JPH0743397Y2 - 押動型ロック装置 - Google Patents

押動型ロック装置

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JPH0743397Y2
JPH0743397Y2 JP8317191U JP8317191U JPH0743397Y2 JP H0743397 Y2 JPH0743397 Y2 JP H0743397Y2 JP 8317191 U JP8317191 U JP 8317191U JP 8317191 U JP8317191 U JP 8317191U JP H0743397 Y2 JPH0743397 Y2 JP H0743397Y2
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JP
Japan
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lock
shaft
plate
hole
plate portion
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JP8317191U
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JPH0524844U (ja
Inventor
俊二 佐々木
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロック軸を押動して配
電盤収納ボックスの扉等のウィング体をボックス本体等
の固定枠体に対し施錠する押動型ロック装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】実公昭58−28121号公報に開示さ
れた従来の押動型ロック装置では、固定ケースの左側面
板部にロック軸の先端軸部が嵌挿される軸孔を設け、固
定ケースの右側面板部にロック軸の基端軸部が嵌挿され
る軸孔を設け、固定ケースの正面板部に錠止板の前面板
部の操作突起が嵌挿される受孔を設け、錠止板の左側脚
板部にロック軸の先端軸部が嵌挿される透孔を設け、錠
止板の右側脚板部にロック軸の中間軸部が嵌挿される透
孔を設け、ロック軸の中間軸部に停止突起と錠止受溝を
設け、ロック軸の先端軸部に嵌め合わせた圧縮コイルバ
ネの左端部を錠止板の左側脚板部に圧接させる一方、圧
縮コイルバネの右端部を停止突起に圧接させている。
【0003】この押動型ロック装置では、固定枠体側の
受金と係合する位置まで押動されたロック棒は、ロック
軸の錠止受溝に錠止板の右側脚板部の透孔の孔縁面が係
合することによって施錠位置に保持されるのであるが、
該錠止受溝と孔縁面との係合状態の保持は、固定ケース
の正面板部に錠止板の前面板部が圧接し、固定ケースの
左側面板部に錠止板の左側脚板部が圧接する一方、錠止
板の右側脚板部の透孔の孔壁面が錠止受溝の内底面に圧
接するように圧縮コイルバネで錠止板の姿勢を維持する
ことによって行われているだけであるため、大きな振動
衝撃を受けたとき、錠止板が錠止位置からずれて錠止受
溝と錠止板の係合が偶発的に解除され、圧縮コイルバネ
の作用によってロック棒が解錠位置に押し戻されしまう
危険がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従って本考案の目的
は、振動衝撃によって錠止板とロック棒との係合が偶発
的に解除されることがなく、安定かつ堅固な施錠状態が
確実に得られる押動型ロック装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本考案の押動型ロック装置で
は、固定ケース1の左側面板部2にロック軸3の先端軸
部4が嵌挿される軸孔5を設け、固定ケース1の右側面
板部6にロック軸3の基端軸部7が嵌挿される軸孔8を
設け、固定ケース1の正面板部9にバネ板より成る錠止
板10の前面板部11の操作突起12が嵌挿される受孔
13を設け、錠止板10の左側脚板部14にロック軸3
の先端軸部4が嵌挿される透孔15を設け、錠止板10
の右側脚板部16にロック軸3の中間軸部17が通過可
能な透孔18を設け、ロック軸3の中間軸部17には固
定ケース1の右側面板部6の内面6aに当接する停止突
起19を固設し、該停止突起19より左側の中間軸部1
6に小径軸部分20を設ける。
【0006】ロック軸3の先端軸部4に嵌め合わせた圧
