JPH0743467A - 光波測距儀を用いた距離測定方法及び光波測距儀 - Google Patents

光波測距儀を用いた距離測定方法及び光波測距儀

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JPH0743467A
JPH0743467A JP5184733A JP18473393A JPH0743467A JP H0743467 A JPH0743467 A JP H0743467A JP 5184733 A JP5184733 A JP 5184733A JP 18473393 A JP18473393 A JP 18473393A JP H0743467 A JPH0743467 A JP H0743467A
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signal
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phase
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JP5184733A
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Masamitsu Endo
正光 遠藤
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Sokkia Co Ltd
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Sokkia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な回路構成で精度の高い測定値を得るこ
とができる光波測距儀を提供する。 【構成】 主周波数fM2で発振する受信信号Sig3と、局
部周波数fLで発振する局部信号Sig4とを混合した受信
ビート信号Sig7の位相と、参照信号fREFの位相の位相
差を、クロック信号Sig1で内挿して測定し、測定対象物
との距離を求める距離測定方法において、クロック信号
Sig1で前記受信ビート信号Sig7を内挿して前記受信ビー
ト信号Sig7の周期を測定して前記位相差の値を補正する
ことを特徴とする距離測定方法。 【効果】 主信号発生器と局部信号発生器とを同期させ
る必要がないため、簡易な回路構成により高い精度の距
離測定の値を得ることができる。特に、位相差測定と周
期の測定とを近接した時間で行えるので、温度変化等の
周波数ドリフトの影響を確実に除くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2点間の距離を測定する
方法に関し、特に光波測距儀を使用して距離を測定する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、基線測量等の距離測量は、既知
点に光波測距儀を配置し、測定点にプリズム等の反射手
段を配置し、光波測距儀からプリズムに向けて主周波数
fMで発振する主信号で変調されたレーザー光を照射し
て、返光された入射光を受光し、該入射光と同期して発
振する測定信号の位相と元の主信号の位相の位相差を検
出し、その値から既知点と測定点との距離を求めてお
り、従来技術による距離の算出方法を、測定回路のブロ
ック図を用いて説明する。
【0003】図4は従来技術の距離測定方法に用いられ
る光波測距儀の測定回路のブロック図である。図4を参
照して、aは主発振器であり、主周波数fM1で発振する
主信号を送信光学系bに出力する。前記送信光学系bは
発光素子により前記主信号で変調された射出光cを射出
し、受信光学系dは前記射出光cが測定点上に配置され
たプリズム等で返光されて成る入射光eを受光して、前
記主周波数と同じ周波数であるが位相遅れを含む周波数
fM2で発振する受信信号を出力する。
【0004】前記受信信号と、電圧制御発振器gで作ら
れた局部周波数fLで発振する局部信号とは混合器yに
入力され、前記周波数fM2と前記局部周波数fLの差の
周波数fmで発振する一次測定信号が作られる。前記位
相遅れを含む周波数fM2は前記主周波数fM1と同じ周波
数であるから、この一次測定信号の周波数fmは、例え
