JPH0742903Y2 - レール短絡判定装置 - Google Patents

レール短絡判定装置

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JPH0742903Y2
JPH0742903Y2 JP6637091U JP6637091U JPH0742903Y2 JP H0742903 Y2 JPH0742903 Y2 JP H0742903Y2 JP 6637091 U JP6637091 U JP 6637091U JP 6637091 U JP6637091 U JP 6637091U JP H0742903 Y2 JPH0742903 Y2 JP H0742903Y2
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JP
Japan
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circuit
short
rail
rails
output
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6637091U
Other languages
English (en)
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JPH0512352U (ja
Inventor
彰 川口
健二郎 鶴
輝男 相原
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East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
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Publication date
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  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、鉄道の保線工事でレ
ールを交換するときに、作業者が軌道回路の左右のレー
ル間を短絡するために該レール間に設ける短絡線の接続
状態の良否を容易に確認することのできるレール短絡判
定装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として、例えばこの
考案の出願人によって出願されたもの(特開平3−27
3970号)が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の装置にあっては、判定手段が両検出コイルで検出し
た誘起電圧の比を割算回路で求めて設定値と比較し、短
絡の判定しているだけであるので、割算回路による割
算が可能なように、換言すると割算出力が必ず1よりも
大きくなるように検出コイルの一方を短絡地点より送電
側のレールに、また他方を短絡地点より受電側のレール
にそれぞれ間違いのないように取り付けなければなら
ず、取り付けに注意力を要して、作業が面倒で時間のか
かるものとなっていた。
【0004】そこでこの考案は、前記従来の装置の有す
る問題点を排除し、短絡地点より送電側の誘起電圧が短
絡地点より受電側の誘起電圧より大きいことを利用し
て、検出コイル(検出手段)の一方又は他方を短絡地点
より送電側のレール又は受電側のレールのいずれにも取
り付けることができて、取付作業に簡便なレール短絡判
定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この考案は、前記のような先願のレール短絡判定装
置であって、判定手段が両検出手段で検出した誘起電圧
の出力を判別して大きい方を割算回路の分子に、小さい
方を割算回路の分母に自動的に切り替えて入力させる自
動判別切替回路を具えている。自動判別切替回路は両検
出手段で検出した誘起電圧の出力を比較するコンパレー
タと、このコンパレータの比較により出力の大きい方が
割算回路の分子となり、小さい方が割算回路の分母とな
るように自動的に切り替わるスイッチ回路とからなって
いる。
【0006】
【作用】前記のような自動判別切替回路によって割算回
路の分子に検出手段で検出した誘起電圧の出力の大きい
方を、分母に出力の小さい方に入力させることが可能と
なり、検出手段の一方又は他方を短絡地点より送電側の
レール又は受電側のレールのいずれに取り付けてもよく
なる。
【0007】
【実施例】図1はこの考案のレール短絡判定装置の一実
施例を示す概略平面図である。この例の軌道回路は電化
区間、複軌条軌道回路として示している。1は送信器と
しての軌道トランス、2は限流抵抗子、3は送電側イン
ピーダンスボンド、4,5は送電側レールであり、また
6は軌道リレー、7は受電側インピーダンスボンド、
8,9は受電側レールである。10は踏切制御用周波数
阻止インピーダンスボンド11を有する短絡線で、レー
ル接続具12,13を介して軌道回路の左右のレール間
に取付けられている。15,16は誘起電圧を検出する
検出手段としての検出コイルで、短絡線10で短絡され
た短絡地点より送電側のレール4と受電側のレール8に
取付けられている。17は両検出コイル15,16と接
続された判定手段で、警報表示回路18と踏切制御用周
波数阻止インピーダンスボンド11を含んでいる。19
は信号機である。
【0008】判定手段17の詳細は図2に示すブロックの
ように、帯域フィルタ21,22、増幅器23,24、整流回路
25,26、コンパレータ27、スイッチ回路28,29、割算回
路30、比較回路31,32、警報表示回路18を構成する発光
ダイオード(LED)33,34およびブザー35が設けられ
ている。LED33はグリーン(G)に発光表示し、LE
D34はレッド(R)に発光表示するようになっている。
コンパレータ27は検出コイル15,16により検出された誘
起電圧の整流回路25,26で整流された出力を比較する。
スイッチ回路28,29はコンパレータ27で比較された整流
回路25の出力が整流回路26の出力よりも大きければ上側
に切り替わり、逆に整流回路25の出力が整流回路26の出
力よりも小さければ下側に切り替わる。そして、いずれ
の場合の出力も割算回路30に入り、出力の大きい方が割
算回路30の分子となって、割算出力が必ず1よりも大き
くなるようになっている。LED33は軌道リレー6が落
下する完全短絡のときグリーンに発光表示し、LED34
は軌道リレー6が落下しない不完全短絡のときレッドに
発光表示し、しかもこのときブザー35も鳴動して警報を
発する。37はDC/DCコンバータで、乾電池から所定
の電源電圧を作り出す。
【0009】次に前記実施例の作用を説明する。検出コ
イル15,16が短絡地点前後の誘起電圧をそれぞれ検
