JPH0743290A - 粒子検出方法 - Google Patents

粒子検出方法

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JPH0743290A
JPH0743290A JP5205546A JP20554693A JPH0743290A JP H0743290 A JPH0743290 A JP H0743290A JP 5205546 A JP5205546 A JP 5205546A JP 20554693 A JP20554693 A JP 20554693A JP H0743290 A JPH0743290 A JP H0743290A
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JP
Japan
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particle
light
sets
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detection method
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JP5205546A
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English (en)
Inventor
Shigenori Nakada
重範 仲田
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Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 散乱光方式の粒子検出手段において、パルス
性ノイズを発生する検出器に起因する誤カウントを検出
最小レベルのしきい値を上げることなく低減させ、高感
度かつ信頼性の高い粒子検出方法を提供することにあ
る。 【構成】第1の検出部と第2の検出部で散乱光を同時に
検出し、その2組の信号を増幅後、乗算回路に入力さ
せ、該乗算回路からの出力を波高分析し、信号処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光散乱方式の粒子検
出装置の粒子検出方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】近来LSIに代表される半導体装置は高集
積化が進み、例えば4MDRAMにおいてはパターン線
幅は0.8μmとすでにサブミクロンに達している。こ
ういった現状において、半導体装置の不良原因の80%
以上は粒子(パーティクル)に起因するものとされてい
る。よって、半導体装置の生産に使用される真空装置内
での発塵対策や原材料の純度管理がますます重要になっ
てきた。例えば、半導体装置の製造に係わる真空処理装
置を使用した実際の製造工程において、実プロセス中に
発生する粒子の“in−situ”検出が必要となって
いる。その他、気中や洗浄用水における塵のモニターも
要求されている。このように、真空中、気中、液中の粒
子検出が期待されるなかにあって、その検出手段として
光散乱方式の粒子検出装置が使用されている。この粒子
検出装置として、例えば特開平3−311604号公報
に開示された粒子測定システム、具体的にはウシオ電機
(株)製のパーティクルトレンドモニターPM−150
XS及びそのセンサーM−20,M−25,M−20
S,M−25S等が知られている。
【0003】光散乱方式の粒子検出装置における粒子情
報は、以下のようにして得られる。検出領域に進入した
パーティクルに光が衝突することによって発生する散乱
光は、粒子が存在する時間だけ存在し、またその強度は
粒子が大きいほど強い。従って散乱光はパルス信号とし
て処理される。このパルスの個数によって粒子の個数が
計測され、パルスの大きさによって粒子の大小が識別さ
れる。信号処理は、一般的に図5に示すようなブロック
ダイアグラムに沿って行われる。まずSiフォトダイオ
ード等のディテクターである検出部で検出した先述の散
乱光パルス信号をAMP部で増幅する。次に増幅された
パルス信号を波高分析部において波高分析し、各波高毎
に対応したチャンネルに記憶する。そして例えばCPU
のような信号処理部により各チャンネル毎のカウント数
を処理して、結果を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、検出器には光電
子増倍管に比較してコンパクトでしかも取扱いが簡便な
Siフォトダイオードが使用される傾向にある。しかし
ながら一般的にSiフォトダイオードは、それ自身のパ
ッケージや窓材に含まれる放射線不純物やアルファ線等
の宇宙線などに起因するパルス性ノイズを発生する。こ
のノイズは粒子情報として誤カウントされる可能性を有
する。従ってノイズの影響を除去するには検出最小レン
ジのしきい値を上げざるを得ないので、Siフォトダイ
オードを使用する場合には実質的に粒子検出センサーの
高感度化が制限されるという問題があった。また極微小
パーティクルの検出の際には、検出最小レンジのしきい
値を上げることができないので誤カウントは不可避であ
り、結果として検出結果の信頼性が低下してしまうとい
う問題があった。そこで本発明は、かかる事情に鑑みて
なされたものであり、Siフォトダイオード等のパルス
性ノイズを発生する検出器からのパルス性ノイズに起因
する誤カウントを検出最小レンジのしきい値を上げるこ
となく低減させ、高感度かつ信頼性の高い光散乱方式の
粒子検出装置の粒子検出方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、粒子情報を得るための信号処理を図1
に示すブロックダイアグラムに沿って行う。まずSiフ
ォトダイオード等の第1の検出部と第2の検出部で散乱
光を同時に検出し、その2組の散乱光パルス信号を第1
のAMP部および第2のAMP部で各々増幅する。次に
増幅された2組の信号を乗算回路に入力し、その乗算回
路からの出力信号を波高分析部において波高分析し、各
波高毎に対応したチャンネルに記憶する。そして例えば
CPUのような信号処理部により各チャンネル毎のカウ
ント数を処理して、結果を出力する。
【0006】
【作用】粒子からの散乱光を2組の検出器で検出するこ
とにより、一方の検出器がパルス性ノイズを検出して
も、他方の検出器が同時にパルス性ノイズを検出しない
限り乗算回路はそのパルス性ノイズを出力しないので、
誤カウントが検出最小レンジのしきい値を上げることな
く低減される。
【0007】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基づいて本発明を
具体的に説明する。本発明は、2組の散乱光パルス信号
を乗算回路で処理するので、2組の検出器は、ほぼ同等
の散乱光パルス信号を検出するように配置されているの
が望ましい。図2は、真空装置用粒子検出器のセンサー