ば主周波数fM1を15MHzとし、局部周波数fLを1
4.985MHzとすると、15kHzとなる。そし
て、一次測定信号は、ローパスフィルターs、増幅器
t、波形整形回路uを介して位相測定回路vに入力され
る。該位相測定回路vには、主信号と、該主信号を分周
器kで、例えば1/1000に分周した参照周波数fRE
Fで発振する参照信号も入力されており、前記一次測定
信号の位相と前記参照信号との位相の位相差は、クロッ
ク信号である主信号で内挿されて測定され、演算装置
(以下、「CPU」という)に出力されて距離が算出さ
れ、ディスプレイwで表示される。
【0005】ところで、温度変化の影響等により発振器
の発振周波数が変化することがあり、前記主信号と前記
局部信号とが非同期で発振していた場合には、位相測定
回路vにおける位相差の測定に誤差が生じてしまう。
【0006】そこで従来技術では、前記主信号と前記局
部信号とを混合器nに入力し次いでローパスフィルタp
に入力して混合信号を得、該混合信号と前記参照信号と
を位相比較器qに入力して、前記参照信号との位相差を
比較し、更にローパスフィルタrを介して電圧制御発振
器gに入力してフィードバックループを構成し、前記参
照信号と前記混合信号との位相差がなくなる様に、前記
電圧制御発振器gの発振を制御して主信号との同期をと
っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来技術による光波測距儀では、電圧制御発振器を制御
するフィードバックループを構成するために、位相比較
器やフィルタ等、多数の回路を必要とした。しかもその
フィードバックループについても、温度変化等の影響に
より同期はずれを起こす等の不都合もあった。
【0008】又、参照信号を作るためには主信号を1/
1000分周から1/5000分周にしなければなら
ず、そのために多数の分周器を必要としコスト増を招い
ていた。
【0009】本発明は上記従来技術の不利不便に鑑みて
創作されたもので、その目的は簡易な回路構成で精度の
高い距離測定を行い得る光波測距儀を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、送信光学系は主周波数で変
調された射出光を射出し、受信光学系は前記射出光が測
定対象物で返光されて成る入射光を受光して位相遅れを
含む受信信号を出力し、受信信号混合器は前記受信信号
と、前記主周波数と異なる局部周波数で発振する局部信
号とを混合して位相遅れを含む受信ビート信号を発生さ
せ、位相測定器は前記受信ビート信号の位相と、該受信
ビート信号と同じ周波数で発振する信号であって位相遅
れを含まない参照信号の位相との位相差を測定して測定
対象物との距離を求める距離測定方法において、前記測
定対象物との距離を求める際にクロック信号で前記受信
ビート信号を内挿して該受信ビート信号の周期を測定し
て前記位相差の値を補正することを特徴とし、請求項2
記載の発明は、請求項1記載の距離測定方法であって、
前記主周波数は矩形波の倍周波主信号を分周して作り、
前記局部周波数は矩形波の倍周波局部信号を分周して作
り、前記倍周波主信号と倍周波局部信号とをフリップフ
ロップ回路に入力して両信号の差の周波数で発振する矩
形波の高周波ビート信号を作り、次いで該高周波ビート
信号を分周して前記参照信号を作ることを特徴とする。
【0011】
【作用】送信光学系が主周波数で変調された射出光を射
出し、受信光学系が前記射出光が測定対象物で返光され
て成る入射光を受光すれば、測定対象物との距離に応じ
た位相遅れを含む受信信号を得ることができる。
【0012】この受信信号と、前記主周波数と異なる局
部周波数で発振する局部信号とを受信混合器で混合すれ
ば、位相遅れを含む受信ビート信号が発生するので、該
受信ビート信号の位相と、該受信ビート信号と同じ周波
数で発振する信号であって位相遅れを含まない参照信号
の位相との位相差を、位相測定器で測定して測定対象物
との距離を求めることができる。
【0013】そして、前記測定対象物との距離を求める
際に、クロック信号で前記受信ビート信号を内挿して該
受信ビート信号の周期を測定すれば、設計値とのずれが
分かるので、前記位相差の値を補正することができ、こ
