JPH0743698U - コンタクトレンズ - Google Patents

コンタクトレンズ

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JPH0743698U
JPH0743698U JP2052193U JP2052193U JPH0743698U JP H0743698 U JPH0743698 U JP H0743698U JP 2052193 U JP2052193 U JP 2052193U JP 2052193 U JP2052193 U JP 2052193U JP H0743698 U JPH0743698 U JP H0743698U
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JP
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tear
eyeball
contact lens
fluid
storage portion
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JP2052193U
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English (en)
Inventor
信典 小倉
Original Assignee
株式会社レインボーオプチカル研究所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 この考案は、コンタクトレンズと眼球との間
で溜める涙液の量を増やして、充分に眼球を潤すと共
に、安定して装着することができるコンタクトレンズを
提供することにある。 【構成】 コンタクトレンズ1は、中央に円形状に光学
的帯域部2を有し、その外側に同心大径に順次、涙液溝
部3、分離帯部4および涙液保留部5を有している。そ
して、光学的帯域部2と分離帯部4は、それぞれ眼球1
0に接し、涙液溝部3と涙液保留部5とは眼球10との
間に涙液を溜める隙間を形成するので、まばたきによる
上記コンタクトレンズ1の動きで上記各隙間に涙液を溜
め、溜まった涙液を交換して眼球を潤すことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、涙液を溜めて眼球の表面を潤しやすくしたコンタクトレンズに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンタクトレンズでは、内側表面に外周に沿って角膜との間に隙間が形 成されるように涙液第1保留部を形成しており、まばたきによって上記隙間に涙 液を溜めると共に、角膜表面での涙液の交換を行っている。 しかし、涙液が少ない眼(ドライアイ)の場合には、コンタクトレンズの涙液 第1保留部に溜められた涙液の量では充分に眼球を潤すことができない欠点があ った。 そこで、コンタクトレンズの涙液第1保留部を大きく(幅広く)することが考 えられるが、充分に涙液を保持できなかったり、眼球上に安定して装着できない 等の欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、コン タクトレンズと眼球との間で溜める涙液の量を増やして、充分に眼球を潤すと共 に、安定して装着することができるコンタクトレンズを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案では、 (a).眼球に接する内側表面の外周縁に沿って眼球との間に涙液を溜める環状の隙 間を形成する涙液第1保留部を設ける、 (b).内側表面で、上記涙液第1保留部と離間して略同心小径に設定された円周上 に配置された涙液第2保留部を設ける、 (c).上記涙液第1保留部と涙液第2保留部との間で眼球と接する形状に設定され た分離帯部を設ける、 という技術的手段を講じている。
【0005】
【作用】
涙液が、コンタクトレンズと眼球との間の涙液第1保留部とその内側の涙液第 2保留部に環状に溜められる。 涙液第1保留部と涙液第2保留部とは分離帯部を介して独立しているので、涙 液は相互に流通せず、個別に保持される。 まばたきによってコンタクトレンズが移動し、上記涙液第1保留部と涙液第2 保留部内の涙液は眼球を潤すと共に、再度、涙液第1保留部や涙液第2保留部に 集められて溜められる。 従って、コンタクトレンズには、涙液第1保留部と涙液溝とにより、個別に涙 液を溜めるので、コンタクトレンズに保持される涙液の量は増大すると共に、間 に分離帯部を有するので、眼球への装着が安定する。
【0006】
【実施例】
以下に本考案のコンタクトレンズの好適実施例について図面を参照して説明す る。 図1から図3に示すコンタクトレンズ1は、中央に円形状に光学的帯域部2を 有し、内側表面の外周縁に沿って開口し眼球10との間に隙間を形成する涙液第 1保留部5を有している。 そして、光学的帯域部2と涙液第1保留部5との間に、涙液第2保留部3と分 離帯部4とを有している。
【0007】 即ち、光学的帯域部2と分離帯部4は、それぞれコンタクトレンズの内側表面 で眼球に接するよう形成されている。 また、涙液第1保留部5は、眼球10に接する内側表面の外周縁に沿って涙液 入口(ベベル)となる開口5aを有し、漸次眼球側へ傾斜する傾斜面となって眼 球10との間に涙液を溜める環状の隙間を形成するようになっている。 そして、前記分離帯部4は、上記涙液第1保留部5に中心寄りに連接されて環 状に形成されている。
【0008】 涙液第2保留部3は、上記分離帯部4を介して涙液第1保留部5と略同心小径 に設定された環状溝からなっており、溝空間に眼球10との間で涙液を溜めるこ とができるようになっている。 この涙液第2保留部3は、内側表面との稜角部分、即ち、光学的帯域部2と分 離帯部4との境の部分を湾曲面に曲成して鋭角で眼球と接触しないよう保護して いる。
【0009】 図示例のコンタクトレンズ1では、レンズサイズを直径8.5mmとし、光学的 帯域部2(オプチカルゾーン)の直径を7mm、涙液第1保留部5の幅(ベベル幅 )を0.6mm、涙液第2保留部3の幅を0.4mm、分離帯部4の幅を0.5mmと した場合を一例として示している。 この考案のコンタクトレンズではレンズサイズを直径7.0mmから15.0mm 、光学的帯域部(オプチカルゾーン)の直径を5から10mm、溝部3と分離帯部 4を含んだ直径を6.0から13.0mmに設定することが好ましいが、この考案 は上記数値に限定されるものではない。