ヘッドにおける検出器の配置例である。ケーシング20
は筒状体であり、その側部にケーシング20の軸線方向
に長い長孔である取入口10が形成されている。ケーシ
ング20内の一端側には、光源1としてレーザーが配置
されている。光源1の前方にはレンズ2,5と、プリズ
ム3,4と、絞り6からなる光学系が配置され、光源1
からのレーザー光を光学系でビーム光Lにするが、ビー
ム光Lはケーシング20の軸線に沿って進行する。また
取入口10に対応して一対のフィルター7と大面積Si
フォトダイオードである光検出器8a,8b,8c,8
dが配置されているが、ビーム光Lの進む方向とパーテ
ィクルが進入する方向で形成される仮想面に対面するよ
うにフィルター7及び光検出器8a,8b,8c,8d
が配置されており、このフィルター7,7の間が検出領
域である。そしてフィルター7および光検出器8a,8
b,8c,8dの下流側に検出領域を通過したビーム光
Lを受け止めるビームストッパー9が配置されている。
【0008】前述のように配置された光検出器8a,8
b,8c,8dのうち、8a,8bを1組、8c,8d
を1組とすれば、粒子からの様々な方向への散乱光をほ
ぼ同等に検出できる。また8a,8dを1組、8b,8
cを1組としてもよい。
【0009】また図3は、気中または液中の粒子を対象
とする粒子検出器の検出部の構成例である。11はノズ
ルであり、試料気体または試料液体を検出領域へ導入す
る。図には示していないが光源としてレーザーがその光
軸が検出領域を通過するよう設置されており、レーザー
光はその前方に配置される光学系31により、適切な形
状のビームに成形され検出領域を通過する。ビーム光軸
と90度の角度を成しかつ検出領域を通過する仮想軸上
に集光光学系32が配置されており、検出領域を通過す
る試料気体または試料液体中の粒子がビームと衝突して
生じる散乱光を、同仮想軸上に配置されている分割型フ
ォトダイオードである検出器33に集光する。検出器に
分割型フォトダイオードを採用しているので、ほぼ同等
である複数の散乱光パルス信号が検出される。さらに分
割型フォトダイオードの各セグメントを1個おきに並列
接続すれば、散乱光の照度分布の影響を最小限に相殺で
きる。
【0010】また前記の集光光学系32にビームスプリ
ッターを追加し散乱光を2分割して、検出器33として
分割型フォトダイオードの代わりに2組のSiフォトダ
イオードを用いて検出しても、ほぼ同等である複数の散
乱光パルス信号を検出できる。
【0011】以上述べたように検出器を構成すると、パ
ルス性ノイズが2組の検出器で同時に検出される確率は
限りなくゼロに近く、また同等レベルの粒子からの散乱
光を検出する。よって一方の検出器で検出した信号を
A、他方の検出器で検出した信号をBとしてアナログ乗
算回路に入力すると、図4に示すように、Aのみに発生
したパルス性ノイズはBにおいては微小ノイズレベルで
あるので、乗算回路の出力A×Bにおいてはほぼゼロレ
ベルとなる。
【0012】アナログ乗算回路としては一般に市販され
ている半導体装置の使用が可能であり、例えば、ハーブ
ラウン社製のアナログ乗算回路素子であるMPY100
や4204が使用できる。Siフォトダイオードからの
微小信号を増幅するAMP部においては、検出信号のダ
イナミックレンジを広げるために、LOGアンプを回路
の一部に使用することが望ましい。
【0013】なおここでは、2組の検出器およびそこで
検出される2組の信号の処理について説明してきたが、
必ずしも2組である必要はなく、それ以外の複数組の検
出器、信号処理の組合せを採用してもよい。
【0014】
【発明の効果】光散乱方式の粒子検出装置の粒子検出方
法において、粒子からの散乱光を、同時にパルス性ノイ
ズを検出する確率がほとんどゼロになるように配置した
2組の検出器で検出し、乗算回路にその2組の信号を入
力しているので、乗算回路はパルス性ノイズを出力しな
い。従って誤カウントが検出最小レンジのしきい値を上
げることなく低減でき、粒子検出を高感度化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における粒子情報を得るための信号処理
を示すブロックダイアグラムの説明図である。
【図2】真空装置用粒子検出器のセンサーヘッドにおけ
る検出器の配置の説明図である。
【図3】気中または液中の粒子を対象とする粒子検出器
の検出部の説明図である。
【図4】乗算回路からの信号出力の説明図である。
【図5】従来の信号処理の説明図である。
【符号の簡単な説明】
1 光源 2 レンズ 3 プリズム 4 プリズム 5 レンズ 6 絞り 7 フィルター 8a,8b,8c,8d 光検出器 9 ビームストッパー 10 取入口 11 ノズル 20 ケーシング 31 光学系 32 集光光学系 33 検出器 L ビーム光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビーム光が粒子に衝突して発生する散乱
    光を検出する光散乱方式の粒子検出方法であって、 2組の検出器で該散乱光を同時に検出し、 該検出器からの信号を乗算回路に入力し、 該乗算回路からの出力信号を信号処理して粒子情報を得
    ることを特徴とする光散乱方式の粒子検出方法。
  2. 【請求項2】 2組の光検出器がビーム光に対称の位置
    で対面するよう設置されていることを特徴とする請求項
    1記載の粒子検出方法。
  3. 【請求項3】 光検出器が多分割フォトダイオードを2
    組に分類し、それぞれが並列接続されている構成である
    ことを特徴とする請求項1記載の粒子検出方法。
JP5205546A 1993-07-29 1993-07-29 粒子検出方法 Pending JPH0743290A (ja)

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JP5205546A JPH0743290A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 粒子検出方法

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JP5205546A JPH0743290A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 粒子検出方法

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JPH0743290A true JPH0743290A (ja) 1995-02-14

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JP5205546A Pending JPH0743290A (ja) 1993-07-29 1993-07-29 粒子検出方法

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