JP3028891B2 - プロジェクタ装置のスクリーン - Google Patents

プロジェクタ装置のスクリーン

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JP3028891B2
JP3028891B2 JP5027750A JP2775093A JP3028891B2 JP 3028891 B2 JP3028891 B2 JP 3028891B2 JP 5027750 A JP5027750 A JP 5027750A JP 2775093 A JP2775093 A JP 2775093A JP 3028891 B2 JP3028891 B2 JP 3028891B2
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順一 生駒
行徳 川村
秋男 中島
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクタ装置に関
し、輝度ムラの低減およびスクリーンの継目部における
映影像情報の欠落を克服する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】背面投写形プロジェクタ装置におけるス
クリーン構造は、複数の同心円上に鋸歯形状の断面をも
つフレネルレンズおよび拡散板で成っていることは周知
の技術である。NHKテレビ技術教科書(上){日本放
送出版協会 平成元年4月10日 第1版発行}に記載
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
スクリーン構造では、フレネルレンズは主に圧縮成形に
よるものであり製作上サイズ的限界が低く、1つのスク
リーンサイズは70インチ程度が限界である。70イン
チを超える画面サイズでは、複数枚のスクリーン接合
し、各スクリーン毎に投写ユニットを備えるマルチ画面
化が一般的である。この様な構成の場合、隣接するスク
リーンに隣の投写ユニットの不要光が入り込むため、ス
クリーン継目部に垂直および水平方向の遮光板が必要と
なり、遮光板の影等によるスクリーン継目部における映
像情報の欠落の問題があった。尚、フレネルレンズを用
いない場合では集光能力がないため、スクリーンに同じ
光量が入射されても映像が暗いという欠点がある。
【0004】また、単一のプロジェクタ装置による映像
は画面(スクリーン)中央付近が明るく、周辺(特に、
コーナ部)になると暗くなるため、マルチ画面化での大
画面は、輝度のムラが目立つ(例として、4面のマルチ
画面では画面中央部が暗くなる)という問題があった。
【0005】本発明の目的は上記問題点を解決する手段
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、映像を投写レンズを介してスクリーン
の観視者と反対側の面に投写するプロジェクタ装置のス
クリーンにおいて、2組のシリンドリカルレンズと拡散
板とを有し 該2組のシリンドリカルレンズは、互いに
円形方向軸が直交し、かつ少なくとも1組のシリンドリ
カルレンズが2ピースより成り該2ピースの合わせ部に
該シリンドリカルレンズの屈折率と略等しい物質を備え
た構成とする
【0007】
【作用】レンズ効果をもつ断面形状を円周上に設けたフ
レネルレンズに対し、レンズ効果をもつ断面形状を直線
上に設けたシリンドリカルレンズは、圧縮成形に比べ製
作上サイズ的限界の高い押出し成形が可能であり、1つ
の大きなレンズを製作できる。
【0008】シリンドリカルレンズを或る基準面に対
し、シリンドリカルレンズの円形方向軸を平行に置くこ
とで光線を垂直方向へ屈折させることができる。また、
シリンドリカルレンズの円形方向軸を垂直に置くことで
光線を平行方向へ屈折させることができる。よって、シ
リンドリカルレンズ2組の円形方向軸を各々直交して配
置することで光線を垂直および水平方向へ屈折させるこ
とができ、集光能力をもたすことができる。
【0009】以上により、マルチ画面化せず大画面にで
きるので、遮光板等を設ける必要がなくなり、単一の
(大型)プロジェクタ装置の形態となる。また、フレネ
ルレンズを用いたスクリーン構造に対し、映像が暗くな
るという欠点もない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図に従って説明する。
【0011】図1〜図4により本発明の第1実施例を説
明する。図1はプロジェクタ装置のスクリーン構造の斜
視図であり、図2〜図4はスクリーン構造の一部の動作
図である。
【0012】各々の図において、1は第1のシリンドリ
カルレンズ、2は第2のシリンドリカルレンズ、3は拡
散板、4は入射光線、5は第1のシリンドリカルレンズ
による屈折光線、6は第2のシリンドリカルレンズによ
る屈折光線、7は第1および第2のシリンドリカルレン