れにより周波数変動の影響による測定誤差を消去でき、
又、主信号と局部信号とが同期する必要を無くしてい
る。
【0014】又、主周波数の2倍の周波数で発振する矩
形波の倍周波主信号と、局部周波数の2倍の周波数で発
振する矩形波の倍周波局部信号を用いれば、それらの信
号のデューティが50%でなくても、分周するだけでデ
ューティ50%の主信号と局部信号を作ることができ
る。更に、前記倍周波主信号と前記倍周波局部信号をフ
リップフロップに入力すれば簡単に両者の差の周波数の
信号が得られ、これを分周するだけでデューティ50%
の参照信号を得ることができる。これらにより、デュー
ティ50%の発振器や多数の分周回路を用いる必要が無
くなる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例に用いられる距離
測定回路のブロック図の一例である。図面を参照して、
1は送信光学系であり、主信号発生器8で作られた信号
であって主周波数fM1で発振する主信号Sig1で変調され
た射出光2を射出して、距離測定を開始する。
【0017】該射出光2は図示しないプリズム等の測定
対象物に照射、返光され、位相遅れを含む周波数fM2で
輝度変調された入射光3となり、該入射光3は受信光学
系4で受信されて、位相遅れを含む周波数fM2で発振す
る受信信号Sig3が受信信号混合器5に出力される。
【0018】前記受信混合器5には、局部信号発生器1
1で作られた信号であって、前記主周波数fM1と異なる
周波数の局部周波数fLで発振する局部信号Sig4も入力
されており、該局部信号Sig4と前記受信信号Sig3との混
合が行われ、次いでこの信号がローパスフィルター、増
幅器、波形整形回路等からなる後処理回路6に出力さ
れ、該後処理回路からビート信号分周回路7に、主周波
数fM1と同じ周波数である前記位相遅れを含む周波数f
M2と前記局部周波数fLの差の周波数であって、位相遅
れを含む周波数fmで発振する受信ビート信号Sig7が出
力される。
【0019】一方、前記主信号Sig1と局部信号Sig4とは
参照信号混合器12と、ローパスフィルター、増幅器、
波形整形回路等から成る後処理回路13とから成る参照
信号発生器21に入力される。前記参照信号混合器12
から前記主信号Sig1の周波数と局部信号Sig4の周波数の
差の参照周波数fREFの信号を含むビート信号が出力さ
れ、次いで前記後処理回路13により高周波成分の除去
や波形整形等が行われ、前記参照周波数fREFで発振す
る信号であって、位相遅れを含まない参照信号Sig8が作
られ、ビート信号分周回路7に出力される。
【0020】該ビート信号分周回路7にはCPU14が
出力する信号Sig11が入力され、該信号Sig11の状態によ
って伝達状態と分周状態の2つの状態の動作を行う。伝
達状態でのビート信号分周回路7の動作は、前記受信ビ
ート信号Sig7を位相測定回路9の第1入力端子15にそ
のまま伝達し、前記参照信号Sig8を位相測定回路9の第
2入力端子16にそのまま伝達する。一方、分周状態で
のビート信号分周回路7の動作は、前記受信ビート信号
Sig7を分周した分周信号Sig15を前記第1入力端子15
に伝達し、前記分周信号Sig15が反転した波形の反転分
周信号Sig16を前記第2入力端子16に伝達する。そし
て、該ビート信号分周回路7と位相測定回路9とで周期
検出手段22を構成し距離測定の値の補正のための信号
を前記CPU14に出力する。
【0021】この様なビート信号分周回路7の一例を図
2(a)に示す。図2(a)を参照して、フリップフロップ
101は受信ビート信号Sig7を受信して、該受信ビート
信号の立ち上がりで出力Qと出力Qバーを反転させる。
前記出力Qと出力Qバーは反転状態の関係にあり、前記
出力Qと出力Qバーはそれぞれナンド回路102とナン
ド回路103の一方の端子に入力される。前記ナンド回
路102とナンド回路103の他方の端子にはCPU1
4からの信号Sig11も入力されており、ナンド回路10
2、103の出力はそれぞれインバータ121とインバ
ーター122で反転されてオア回路105とオア回路1
06の一方の端子に入力される。
【0022】前記信号Sig11は、インバーター108で
反転され、ナンド回路110とナンド回路111の一方