【0010】 上記構成からなっているので、涙液は、コンタクトレンズ1の外周縁に沿って 内側へ浸入し、また光学帯域部2や分離帯部4の内側表面で圧されて涙液第1保 留部5内と涙液第2保留部3内とに一時的に溜められる。 涙液第1保留部5や涙液第2保留部3は環状に形成されているので、涙液の通 路となって、涙液の量が均一になる。
【0011】 そして、まばたきによってコンタクトレンズ1が移動し、上記涙液第1保留部 5や涙液第2保留部3内の涙液が交換され眼球10を潤す。 従って、コンタクトレンズ1には、外周縁に沿う涙液第1保留部5と、小径の 涙液第2保留部3との両方で個別に涙液を溜めることができるので、コンタクト レンズ1の移動により、多量の涙液で眼球10を潤すことができる。
【0012】 また、涙液第1保留部5と涙液第2保留部3との間には分離帯部4が介設され て眼球と接するので、コンタクトレンズ1の眼球10への装着が安定すると共に 、角膜への酸素供給の妨げも少なくなる。
【0013】 また、コンタクトレンズ1に設けられる涙液第2保留部3は、図1に示すよう に連続する円環形状であっても、あるいは、図5に示すように中途位置で周方向 に1または複数分断された不連続な円環形状であってもよい。
【0014】 図4に示すコンタクトレンズ1’は、涙液第1保留部5’がコンタクトレンズ 1’の外周縁より内側で、眼球との間に隙間を有する環状の空隙部分となってい る。 その他の構成は前記実施例と同様であるので、同一構成には同一符号を付して 説明を省略する。 この実施例においても前記と同様に多量の涙液をコンタクトレンズ1’に一時 的に保持させて交換し、眼球を潤すことができる。
【0015】 図6および図7に示すコンタクトレンズ1”は、涙液第2保留部3’が円形の 窪みとなっている異なる実施例を示す。 即ち、このコンタクトレンズ1”では、図1の実施例と同様に、涙液第1保留 部5が、外周縁に沿って涙液入口となる開口5aを有し漸次眼球側へ傾斜するテ ーパ面に形成されて、眼球10との間に涙液を溜める環状の隙間を設けている。
【0016】 また、コンタクトレンズ1”の中央には、同心小径の平面円形状の窪みからな る涙液第2保留部3’が形成されている。 この涙液第2保留部3’と分離帯部4との稜角は湾曲面に成形されているので 、前記実施例同様に、眼球に装着した際に傷つける虞れがない。 この実施例では、涙液第2保留部3’を大きく形成することができるので、よ り大量の涙液を一時的に保留して角膜表面での涙液の交換を一層容易に行うこと ができる。
【0017】 この考案において、コンタクトレンズ1に設けられる涙液第2保留部3は、図 1に示すように連続する円環形状であっても、あるいは、図5に示すように中途 位置で周方向に1または複数分断された不連続な円環形状であってもよい。 その他、要するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること 勿論である。
【0018】
【考案の効果】
この考案によれば、コンタクトレンズに涙液第1保留部と涙液第2保留部とを 設けたので、コンタクトレンズの動きに伴い涙液第1保留部からコンタクトレン ズと眼球の接触面側へ流れ出る涙液を涙液第2保留部にも溜めておくことができ る。 このように多量の涙液をコンタクトレンズに保持しうるようにしたので、ドラ イアイ等の涙液の少ない眼であっても、充分に潤すことができる。 また、涙液第2保留部を涙液第1保留部と独立させるため分離帯部を形成して 、溝部の外側で眼球と接触する面を設けたので、コンタクトレンズの装着安定性 を高めることができる。 更に、分離帯部は涙液第1保留部と涙液第2保留部との間に挟まれているので 涙液が浸入しやすく、涙液第2保留部を設けるためコンタクトレンズの直径が大 きくなっても、眼球への抵抗を高めることなく、スムーズにコンタクトレンズを 動かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンタクトレンズの内側表面を示す平面図であ
る。
【図2】コンタクトレンズを眼球に装着した状態を示す
断面図である。
【図3】同要部断面図である。
【図4】異なる実施例のコンタクトレンズを示す部分断
面図である。
【図5】別の実施例のコンタクトレンズを示す平面図で
ある。
【図6】他の実施例のコンタクトレンズを示す断面図で
ある。
【図7】図6の実施例のコンタクトレンズを示す平面図
である。
【符号の説明】
1 第1実施例のコンタクトレンズ 1’ 第2実施例のコンタクトレンズ 1” 第3実施例のコンタクトレンズ 2 光学的帯域部 3 涙液第2保留部 3’ 第3実施例の涙液第2保留部 4 分離帯部 5 涙液第1保留部 5 第2実施例の涙液第1保留部 10 眼球

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼球に接する内側表面の外周縁に沿って
    眼球との間に涙液を溜める環状の隙間を形成する涙液第
    1保留部と、 内側表面で、上記涙液第1保留部と離間する内側で眼球
    との間に略同心小径に設定される窪みからなる涙液第2
    保留部と、 上記涙液第1保留部と涙液第2保留部との間で眼球と接
    する形状に設定された分離帯部とからなることを特徴と
    するコンタクトレンズ。
  2. 【請求項2】 涙液第2保留部が、涙液第1保留部の内
    側で同心小径の円周上に沿って配置された環状の溝から
    なっていることを特徴とする請求項1に記載のコンタク
    トレンズ。
  3. 【請求項3】 涙液第2保留部が、中央に円形に形成さ
    れた窪みからなっていることを特徴とする請求項1に記
    載のコンタクトレンズ。
  4. 【請求項4】 涙液第1保留部が、コンタクトレンズの
    外周縁に沿って眼球と離反する涙液入口を開口してなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンタクトレンズ。
JP2052193U 1993-03-29 1993-03-29 コンタクトレンズ Pending JPH0743698U (ja)

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