ズによる屈折光線を示す。
【0013】図1により第1実施例のスクリーン構造の
構成を説明する。入射光線4側から第1のシリンドリカ
ルレンズ1、第2のシリンドリカルレンズ2、拡散板3
の順に配置され、また第1のシリンドリカルレンズ1と
第2のシリンドリカルレンズ2の円形方向軸が直交して
配置されている。
【0014】入射光線4が第1のシリンドリカルレンズ
1に入射し、第1のシリンドリカルレンズ1により屈折
させられた屈折光が第2のシリンドリカルレンズ2に入
射し、更に第2のシリンドリカルレンズ2により屈折さ
せられた屈折光が拡散板3に入射し、光線は拡散板3に
より拡散射出され、広い範囲から映像を観視できる様に
なっている。
【0015】拡散板3は、入射面および出射面に細かい
かまぼこ状のレンズを有し、材料には拡散剤が練り込ま
れている。また、出射面側には外光による反射を低減さ
せるため、ブラックストライプが設けられている。
【0016】図2〜図4でシリンドリカルレンズの動作
を説明する。シリンドリカルレンズとは、連続曲面状の
断面が一直線上に設けられたレンズである。
【0017】図2は第1のシリンドリカルレンズ1の動
作を示すものであり、或る基準面に対し、円形方向軸が
平行に置かれた第1のシリンドリカルレンズ1は屈折の
法則により入射光線4を垂直方向へ屈折させ、屈折光線
5を射出する。
【0018】図3は第2のシリンドリカルレンズ2の動
作を示すものであり、或る基準面に対し、円形方向軸が
垂直に置かれた第2のシリンドリカルレンズ2は同様に
屈折の法則により入射光線4を水平方向へ屈折させ、屈
折光線6を射出する。
【0019】図4は図2および図3を合成したものであ
り、第1のシリンドリカルレンズ1と第2のシリンドリ
カルレンズ2の円形方向軸を各々直交して配したもので
ある。
【0020】この様に配すことで入射光線4を垂直およ
び水平方向に屈折させ、屈折光線7を射出し、レンズ曲
面形状により集光させることが可能でフレネルレンズと
同等の動作をすることになる。
【0021】この際、第1のシリンドリカルレンズ1お
よび第2のシリンドリカルレンズ2の配置が逆転しても
支障はない。
【0022】図5で第2の実施例を説明する。図中8は
第1のシリンドリカルシート、9は第2のシリンドリカ
ルシートを示す。
【0023】シリンドリカルシートは断面形状が連続曲
面で構成される前記シリンドリカルレンズと略等しい光
学特性を有し、鋸歯状断面のシート状レンズである。
【0024】シリンドリカルシートはフレネルレンズの
様に鋸歯状断面を有するが、複数の同心円上に鋸歯状断
面をもつフレネルレンズに対し、複数の直線上に鋸歯状
断面をもっている。シリンドリカルシートは、断面形状
が連続曲面のシリンドリカルレンズに比べ、レンズ厚を
大きく抑えることができる。
【0025】シリンドリカルシートの筋は、シリンドリ
カルレンズの円形方向軸に相当するものであり、第1の
シリンドリカルシート8と第2のシリンドリカルシート
9の筋方向を直交して配すことで、第1の実施例と同等
の動作をすることになる。
【0026】第1の実施例および第2の実施例で述べた
シリンドリカルレンズおよびシリンドリカルシートはレ
ンズ効果をもつ断面形状が一直線上に設けられているの
で、製作上サイズ的限界の高い押出し成形が可能であ
る。
【0027】図6で第3の実施例を説明する。図中10
はシリンドリカルシートのハーフピース、11は接合部
材である。
【0028】シリンドリカルシートのハーフピース10
は図5に示すようなシリンドリカルシートを筋方向と平
行に2等分割したものである。各々のシリンドリカルシ
ートのハーフピース10は同一の型で製作できるもので
ある。
【0029】各々のシリンドリカルシートのハーフピー
ス10をシリンドリカルシートのハーフピース10と屈
折率の略等しい物質である接合部材11により接合する
ことで、より大きなシリンドリカルシートが得られる。
この手法を逆に利用して、型を小型にすることもでき
る。実施例をシリンドリカルシートとしたが、シリンド
リカルレンズの場合も円形方向軸と平行に2等分割する
ことで同様である。
【0030】次に、図7および図8により、従来のスク
リーン構造および本発明のスクリーン構造におけるプロ
ジェクタ装置の構成を説明する。
【0031】図7は従来のマルチ画面化によるプロジェ
クタ装置の概略構成図を示すものであり、図8は本発明
のスクリーン構造を用いた場合のプロジェクタ装置の概
略構成図を示す。図中8は第1のシリンドリカルレン
ズ、9は第2のシリンドリカルレンズ、12はフレネル
レンズ、13は垂直方向遮光板、14は水平方向遮光
板、15は投写ユニット、16はスクリーン継目部であ
る。各々の図において拡散板は省略してある。
【0032】従来のマルチ画面化によるプロジェクタ装
置は各フレネルシート12毎に投写ユニット15を配備
し、スクリーン継目部16に垂直方向遮光板13、水平