の端子に入力される。前記ナンド回路110とナンド回
路111の他方の端子にはそれぞれ受信ビート信号Sig7
と参照信号Sig8が入力されており、前記ナンド回路11
0の出力はインバーター122で反転されてオア回路1
05に入力され、前記ナンド回路111の出力はインバ
ーター124で反転されてオア回路106に入力され
る。そして、前記オア回路105の出力Sig15と前記オ
ア回路106の出力Sig16は、位相測定回路9に出力さ
れ、位相差に相当するがクロック信号である主信号Sig1
で内挿されて位相差に相当する部分にあるクロック信号
の数が計数されて、その結果がCPU14に出力され
る。
【0023】該ビート信号分周回路7の動作を図2(b)
に示す。図2(b)を参照して、フリップフロップ101
の出力Qは入力信号である受信ビート信号Sig7が分周さ
れたものであり、出力Qバーは前記出力Qとは反転状態
の信号が出力されている。そして、CPU14からの信
号Sig11がローの時、即ち伝達状態の時は、フリップフ
ロップ101の前記出力Q、Qバーと、受信ビート信号
Sig7、参照信号Sig8とは、ナンド回路102、103、
110、111、インバーター121、122、12
3、124、オア回路105、106を介して図2(b)
に示す様にクロック信号である主信号Sig1で位相差に相
当する時間が内挿され、N個のパルスを有するパルス列
Sig18が作られ、内部のカウンターで計数され、その結
果がCPU14に出力される。該CPUは、クロックパ
ルスの周波数fM1により、位相差に相当する時間tm
を、 tm = N/fM1 ‥‥ (1) により算出する。ここで、受信ビート信号の一波長の長
さをλ、受信ビート信号の一周期の時間をTm0に設定し
てあるとすると、測定対象物との距離R1は次式により
求められる。
【0024】 R1 = (λ/2)・tm/Tm0 ‥‥ (2) なお、ここでは、2分の1波長の整数倍の距離を無視し
ている。
【0025】しかしながら、前記受信ビート信号fmの
周波数は、温度ドリフト等により変動することがあり、
必ずしも設計値通りになっていない場合がある。
【0026】ここで、主周波数fM1が真の周波数fM0に
対して誤差周波数ΔfMを含み、局部周波数fLが真の周
波数fL0に対して誤差周波数ΔfLを含むものとし、周
波数fの絶対値を‖f‖で表すとすると、受信ビート信
号の周波数fmと、参照周波数fREFは次のように表せ
る。
【0027】 fm = fREF = ‖ fM0−fL0 ‖ ± ‖ ΔfM+ΔfL ‖‥‥ (5) 主信号発生器8のΔfMは通常2ppmと、無視できる程度
に小さいので、上式は次の様に表せる。
【0028】 fm = fREF = ‖ fM0−fL0 ‖ ± ‖ ΔfL ‖ ‥‥ (7) 局部信号発生器11には通常低コストのものを使用する
ので、同程度の精度を期待することができず、fLは無
視することはできない。
【0029】そこで、CPU14からの信号Sig11がハ
イの時、即ち分周状態の時は、受信ビート信号Sig7を分
周し、この信号とは反転関係にある信号との間の位相差
をクロック信号である主信号Sig1で内挿して測定し、分
周される前の受信ビート信号Sig7の一周期の時間Tmを
検出し、以下の様に(2)式で求めた距離R1を補正して
いる。
【0030】先ず、受信ビート信号の一周期の設定時間
Tm0と、該受信ビート信号の一周期の測定時間Tmと、
上式のΔfLに相当する誤差時間ΔtLとの間には次の関
係が成立する。
【0031】 Tm = Tm0 ± ΔtL ‥‥ (9) 従って、位相差に相当する時間の測定値tmと、 Tm =
Tm0 であった時の位相差に相当する時間tm0との間に
は次の関係がある。
【0032】 tm0 = tm・Tm/Tm0 ‥‥(11) 又、前記tm0を用いると、真の距離R0は、 R0 = (λ/2)・tm0/Tm0 ‥‥(13) で表せる。以上、(2)、(11)、(13)式を用いると、
真の距離R0は次式で表すことができる。
【0033】 R0 = R1・tm/tm0 ‥‥(15) この様に、温度ドリフト等の影響を消去した距離R0を
CPU14で算出できるので、その値を表示装置15に
R0を表示して、距離測定の処理を終了する。