縮コイルバネ31の左端部を錠止板10の左側脚板部1
4の右側面14aに圧接させる一方、圧縮コイルバネ3
1の右端部をロック軸3の段差肩面28に圧接させるこ
とによって、固定ケース1の正面板部9の内面9aに錠
止板10の前面板部11を圧接させ、固定ケース1の左
側面板部2の内面2aに錠止板10の左側脚板部14を
圧接させ、ロック軸3の小径軸部分20の下側周面に錠
止板10の透孔18の孔壁面18aを圧接させると共
に、錠止板10の右側脚板部16の側端部に傾斜させて
連設した押上板部21の先端部22を取付ベース面23
に圧接させ、透孔18の孔縁面18bを小径軸部20の
拡径肩面30に係合させる。
【0007】
【作用】図示の一使用例では、固定ケース1は分電盤収
納ボックスの扉などのウィング体26に固着され、ロッ
ク棒3の先端軸部4が係脱する受金25はボックス本体
などの固定枠体24に固着されている。図2に示した施
錠状態では、錠止板10の操作突起12は固定ケース1
の正面板部9の受孔13から前端部を突出しており、錠
止板10はそれ自体の弾性力と圧縮コイルバネ31の弾
性力によって、前面板部11を固定ケース1の正面板部
9の内面9aに圧接し、左側脚板部14を固定ケース1
の左側面板部2の内面2aに圧接し、ロック軸3の小径
軸部分20の下側周面に透孔18の孔壁面18aを圧接
している。
【0008】押上板部21の先端部22が取付ベース面
23に圧接しているので、錠止板10は固定ケース1の
左側面板部2の内面2aに圧接している左側脚板部14
の下端部を中心として図2において反時計回り方向に回
転付勢されており、透孔18の孔壁面18aが小径軸部
分20に更に強く押し付けられている。そのため、ロッ
ク軸3の拡径肩面30と透孔18の孔縁面18bとの係
合は充分深くなされている。
【0009】解錠に際しては、錠止板10の操作突起1
2を固定ケース1の受孔13に押し込む。この押し込み
操作によって、錠止板10は左側脚板部14の下端部を
中心として図2において錠止板10が時計回り方向に若
干回転するため、右側脚板部16の透孔18の位置が下
降することになる。透孔18がロック軸3の中間軸部1
7に合致した位置に来た時、拡径肩面30と透孔18の
孔縁面18bとの係合が解除されるため、ロック軸3は
圧縮コイルバネ31の付勢によって、直ちに右側に摺動
し、図3に示したように先端軸部4が受金25から脱出
する。
【0010】この右側摺動の過程では、錠止板10の透
孔18の孔壁面18aはロック軸3の中間軸部17の外
周面に摺接する。また、押上板部21の先端部22は取
付ベース面23に摺接する。ロック軸3が解錠位置まで
摺動したとき、停止突起19が固定ケース1の右側面板
部6の内面6aに当接し、それ以上の右側摺動が阻止さ
れる。
【0011】この解錠状態からロック棒3を左側に押動
させ、ロック軸3の先端軸部4が受金25に係合し、錠
止板10の右側脚板部16がロック軸3の小径軸部分2
0に位置まで来たとき、錠止板10は左側脚板部14の
下端部を中心として図3において反時計回り方向に回転
し、透孔18の孔壁面18aが小径軸部分20の下側周
面に圧接する。これと同時に、錠止板10の操作突起1
2の前端部が固定ケース1の正面板部9の受孔13から
突出する。
【0012】
【実施例】図示の実施例では、ロック軸3の先端軸部4
は中間軸部17よりも小径に形成され、先端軸部4と中
間軸部17の間にバネ受け用の段差肩面28が形成され
ている。ロック軸3の基端軸部7には摘み27が固着さ
れている。停止突起19はC形止めリングで構成され、
中間軸部17の環状受溝29に嵌め込み固着されてい
る。錠止板10の右側脚板部16は前面板部11に対し
てほぼ直角に折り曲げ形成され、左側脚板部14は右側
脚板部16に対して外開きに傾斜して折り曲げ形成され
ている。
【0013】操作突起12は右側脚板部16の側に偏位
させて前面板部11に切り起こしてある。錠止板10の
2個の押上板部21は先端部22に向かう程、左側脚板
部14に接近するように右側脚板部16の上下側端部に
切り起こし形成されている。
【0014】
【考案の効果】この押動型ロック装置では、固定枠体2
4側の受金25と係合する位置まで押動されたロック棒
3は、ロック軸3の中間軸部17と小径軸部分20との
間の拡径肩面27に錠止板10の透孔18の孔縁面18
bが係合することによって施錠位置に保持され、該拡径
肩面27と孔縁面18bとの係合状態の維持は、固定ケ
