U 1988-04-08 1988-04-08 背面投写型プロジェクションテレビのスクリーン Expired - Lifetime JPH0743711Y2 (ja)

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JPH01151680U JPH01151680U (ja) 1989-10-19
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03149540A (ja) * 1989-11-07 1991-06-26 Pioneer Electron Corp 背面投影式スクリーン
WO2002025369A1 (fr) * 2000-09-21 2002-03-28 Hitachi, Ltd. Unite de visualisation

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JPS5136932U (ja) * 1975-08-20 1976-03-18
JPS58146234U (ja) * 1982-03-26 1983-10-01 大日本印刷株式会社 エンボス焦点板

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