【0034】なお、前記tmとTmとは複数の周期に亘っ
て測定した時間の値を用いてもよいことは言うまでもな
い。
【0035】図3(a)は本発明の他の実施例に用いられ
る距離測定回路を示すブロック図の一例である。
【0036】図3(a)を参照して30は倍周波主信号発
生器であり、主周波数fM1の2倍の周波数で発振する倍
周波主信号Sig31を作り、次いで第1分周器31で分周
して主周波数fM1で発振する主信号Sig1を作り、送信光
学系1により主信号Sig1で変調された射出光2を射出し
て距離測定を開始する。
【0037】該射出光2は図示しないプリズム等の測定
対象物に照射、返光され、位相遅れを含む周波数fM2で
輝度変調された入射光3となり、該入射光3は受信光学
系4で受信されて、位相遅れを含む周波数fM2で発振す
る受信信号Sig3が受信信号混合器5に出力される。
【0038】一方、前記局部周波数の2倍の周波数で発
振する倍周波局部信号Sig32が倍周波局部信号発生器3
2で作られており、前記受信混合器5には、該倍周波局
部信号Sig32が第2分周器33で分周され、次いでバン
ドパスフィルター34を介して作られた局部信号Sig4も
入力されている。
【0039】そして、該受信混合器5で前記局部信号Si
g4と前記受信信号Sig3とを混合し、次いでこの信号がロ
ーパスフィルター、増幅器、波形整形回路からなる後処
理回路6を介して作製された受信ビート信号Sig7がビー
ト信号分周回路7に出力される。
【0040】一方、前記倍周波主信号Sig31はDフリッ
プフロップ37のクロック入力端子に入力され、前記倍
周波局部信号Sig32は前記フリップフロップ37のデー
タ入力端子Dに入力されて両入力信号の差の周波数で発
振する差信号Sig35が作られる。該差信号Sig35は、図3
(b)に示す様に、前記主周波数fM1と前記局部周波数f
Lの差の周波数fREFの2倍の周波数で発振し、しかもそ
のデューティが50%ではない。そのため、例えばDフ
リップフロップのクロック端子に前記差信号Sig35を入
力し、該フリップフロップのQバーの出力をデータ入力
端子に戻し、Q端子から出力を得る様な第3分周器38
に入力して、前記主周波数fM1と前記局部周波数fLの
差の周波数fREFで発振し、デューティが50%の信号
である参照信号Sig8を得ている。
【0041】そして、前記受信ビート信号Sig7と前記参
照信号Sig8とが、前記ビート信号分周回路7に入力さ
れ、斯くて図1のブロック図で示した測定回路を用いた
測定方法と同様に、CPU14によって発振器の誤差を
消去した距離R0を算出し、表示装置15に表示して処
理を終了する。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、主信号発生器と局部信
号発生器とを同期させる必要がないため、局部信号発生
器に電圧制御発振器を用いる必要も、フィードバックル
ープを構成する必要もなく、簡易な回路構成により、高
い制度の距離測定の値を得ることができる。特に、位相
差測定と周期の測定とを近接した時間で行えるので、温
度変化等の周波数ドリフトの影響を確実に除くことがで
きる。
【0043】又、フィードバックループがないので、温
度変化により同期はずれをおこして測定不能となる様な
ことはない。
【0044】更に、参照信号を主周波数と同期させる必
要がないので、主周波数を分周して参照信号を作る必要
がなく、分周器の数が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に用いられる測定回路のブロッ
ク図の一例
【図2】 (a)本発明の位相差の値の補正のために用い
られる回路のブロック図の一例 (b)その回路の動作を
示すタイミングチャート
【図3】 (a)本発明の実施に用いられる測定回路のブ
ロック図の他の例(b)参照信号のタイミングチャート
【図4】 従来技術の測定方法に用いられる回路のブロ
ック図
【符号の説明】
1 送信光学系 2 射出光 3 入射光 4 受信光学系 5 受信信号混合器 8 主信号発生器 11 局部信号発生器 9 位相測定器 14 演算装置 22 周期検出手
