JPH0743410U - 集乳缶スタイル牛乳瓶の蓋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 牛乳をイメージさせる集乳缶スタイル牛乳瓶
を低価格で作ること及び集乳缶の特徴の一つである把手
付蓋をした状態で花を挿すことのできる一輪挿しを作る
こと。 【構成】 蓋裏面にオネジを有する把手付外蓋とメネジ
を有する押し込み式内蓋をネジで連結させ、二重蓋状態
で瓶本体に押し込むと内蓋の固定に伴って連結されてい
る外蓋も固定される。また、一輪挿しとする場合は、穿
孔部を設けた外蓋とし、内蓋は外す。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は牛乳の容器として利用するほか、一輪挿しとして利用することを目的 とする。

【０００２】

【従来の技術】

集乳缶や押し込み式の蓋はすでに知られているが、集乳缶スタイル牛乳瓶の蓋 を二重蓋構造にして、外蓋と内蓋をネジで連結して使用するものはない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

集乳缶のイメージを保持するうえで把手付蓋は重要なポイントである。しかし 、牛乳容器として使う場合、把手付蓋のみで牛乳の漏滲出を防ぐとすると構造は 精密となり製造コストが高くなる。

【０００４】 また、集乳缶のイメージを保持するため把手付蓋をすると、一輪挿しとして利 用する時、花の茎を挿入することができない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

外蓋には集乳缶のイメージを保持させる役割を持たせ、内蓋には牛乳の漏滲出 を防ぐ機能を持たせた二重蓋構造にする。

【０００６】 また、一輪挿しとして使用することを目的とした場合は、外蓋に花の受け口と して穿孔部を設け、内蓋を外して用いる。

【作用】

【０００７】 外蓋裏面のオネジを内蓋のメネジにねじ込むことによって、外蓋と内蓋は連結 され、内蓋を瓶本体に押し込むと外蓋も固定される。

【０００８】 内蓋を外し、穿孔部を設けた外蓋のみにすると花の茎を瓶本体まで挿すことが 可能になる。

【０００９】

【実施例】

図３の外蓋オネジ１を図４の内蓋メネジ２にねじ込み連結し、瓶本体に押し込 んで栓をした状態が図２である。 素材は、瓶本体と外蓋（Ａ）はガラス、内蓋 （Ｂ）は、例えば塩化ビニールやポリプロピレン等を用いる。

【００１０】 一輪挿しとして使用する場合は、図７の穿孔部を設けた外蓋のみとする。

【００１１】

【考案の効果】

集乳缶のイメージを損なわず、低製造コストで集乳缶スタイルの牛乳瓶を作る ことができる。

【００１２】 一輪挿しとして利用する時、内蓋を外し穿孔部を設けた把手付蓋をした状態で 、花を挿すことが出来るので、集乳缶のイメージが保持される。

【図面の簡単な説明】

【図１】集乳缶スタイル牛乳瓶の斜視図である。

【図２】二重蓋構造の蓋で密閉した状態を示す集乳缶ス
タイル牛乳瓶の断面図である

【図３】オネジを有する外蓋の正面図である。

【図４】メネジを有する内蓋の断面図である。

【図５】外蓋と内蓋を連結させた状態を示す断面図であ
る。

【図６】外蓋の平面図である。

【図７】穿孔部を有する外蓋の平面図である。

【図８】メネジを有する内蓋の平面図である。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 集乳缶スタイル牛乳瓶の把手付蓋の裏面
   中央にオネジ（１）を設け、これを外蓋（Ａ）とし、オ
   ネジ（１）と対となるメネジ（２）を持つ蓋を内蓋
   （Ｂ）とする二重蓋構造の牛乳瓶の蓋。
2. 【請求項２】 請求項１記載の外蓋（Ａ）に穿孔部
   （３）を設けた外蓋（Ｃ）と内蓋（Ｂ）からなる二重蓋
   構造の牛乳瓶の蓋。