方向遮光板14を設けてある。図7より明らかなよう
に、各画面にn分割(図は4分割)の映像を写し、全体
で1つの映像としている。
【0033】本発明のスクリーン構造を用いた場合のプ
ロジェクタ装置は図8より明らかなように1つの大きな
スクリーンで構成されており、投写ユニット15の映像
を投写拡大する単一の(大型)プロジェクタ装置の形態
となっているため、遮光板の必要性がなくなる。尚、画
面数と同じだけの投写ユニットを備えるマルチ画面化に
よるプロジェクタ装置に対し、1台の投写ユニットだけ
では面積当りの光量が小さく映像が暗くなることに関し
ては、図8に示すように複数台の投写ユニット15を備
えることで対処できる。
【0034】
【発明の効果】
1.以上のように本発明の実施例によれば、従来技術に
おけるスクリーン構造のフレネルレンズ部分を直交する
2組のシリンドリカルレンズに置換することで、従来技
術におけるスクリーン構造と同等の特性が得られる。シ
リンドリカルレンズは製作上サイズ的限界の高い押出し
成形が可能なため、マルチ画面化せず大型スクリーンが
できる。従って、遮光板等を設ける必要がないので、ス
クリーン継目部における映像情報欠落を克服できる効果
がある。
【0035】2.以上のように本発明の実施例によれ
ば、単一の(大型)プロジェクタ装置の形態にできるの
で、画面中央部が暗くなるといった輝度のムラを無くす
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るプロジェクタ装置の
スクリーン構造の斜視図を示す。
【図2】図1のスクリーン構造の一部の動作図を示す。
【図3】図1のスクリーン構造の一部の動作図を示す。
【図4】図1のスクリーン構造の一部の動作図を示す。
【図5】本発明の第二実施例に係るプロジェクタ装置の
スクリーン構造の一部斜視図を示す。
【図6】本発明の第三実施例に係るプロジェクタ装置の
スクリーン構造の一部斜視図を示す。
【図7】従来のマルチ画面化によるプロジェクタ装置の
概略構成図を示す。
【図8】本発明のスクリーン構造を用いた場合のプロジ
ェクタ装置の概略構成図を示す。
【符号の説明】
1…第1のシリンドリカルレンズ、2…第2のシリンド
リカルレンズ、3…拡散板、4…入射光線、5…第1の
シリンドリカルレンズによる屈折光線、6…第2のシリ
ンドリカルレンズによる屈折光線、7…第1および第2
のシリンドリカルレンズによる屈折光線、8…第1のシ
リンドリカルシート、9…第2のシリンドリカルシー
ト、10…シリンドリカルシートのハーフピース、11
…接合部材、12…フレネルレンズ、13…垂直方向遮
光板、14…水平方向遮光板、15…投写ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 行徳 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立製作所AV機器事業部内 (72)発明者 中島 秋男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 金子 敦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株 式会社日立画像情報システム内 (56)参考文献 特開 平4−296841(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 21/62 H04N 5/74

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像を投写レンズを介してスクリーンの観
    視者と反対側の面に投写するプロジェクタ装置のスクリ
    ーンにおいて、 2組のシリンドリカルレンズと拡散板とを有、該2組
    のシリンドリカルレンズは、互いに円形方向軸が直交
    、かつ少なくとも1組のシリンドリカルレンズが2ピ
    ースより成り該2ピースの合わせ部に該シリンドリカル
    レンズの屈折率と略等しい物質を備えていることを特徴
    とするプロジェクタ装置のスクリーン。
  2. 【請求項2】上記シリンドリカルレンズは、鋸歯状断面
    を有し、連続曲面状断面を有するシリンドリカルレンズ
    と略等しい光学特性を有している請求項1に記載のプロ
    ジェクタ装置のスクリーン。
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EP3143763B8 (en) 2014-05-15 2023-12-27 MTT Innovation Incorporated Light projector and method for displaying an image
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