段 30 倍周波主信号発生器 31 第1分周器 32 倍周波局部信号発生器 33 第2分周器 37 フリップフロップ回路 38 第3分周器 fM1 主周波数 fL 局部周波数 Sig1 主信号・クロック信号 Sig3 受信信号 SigS 局部信号 Sig7 受信ビート
信号 Sig8 参照信号 Sig31 倍周波主信
号 Sig32 倍周波局部信号 Sig35 高周波ビ
ート信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信光学系は主周波数で変調された射出
    光を射出し、 受信光学系は前記射出光が測定対象物で返光されて成る
    入射光を受光して位相遅れを含む受信信号を出力し、 受信信号混合器は前記受信信号と、前記主周波数と異な
    る局部周波数で発振する局部信号とを混合して位相遅れ
    を含む受信ビート信号を発生させ、 位相測定器は前記受信ビート信号の位相と、該受信ビー
    ト信号と同じ周波数で発振する信号であって位相遅れを
    含まない参照信号の位相との位相差を測定して測定対象
    物との距離を求める距離測定方法において、 前記測定対象物との距離を求める際にクロック信号で前
    記受信ビート信号を内挿して該受信ビート信号の周期を
    測定して前記位相差の値を補正することを特徴とする距
    離測定方法。
  2. 【請求項2】 前記主周波数は矩形波の倍周波主信号を
    分周して作り、 前記局部周波数は矩形波の倍周波局部信号を分周して作
    り、 前記倍周波主信号と倍周波局部信号とをフリップフロッ
    プ回路に入力して両信号の差の周波数で発振する矩形波
    の高周波ビート信号を作り、次いで該高周波ビート信号
    を分周して前記参照信号を作ることを特徴とする請求項
    1記載の距離測定方法。
  3. 【請求項3】 主周波数で発振する主信号を発生させる
    主信号発生器と、 前記主周波数で変調された射出光を射出する送信光学系
    と、 前記射出光が測定対象物で返光されて成る入射光を受光
    して位相遅れを含む受信信号を出力する受信光学系と、 前記主周波数と異なる局部周波数で発振する局部信号を
    発生する局部信号発生器と、 前記受信信号と前記局部信号とを混合して位相遅れを含
    む受信ビート信号を発生させる受信信号混合器と、 前記主信号と前記局部信号とを混合して前記受信ビート
    信号と同じ周波数で発振する信号であって位相遅れを含
    まない参照信号を発生させる参照信号発生器と、 前記受信ビート信号の位相と、前記参照信号の位相の位
    相差を測定する位相測定器と、 前記位相差から測定対象物との距離を求める演算装置を
    備えた光波測距儀に於いて、 前記測定対象物との距離を求める際にクロック信号で前
    記受信ビート信号を内挿し、該受信ビート信号の周期を
    測定してその値を出力する周期検出手段と、 前記演算回路は前記周期検出手段の出力する前記受信ビ
    ート信号の周期に基いて測定対象物との距離を補正する
    ことを特徴とする光波測距儀。
  4. 【請求項4】 矩形波の倍周波主信号を発生させる倍周
    波主信号発生器と、 該倍周波主信号を分周して前記主信号を作る第1分周器
    と、 矩形波の倍周波局部信号を発生させる倍周波局部信号発
    生器と、 該倍周波局部信号を分周して前記局部信号を作る第2分
    周器と前記倍周波主信号と前記倍周波局部信号との差の
    周波数で発振する矩形波の高周波ビート信号を作るフリ
    ップフロップ回路と、 該高周波ビート信号を分周して前記参照信号を作る第3
    分周器を備えたことを特徴とする請求項3記載の光波測
    距儀。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9797705B2 (en) 2013-01-09 2017-10-24 Zhejiang Sci-Tech University Laser heterodyne interferometric signal processing method based on locking edge with high frequency digital signal

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