ース1の正面板部9に錠止板10の前面板部11が圧接
し、固定ケース1の左側面板部2に錠止板10の左側脚
板部14が圧接し、右側脚板部16の透孔18の孔壁面
18aがロック軸3の小径軸部分20に圧接するように
圧縮コイルバネ31で錠止板10の姿勢を保持すること
によって行われるのであるが、本考案では、錠止板10
それ自体をバネ板で構成することに加えて、錠止板10
の右側脚板部16の側端部に傾斜させて押上板部21を
連設し、押上板部21の先端部22を取付ベース面23
に圧接させることによって、小径軸部分20に透孔18
の孔壁面18aを更に強く圧接させたので、振動衝撃に
よって前記拡径肩面27と孔縁面18bとの係合が偶発
的に解除されることがなく、安定かつ堅固な施錠状態が
確実に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る押動型ロック装置の分
解状態の斜視図である。
【図2】該ロック装置の施錠状態における水平断面図で
ある。
【図3】該ロック装置の解錠状態における水平断面図で
ある。
【符号の説明】
1 固定ケース 2 固定ケースの左側面板部 3 ロック軸 4 ロック軸の先端軸部 5 固定ケースの軸孔 6 固定ケースの右側面板部 7 ロック軸の基端軸部 8 固定ケースの軸孔 9 固定ケースの正面板部 10 錠止板 11 錠止板の前面板部 12 錠止板の操作突起 13 固定ケースの受孔 14 錠止板の左側脚板部 15 錠止板の透孔 16 錠止板の右側脚板部 17 ロック軸の中間軸部 18 錠止板の透孔 18a 透孔の孔壁面 18b 透孔の孔縁面 19 ロック軸の停止突起 20 ロック軸の小径軸部分 21 押上板部 22 押上板部の先端部 23 取付ベース面 24 固定枠体 25 受金 26 ウィング体 27 ロック軸の摘み 28 ロック軸の段差肩面 29 ロック軸の環状受溝 30 拡径肩面 31 圧縮コイルバネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ケース1の左側面板部2にロック軸
    3の先端軸部4が嵌挿される軸孔5を設け、固定ケース
    1の右側面板部6にロック軸3の基端軸部7が嵌挿され
    る軸孔8を設け、固定ケース1の正面板部9にバネ板よ
    り成る錠止板10の前面板部11の操作突起12が嵌挿
    される受孔13を設け、錠止板10の左側脚板部14に
    ロック軸3の先端軸部4が嵌挿される透孔15を設け、
    錠止板10の右側脚板部16にロック軸3の中間軸部1
    7が通過可能な透孔18を設け、ロック軸3の中間軸部
    17に固定ケース1の右側面板部6の内面6aに当接す
    る停止突起19を固設し、停止突起19より左側の中間
    軸部16に小径軸部分20を設け、ロック軸3の先端軸
    部4に嵌め合わせた圧縮コイルバネ31の左端部を錠止
    板10の左側脚板部14の右側面14aに圧接させる一
    方、圧縮コイルバネ31の右端部をロック軸3の段差肩
    面28に圧接させることによって、固定ケース1の正面
    板部9の内面9aに錠止板10の前面板部11を圧接さ
    せ、固定ケース1の左側面板部2の内面2aに錠止板1
    0の左側脚板部14を圧接させ、ロック軸3の小径軸部
    分20の下側周面に錠止板10の透孔18の孔壁面18
    aを圧接させると共に、錠止板10の右側脚板部16の
    側端部に傾斜させて連設した押上板部21の先端部22
    を取付ベース面23に圧接させ、透孔18の孔縁面18
    bを小径軸部20の拡径肩面30に係合させた押動型ロ
    ック装置。
JP8317191U 1991-09-17 1991-09-17 押動型ロック装置 Expired - Lifetime JPH0743397Y2 (ja)

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JPH0524844U JPH0524844U (ja) 1993-03-30
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JP4750845B2 (ja) 2006-04-21 2011-08-17 東洋ゴム工業株式会社 帯状材料の接続方法及び装置

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