出すると、この検出された電圧の出力は判定手段17の
帯域フイルタ21,22でノイズが除去されたのち、増
幅器23,24で増幅され、整流回路25,26で整流
されてコンパレータ27に入り、ここで比較される。そ
して比較の結果、前記のように整流回路25の出力が整
流回路26の出力よりも大きければスイッチ回路28,
29は上側に切り替わる一方、整流回路25の出力が整
流回路26の出力よりも小さければスイッチ回路28,
29は下側に切り替わり、いずれの場合も出力の大きい
方が割算回路30の分子となるように割算回路30に入
る。次に、割算回路30で割算され、この割算結果が比
較回路31,32で比較され、予め設定した値、例えば
10より大きければLED33がグリーンに発光表示
し、設定値より小さければLED34がレッドに発光表
示するとともに、ブザー35が鳴動して警報を発する。
これにより前者の場合には短絡線10の接続状態が良好
軌道リレー6が落下した完全短絡と判定され、後者の
場合には短絡線10の接続状態が不良で軌道リレー6が
落下しない不完全短絡と判定される。
【0010】前記のように検出コイル15,16で検出した
誘起電圧の出力をコンパレータ27で比較した上で、スイ
ッチ回路28,29を切り替え、割算回路30で行なう割算の
出力を必ず1よりも大きくしたので、従来の装置のよう
に検出コイル15を送電側のレール4に、検出コイル16を
受電側のレール8にそれぞれ間違えないで取り付ける必
要がない。すなわち、前記とは逆に検出コイル15を受電
側のレール8に、検出コイル16を送電側のレール4に取
り付けてもよく、いずれの場合も軌道リレー6の短絡の
完全、不完全の判定を行なうことができる。
【0011】この実施例では自動判別切替回路としてコ
ンパレータ27とスイッチ回路28,29を設けたが、これは
一例を示したにすぎず、これ以外の設計としてもよいこ
とは言うまでもない。
【0012】
【考案の効果】請求項1の考案は前記のように判定手段
が自動判別切替回路を具え、この自動判別切替回路によ
って割算回路の分子に検出手段で検出した誘起電圧の出
力の大きい方を、分母に出力の小さい方に入力させるこ
とが可能となるので、検出手段の一方又は他方を短絡地
点より送電側のレール又は受電側のレールのいずれにも
取り付けることができ、検出手段の取付作業を容易、か
つ迅速に行なうことができる。しかも単線区間のように
送電、受電の方向が切り替わるような区間では特に効果
がある。請求項2の考案は自動判別切替回路をコンパレ
ータとスイッチ回路という簡単な部品で構成することが
でき、製作が容易で経費も安価に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のレール短絡判定装置の一実施例を示
す概略平面図である。
【図2】同上の判定手段のブロック図である。
【符号の説明】
1 送信器 6 軌道リレー 15,16 検出コイル 17 判定手段 27 コンパレータ 28,29 スイッチ回路 30 割算回路 31,32 比較回路 33,34 LED 35 ブザー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道回路のレール間の一端側に信号電流
    を送信する送信器(1)を送電側インピーダンスボンド
    (3)を介して設け、この送信器から送信される信号電
    流によって動作又は落下する軌道リレー(6)を受電側
    インピーダンスボンド(7)を介して前記レール間の他
    端側に設け、この軌道リレーの落下によって停止現示を
    する信号機(19)を設け、また送信器(1)と軌道リ
    レー(6)間における軌道回路の左右のレール間を短絡
    する短絡線(10)を該レール間に設けたものにおい
    、この短絡線で短絡された短絡地点前後のレールに、
    該レールに流れる信号電流と電磁結合して短絡地点前後
    のそれぞれ誘起電圧を検出する検出手段(15,16)
    を取り付け、これら検出手段で検出した誘起電圧の比を
    求める割算回路(30)を有し、この割算回路で求めた
    比が予め設定した値より大きいとき、短絡線(10)の
    接続状態が良好で軌道リレー(6)が落下する完全短絡
    と判定し、この比が予め設定した値より小さいとき、
    絡線(10)の接続状態が不良で軌道リレー(6)が落
    下しない不完全短絡であると判定する判定手段(17)
    を設けたレール短絡判定装置であって、 判定手段(17)が、両検出手段(15,16)で検出
    した誘起電圧の出力を判別して大きい方を割算回路(3
    0)の分子に、小さい方を割算回路(30)の分母に自
    動的に切り替えて入力させる自動判別切替回路(27,
    28,29)を具えていることを特徴とするレール短絡
    判定装置。
  2. 【請求項2】 自動判別切替回路(27,28,29)
    が、両検出手段(15,16)で検出した誘起電圧の出
    力を比較するコンパレータ(27)と、このコンパレー
    タの比較により出力の大きい方が割算回路(30)の分
    子となり、小さい方が割算回路(30)の分母となるよ
    うに自動的に切り替わるスイッチ回路(28,29)と
    からなる請求項1記載のレール短絡判定装置。
JP6637091U 1991-07-26 1991-07-26 レール短絡判定装置 Expired - Lifetime JPH0742903Y2 (ja)

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JP6637091U JPH0742903Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 レール短絡判定装置

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JP6637091U JPH0742903Y2 (ja) 1991-07-26 1991-07-26 レール短絡判定装置

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Publication Number Publication Date
JPH0512352U JPH0512352U (ja) 1993-02-19
JPH0742903Y2 true JPH0742903Y2 (ja) 1995-10-04

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JPS5124837B2 (ja) * 1971-12-03 1976-07-27

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